摩耶の太ももはもちもちだ…
〜大本営・指揮所〜
那智「司令官、こちら次期大規模作戦の概要になります」スッ
大将「ありがとうございます」ヨミヨミ
大将「…はい、確認しました」ハンコポーン
那智「…それと第四艦隊がそろそろ帰投いたします。艦隊の通信内容から報告書はある程度まとめておりますのでお時間のある時にご確認ください」ペラ
大将「おお、助かります」
大将「それにしても随分と仕事のできる…さぞかし立派な司令官に扱かれたのでしょう?」
那智「いえいえ、私など他の方々に比べればとても」
大将「そんなことありませんよ、貴女は私が見てきた艦娘の中でもトップクラスに素晴らしい」
那智「…ありがとうございます」ぺこ
大将「これからもよろしく頼みますよ?」
那智「はい」
…
〜港〜
那智「立派な司令官…ねぇ」
ゴソゴソ
那智「…」つタバコ
那智「…」シュボッ
那智「…フーッ」
那智「今頃…どこで何をしているんだろうな」
……
…
〜5年前〜
車「」ブロロ〜…キキッ
運転手「すみません○○さん、着きました」ポンポン
提督「〜zz…んあ?おう、ありがと…」チラ
提督「…おい、なんつー山ん中だよ…?」
運転手「…裏手には海もあります、下れば街にも出れる良い所ですよ」
提督「このやろ…」
運転手「すみません…それと所属しているのは4隻だけなんですが…かなり酷いらしく前任が逃げ出したみたいで…」
提督「…はぁ、まぁ…そういう事ならしょうがねぇか、どうせ1年で交代だしよ〜、次のやつが来るまでブラブラして過ごすか」ガチャ
運転手「…では、お達者で」バタン
ブロロ〜…
提督「…達者なもんかよ」スタスタ
……
…
提督「しかしこんな山の中になぁ」
艦娘更生所「」どーん
提督「…」チラ
至る所にタバコの吸い殻「」
落書きだらけの壁「」
割れた窓ガラス「」
提督「また随分と荒れてんなぁ」
提督「…とりあえず挨拶だけでもすっか」スタスタ
「おい、ここは関係者以外立ち入り禁止だぜ」
提督「あ?」チラ
摩耶「…」ギロ
提督「…部外者じゃねえよ、今日からここに着任したからよ〜、まぁお前達には関わらねえようにすっからよ、気にしねーでくれや」シュボッ
摩耶「ここは禁煙だぜ、おっさんよぉ」
提督「…」ユビサシ
吸い殻達「」ごちゃ…
摩耶「…ふん、まぁせいぜい気を付けな?ここの奴らは頭のおかしい奴らばっかりだからよ」
提督「ふぅん…」スパー
摩耶「」イラァ
摩耶「あんまチョーシ乗ってっとよぉ〜…痛い目に合うぜ…」
摩耶「っこんな風になぁっー!!」蹴りっ!!
提督「っ」ガッ
摩耶「…?」
提督「あぶねぇだろうがよ?」ぐぐっ
摩耶(止めた…?こいつなんで…)ぐっ
提督「引き締まってていい足してんなぁ」サワサワ
摩耶「っ!や、やめろよてめー!」ぞわっ
提督「お前が差し出して来たんだろ?」
摩耶「は、初めて会った女の足に触るなんてどうかしてんだろ!?」
提督「初めて会った男にいきなり蹴り喰らわすバカ女に言われたくねぇなぁ」ぐぐぐっ
摩耶「っ離せこの…!」
提督「お?力んでんのもあってもっちもちじゃねーか!」ケラケラ
摩耶「ひっ!?」びく
摩耶「っおらぁ!」
提督「なんだよもう終わりか」パッ
摩耶「っ…気持ちのわりいおっさんだぜ!次会ったらぶっ殺してやるかなぁ!?」スタスタ
提督「おーう、もう会わねーと思うけどなー」ケラケラ
提督「んで俺の宿直室はどこだ?」てくてく
……
…
「へぇ…あいつが新任の…」
「また辞めさせてやろーぜ、なぁ?」
「挨拶してやるのです!」
〜更生所内・宿直室〜
提督「初っ端からいきなり暴力かよ?終わってんなここの奴ら」
提督「挨拶回りしてやろーかと思ったけどナシナシ、時間の無駄だぜ」ヨッコラショ
提督「まぁいいや、こんな所の艦娘なんて教育したって意味ねーし、この部屋で1年テキトーに暮らしてまた鎮守府配属の希望でも出すか〜」
提督「しっかし何でこうも何回も落ちるかね〜、俺だって妖精さんは見えるし羅針盤だって扱えるのによ〜、やっぱ家柄か〜?」ケッ
コンコン…
提督「あぁ?」くるっ
「失礼してよろしいでしょうか?」
提督「んだよ…まぁいいや、無視無視」つ漫画
コンコン…
提督「…」ペラ
コンコン…
提督「…」ペラ
ドォン!!
扉「」ぼろっ…
バラバラ…
提督「…」ペラ
ドタドタドタ!
摩耶「おいてめぇ!!居るなら開けろや扉砲撃しちまったじゃねぇかよっ!?」ぐいっ
提督「あぁ?…なんだよさっきの艦娘か」
提督「俺は他所の教官と違って宿直室に艦娘連れ込んでヤったりしねーからよ、いいぞー帰って」シッシッ
摩耶「はぁ!?何言ってんだテメェ!!」ぐいっ
那智「摩耶、もういいぞ」すっ
摩耶「那智ねぇさん、こいつ殺してやろーぜ、なぁ!」イラ
那智「まぁ待て」
提督「お、そっちの艦娘の方が俺のタイプだなぁ」
那智「…ふん、貴様、随分と摩耶を可愛がってくれたみたいだなぁ?」
提督「なんだと?」
摩耶「そうなんだよ那智ねぇさん!こいつ、アタシの体ベタベタ触りやがって…!」
提督「こいつが先に足を差し出して来たんだぜ?男だもんよ、若い女が据え膳用意して来たら食うだろ普通」ペラ
摩耶「ってめぇ!いい気になってんじゃねぇぞこらぁ!!」
那智「摩耶!!!」カッ
摩耶「…っ」
提督「…」ペラ
那智「…」ぐいっ つ漫画
提督「なんだよ、返せよ?読みてーなら俺の後にしてくんねーか」
那智「…なぁ、私達としても貴様のような新入りの教官に舐められたとあっては他の奴らに示しがつかないんだ…だからなぁ」ポイっ
提督「あーあー…どこまで読んだか分かんねーだろうが」
ぐいっ
提督「うっ…」
那智「ちょっとその面ぁ、貸してもらうぞ…」ギロ
……
…
〜中庭・倉庫裏〜
バキッ! ボゴッ!!
ドカッ!! …
提督「」ドサ
摩耶「これで終わりじゃねェーからなぁ!?」ぐいぃっ!
提督「っ…」
那智「摩耶、死んでしまうぞ」ニヤ
摩耶「殺さねぇよ、まだなぁ?」
木曾「お、やってるなぁ」ツカツカ
電「電達の分もちゃんと残ってるのですー??」ニヤニヤ
摩耶「どうだ?まだまだやんぞこら?テメェがアタシを舐めたのが悪いんだからなぁ!?」バキッ!
提督「ぐっ…」
ぐいっ
那智「大丈夫かな?教官さん?」
提督「…屁でもねぇ」ニッ
那智「…」ゲシッ
提督「…っ」ドサ
那智「摩耶、木曾、電、殺すのだけはダメだからな?」
電「はーいなのです♪」
摩耶「ハァ…ハァ…」
木曾「どれ、次はオレが相手してやろう」スッ…
提督「…」
那智「…ふん、せいぜい楽しむんだな?」にこ
那智「終わったら呼んでくれ」ツカツカ…
ドカッ!バキッ!
……
…
〜3時間後〜
那智「あいつら…終わったら呼べと言っただろう…?」スタスタ
那智「…まさか殺してしまいどこかに埋めに行ったのか?」
那智「おーい、摩耶、木曾、いなづ…」
摩耶「」 木曾「」
那智「なっ!?」
那智「い、電は…!?」キョロキョロ
電「」ガタガタガタガタ
那智「っ電!!」
那智「どうした!何かあったのか!?」ゆさゆさ
電「…のです」ボソッ
那智「…?」
電「あ、あいつ…人間じゃ…ないのです…鬼なのです…」ブルブル
那智「…なにがあった」
……
…
〜1時間前〜
摩耶「シッ…!!」バキィッ!!
提督「っ…」
木曾「っどらぁ!!」ぶんっ!!
提督「…」どさっ…
摩耶「ぜぇ…ぜぇ…木曾…こいつどうなってんだ…!?」
木曾「知らねえよ…っ…」
提督「」むくっ
電「ひっ」
提督「…もう終わりかよ?」ギロ
摩耶「っ…なんでくたばんねぇんだよ…!!」
ブン!!
提督「…」ぱしっ
摩耶「と、止めんじゃねぇボケがぁ!!」ぐぐっ
提督「っ」ぶんっ!
摩耶「…ぁ」ぐるんっ
摩耶「っ…」どさ
木曾「ま、摩耶!」
提督「…」つ拳
摩耶「…ゃ」ジワ
摩耶「ゆ、ゆるしてっ バキッ!
摩耶「」
木曾「ってめぇー!!」
提督「…」スッ…
木曾「っおらぁ!!」
バキッ!!!
提督「…」
木曾「…」ドサ…
提督「…」くるっ
電「ひっ」ビクッ
提督「…」ツカツカ
電「よ、よくも姉貴たちをっ!い、電だってやる時はやるっ…のですっ
」ガタガタガタガタ
提督「…」じっ
電「ひっ」ぎゅっ
電「…!」ブルブル
電「…?」
提督「…お前の負けだよ」ポン
電「ぁ…」ぺたん
スタスタ…
……
…
〜現在〜
那智「な、なんだと…」
電「ば、ばけものなのです…」カタカタ
那智「…待っていろ電、2人の仇を取ってくるからなぁ」ビキ
電「や、やめたほうが 那智「なんだと?」ギロ
電「ひっ、な、なんでも、ないのです…」
那智「…」ツカツカ
…
…
提督「で、わざわざここまで来たのかよ?」
那智「あぁ、少々痛い目にあってもらい、追い出そうと思っていたがなぁ…」
那智「それじゃあもうメンツが保てなくなってしまったのでなぁ…!?」ビキビキ
提督「…ふぅん、ま、俺だってあのバカ2人に絡まれて怪我してんだ、手加減してくれよ?」すっ
那智「っ…ふざけるなぁ!!」どしゅっ
提督「…」ぱしっ
那智(本当に止められた…!私の蹴りを…!)
提督「そんなもんかよ…」ぐぐっ
那智「いっ…」メキッ…
提督「もっと根性見してくれよ…親分さんよぉ!!」ぶんっ!
那智「っぐわぁ!?」バキッ!
