〜執務室〜
神通「提督、本日の任務の書類です…」
提督「お、今日は神通か。ありがとう」
提督「さぁ今日も始めるか〜」ポキポキ
神通「お伴します…」
提督「頼むよ」にこ
提督「最初の任務は〜…」
提督「!?」
提督「神通…これ…本当?」ペラ
神通「はい…大本営からですので間違いは無いかと…」
提督「うそ…それにしてもこれは…」
書類【神通を懐胎せよ】
提督「ち、ちょっと大本営に確認…」ガッ
神通「…」ガシッ
提督「神通…?」
神通「そんな事しなくてもすぐに終わりますので大丈夫です…」にこ
提督「じ、神通…!」ぐぐぐ…
提督(またこれか…この前は榛名、その前は衣笠…!どうなってんだ…!?)
神通「提督…ケッコンした男女…次にする事はもう一つしかありません…」にこ
提督(し、してねぇ…!第一練度99も居ないだろ…!)
提督「神通…分かった…では支度もあるから、先にシャワーを済ませてくれないか…?」
神通「…分かりました」パッ
提督「じゃあ俺は準備して…」
神通「あ、あの…」グイ
提督「な、何だ…?」
神通「提督も…一緒に…」ウルウル
提督「うっ…」
提督(鬼の目にも涙…堪らんな…っていかん!)
提督「神通…楽しみは取っておきたいんだ…分かってくれるか…?」
神通「提督…///」
神通「分かりました…この神通、体を清めて参ります…!」
提督「あぁ、頼むよ」
神通「では提督…少々お待ちを…」
バタン
提督「…」
提督「はーっ!どうなってんだ一体っ!?」
提督「ケッコンカッコカリ書類の配布候補にこの鎮守府が選ばれた途端…」
提督「ってそんな事言ってる場合じゃないな…神通が来る前にここから出ないと…」スタスタ
ガチャ
〜廊下〜
提督「あ、任務の書類も持ってくりゃ良かった…まぁ午後には神通も落ち着くだろう…」
「提督!」
提督「ん?」くるっ
大和「」にこにこ
提督「おぉ、大和か」
大和「はい、貴方の大和です♪」
提督「ど、どうしたんだ?」
提督(確かに俺のだけど…何かニュアンスが…)
大和「提督、次の作戦海域について相談したい事があるのですが…」
提督「そうか、ではここでは無くどこか…」
提督(執務室…はマズイよなぁ…)
大和「大和達の部屋はどうでしょうか?」
提督「い、良いのか?男が入っても…」
大和「はい、武蔵も提督と話したがっていましたし…」
提督「そうか…ではお邪魔するよ」
大和「はい♪」ニヤ
提督「…?」
〜大和型の部屋〜
提督「お邪魔しまー…」
武蔵「待っていたぞ、提督よ」
大和「さ、提督、こちらへ」
提督「あぁ、すまないね」ヨイショ
武蔵「…提督、冗談は好かんぞ?」
提督「へ?」
大和「いいのよ武蔵、大和がこうすれば…」スタスタ
大和「ね?」ストン
大和ー提督ー武蔵
武蔵「ふっ…そうだな」ムギュ
提督「む、武蔵…?」
大和「提督、大和も居ますよ?」ムギュ
提督「あの…作戦についてじゃ…」
武蔵「そうだったな、では始めるとしようか」
提督「あぁ、この海図によると〜…」
ー1時間後ー
大和「…」ムギュムギュ
提督「…」
武蔵「…」ギュウギュウ
提督(あ、暑い…てかこいつら話聞いてるのか…?)
提督「や、大和に武蔵…?話、聞いてるか…?」
大和「はい、新婚旅行は珊瑚諸島沖ですよね?」
武蔵「提督も好きモノだな…南の島で私達を同時に食らおうなどと…」
提督「いやそんな事…」
提督(な、なんだそれ!)ビックリ
大和「提督…」サワ…
提督「大和?流石にそれはダメだぞ…?」
武蔵「ふふ…言い出したのは提督だぞ…?」サワ
提督「あぅ…」
提督(こ、このままじゃ食われる!)
