―――夢の中―――
「ところで、なんで僕の夢の中に神様(?)がいるの?」
僕は自称神様にそう告げる。こんな痛い人とは会話もしたくなかったし、夢でいろんな可愛い子を攻略したかったのだ。それなのに自称神様が現れてちょっとイライラしてます。
「自称自称って五月蝿いなぁ。まぁ、今回はちゃんと用があって来たんだから許してよ」
「用があろうと無かろうとこんな痛い人と会話したい人なんていないよ。それで用とは?」
ホントは話なんてしたくなかったけど、この人の話を適当に聞いて適当に追い返せば済む話だよね? だから、僕は悪くないし。
「まぁ、俺が嫌われてるのは分かった。(どうでもイイけどさ)じゃあ、要件だけを話すと君に、不死スキルをあげたじゃないか。今日はその件でお話したくてね」
不死スキル? そんなもの貰ったけ?
「あげたよ。まぁ、こんなに年月経っちゃって忘れてるかもしれないけどさ」
それってチートじゃないの? と、言いかけた時、神様(?)が先に言った。
「まぁ、本当の意味で使うならチートだな。けど、前にも言ったじゃんか。お前にはチートスキルを禁止するって」
聞いたような聞いてないような……ん? 本当の意味?
「そう、本当の意味で使うならそれは無敵を意味するし、絶対に負けないな。ジリ貧で敵が負けるだけなんだから。でも、俺はそんな優しいことはしない。だって、そんなんじゃ、つまらないだろう?」
つまらないって、僕の命をなんだと思ってるんだろう?
「余興だ。最初は償いとか、せめてもの救いだとか、証拠隠滅だとかそんなこと考えてたけど、でも、もういいや。飽きたし」
そんな!! そんなんじゃ、この先どうすればいいんだよ!!?
「さぁ? 未来を決めるのはお前。その未来を左右するのは俺。そういう関係でいいじゃん」
……ねぇ、僕が殴っても誰も怒らないよね? ね?
「(´Д`)ハァ…前に殴って吹き飛ばされただろう。忘れたのかよ?」
……あれ? そうなの? じゃあ、やめとこ
「イイのかよ……話がずれたな。じゃあ、お前の不死スキルがどんなものかを説明していくぞ。
1この能力はみんなの知ってのとおり不死能力だが、お前の場合は即効性がなくちゃんと死ぬ。
2治癒能力は普通なら、瞬間的だろう。けど、俺がそれを封じたから、治癒能力は普通並だ。
3その場合、木っ端微塵にされたらっていう質問が来るだろうけど、安心してほしい。その場合や、普通では治せないような即死攻撃は特別として、早く治る。
4こんな状況じゃ、流石に無理ゲーだろうと思ったから、プレゼントを渡しとく。このスキルは言わば、諸刃の剣だ。そのスキルは絶対にお前の魂を蝕む。おっと、勘違いするなよ。このスキルを使う代わりにお前は一生廃人となって逝くんだ。これに大嘘憑きは効かない。これが神のせめてもの慈悲ってやつか?(笑)
5そして、これが一番重要なんだが……この先、どんなに頑張ったって、主人公補正があったとしても、チートスキルは手に入らない。これは例外もなく、安心院なじみの貸しであったとしても、絶対に手に入らない。
6じゃあ、普通の能力はという質問だけれど、これは最初に渡しとく。それ以外のスキルはどんなに頑張ったところで手に入らない。
7次にスタイルについて。スタイルについても、チート的なスタイルだけは期待すんな。期待するだけ無駄だ」
……とてもじゃないけど、聞き流せる内容じゃなかった。こんなの、勇者が初期装備でlevel0の状態で魔王を倒せ言われてるようなもんだった。
「ん? でも、ちょっと待って。主人公補正は?」
「へ? 主人公補正? そんなの」
そこで神は一息ついて、禊の定番とも言えるセリフを言ったのだった。
「『なかったことにした』」(`・ω・´)
今回は主人公こと紫野さんと神?様の会話です。紫野の不死スキルで気になることがあったらじゃんじゃん告げてください。