那智(背中が…っ…)ビリっ
提督「こちとら提督になってからこんな任務ばっかでイライラしてんだ…」ツカツカ
那智「っ…く、くるな…!」ハァハァ
提督「悪く思うなよ、そっちからけしかけてきたんだからな」スッ…
那智「!? ま、まてっ バキィ!!
那智「っ…」
那智「」ガクッ
提督「…ったく」ぐいっ
那智「」
提督「どいつもこいつも…根性の足りてねぇ…!」ズルズル
…
〜入渠ドック〜
摩耶「…」チャポーン
木曾「…」カポーン
木曾「な、なぁ」
摩耶「…なんだよ?」
木曾「…いや 扉「」カラカラカラ
摩耶「っ!」 木曾「!?」
提督「…」
木曾「な、なんだよ…もう…勘弁してくれよ…」フルフル
提督「…」じろじろ
摩耶「…へっ、この変態野郎が…!」ギロ
摩耶(やっぱ犯されんのか…?)びくっ
提督「…こいつも入れてやってくれ」ぐいっ
那智「」どさ
摩耶「な、那智ねぇさんっ!」ばしゃ
木曾「ってめぇ!」ズキッ
木曾「〜っ…」
「おい大丈夫かねぇさん!?」 「しっかりしろ!起きろ!」
提督「…」スタスタ
カラカラカラ…
……
…
〜宿直室〜
ずる…ずる…
提督「っいてえ…切れてんじゃねぇかよ…」
提督「はぁ…とりあえず休むか………zz」どさっ
提督「…zz」
コンコンコン
提督「…zz」
ドンドンドン!
ガチャ
提督「…ん…なんだよ…?」
摩耶「…」 木曾「…」
提督「…お礼参りかよ…?そんなことやってる暇があんならよ…根性でも磨きやがれ…っ…」
摩耶「…こい」ぐいっ
木曾「…」ぐっ
提督「っ…zz」
…
…
提督「…はっ!」ぱちっ
提督「…どこだ…ここ…」
那智「起きたのか」
提督「てめぇは…って、何で裸…」
那智「服着て風呂に入るやつがいるか」
提督「…?」
チャポーン…
提督「…あぁ、ドックか…」
那智「…ふん」
那智「…貴様、さっきはよくもやってくれたな?」
提督「何だよ?腐った根性叩き直してやっただけだろーが」
提督「それともなんだ?またここで続きでもやるか?四十八手で相手してやるぞ?」ニヤニヤ
那智「っ!//」バッ
提督「へっ、可愛いところあんじゃねーか」フワァ
提督「あ〜…極楽…」ぐぐっ
那智「…貴様、一体何者なんだ?あのパワー、反射神経…およそ人とは思えんぞ…」
提督「…」
提督「…かんむすでーす」ブイッ
那智「…私は冗談は好かん」
提督「…冗談じゃねーよ、俺の母親は艦娘だ」
那智「…そうか、なるほどなぁ…」
〜
摩耶「…か、かんむすだと…!?」ひそひそ
木曾「つ、ついてたよなぁ、アレ…」
〜
提督「俺は艦娘の慰安所ってところで育ってよ〜、なんでも更生所でもダメだった奴がそこに行くんだと」
那智「…噂には聞いたことがあるな」
提督「父親は誰だかしらねぇ、翔鶴って艦娘が弟みたいに可愛がってくれてよ〜」
那智「…そうか」
提督「まぁ、そいつ俺の母親だったんだけどな」ケラケラ
那智「…」
提督「笑っちまうだろ?瑞鶴と一緒になって翔鶴ねぇ翔鶴ねぇってついて回ってたらよ、実はそいつ母親でしたってな」ケラケラ
提督「…まぁそんなだからよ、人間の大人からは実験だの訓練だの…他の艦娘からはストレス発散で慰み者だったりサンドバッグにされたりよ、ろくな楽しみも無かったからよ〜」
那智「っ…」
提督「そんな俺でも一応素質はあったから士官学校に入れられてよ、指揮官になって無能ども顎で使ってやるって思ってたらこんなところばっか配属されてよ」チラ
那智「…」
提督「…だからなんだ、あんま邪魔しねぇでくれるか?俺は次の鎮守府採用で空きが出るか、ここの任期が終わるまでのんびりすっからよ!あいつらにも言っといてくれ、な?」
那智「…すまなかった」
提督「おん?まぁいいってことよ、お前らから暴力振るわれんのは慣れてっからよ!」ニッ
那智「っ…」
提督「お、もう治ってやがる」
提督「じゃ、お先〜」ザバっ
ペタペタ
那智「…」
「うわなんだテメーら!覗きか?」
「ちげぇよ!!って見せんな!!//」
……
…
ー1ヶ月後ー
〜更生所裏・浜辺〜
提督「…」ぼーっ
提督「…なんも釣れねぇな」
提督「そろそろ帰るか」
ギャーギャー
提督「ん?正門の方が騒がしいな…」
…
士官「」
摩耶「」ギャーギャー
那智「」ガミガミ
木曾「」ギャーギャー
提督「なぁお前ら何やって…」
摩耶「あ?てめーはすっこんでな!」チラ
那智「…貴様か」
士官「君がここの所長かな?」
提督「お?おぉ、まぁ、一応」
士官「君からも言って聞かせてくれないかな?そこの電を何時間か借りたいのだが」チラ
電「…」ブルブル
木曾「…」キッ
提督「…何でですか?」チラ
士官「なんでってそりゃ、わざわざ言うことかね?更生所の艦娘なんてそれくらいしか使い道がないだろう?」ニヤ
提督「は、はぁ」
士官「さぁ、分かったら行くぞ、わがまま言うんじゃない」ぐいっ
電「いやっ…」
木曾「テメェ!!」ガッ! 摩耶「ぶっ殺されてぇか!?」
士官「ほら、な?君からも頼むよ」にこ
電「…」ぐすっ
那智「貴様…そこまでに…」ずいっ
提督「…」スッ
那智「何だ貴様…私を止めるのか?」ギロ
提督「…」ツカツカ
士官「な、なんだね?」びくっ
提督「はぁ…」がしっ
士官「…?」
提督「おっさんよぉ、そういったことは街行って金払ってやってくんねぇかなぁ?」ギロ
士官「な、き、貴様!上官の命令が聞けんのか!?」
提督「あぁ!?てめぇ上官だか何だか知らねえけどよ、俺はお前のことなんて知らねーよ!第一艦娘に手出すなんて軍規違反だろーがよ!!」ゲシッ!
士官「あぁっ!」ごろんっ
那智「あっ」
提督「おら!とっとと帰れ!このっ!」げしっ!げしっ!
士官「ひいっ!き、貴様!ただでは済まんぞ!!私は呉の…」
提督「だから知らねえよ」ぐいっ
士官「ひっ」
提督「今度ウチの艦娘に近付いたらテメェの金玉2度と使えなくしてやるからなぁ!?」ドゴッ!
士官「あぅっ」どさっ
提督「おーい、お前らこいつ好きにしていいぞー」
摩耶「!」 木曾「!」
士官「ひ、ひいぃ!!」ザザザッ
士官「か、勘弁してくれー!」
提督「何だよ行っちまったのか?根性なしが」ペッ
那智「…良かったのか?」
提督「あ?何がだよ?」
那智「…今のは貴様の上官では無いのか?出世の道が無くなるぞ」
提督「あぁ?知らねぇよあんなおっさん、それに良いんだよ、元々キャリアなんてねぇんだ、第一海軍だって俺をクビにできねぇ、俺の体は色々実験に使えっからよ〜」ニッ
那智「…」
提督「それよりちっこいの、お前大丈夫か?ケガはねぇか?」ずいっ
電(お、お顔がちかいのですっ)
電「だ、大丈夫なのです、近寄るな!なのです!」
提督「ま、そんだけ元気なら構わねぇな」にこっ
電「はわっ…//」
摩耶「…いいのかよ、お前、司令官になりてーんだろ…?」
提督「あぁ?まぁ今の俺にとってはお前達がここに居ることの方が大切だからよ」
摩耶「!?//」
那智「なっ…」ドキッ
木曾「き、気色の悪い事言ってんじゃねぇぞ!」
提督「何とでも言え!こんな艦娘の少ねぇ更生所、病んで1人でも欠けたら最後の評価にかかわるだろうが!」くわっ
摩耶「な、なんだそういうことか…」しゅん
摩耶(あれ、何でちょっと残念なんだ…?)
提督「…ふぅ、釣りの続きでもすっか」
ぐいっ
提督「あ?」
那智「な、なぁ…今晩…空いてるか?」
那智「その…良かったら酒でも…」
提督「空いてねぇよ」
那智「そ、そうか…」しゅん
木曾「てめー那智ねぇさんの誘いを…」
提督「うるせ〜」スタスタ
摩耶「あってめー!」
電「…」
…
ー2ヶ月後ー
提督「…」カキカキ
電「…」そわそわ
提督「…なんだよ」パチ
電「はわっ!」ピューッ
提督「んだアイツは…」カキカキ
電「…」じーっ
〜艦娘の部屋〜
摩耶「なぁ木曾ーいつものアレ、やってくれよー」ニヤニヤ
木曾「そんなに見たいのか?」ニヤ
摩耶「うん」
木曾「…多摩だにゃー」ごろん
木曾「多摩はご飯食べて…ねる…」ごろごろ
摩耶「あっはは!似てる似てる!」ゲラゲラ
木曾「…ったく、何がそんなに面白いのかオレには分からん」
電「ただいまなのです…」
摩耶「あぁ?おぉ、おかえりー」
木曾「どうした?元気が無いぞ」
電「うぅ…」
摩耶「…あの男に何かされたんじゃねーだろうな?」ギロ
木曾「…殺すか」
電「っち、ちがうのですっ!」アセアセ
摩耶「おぉ?だったらどうして…」
電「電は…電は!アイツにお礼を言いたいのですっ!」
木曾「…なるほどな」
那智「出たぞー」タオル巻き
那智「ん?どうした?神妙な顔して…」
摩耶「ねぇさん聞いてやってくれよ、電のやつ、あの男に礼が言いたいんだとよ」
木曾「別に言わんでもいいだろう?あんなちょっとタフなだけの男など感謝するだけ時間の無駄じゃないか?」
那智「ふむ…」
電「はわ…で、でも…」
摩耶「そうそう、ちょっと顔が良いっつったってあの性格だぜ?どうせ素直に礼なんか受けとんねーよ、お、犯されるかもしんねーし…//」
那智「まぁ…そうだなぁ…」
電「うぅ…」
……
…
〜街中〜
提督「街っつったってなんもねぇ…商店街もここで終わりかよ」
提督「お?」
「ねぇ君どこの子?」「可愛いじゃん、その制服どこの学校?」
「はわわ…」
提督「ナンパか〜、いいねぇ…」
提督「なぁ兄ちゃんら、俺が手本みしてやんよー」
「あぁ?お兄さん、今いいとこなの」「あっちの子いきなよ」
提督「かーっ、同じ仲間だろー…が…」
電「はわっ…」
……
…
提督「てめーよ、何だって俺の後つけて回ってんだ?ストーカーか?」
電「ち、違うのですっ!」
提督「はぁ…もう夜も遅いんだぜ?ガキは更生所帰んな」シッシッ
電「電は…あの…この前、助けて頂いたお礼に、行きたいところが、あるのです…」ぎゅっ
提督「この前…あぁ、いいよ別に気にしてねぇ」
電「だ、だめなのですっ!」くわっ
提督「あぁ?…ったく、どこだよ?」
電「…」ユビサシ
城型ラブホテル「」
提督「…何言ってんだおめぇ?」
提督「あそこがどんな場所か知ってんのか?あんな可愛らしいお城とは真逆の場所なんだぞ?」
電「…」コクリ
提督「は〜…どうしたもんかな」
電「っ!」バッ!