武蔵「子供の名前は…信濃でいいな…」フゥー
提督「」ゾクゾク
大和「大和、もう我慢出来ません!」ガシッ
武蔵「さて、この武蔵も参ろうか!」ヌギ…
提督(ほ、本当にマズイ…!!)
???「提督、こちらへ!」コソコソ
提督(床下から…?)
提督「うぉわ!!」スポン!
床「」くるっパタン
シーン…
武蔵「…」ピキピキ
大和「武蔵…我を忘れてはダメよ?こんな事が出来るのはあいつしか居ないのだから早く追い詰めて地獄の底の底に縛り付けてあげるのそれから」ブツブツ
武蔵「落ち着け、大和…」
武蔵「我々の夫に手を出すとは…舐められたものだな…」
武蔵「ほら、追うぞ、大和」ガシ
大和「それで舌を抜いてあげて自分で食べてもらうのそれから…〜」スタスタ
……
…
〜工廠〜
提督「いやぁ助かったよ明石」
明石「これくらい当然ですよー!」
提督「それにしてもここ最近皆んな急に目の色変ったよな」
明石「あ〜、ケッコンカッコカリが現実的になりましたからね〜」
提督「やっぱ原因はそれだよなぁ…」
明石「ま、カッコカリと言ってもケッコンですからね」
明石「女の子は憧れますよ」
提督「そういうものか…」
明石「早く誰にするか決めてあげて下さいね?最近艦娘同士での小競り合いも頻発して私も忙しいんですよ」
提督「そんな事が…すまんな明石…」
明石「良いんですって!夫を影で支えるのが良き妻の役目ですから!」エッヘン
提督「…へ?妻…?」
明石「もう、この前市役所に婚姻届出しに行ったじゃないですかぁ!」
提督(何を言ってるんだこいつは…)
明石「俺に明石の格納庫を整備させてくれって…情熱的だったなぁ…」キラキラ
提督(え、俺くっそ下品じゃん…そんな事言わんのだが…)
明石「まぁ、他の子はカッコカリなのであまり強くは言いませんが、あんまり浮ついた事をしちゃダメですよ?」めっ
明石「それと今日は…早く帰ってくださいね…?そろそろ私達の子供を…って、私ったら何を!」テレテレ
提督「あ、あぁ、分かったよ、じゃあ俺はこれで…」
明石「はーい!」
〜廊下〜
提督「え、えらいこっちゃ…まさか明石までもが…」
提督「でも早く相手決めろって…まだ書類もなければ練度99も居ないのに気が早すぎだろ…?」
夕張「あ!いたいた!提督ー!」タッタッタッ
提督「ん?お、夕張か」
夕張「提督!酷いじゃないですかぁ!」
提督「へ?何が?」
夕張「もう!これですよ!ずぅっと部屋で待ってたのに!」カチッ
ICレコーダー 提督「夕張 俺と ケッ こん し テ くれ」
夕張「ほら!自分からケッコンしてって言っておいて姿も見せないなんて!」プンプン
提督「おぉ…おぉ…」
提督(こえぇぇ!て、提督ロイドじゃんよ!俺そんな事言ってないよ!?)
夕張「でももういいです、離しませんから?」にこ
提督「いやでも夕張?執務があるから今はお前の部屋には行けないよ…」
夕張「?私の部屋でやればいいんじゃないですか?」
提督「いやほら…機密書類もあるだろ?そんなホイホイ持ち歩いたら…」
夕張「提督…」ギュ…
夕張「提督は私と仕事、どちらが大事ですか…?」ウルウル
提督(ず、ズルいだろそれは!こうなったら…)
提督「それは執務だよ」
夕張「!?」
夕張「ど、どういう事ですか!?」ユサユサ
提督「あわわっ!ゆ、夕張と一緒に居るには仕事もしないとっ!」
提督「クビになったらもう、こうして話す事も出来ないだろっ…?」
夕張「はっ!」ピタ
夕張「提督…私の為に…!」
夕張「わかりました!」
提督「そうか!分かってくれたか!」
夕張「はい!ですから私の部屋に来てください!」
提督「!?」
提督「じ、じゃあすぐ行くから、待っててくれ…」
提督(夕張ちゃん理解力0だよぉ…着任した頃はもっと良い子だったのに…)グス
夕張「はいっ♪すぐですよ?」タッタッタッ
提督「はぁ…こういう俺の態度もダメだよなぁ…」
提督「昼になったら誘ってあげよう…」スタスタ
「姉様!大丈夫ですか!?」「ちょっとめまいが…」
提督「…?」
提督「扶桑に山城?どうしたんだ一体…」
山城「提督っ」キッ!
提督「う…」タジ…
山城「どうしたのですって!?姉様をこんなにして…」ツカツカ
扶桑「いいのよ…山城…もう治ったわ…」
山城「姉様…」
扶桑「提督…ご迷惑をお掛けしました…」
提督「ど、どうしたんだ…?やけに具合が悪そうだぞ?」
扶桑「えぇ…でも…幸せな事なんです…」
提督「…?」
扶桑「私と貴方の子が元気に育っている証ですから…」サスサス
山城「私のみならず姉様にまで…!本当にケダモノですね!」
扶桑「山城、そんなに大声を出すと、あなたの子にも障るわよ?」
山城「姉様…私とこの子の心配まで…」サスサス
扶桑「提督…私達は少し休みますね…?」
山城「貴方も夫である事、父である事を自覚してくださいね?」
スタスタスタ…
提督「え、えぇ…今までの子より1番進んでるじゃん…」
提督「俺子持ちになっちゃったよ…」
提督「これ早めに対策しないとだめだよな…よし」
〜館内放送〜
ピンポンパンポ〜ン
提督『こちら提督です。皆さんにどうしても伝えたい事があります。もう分かっていると思うけど、ケッコンカッコカリの事についてです。詳しい話はあだっ!や、やめ!んむっ』
ブツッ
シーン…
「提督…?」「大変よ…私の旦那が…」「何言ってるの?私のでしょ?」「言うとる場合かーッ」
長門「マズいな…提督が執務室で何者かに襲われている…」
長門「艦隊!狼狽えるな!」カッ
艦娘達「!!」
長門「まずは提督の救出を最優先とするのだ!」
長門「襲撃したのが我々の誰かだとすれば問題は少ないが…深海棲艦の可能性もある。各自注意を払い現場へ向かうのだ!」
艦娘達「了解っ!」バタバタバタ
………
……
〜執務室〜
提督「ん〜んむ〜っ」ジタバタ
神通「〜♪」チューっ
提督(息が…っ!)
提督「んっ!」グイッ!
神通「っ♪」ちゅポン
提督「ぷはっ…はぁ…はぁ…じ、じんんぅ〜!」チュウゥ
神通「ん…♪」ぷはっ
神通「提督…少し遅すぎですよ…?」
神通「ですがこうして来て下さったので…あまり咎めませんが…」ギュ…
神通「さぁ提督…本日の懐胎任務…始めましょう…♪」
提督「神通…その事について、俺は皆んなに話さなければいけない事がある!だから…」
神通「私達が夫婦となった事ですよね…?ならばここに来る皆さんに見せてあげましょう…夫婦の交わりを…」サワ…
提督「おっふ!ダメだ神通…っ!そこは…!」
バタァン!!
長門「さぁ!観念しろ!」
艦娘達「」ゾロゾロ
提督「みんな…」
神通「…」ギロ
駆逐艦s「ひっ…!」ブルブル
神通「皆さん…ふふ…そんなに私達夫婦の交わりが見たいのですか…」
神通「いいでしょう…これは演習ではなく…実戦です!」キッ
「神通さん!やめて下さい!」「ちょっと見たいっぽい…」ボソ
「はぁ!?」「提督になんて事!」「妻は私だわ」
ガヤガヤ
長門「鎮まれいッ!!」
長門「神通!水雷戦隊を率いるお前ともあろう者が情けないぞ!その様な色欲に支配されるなどとッ!!」
ドゴォン!!