がしっ
電「…」ブルブル
提督「…なんだよ、離してくれねぇか?俺の手」
ぐいっ
むにゅっ…
提督「なっ!?」
電「〜っ!」ぎゅうぅ
提督「てめぇいい加減にしろ!俺を嵌めようとしてんじゃ 電「い、電のこと…っ…抱きたくなりましたか…?」にこ…
提督「っ…」
…
…
〜艦娘の部屋〜
摩耶「あー暇だなー…なぁ木曾、電誘って演習しねぇ?」
木曾「いいぜ、那智ねぇさんにも声掛けるか」スクッ
摩耶「アタシは一応アイツに許可とってくるか、またシメられんのもだりぃしよ」タッタッタッ
…
ガチャ
那智「お、木曾、いたか」
木曾「あ、ねぇさん、摩耶とちょうど演習の声かけようと思ってたんだ」
那智「そうか、電も誘うか」
木曾「ん?ねぇさんと一緒じゃないのか?」
那智「私はここにいると思っていたのだが…」
木曾「…まさか」
那智「…」ハッ
扉「」バタン!!
那智&木曾「!」
摩耶「おいっ!あのクソ男と電の姿が見当たらねぇ!!」ハァハァ
……
…
〜ラブホテルの部屋〜
提督「…」
電「…」
電「…あの」
提督「なんだよ?」
電「電は…こういう方法でしか…お礼の仕方がわからないのです…」ぷち…ぷち…
提督「はー…あのなぁ、お前があんな店先で騒ぐからここに来てやっただけで俺にその気はねぇからな?」
電「そんなっ」
提督「だいたいよー、体でお礼するとかどんなだよ?そんな事言うやつ今時いねぇぞ?」
電「で、でも…電の司令官さんは…電が役に立てるのはそれしかないって…」
提督「はぁ、てめーみてぇなガキ相手にそんなこと言う変態の言葉なんか忘れちまえ?」
提督「男同士の礼なんてよー、飯奢るくらいでちょうどいいんだよ」
電「電は男じゃないのですっ!」
提督「細けぇ事は良いんだよ、ほら服着ろ」ぱさっ
電「はわ…」
提督「それになガキ、女がそんなに体を安売りするんじゃねぇ」
電「…」
提督「コイツだって決めた男以外に体は見せるな、てめーを育てた司令官なんてな、同じ男からしても下の下なんだからよ〜」
電「っ…」じわ
電「じゃあ電は…電は…もう…こんなこと…しなくていいのですか…?」ポロ…
提督「良いんだよ、ガキはガキらしく飯食って遊んで寝てりゃあよ」ぽん
電「っ…っ…」
提督「…第一な、俺は俺が抱けるような女は抱かねーよ」
電「…?」
提督「いいかガキ、もっと良い女んなって、俺から抱かせてくださいって土下座して頼まれるような女になりな」ナデナデ
電「…っはい!」にこ
提督「ほら、飯食って帰んぞー」
提督「お、やっぱタダで頼めんじゃん、何にする?」つメニュー
電「…カレーがいいのです!」にぱっ
ドゴオン!!
パラパラ…
那智「電!?大丈夫か!?電ー!?」
電「はわわ!那智さん!」
那智「電!電っ!!」ぎゅうぅ!
電「痛いのですっ」
摩耶「電!大丈夫か!…おい!クソ男!」
電「電は大丈夫なのですっ」
提督「なんだよてめぇ…」ボロッ
木曾「貴様…覚悟しろよ?」ギロ
電「あのっ、まってっ」
提督「ふざけんじゃねえ、これからカレー食って帰るとこだったんだよ」イラッ
那智「なっ…事後の食事も楽しもうとしていたのか貴様…!?」ワナワナ
摩耶「よし、殺そう」ガション
電「き、聞いてほしいのですーーーっ!!!」カッ
……
…
〜帰り道〜
那智「ふ、ふん!誤解されるような事をする貴様が悪い!」
摩耶「そ、そうだよ!このっ!」ゲシッ!
提督「てめぇ…」
木曾「あの部屋の修理代は迷惑料として貴様持ちだ」フン
提督「何でだァーーーッ!!!」
電「あのっ、電のせいだから…電がお支払いするのですっ」
提督「あぁ?いいよ別に…お前をあんな所に連れ込んだ俺も俺だしよ〜…ったく…」
電「でも…」
提督「でもじゃねぇ、男が金払うっつったら黙って見とけ、良い女の一歩だ、分かったな?」
電「…はいなのです!」にぱっ
提督「お、良い顔するようになったじゃねーか」にこっ
那智「はわ…」キュン
摩耶「ねぇさん!?」
木曾「…」ドキ
提督「おい止まってねえで行くぞー」
……
…
ー3ヶ月後ー
〜更生所裏・浜辺〜
提督「ふぁ〜…なーんも釣れねぇ」
提督「…」ぼーっ
「邪魔するぜ」
提督「…?」チラ
摩耶「…」すっ
木曾「…」
提督「何だよ毎日毎日…」
摩耶「…いいだろーが別に…お、お前が何も釣れなくて悔しそうに帰ってくのを見てーんだよ!」
木曾「そ、そうだよ!」
提督「嫌な奴ら…」
摩耶「へっ」
木曾「人の事言えないだろ」
提督「!!!」びくんっ!
摩耶「!!」 木曾「!!」
提督「おいお前ら!」ぐいっ!!
提督「っ残念だったなぁ!こりゃ大物だぜ!!」ギリギリギリギリ
提督「っ…くぁ…!!」ギリギリ
摩耶「お、おい緩めるなっ!」
提督「っ摩耶これ持ってろ!」
木曾「あ!おいっ!」
摩耶「なにすん ザパーン!!
提督「っぷは!!…どうだよ!?」ぐいっ
でか魚「」ピチピチ
摩耶「おぉ…」
…
提督「ふー、また濡れちまった」ぬぎっ
摩耶「…」じーっ
木曾「…」じーっ
提督「お?何だよ?」
摩耶「な、何でもねぇよっ!//」ふいっ
木曾「っ//」チラッ
提督「ふぅん…ったく、ベタつくなぁ」ぬぎぬぎ
木曾「…」じーっ
摩耶(いつ見てもスゲー体…//)じーっ
木曾「ふ、服、持っててやろうか…?」チラチラ
提督「あー、助かる」
摩耶「な、なぁ、お前、いつまでここに居んだよ…?」
木曾「!」
提督「あ?んー、次の奴が来るまで…だからあと7ヶ月くらいだろうなぁ?」
摩耶「…そうか」
木曾「7ヶ月…」
提督「…?」
〜別の日〜
提督「…腹減ったな」ぐぅ〜
電「あ、あの…」
提督「なんだ?お前いたのか」チラ
電「あのっ、電は街に行きたいのですっ」
提督「なんだよ急に…行ってくりゃ良いじゃねぇかよ」
電「わ、私達が外出するのには司令官の許可と付き添いが無いとダメってここの規則に…」もじもじ
提督「あぁ?てめー、この前そんなん言わずに来てただろーが、ほら、許可する」シッシッ
電「はわっ、あ、あれは、あの…」
提督「なんだよほら行ってきていいぞー?」
電「い、電は借りっぱなしじゃ気が済まないのですっ!」
提督「ん?」ピク
電「こ、この前電を助けていただいたから…その借りを返したいのですっ!結局何も出来てないのですっ!ご飯奢ってあげるのですっ!」
提督「…ったくしょうがねぇな、まぁ借りっぱなしが気にくわねぇ気持ちはわかる」ヨッコイショ
電「!」
提督「ほら行くぞ、さっさと支度しろ?」スタスタ
電「はいなのですっ!」ててて
「あと女に金は出させねぇ、お前の借りは俺を連れ出した事で帳消しにしてやんよー」
「は、はいなのですっ」
…
〜別の日〜
提督「…」ぼーっ
那智「何をしているんだ?」
提督「何って…何もしてねーよ」
那智「…仕事でもしたらどうだ」
提督「仕事っつってもなぁ、鎮守府と違って訓練も任務もねぇ、何すんだよ?」
那智「貴様…ここは艦娘の更生所だぞ?そんなの私達と関わる事が…」
提督「こうして関わってるだろうが、昨日なんて木曾と摩耶に絡まれたぞ?」
那智「な、なにっ」
提督「その前は電が街に連れてけってうるせーからよ、仕方なく連れてってあんみつでも食わせてやったら大人しくなったしよ」
那智「な、なにぃっ!?」ガタッ
提督「うおっ」びくっ
那智(あいつら…部屋ではぐちぐちとこいつへの文句垂れておきながら…!)
那智「そ、そういうことならこの那智の相手もしてもらおうか」
提督「なんでそうなるんだよ」
那智「実はこの前いい酒を買ってな、アイツらは下戸だから貴様に付き合ってもらうぞ」ぐいっ
提督「あっおい」
…
提督「…」
那智「でなぁ〜…私はその提督に言ってやったんらよ〜…」ベロベロ
那智「そしたらこんな所に…なぁ〜何で〜!何で何でなんで〜っ!…ヒック…」
提督「てめぇとんでもなく下戸じゃねぇーかよ!!」ドンッ!
那智「んぁ〜…?なんら貴様〜…全然減ってないではないかぁ〜…」
提督「はぁ…ほら部屋に帰るぞ」ぐいっ
那智「ん〜やぁ!」ぎゅっ
提督「あっこら!絡みつくんじゃねぇっ!」
ドア「」ガチャ
摩耶「なぁ那智ねぇさん知らねぇ…っておい!」
提督「あ、おいこいつ連れてけ!」
電「はわっ!な、何してるのですっ!この淫交教官!」ぐいぐい
提督「何もしてねぇ…!」
木曾「ねぇさん離れてくれほら早く…!」
那智「やぁ〜!」
……
…
那智「そ、その…済まなかったな」
提督「お前…はぁ、もういいよ、酒は飲んでも飲まれるなって言うだろ?ほどほどにしとけよ〜」
那智「…」
那智「な、なぁ、貴様さえよければ…ずっと…ここにいないか…?」
提督「…」ハァ
那智「ど、どうだろう…?」
提督「てめぇ、何か勘違いしてねぇか?」
那智「…?」
提督「お前はよ、俺恋しさにずっとここに居ろって言ってんのか?」
那智「ち、ちがうっ」ドキッ
提督「…なら良いけどよ、もしそう思ってたんなら言っとくぞ」
提督「お前もいつかはここを出て行かなきゃならねぇ、ここは鎮守府と違ってずっと居ていい場所でもねーからよ」
那智「…」
提督「だからな、俺達はどうせいつか離れ離れになんだよ」
那智「…っ」
提督「余計な情なんて持つんじゃねぇ、テメーらは艦娘としてまたこの世に生まれたんだから日本のために働きやがれ」
那智「…そう、だよな」
〜
摩耶「…」ぎゅ…
木曾「…」
電「…」
〜
ー4ヶ月後ー
ガチャ
提督「おい摩耶ー、お前いい加減俺の持ってきた漫画返せー?」
摩耶「なっ…」下着
提督「お、これか、もう読んだろ?じゃあ持ってっかんよ〜」
摩耶「おい待ててめー!」
提督「なんだぁ?」
摩耶「あ、あた、アタシの、し、下着姿!み、見るために来たんじゃねぇのかぁ!?///」
提督「何言ってんだこの自意識過剰猿、テメーの下着なんて興味ねぇよ〜ってか服着たらどうだ?風邪引くぞ」
摩耶「〜っ!」ゲシッ!ゲシッ!
提督「あ〜痒い痒い」アッハッハッ
那智「ふぅ〜、摩耶、次空いた…ぞ…」タオル巻き
提督「お」
那智「〜〜っ!貴様ァ!!」
…
提督「…」ボロッ
電「わっ、ど、どうしたのです!?」
提督「踏んだり叩かれたりしただけだ」
電「おそろしいのです…」ブルッ
那智「あ、おい!こんな所に逃げてたのか!!」タオル巻き
電「那智さん!?なんて格好してるのですっ!?」
摩耶「てめぇ逃がさねぇ…」下着
電「ま、摩耶さんまで…」
電「教官さんっ!?いったい何したのですか!?」くるっ
電「居なくなっちゃったのです…」
木曾「おーい電、ドック開いてるぞー!摩耶も呼んで一緒に入ろうー」下着
電「はわわ」
木曾「ん?なんだ?摩耶と那智ねぇさん、下着マラソンか?なんか気になんな、オレも行ってみるか」タッタッタッ
電「はわわっ」
……
…
〜倉庫〜
提督「おかしいだろこれ」ボロッ
電「大丈夫なのです?」
提督「あぁ、てか問題は摩耶とか言うあの女だよ、アイツ尋常じゃねぇだろうがよ」イッテー
電「摩耶さん…」
提督「ったくよ…」
扉「」ガチャ
摩耶「ここに居たのかよテメェこら…」ビキ
提督「おいもう勘弁してくれ…流石にキツいぜ…」
木曾「摩耶っ!!」ガチャ
摩耶「おぉ木曾ぉ、今からこいつ、アタシが殺してやっかんなぁ」にこ
木曾「摩耶!もういい!オレはっ…オレは大丈夫だからっ!!」ぎゅっ
摩耶「離せよ」どん
木曾「いてっ…」ドサ
電「ま、摩耶さんっ!」ぐいぐい
摩耶「ガキはすっこんでな」ばしっ
電「あうっ…」
ツカツカ…
摩耶「…」ぐいっ
提督「っ…落ち着けてめー…」
摩耶「落ち着いていられっかよなぁ…!?」
摩耶「…」ガコン…
提督「っ…」
提督「…?」
摩耶「…ぁ…っ!」バタバタ
提督「…!」
那智「摩耶…!落ち着け…!!」ぎゅうぅぅ…
摩耶「ねぇ…さ…そいつ…ころ…っ…」
摩耶「」ドサッ
那智「っはぁ、はぁ…」
提督「…」
那智「少し…眠るだけだ…」
提督「…はぁぁぁ…」ヘナヘナ
……
…
〜1時間前〜
木曾「おーい!摩耶ー!ねぇさーん!俺も混ぜてくれよー!」下着
摩耶「あぁ!?遊びじゃねぇ!ってかお前服着ろやー!」下着
那智「おお木曾、教官を見なかったか?」タオル巻き
木曾「別に見てないが…」
提督「…」コソコソ
摩耶「あっ!居たのかコラ!」
那智「貴様…私達の体を見た責任取ってもらうぞ!」
提督「げぇっ!!」
木曾「…」ガタガタ
提督「油断したな木曾!」ぎゅっ
木曾「ひっ!?」ガタガタ
摩耶「!!?」 那智「あ、こら!」
提督「こいつの体好きにされたくなかったらよるんじゃねー」ケラケラ
提督「…ん?」
木曾「っ…」ブルブル
提督「お、おい…冗談 摩耶「っ!!」バキッ!!!
提督「あだっ!」ドサッ
摩耶「てめぇ自分が何してるか分かってんのかよ…!?」ビキビキ
……
…
摩耶「…zz」
木曾「すまないな…オレが…」
提督「おぉ…まぁ…悪かったよあんな事して」
那智「そうだな…今回ばかりは貴様も悪い」
那智「だが摩耶を責めないでやってくれ…たのむ」ぺこ
木曾「お、オレからも!」ぺこ
提督「いやいいよ、もう終わりにしようぜ…」
摩耶「…」むくっ
提督「!!」ササッ
木曾「摩耶っ!」だきっ
摩耶「あぁ、木曾…ってなんだお前気持ちわりーなぁ!?」バタバタ
木曾「す、すまん…」
摩耶「あぁ?んだよ…って何でアタシ剥かれてんだ!?」下着
摩耶「おいまさかてめー!」ギロ
提督「俺が剥くわけねーだろ!」
那智「摩耶、ドックに向かう途中で滑って転んで頭打ったの覚えていないのか?」
摩耶「あー?…そんなこと…」
木曾「と、とにかく目が覚めて良かったな」
電「一安心なのですっ!」
摩耶「そうかよ…?」
…
〜摩耶&木曾&電入渠中〜
提督「覚えてねぇならそれはそれで良かったぜ」
那智「そうだな…」
提督「はぁ…一気に疲れたぜ、俺も部屋行って寝てくるか」
那智「…事情は聞かないのか?」
提督「あぁ?別に興味ねぇ」
那智「っそうか…」
提督「まー…木曾のあの感じじゃぁ…いつか嫌でも知る時が来んだろ」
那智「…」
那智「なぁ…」
提督「わりーけど今日は飲まねぇ、すぐ寝んだわ」
那智「…そうか」
提督「…明日なら相手してやるからよー、気が向いたら声かけてくれや」スタスタ
那智「っあぁ!」
……
…
ー5ヶ月後ー
〜更生所裏・浜辺〜
提督「…」じーっ
木曾「」ドォン! ドォン!!
提督「…よそでやってくんねーかなぁ」つ釣竿
木曾「…」ざざーっ
提督「…」ぼーっ
木曾「ん?居たのか」ざばっ
提督「あ?…おうよ、釣りもできる、向こうの岸も見える、ここは俺の特等席だからよ」
木曾「ふぅん…」
提督「それよりテメー、あれ何とか何ねぇのか?」
木曾「あれ…?」
提督「砲撃の訓練すんのも良いけどよ、外しすぎだろ?魚が寄ってこねえーんだわ」
木曾「なっ!扱ったこともない貴様に言われたくないな!」
提督「あぁ?貸してみろ」ずいっ
木曾「…ほらよ」ゴト
提督「…」ガチャガチャ
提督「…」E:14cm単装砲
木曾「おいおい、人間が撃ってもいいのか?腕が吹き飛 ドォン!!Hit!
ドォン! Hit! ドォン!!Hit!
ドォン!Hit!…
木曾「…全弾…命中…」
木曾「そういやお前、人間じゃなかったな…」チラ
提督「ふーっ…」ブルブル
木曾「お、おい、大丈夫か…?」
提督「…軽いもんよ」
提督「ほら、やってみろ」スチャ
木曾「何だよ今日はもう…」
提督「…ったく」ぎゅっ
木曾「!?」
提督「構えはこう、肩の力を抜いて」ぎゅ
木曾「なっ…//」
提督「…ほら、見えるか?肩から腕にかけて、夾叉したら中心をイメージして撃つんだよ」ずいっ
木曾「ち、ちけーよ…//」
提督「腕をまっすぐ伸ばして…反動は肘と肩で吸収すんだ…今だ!撃て!」
木曾「っ!」 ドォン! Hit!
木曾「!!」
提督「な?言っただろ?」ニッ
木曾「あ、あぁ!//」ドキッ
木曾(顔ちか…//)
提督「今度は魚雷の撃ち方でも教えてやんよ〜、お前の姉貴達に鍛えられてっかんな〜」フリフリ
木曾「…」ポーッ
…
〜後日・浜辺〜
提督「だからよ、機銃を撃つ時は飛行機の進路を予測して撃つんだよ、じゃねーと当たらねぇだろー?」つ弓
摩耶「分かってんだよそんな事はよー」チャキッ
提督「分かってたらあんな外すわけねぇだろうが、ほら上手く狙え」ビュッ!!
矢「」ヒューッ……… 艦載機「」ブゥゥゥン…
摩耶「進路を予測して…」じーっ
摩耶「…当たれーっ!!」バララララ!
艦載機「」ボーン!
摩耶「お!本当に当たったなぁ!!」キャッキャッ
提督「てめぇ…俺の可愛い艦攻達を…」
摩耶「じゃあさじゃあさー!主砲はどうやんだよ!」
木曾「おい!次はオレの魚雷の番だっつったろ!?」ずいっ
摩耶「あぁ?んだよ!こういうのはリズムが大事なんだよ!アタシは今ノってるからよ〜!」キラキラ
提督「うるせぇなぁ、ほら並べー、順番にキョーイクしてやるからよー!」
電「…なんだか鎮守府みたいなのです」にこ
那智「…そうだな」ムスッ
電「那智さんおっかないのです」
那智「…」スッ
電「?」
那智「おーい!私にも教えてくれないかー!」タッタッタッ
電「!?」
「テメーは出来てるだろうがよー!」
「バカ言うな!人の教えも吸収してこそだ!」
「いいぜー!3人で演習しようぜ演習ー!」
電「…」
電「い、電も混ぜて欲しいのです〜っ!」
ワイワイ
…
…
ー6ヶ月後ー
ドタドタドタドタ!!
扉「」バタァン!!