長門「!?」
艦娘達「!?」ザワザワ
モクモクモク…
武蔵「けほっ…!大和、やりすぎじゃないか?」
大和「武蔵、これくらいがちょうどいいのよ」
長門「大和に武蔵!お前達何をしている!」
武蔵「なぁに、新婚旅行の準備が整ったのでな…」フッ…
E:サングラス・アロハシャツ・浮輪・スーツケース
大和「えぇ、旦那様を迎えに来たのよ」
E:赤まむし・赤まむし・赤まむし・すけすけネグリジェ
「大和さん夜戦特化っぽい…」「武蔵さん綺麗…」「私もあの装備で戦艦に…!?」「なれないよ」
長門「はぁ…馬鹿が2人増えたな…」
武蔵「神通!提督を離してもらおうか!」
神通「っ!」キッ!
神通「この方は私の夫です!渡すわけには参りません!」ギュ
提督(誰のものでも無いナリィ…)
武蔵「その事について相談だが…」ボソボソ
神通「っ!?」
神通「〜〜!//////」
神通「あ、あの…その…///」
武蔵「どうだ?」ニヤ
神通「ふ、不束者ですが…よろしくお願いします…///」
提督「な、何を…」
大和「武蔵…また増やしたの…?」ギロ
武蔵「そう怖い顔をするな大和…こうすれば争いは起きないさ…」
大和「もう…」むすっ
提督「だから何を…」
武蔵「そう期待するな提督よ…これからわかるさ…」
提督「期待って…」
武蔵「皆、聞いて欲しい!」
艦娘達「?」ザワザワ
武蔵「我々はこれから提督と珊瑚諸島沖へ新婚旅行に行く!」
武蔵「そこでは南国の開放的な空の下で提督とあんな事やこんな事…提督も好きモノでな、先程海域の攻略と称して我々の部屋でその様な計画を豪語していたのだ!」
武蔵「どうだ?私達ついて来る者はいないか?」
提督(そんな話してねぇ!)
「えっ?それは魅力的だけど…」「でもあそこの海域って…」
長門「待ってくれ、珊瑚諸島沖はまだ攻略出来ていないはずだが?その様な場所で…その…」
長門「スケベな事をするのは危険すぎるぞ!」
大和「心配ないですよ、先程、榛名さんと五航戦を基幹とする部隊が掃討作戦に出撃しました。」
武蔵「そして敵を撃滅し、現在は最適な島を見つけ明石と夕張を中心に設備の設営をしているとのことだ…」
「これだから五航戦は…」「あら、加賀さん嬉しそう」「先輩と南の島で…」
武蔵「そこで改めて提案する、珊瑚諸島沖へ行かないか?」
「行くっぽい!」「提督ー!これは速いのはダメだよー?」「つ、ついにあなたと私の子が…」「私も赤まむしー!」
提督「ちょっとまって!みんなどうしたんだ!俺はそんな事をするなんて一言も!」
提督「ほら、長門も何か…」
長門「…」
提督「な、長門…?」
長門「提督…皆ここまで貴方について来たんだ…沖ノ島を超えアルフォンシーノを超え…」
長門「そしてついに先程南方海域も半分攻略したのだ…」
提督「それは…」
長門「少しくらい褒美を欲するのは…悪い事か…?」
提督「で、でもそんな風紀を乱すような事は出来ん!」
長門「なぁに…我々が黙っていれば憲兵に感付かれる事も無いさ…」ギュ
武蔵「提督よ…悪いようにはせんぞ…」ペロ…
提督「ひぅっ…!や、やめんか!」
「提督さん…」「提督…」「司令官…」「あなた…」「はぁ…はぁ…」
ワラワラワゾロゾロ
大和「さ、行きましょう?私達の楽園へ…」にこ
提督「あっ…」ガシ
〜5年後〜
「あなたー?今日はスコールが来そうだから洗濯物早めにしまっておいて下さいねー?」
「おーう」
「ぱぱー」「お父様ー」「まいかぜと踊ろー?」「父上…わたしも…」
「こらこら、後で遊んであげるから、お母さん達のお手伝いをしなさい?」
「はーい」「やーだー」「かしまっ!わがままいわない!」「ふえぇ…」
「やれやれ…」
珊瑚諸島沖のとある島…
新たに泊地を立ち上げた1人の男と、その男を慕う艦娘達…
そしてその子供達が居た…
近づく者は容赦無い艦砲射撃により形すら残さないという…
深海棲艦は誰一人近付こうとせず、現在は南方海域を中心として徐々に人類の海域が拡大しているという…
ー完ー
今年も菱餅無いんですね