摩耶「なぁ教官!木曾の奴しらねぇか!?」
電「いないのですっ!」
提督「あぁ?木曾なら浜で的撃ちやってんだろー?」
摩耶「いねぇから騒いでんだろーがてめー!」
提督「デケェ声出すな!どっかその辺に居んだろー?」
那智「…む、なんだ…騒がしいぞ…zz」
摩耶「なっ!?那智ねぇさんなんでそいつの布団で寝てんだよ!?」
提督「こいつ昨日酔っ払ってそのまま寝ちまったんだよー、木曾と一緒に2人がかりで連れてってくれや、俺は寝る」
電「だからその木曾さんが居ないのです〜!」ゆさゆさ
提督「はぁ…」
提督「おい起きろー」ぺちっ
那智「んん…」むく
摩耶「那智ねぇさん!大変なんだよ!木曾がどこにも見当たらねぇ!」
電「どこにも居なくなっちゃったのですー!」
那智「…なにっ!?」ガバッ
那智「マズいぞ!」
提督「あぁー?腹減ったらそのうち帰ってくんだろー」
那智「貴様…!あいつはなぁ…」
〜街〜
木曾「…」フラ…フラ…
どん
男「いってぇな、おい!」ぐいっ
木曾「…」ギロ
男「っ、あ、謝れよこら!」
木曾「…」ブツブツ
木曾「…」つ軍刀
男「…え?」
木曾「死ね」
斬ッ……
木曾「…?」
男「…?」ドサ
提督「おい木曾ぉ…てめぇやってくれたじゃねぇかよ…っ!」ボタボタ
男「ひ、ひぃぃっ!人殺し〜!」ダバダバ…
木曾「…」
提督「…っ、おい何とか言えやこら…っ!」ガシッ
木曾「…オレに触るな」ギロ
木曾「今度は斬り刻んでやるよ…」スラァ…
提督「っ…!」ぐっ
木曾「…その手を離せ…そのまま指を落としたいのか?」
提督「っ出来るもんならやってみろよ…!テメーのパワーじゃ引き抜く事なんてできねーだろうがよ…!」
木曾「…っ」ぐいっ
提督「…おらぁ!」
軍刀「」パキィン…
木曾「ぁ…」フラァ
ドサっ…
提督「…はぁ…はぁ…っ」
提督「木曾テメェ…このツケは……っ」ドサ
「おい!ちょっとどいてくれ!なっ…!?き、教官っ!」
「木曾!?教官っ!!おい!大丈夫かよっ!?」
「急いで運ぶのですっ!」
……
…
〜医務室〜
提督「…」ぱちっ
那智「お、起きたか!」ガタっ
提督「…木曾は」
那智「あ、あぁ…」チラ
木曾「…」コソ…
提督「ってめぇ…」ズキッ
那智「あ、おい!動いたら…」
木曾「」びくっ
提督「っ…いてぇ…今は…取り敢えず勘弁してやる…」
提督「ったくよ…おい木曾」
提督「…今は”どっち”なんだよ」
…
…
〜事件前〜
那智「木曾はなぁ…あいつは…以前酷い扱いを受けていたんだ…」
提督「酷い扱いだぁ?どっか行く事と関係あんのかよ?」
摩耶「あるに決まってんだろタコ」
提督「」イラ
那智「っあいつはな、自分の上官…つまり司令官から無理矢理体の関係を迫られて毎日相手をしていたんだ…姉達を人質に取られてな…」
提督「あんな男みてーな奴を抱く物好きも居るんだな」
摩耶「…」ギロ
提督「…」
那智「そしていつからか、自分の心を守るために…もう1人の自分として心の中で分裂させてしまったんだ…」
提督「…」
那智「貴様は聞いた事ないか?ラバウル泊地で起こった司令官殺しの話を…」
提督「…しらねぇな」
那智「そうか…とにかく、木曾はそれからここに来て、軍刀は携帯せずしまっていたはずなんだが…」
電「その軍刀が無いのです…」
摩耶「今のあいつは何をするかわかんねー、街に出て目についた男を斬り捨てるかもしれねぇ!そんなことしたら今度は解体されちまうよ!なぁ!」うるっ
提督「っ!探しに行くぞ!」すっ
一同「!」
提督「そんな事件起こされたんじゃ俺は一生指揮官になれねぇ!死ぬ気で探すぞてめぇら!!」
……
…
木曾「…」
提督「おい木曾、どっち、なんだよ?」
木曾「…今のオレは…お前達の知ってるオレだ…」
提督「…本当か?」
木曾「…あぁ、お前が刀を折った時に…アイツは消えた…そんな気がするんだ」
提督「はぁ〜〜〜…」くたぁ
木曾「お、おい…」
提督「てめー心配かけんじゃねぇよ〜!」
木曾「わ、悪かった!本当に済まない!」土下座
那智「木曾…」
提督「おい木曾てめーちょっとこっちこい!」
木曾「な、殴るなり好きにしてくれ…」すっ
ぎゅっ…
木曾「なっ!?///」
ぎゅううぅぅ!!!
木曾「!?」
木曾「いでっ!いでででで!!!」バタバタ
提督「テメー俺が指揮官になれなかったら責任取れよこらぁ!!」ぎゅうぅ!
木曾「ひ、ひゃいっ!///」プシューッ
那智「待て、そんなに顔を近づけるな!」
摩耶「おい木曾!聞いてんのか!?」
木曾「〜///」ガクガク
提督「あっこいつ気絶しやがった!どうよ、万力の〇〇とは俺のことよ!」
電「そんなのどうでもいいのですっ!いつまで木曾さんに抱きついてるのですっ!」
那智「おい起きろ木曾!」ぐいっ
木曾「っ気絶なんかしてねえよ!//」
提督「あぁ〜?何だよてめぇちょっとは根性出てきたんじゃねーのか?」
木曾「あっはは!そうかもなぁ!///」ケラケラ
摩耶(木曾…お前、そんな顔で笑えたんだな…)
…
提督「…」ペラ
提督「…」ペラ
「邪魔するぜ」
提督「おぉ」ペラ
摩耶「教官、その…木曾の事…ありがとうな」
提督「おぉ?…おぉ」ペラ
摩耶「…」
提督「…」ペラ
摩耶「…お前さっきから何読んでんだよ!」ばしっ
提督「あっ返せこら!」
摩耶「人が真剣に…」チラ
つエロ本
摩耶「ひゃあっ!?///」ばさっ
提督「何だよテメー、気色の悪い声出すんじゃねぇ」つ拾い
摩耶「と、とにかく!アイツの同期として…感謝してやんよ!」
提督「…そうかよ」
摩耶「…アタシはあの時…木曾が…球磨達が苦しんでるのに何にもできねーで…木曾が司令官殺した時も…止められなかったからよ…」
摩耶「…木曾の行動に気がついてりゃ…アタシが先に殺してやってたぜ」ギリ
提督「…」
摩耶「…だからアタシはなぁ、もう今度は何があっても木曾を守ってやるって決めてんだ」にっ
提督「…」
摩耶「アタシもともと素行も悪かったしよ〜、木曾と一緒に行くっつったら2つ返事でオーケー出しやがって、大本営の奴ら舐めてるよなぁ!」
提督「…」
摩耶「…ま、そんな事もあって木曾絡みは上の奴ら割と大目に見てる所もあるかんな〜、お前の評価はそこまで下がんねーんじゃねーのか?知らねーけどよ!」ケラケラ
提督「…そうかよ」
摩耶「…まぁ、ありがとな」
スタスタ
……
…
ー7ヶ月目ー
バタバタバタ!!
摩耶「っ!おい電!ドック空いてるよなぁ!?」通信
『空いてるのです!重巡クラスの整備用意もできてるのですっ!』
木曾「ねぇさん!しっかりしろねぇさん!!」ウルウル
那智「」グタッ…
……
…
〜宿直室〜
電「教官さんっ!那智さんが…」
電「あれっ、居ないのです!?」
「教官さーーん!!」
…
〜入渠ドック〜
摩耶「ねぇさん!脱がすぞ!!」
木曾「くそっ…!血と肉で焦げついて剥がせねぇ…っ…!」
摩耶「っ急げ木曾!っ、死んじまうよっ…」
提督「服のままで構わねぇ!そのままドック入れろ!!」ガラガラ
摩耶「っわ、わかったっ!」
木曾「ねぇさん、すまねぇっ!!」
那智「」ザボーン!!
提督「…」
摩耶「っ…」うるうる
木曾「…っ…っ…」ぐすぐす
提督「…2人は報告書まとめといてくれ、俺はここで見てる」
摩耶「…っ…手出すんじゃ…っ…ねぇぞっ…っグスッ…」
提督「出すかバカ」
木曾「っ…摩耶、いこうっ…っ…」
……
…
那智「…」ぱち
那智「…生きてるのか」
那智「む?」
提督「…zz」
那智「…」
ザバ…
那智「おい、おい、」ユサユサ
提督「んあ…?」ぱちっ
那智「…」
提督「お、おぉ!お前起きたのか!!」がしっ
那智「いっ…」ズキッ
提督「…まだ治ってねぇじゃねえか、おい」
那智「っいいんだ…もう全快、また闘える…っ」
提督「…うるせぇ、入っとけ」ぐいっ
那智「っ…」ザバっ
提督「…」
那智「…はぁ…」
提督「おい…何であんな事した?」ギロ
那智「…」
提督「…摩耶と木曾の報告見さしてもらったけどよー、お前あんな戦い方してたらすぐに沈むぞ、分かってんのか?」
那智「…すまない」
提督「はぁ…まぁいいや…いやよくねぇけどよ、お前が沈んだら俺の評価が下がるんだからな?暫く反省しとけ」スタスタ
ガラガラ…
那智「…」
ガラガラ!
摩耶「ねぇさんっ!起きたのかっ!?生きてたのかぁ〜!!」
木曾「良かったぁぁ…」うるうる
電「那智さーんっ!!」ざぼん!
那智「な、何だお前たちっ!?」
木曾「教官がずっとねぇさんに修復剤かけてくれてて…っ…でもそれでも起きなくて…っ…」
摩耶「もうダメかもって…でも…良かった…っ…」ぎゅうぅ
那智「…そうか」にこ
電「っぐすっ…ひぐっ…」ぎゅうぅ
那智「…」ナデナデ
……
…
〜翌日・宿直室〜
提督「…」ぼーっ
扉「」ガチャ
那智「邪魔するぞ、教官」
提督「何だよ?邪魔だから帰ってくれ」しっしっ
那智「べ、別にいいだろう!?」
提督「…もう治ったのかよ?」
那智「…あぁ、おかげさまでな…」
那智「その…済まなかった」ぺこ
提督「…」
那智「摩耶達から聞いた…今度礼をさせてくれ…」
提督「礼ねぇ…お、じゃあ早速で悪いけどよー、今日一日1人にしてくんねーか?アイツら連れてってくれよ」ユビサシ
那智「む?」
摩耶「っこの!」ポチポチ
電「負けないのです!」ポチポチ
木曾「っつあ!!」ポチポチ
那智「なっ…!貴様ら!また入り浸っているのか!?」
摩耶「んー?しょうがねぇだろー?テレビとゲームあんのこいつの部屋しかねーんだもん」
木曾「まさかこのオレがこんなガキの遊びにハマるとはな…!」
電「那智さんもやるのです?」
那智「や、やるか!」プイッ
提督「なぁお前ら俺より金貰ってんだろ〜?いい加減街行って自分で買えや〜」
電「それとこれとは別なのですっ」ポチポチ
木曾「あぁ、オレ達はいつ何時どこで金がかかるか分からないからな」ポチポチ
提督「ほーん」
那智「ま、まあいい、私も居させてもらおう」ストッ
提督「おまえっ!ただでさえ狭い部屋が更に狭くなんだろーが!病人は部屋で寝とけっ!」
那智「もう治ったぞ!」
提督「ったくよー」
摩耶「なんかあちーな」パタパタ
提督「当たり前だろこんな狭い部屋に5人も居たらよ〜、冬前だからボロのエアコンなんて効きやしねーんだからよー」
那智「…」ヌギッ
提督「…お前、病み上がりで呑んで酔ってんのか?」
那智「ち、ちがう!暑いから脱いだだけだ!」
那智「そ、それとも何か?私の体で興奮でもしたか?」チラチラ
提督「あー、まぁそれなりに」
那智「!!?///」
那智「この…痴れ者がっ!!//」バチン!
提督「…なぁ摩耶ー、こいつどうにかしてくれよ頭おかしいぞ」ヒリヒリ
摩耶「あちぃな…」ヌギヌギ
提督「てめぇ…」
摩耶「あっ!てめっ!こっちみんじゃねぇ!//」
木曾「あついなぁ…」ぬぎっ
木曾「…」チラチラ
提督「お前は無いもん見せようとすんじゃねぇ、ブラが浮いてんだよ」ケラケラ
木曾「き、貴様ぁ!!//」
電「はわわ…」
…
摩耶「じゃあな教官〜明日は朝から哨戒だから来れねーからなー!」
木曾「…またな」
電「またななのです!」フリフリ
扉「」バタン…
提督「で、お前は何で居んだよ?」
那智「私は明日は暇だからな」
提督「理由になってねぇぞ?」
那智「…どうだ?一杯付き合ってもらえないか?」
提督「あぁ〜?やだよお前酔うとめんどくせーんだもん」
那智「き、今日は大丈夫だ!」フン
提督「日替わりな訳ねーだろ〜?…まぁ少しなら付き合ってやるよ」
…
那智「…」チビ…チビ…
提督(…そろそろか?)
那智「…」ドン!
提督(きた)スッ
がしっ
提督「…」ハァ
那智「…」ぎゅうぅ
那智「…ねぇ〜聞いてよぉ〜!!」ビャー
提督「てめぇいい加減にしろや!」ぐいぐい
那智「なんで〜!!なんでわたしがこんな所にいなきゃいけないの〜!!」ゆさゆさ
提督「しらねぇよてめー、いつも話してる司令官に楯突いたっつー話のせいだろ〜!?」
那智「そうだけど…そうだけとさ〜!こんな所に左遷しなくたっていいじゃん〜!!」
提督「俺に言うんじゃねー!そいつに直接言えや!」
那智「…」
提督「…ったく」
那智「…んだ」ボソッ
提督「あん?」
那智「そいつ…死んじゃったんだ」グビッ
提督「…」
那智「…」グビッ
提督「…重い話すんじゃねーよ」グビッ
那智「女の…指揮官だったんだ…」
提督「…」
那智「いつも…どこか抜けてて…作戦指示の補足とか…気が付いたら教えてやったり…」ボソボソ
提督「…」グビッ
那智「あの日も…そうだった…」
……
…
女提督『あの、那智さん、今度の作戦これでどうかな?』
那智『む?そうだな…』
那智『…この海域は以前から潜水艦の奇襲があると他の鎮守府からも報告が上がっている、通るとするなら駆逐艦3隻が妥当だろう』カキカキ
那智『それで進路がずれた時…は、そうだな…空母戦艦が張っている可能性もある…こちらもイムヤやハチを連れて行くのが妥当か…?』カキカキ
那智『うん、これでいこう、提督、この編成の方が堅実だと思うぞ』
女提督『…そうだね…って私の考えた編成と全然違うじゃん!また作戦書き直さなきゃねー』ケシケシ
那智『す、すまない…出過ぎた真似を…』
女提督『とんでもない!やっぱ現場の意見は聞かないとねっ!』にこ
…
那智『提督、艦隊が帰投したぞ』ガチャ
女提督「」
那智『提督…?』
那智『どうした…?寝るならそこのベッドで…』ぽん
女提督「」ドサッ
那智『お、おい…』ユサユサ
那智『…』スッ…
那智『し、死んで…る…?』サーッ
那智『だ、誰かーーー!誰か来てくれーー!!』ガタっ
『明石ーー!!誰かー!!』
……
…
提督「…」
那智「…もう何日も眠れていなかったらしい…過労で亡くなったそうだ」
那智「…」グビッ
提督「…」
那智「…秘書艦の任務記録や…過去の作戦概要の修正記録から…私は司令官を死に追い込んだ艦娘として…ここへ送られたわけだ」
那智「はぁー…私だって…提督のためと思って…頑張っていたのだがな…」じわ…
提督「…」
那智「っ…すまない…っ…」ポロ…
提督「…」
那智「…っ…っぐぅぅっ…ぐずっ…っ…!」
提督「…」サスサス
那智「…提督っ…っぐずっ…っ…ごめん…なざいっ…っひぐっ…」ボロボロ
那智「っ…っ…」
那智「死ぬべきなのは…私っ…なんだ…っ…っ…」
…
那智「…っずびっ…」
提督「…羨ましいぜ」グビッ
那智「っ…ぎざま…っ…」ギロ
提督「いいじゃねーかよー、お前みてーな有能な艦娘が居たらよ〜、指揮官は仕事しなくて済むじゃねぇか」グビッ
那智「…っ…っ」
提督「自分の代わりに命まで張ってくれようとするしよー、何より」グビッ
提督「俺はどうせロクな指揮できねーからなぁ、那智みてーな艦娘が居たら大助かりだぜ」にこ
那智「…」
提督「それにその司令官だってある程度はお前に感謝してたと思うぜ?第一お前と関わるのが嫌になったらなぁ、秘書艦なんて外すだろ普通」
那智「…!」
提督「…まぁ…死んじまったのはしょうがねぇけどよー、化けて出てねぇなら別に恨んで死んだわけでもねーだろ?」
那智「…」
提督「俺達は得体の知れねぇ奴等から海を取り戻さなきゃなんねー、1人でも有能な艦娘だったり指揮官だったりが必要なんだ。お前の死んだ司令官もあの世でお前が武勲を立てるのを願ってんじゃねーの?意外とよ」グビッ
那智「…」
女提督『那智さん、いつもありがとうね?ていうか、ちゃんと休めてる?』
那智『む?そういえばもう何日も寝てないな』
女提督『だめだよそれじゃーー!!ドック行って寝て来なさい!!』
那智『だ、だが…まだ艦隊が帰投して…』
女提督『そんなの私が出迎えとくから!ほら早く!』ぐいぐい
那智『し、しかし…』
女提督『もう!そんなんじゃいつか沈んじゃうんだよ!?もう戦えないんだよ!?』
那智『…』
女提督『那智さんは私と違って優秀なんだから!どんどん活躍して、いつか大本営に取られちゃうかもなー!』
那智『そんな…提督を差し置いて…』
女提督『いいんだよーこんな小娘なんて置いてっちゃえば!それに大本営に行ったら那智さんもーっと活躍できるんだから!はーっ…自慢の艦娘だなぁ…』にこにこ
女提督『あ、ねぇ!もし大本営に引き抜かれたらさぁ!育てたのは私ですって!ちゃんと言っといてよ?』にこ
那智『…ふふっ』にこ
那智『ありがとう…では、お言葉に甘えて、入渠してくる』
女提督『うん!ゆっくり休みなさい!』びし
那智『恩に着る…』
女提督『うん…っ…』フラ
那智『!…大丈夫か?』がしっ
女提督『っ大丈夫大丈夫!』
女提督『さ!午後も頑張るぞー!』にこ
那智『…?』
那智「…」ポロ…ポロ…
提督「なんだまた泣いてんのかぁ?」サスサス
提督「そんな目パンパンに腫らしてたらよー、いい女が台無しだぜ?」
那智「ぅ…ぅ…っ…」ぐすっ
提督「ったく…」サスサス
……
…
〜翌朝〜
那智「…済まなかったな」
提督「あぁ〜?…構わねーよ…zz」
那智「…その、今日…空いてるか…?たまには街に… 扉「」バタァン!
摩耶「おい教官ー!那智ねぇさんがいね…っておい!」
那智「ま、摩耶!?」
摩耶「って那智ねぇさん!?どうしたんだその目…」
那智「あ、あぁ…ちょっとな…」ゴシゴシ
摩耶「教官てめー…那智ねぇさんに何したんだこらぁ!!」ぐいぃっ!
提督「いててっ!」
木曾「摩耶ー!早くしないと電に追いつかなくなるぞー!」
摩耶「けっ!後でじっくり聞いてやるからよー!拷問かけてやっかんなー!」
那智「お、おい…」
摩耶「あっ!那智ねぇさん!非番のとこ悪いんだけどよー!一緒に来てくれねぇか!?深海の奴ら戦艦まで引っ張り出してきやがってよー!」
那智「なに!?」
那智「っ急いで支度する!」バタバタ
提督「おーおー気を付けろよ〜」
摩耶「てめーは指揮執るんだよ早くしろ!」
提督「はぁ…俺は寝てねぇのに」フワァ…
摩耶「なっ…///」
摩耶「そ、その件もじっくり聞きだしてやるからなぁ!覚悟しとけよ!」タッタッタッ
提督「…zz」
…
那智(提督…私は…貴女が誇れる艦娘になれているだろうか…?)
那智(そっちに行ったら…教えてくれるか…?)
ザザ…
提督『那智ー、聞こえてるかー?』
那智「あ、あぁ!聞こえているぞ!」
提督『おっけー、じゃ、がんばれよ〜』
那智「あぁ」
提督『あ、それと…』
那智「?」
提督『絶対に死ぬんじゃねぇぞ?飲み仲間が居なくなるからよー!』
那智「!」
那智「あ、あぁ、帰ったら楽しみにしていろ!」
提督『……いや、今日はもういいや』
那智「き、きさまっ!」
那智(教官…ありがとう…気が楽になったよ…)
那智(いつか貴方と…なんてな…貴様は私のような堅苦しい女…興味などないか)クスッ
風「」ビュオオォォ!!!
那智「っ…」
那智「む、髪に花が…」さわっ
女提督『うん、古臭いけどやっぱりこういうのが1番かわいいよね』
那智『そ、そうか?』つ花の髪飾り
女提督『那智さん古風だしばっちり似合うよ』にこ
女提督『那智さん美人なのに女っ気無いしお堅いんだもん、もっとオシャレして楽しまなきゃねー!』
那智『わ、私はそんなもの…』
女提督『だめっ!いつか気になる人が出来たらどうするのよー!ほら… 風「」ビュオオォォ!!!
女提督『あ』
那智『飛んでいってしまったな…』
女提督『はぁ…あとで一緒に買いに行こ?』にこ
那智『ふふ、ありがとう…』にこ
ビュオオォォ…
那智「追い風…」ぎゅ…
那智「っ…」ゴシゴシ
那智「…ふふっ…一緒に行こうな…提督…!!」にこ
……
…
ー8ヶ月後ー
提督「あ〜、なんか暇だなぁ」
電「教官さんも司令官になりたいなら努力するのです?」
提督「そうだなぁ…」チラ
〜更生所・近海〜
那智「…ふぅ、ここら辺もイ級が減ってきたな」
摩耶「そうだな〜、まさかアタシらがこんな所で掃海するなんて思わなかったぜ」
木曾「まぁ地元の人間からも感謝されるし…悪くないよな」
那智「…よし、帰って飯にでもするか」
ー艦隊帰投ー
〜港〜
電「あ!教官さん!皆んなが帰ってきたのです!」
提督「ったくあいつら、こっちから帰るんじゃねぇって言ってあんだろうが」
那智「無事帰ったぞ、なんだ、またボウズか?」
提督「お前達のせいで逃げたんだよ」
木曾「言い訳だけは一丁前だな」
摩耶「あー腹減った!お前に期待して損したぜー!」ケラケラ
提督「うるせっ」
提督「そういや木曾、摩耶、お前ら艦載機撃墜と敵艦撃沈の数が結構いったなぁ」
摩耶「あん?まぁそうだろーよ、最近のアタシはノってっからなぁ!」
木曾「ふっ、オレも何だか調子がいいぜ」
提督「ふーん…」
摩耶「なんだ?街に焼肉でも連れてってくれんのかよ?」
提督「あ?そんな金ねーよ!」
摩耶「けっ!ケチくせっ!」
木曾「期待して損したぜ」
提督「…しゃあねーなぁ」
摩耶「おぉ!?」
木曾「!!」
提督「焼き魚ならやってやんよ!期待して待っとけ!」ビュッ
チャポン…
摩耶「…おい行こうぜ木曾」
木曾「…あぁ」
提督「あー、摩耶、木曾」
摩耶「あん?」木曾「なんだ?」
提督「お前達、明後日から舞鶴の鎮守府な」
那智「!」 電「!」
摩耶「…そうか」
木曾「…」
摩耶「…いやー!こんなケチくせー更生所から離れられると思うとせいせすんなー!」
木曾「…」
摩耶「おい木曾!なにシケた面してんだよー!お前ここに来た時から本土防衛に戻りてーっつってたじゃねーかよー!」バシッ
木曾「っ…」じわ
摩耶「っ…おい泣くなよ木曾っ…」
那智「…摩耶、木曾」
摩耶「っなんだよ…」
木曾「っ…っ…」
那智「…おめでとう」ビシ
電「っ」ビシ
摩耶「っ…」
摩耶「うぅ…っ…っぅぐ…っ…」ポロポロ
木曾「ねぇさん…っ…お世話にっ…なりました…っ…」
那智「…」うるっ
電「ひぐっ…ひっく…」
……
…
ー当日ー
摩耶「じゃあな!那智ねぇさん!電!そしてケチくせー教官よ!」
提督「バカお前、昨日焼肉連れてってやったろーが!」
摩耶「一回だけだろー?」ケラケラ
木曾「お前達の所までオレ達の戦果を轟かせてやる、楽しみに待っていろ」ニヤ
電「木曾さん、摩耶さん、電こそ、おせわになりましたなのです!」
那智「お前達はケンカっ早いからな、気をつけろよ?」
提督「またこんな所にもどってくんじゃねーぞー?」
摩耶「へ!言われなくても向こうでもビシっと決めてやんよー!」
木曾「ふっ…お前もさっさと指揮官になるんだな」
提督「うるせー!」
那智「ふふ…」
電「またな!なのですっ!」にこ
…
…
〜浜辺〜
提督「…」釣
那智「…隣、いいか?」
提督「ん」
那智「…」スッ
那智「…静かになってしまったな」
提督「…あぁ、うるせーのが2人も居なくなったからな」
那智「…お前が報告したのか?」
提督「当たり前だろ?やることやんねーと俺の評価にも関わるからよー」
那智「そうか…」
電「あーっ!また2人でいるのですっ!」ててて
提督「なんだよまだうるせーのがいるじゃねーか」
電「ひ、ひどいのです!」
那智「ふふ…」
……
…
ー9ヶ月目ー
〜宿直室〜
那智「入るぞ」ガチャ
提督「当たり前のように入ってくんな」カキカキ
電「お布団敷いてもいいのです?」ごそごそ
提督「…もうそんな時間か」
那智「私も明日は早いからな…」フワァ
提督「だったら自分の部屋で寝ろよー」
電「今まで木曾さんや摩耶さんが居たから…2人だけじゃ寂しいのですっ」
提督「ったく…」カキカキ トントン
提督「…じゃあ寝るか〜」
電気「」パチン…
…
電「〜zz」スゥスゥ
提督「…」ウトウト…
那智「…」ゴソゴソ
提督「…あっこら!越境すんな!」
那智「電が起きてしまうぞ!」ヒソヒソ
提督「お前それ言えば許されると思ってんじゃねぇ…」
那智「たまには良いではないか」ぎゅぅ
提督「毎日だろーがてめぇ、あと抱きつくな気色わりぃ」
那智「む、しょうがないだろう?私はいつも木曾を抱き枕にしていたのだからな」
提督「はぁ…」チラ
那智「〜っ」ニコニコ
提督「あんまりそういう事するとよ…襲うぞ」
那智「なっ…」
提督「どうだよ?ほら分かったら離れろ」
那智「あ…貴方が相手なら…」
那智「別にいいぞ…?」ぎゅ…
提督「…ふん!俺はチョロい女は抱かねぇ」くるっ
那智「あっ!貴様!最初に会った時は好みのタイプだと言っていたではないかっ!」ゆさゆさ
提督「そ、そんな事言ってねぇ!」
那智「なっ…わ、忘れたとは言わせんっ!」
電「…zz」
…
チュンチュン…チュンチュン…
〜宿直室・ベランダ〜
提督「…」つタバコ
提督「…フーッ」プシュルルー…
カラカラ…
提督「ん?」
那智「おはよう、教官」
提督「おぉ、おはよ」スパーッ
那智「む、タバコはやめろと言っただろう?」
提督「あぁ?俺の数少ない楽しみの一つだもんよー、邪魔すんじゃねぇ〜」スパーッ
那智「体に毒…はぁ、お前は人間じゃないんだったな」
提督「おうよ」ニッ
提督「…フーッ…」
那智「なぁ、それ…どんな味がするんだ?」
提督「あー…なんつうかよ…まぁ吸ってみろ」つタバコ
那智「なっ…それはさっきまで貴様が吸ってた…」チラチラ
提督「おー?新しいやつ出すか…」ゴソゴソ
那智「い、いい!それで良いから!ほら貸してみろっ」
提督「…ほらよ」
那智「スーッ…!?」ゲホッ!!!
提督「あっはっはっはっ!いきなり肺に入れる奴がいるかよバーカ!」ケラケラ
那智「っ貴様ぁ…ゲホッゲホッ!!!」涙
那智「そんなもの二度と私に近づけるなっ!」プンプン
提督「ほーい」プシュルルー…
……
…
ー10ヶ月目ー
提督「まさかこーしてお前達と鍋つつくことになるとはな」
電「おいしーのです!」
那智「鍋は酒に合うのだが…だめか?」
提督「…まぁたまにならいいぞ」
那智「本当か!?」
那智「よしっ!持ってくる!!」
…
提督「はぁ…」
那智「おいっ!聞いてるのか〜!?」ゆさゆさ
電「那智さん服は脱いじゃダメなのです〜!」
那智「何だ私と教官の仲じゃないか〜服の一枚や二枚隔てなくとも……zz」がくっ
提督「やっと寝たかてめぇ」
那智「…zz」
電「はわわ…」
提督「ったくここの格好で寝られると俺の寝場所ねーんだよなぁ」
電「大丈夫じゃないですか?今更気にしすぎだとおもうのですっ」
提督「あぁ?こんな格好の女と寝れっかよ〜、起きた時襲われたとか言い出したらシャレんなんねーぞ」
電「那智さんはそんな事いわないのです」にこ
提督「そうかぁ?なら良いけどよ」
電「やったーなのです!お布団、持ってくるのですっ!」
提督「ったく…」
提督「…あと2ヶ月か〜、残ってる書類片付けねーとなぁ」
提督(元々こいつらは放っておいて先に全部片付けてからゆっくりするつもりだったからなぁ、今の時期であの量は結構キツいぜ)
提督「…」ペラペラ
提督「…お、届いてたのか、気づかなかったな」つ召集令状
提督「どっちだ?」ペラ
提督「…」
提督「…大本営か、すげぇな」チラ
那智「ん…教官…zz」
電「お待たせしましたのですっ」フンス
提督「…あぁ、じゃ、寝るか」
電「はいなのです!」
「おまえっ、もうちょっと向こう行けや」
「えー寒いのですっ!えいっ♪」
「てめぇ…」
「きょうかーん…zz」ぎゅうぅ
「うわ酒臭っ…寝れねぇよこれじゃ」
「〜♪」
〜翌朝〜
那智「…」ぼーっ
提督「ぐが〜…zz」
電「…すぅ…すぅ…zz」
那智「な、何だこの私の格好は…まさか」チラ
提督「…zz」
那智「ま、まさか酔った勢いでそのまま…//」ドキドキ
那智「う、受け入れるしかない…子供の人数も決めておかないとな…」
電「あ、那智さん…おはようなのです〜…」コシコシ
那智「あ、あぁ」
電「那智さんもうお酒はやめた方が良さそうなのです、昨日も下着だけになってすぐ寝ちゃったのです」
那智「な…そ、そうか…」しゅん
提督「んが…?…おぉ、起きたかお前ら…zz」
那智「あ、あぁ。おはよう」すすっ
提督「今何時だ〜…?」チラ
提督「げっ!!」ガバッ
那智「うわぁ!?ふ、布団を剥がすなっ!?//」
提督「おい那智!急いで返事しねぇと!」
電「?」
那智「な、何のことだ…?」
那智(まさか…ケッコンカッコカリっ…てやつか…!?//)
提督「あーこれこれ」
那智「な、なんだ…?」ワクワク
提督「お前の大本営配属の返事だよ」ペラ
那智「え…」
……
…
電「那智さん…部屋から出てこなくてなっちゃったのです…」
提督「はぁ…おーい那智ー、さっさとしてくれねぇかなぁ?」ドンドン
「うるさい!私はここにいるんだ!!」
提督「馬鹿言ってんじゃねーよお前大本営だぞ?本部の防衛任されるなんて大出世の名誉じゃねーかよー、俺なんて何度応募しても受かんねーんだぞー?」
「そんなもの私には必要ない!」
提督「じゃあ何ならいるんだよー?また焼肉でも連れてくかー?」
「う…、い、要らないもん!」
提督「何がもんだお前…そんなキャラじゃねーだろ?」
「うるさいうるさい!どっか行けっ!」
提督「あぁ?ったくよ〜」
電「教官さん…今は1人にしてあげた方がいいかもなのです…」
提督「はぁ…ったく」
提督「那智ー!早く出てこいよー?」
電「…」
提督「…電、ここに居てやってくんねーか?」
電「はいなのです…」
提督「頼むな」
提督「さっさと書類片すか〜」スタスタ
…
那智「…行ったのか?」カチャ…
電「はい…」
那智「そうか…」
電「那智さん…目がまっかなのです…」
那智「っあぁ、すまんな、情けないところを…」ゴシゴシ
電「…」
那智「…はぁ、電…私はどうしたらよいのだ…」
電「…電だったら…きっとお受けするのです…」
那智「…そうか」
電「前に教官さんも言ってたのです、艦娘として再び生まれたのだから…この国のために仕事をしろと…」
電「だから電は…大好きな教官さんが電達にそう期待してくれてるのなら、全力で応えるのですっ!」にこ
那智「!」
那智(私は一体何をこの環境に甘んじていた…ここに飛ばされた時…あれほど戦場に戻りたいと…そう願っていたではないか!)
電「那智さん、電と教官さんの分まで、頑張って欲しいのです!」
那智「…そうだな」にこ
那智「よし!」パン!
那智「電、今まで世話になったな」ナデナデ
電「はわわっ//」
那智「今日は豪勢に祝うぞ!アイツにも声をかけるか!」
電「はいなのですっ!」
〜夜〜
提督「珍しいなお前…今日は酒飲まねーのかよ?」
那智「あぁ、私は酒には強いがハメを外してしまいがちだからな」
提督「よく言うぜ…」
電「教官さん!この唐揚げ、電が作ったのです!」
提督「ん?おー美味い美味い、電は偉いなぁ」ナデナデ
電「は、はわっ…//」
那智「む、こっちの鯛は私が造ったのだぞ?」
提督「お?おー美味い、お前にこんな特技があったとはな」モグモグ
那智「も、もっと褒めてくれてもいいんだぞ?」ずいっ
提督「あぁ?偉いなぁー那智は…これでいいか?」モグモグ
那智「…」ギロ
電「教官さん、撫でてあげてほしいのですっ」ヒソヒソ
提督「撫でるってお前…ガキじゃねーんだぞ」ヒソヒソ
電「い、電だってガキじゃないのですっ」ヒソヒソ
提督「はぁ…」チラ
那智「…」むすっ
提督「…那智、大本営配属、おめでとう」ナデナデ
那智「!!」びくっ
提督「お前は立派だよ、普通ここから行ける奴なんてそうそういねーからよ、お前の努力の賜物だな」ナデナデ
那智「…うん」うるっ
電「…」
提督「…まぁ何処とも知らねえ所に行くわけじゃねーんだ、同じ海軍、同じ国に居る以上どっかでまた会うだろうよ」にこ
那智「っ…」ポロポロ
電「…」ぐすっ
提督「それに俺が大本営所属の指揮官になるかもしんねーしなぁ!」
提督「そしたらまたお前をこき使ってやんよ!」
那智「っそうだな!ってその時は私が先輩だぞ!みっちり扱いてやるからな!」ニッ
提督「てめぇ!」
電「ふふっ…」
……
…
〜当日〜
那智「…では、教官、電、行ってきます」ビシ
提督「あぁ、しっかりやれよ?」
電「那智さん、ファイト!なのです!」ぎゅっ
那智「あぁ」にこ
那智「…では」ザザー…
…
提督「…」帽子フリフリ
那智「…」ぴた
提督「ん?」
那智「」ザァァァアアア!!
提督「おい帰ってくんじゃねぇ!」
那智「っ」ちゅっ
提督「へっ?」
電「はわわ!//」
那智「ふふっ//」にこ
ザァァ…
那智「教官ーーー!!!」
提督「?」
那智「今度会ったらーーー!!!私とケッコンしてくれーーーーー!!!」
電「!!」
那智「…」にこ
ざざーーーっ…
提督「…」
電「言うだけ言って行っちゃったのです…」
電「司令官さんはどうす…」チラ
提督「…」ふいっ
電「あぁっ!」
提督「バカ!見るんじゃねぇ!」スタスタ
電「お顔まっかっかなのです!」ててて
提督「ついてくんな!」
電「〜♪」ててて
……
…
ー11ヶ月目ー
電「ついに電も…」
提督「あぁ、お前は新設する鎮守府の初期艦候補として、一時的に大本営に配属されるらしい」
電「はわわ…」
提督「お前まで大出世じゃねーか…まさかこんなガキに先越されるとはよー!」ぐりぐり
電「い、いたいのですっ」
提督「おっと失礼しました上官殿っ」
電「そんな恐れ多いのですっ」
提督「はーっ、ここも俺だけ、やっと静かに暮らせるぜ〜」
電「…」
提督「…そろそろ迎えが来ると思うぞ」
電「…はいなのです」
提督「電、お前は誰が見ても分かるドジだからな」
電「はわ…」
提督「それでバカにされたら…こうよ!」しゅっ
電「えっ」
提督「気に入らねー奴、生意気な奴はぶん殴ってやれや」
電「そ、そんなことしたらまたここに来ちゃうのですっ!」
提督「まぁ冗談よ、だけどな、ここで訓練したお前ならどんなバカ司令官が相手だってやっていけるぜ」
電「!」
提督「海軍一の落ちこぼれと一年も一緒に居たんだからよ〜!」ニッ
電「ふふっ…」
車「」ブロロー
提督「お、来たか」
電「!」
提督「じゃあな電」
提督「前にも言ったが、自分の体は大事にしろよ」ぽん
電「はいなのですっ!」にこ
電「今まで、ありがとうございましたなのです!」ビシ
……
…
〜更生所・宿直室〜
提督「1人になっちまったなぁ〜」カキカキ
提督「…」ふーっ
提督「いつもは1年や2年ずっと1人みてーなもんだったのに…」
提督「…」カキカキ
提督「ま、こことも直におさらばだからな、そろそろ鎮守府勤務の応募結果でも来ないかね〜」
車「」ブロロー
提督「ん?なんだ?」
…
…
車「」ガチャ
大和「…」スッ…
提督「!?」
提督(あ、あれは噂に聞く大和っつー艦娘じゃねぇのか!?)オッホ
提督(ま、まさか…俺の長年の頑張りに免じて…連合艦隊旗艦様がわざわざお迎えに来てくれたのかぁ〜!?)キラキラ
提督「…」髪の毛サッサッ
提督「初めまして、私こちらの更生所所長を務めさせていただいて 大和「…はぁ、バカそうな男…」シラーッ…
大和「…」スタスタ
提督「え…あの…」
運転手「○○さん、ご無沙汰です」
提督「お?おぉ、あの時の…」
運転手「あの、これ…」ペラ
提督「ん?」
〜応募結果・不合格〜
提督「…」くしゃっ
運転手「それであの…先程の艦娘は新しくここの所属になる…」
提督「はぁーっ…」がくっ
運転手「はい、これ、資料になります」
提督「…なぁ、それは分かったけどよ、交代の奴は来ねーのかよ」
運転手「…」
提督「来ねーのか…」
運転手「…では」すっ
バタン
車「」ブロロー
提督「行っちまった…」
大和「ねぇちょっと!」
提督「あぁ?」チラ
大和「いつまで私を待たせる気!?」ずいっ
大和「早く私専用の部屋に案内してくれないかしら」ギロ
提督「…こいつはまた」
大和「さっさとしなさい、このグズ」げしっ
提督「いてっ…!てめぇ…みっちり扱いてやるから覚悟しとけや…!?」ギロ
大和「」びくっ
………
……
…
ー5年後・現在ー
那智「…フーッ…」つタバコ
那智「…けほっ」
大将「…那智さん、お休み中すみません」
那智「あ、申し訳ございません」ケシケシ
大将「…タバコ、お吸いになるんですね」
那智「たまにですが…あ、お嫌いでしたら今後は控えます」ぺこ
大将「いえいえ、構いませんよ」にこ
大将「あ、そうだ那智さん」
那智「はい」
大将「つい先程になりますが那智さんに辞令が下ったみたいですよ?」
那智「?」ペラ
〜新拠点・柱島代○鎮守府〜
那智「ほう」
大将「なんでもそこの指揮官、新しく配属されたみたいですがかなり性格に難があるそうで…」
大将「稼働して一年は経つそうですが戦果が全く振るわず…そこで那智さんは秘書艦として指導に向かって欲しいそうです」
那智「…何でそんな奴に新しい拠点を…」がくっ
大将「上の考えは分かりませんな…那智さんや、他にも気骨のある艦娘をあてがうそうですよ」
那智「全く…最近の若者は…」
大将「ははっ、耳が痛い」
コンコンコン
大将「お、来たみたいですな」
大将「どうぞー」
ガチャ
摩耶「失礼します」 木曾「…」スッ
那智「なっ」
大将「彼女達が同行する艦娘です。舞鶴からだそうです」
摩耶「な、那智ねぇさん?!」
木曾「久しぶりだなぁ!」
那智「お前達!元気にしていたのか!?」
大将「おっと、お知り合いでしたか?」
那智「知り合いも何も…」
ドア「」ガチャ!!
電「はわわっ!お、遅れちゃってごめんなさいなのですっ」アセアセ
那智「電まで…」
摩耶「おぉー電じゃねぇか〜!懐かしいなこのっ!」ぐりぐり
電「はわっ!」
木曾「…昔を思い出すな」にこ
大将「…おほん」
一同「!」ビシ
大将「では、急な辞令となりますが、明日より目的の鎮守府での勤務をよろしくお願いします」ぺこ
…
…
〜柱島第○鎮守府〜
那智「ここか…」
摩耶「しかし何でまたアタシらが…」
電「電は初期艦として偉い人に選ばれたって聞きましたけど…もう他の艦娘さんもいるらしいのです?今更なぜでしょうか…」
木曾「オレと摩耶はここで防空を任されたそうだ」
摩耶「ほー……ん?」
「てめぇこら大和!!さっさと近海警備行ってこいや!!」
「うるさいわねぇ!さっきコーヒー淹れたばかりなんだから無理に決まってるでしょ!?」
「てめぇ!せっかく鎮守府配備になって一年経つのに戦果ゼロだぞゼロ!!これじゃクビんなっちまうだろーがよー!」
「そんなに言うならあなたが自慢の飛行機出しなさいよ!ぽんぽんぽーんって!」アッハハ
「ていうかクビになったっていいじゃない、甲斐性無しのあなたにピッタリだわ!」
ギャーギャー
那智「ぁ…」
「ほんとうるっさいわねぇ……あら?誰か来たみたいよ?」
「ん?あっ!おーい!お前達が新しく配属される艦娘かー!?」ザッザッザッ
摩耶「あいつは…」
「早速でわりーんだけどよ〜!!ちょっと近海警備で出撃してくんねーかなぁー!?」
「っておい…なんか見覚えのある…」ぴた
木曾「まさか…」
「なんだよ…またてめーらの世話しなきゃなんねーのかよ!?」
電「…っ」じわ
提督「ったく、もう帰ってくるんじゃねーっつっただろうがよ〜!」ニッ
那智「〜〜っ!!」ダキッ
〜えんど〜
いつかまたどこかで