【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】   作:大キャバクラ

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暖かくなって参りました!


19話・武闘派空母の居る鎮守府(一航戦)

〜工廠〜

 

カチャカチャカチャ…

 

ポン!

 

 

7.7mm機銃「」パァァ

 

 

提督「あ!まーた機銃だよ!」

 

赤城「良いじゃないですか、3つ集めればバケツ1つ貰えますよ」

 

提督「にしてもボーキ200消費してこれは痛い…」

 

提督「烈風とか流星出ないの?」

 

赤城「…」?

 

赤城「烈風…?知らない子ですね」

 

提督「えぇ…この前がっつり積んでたじゃん…」

 

提督「流石に烈風2つじゃそろそろキツイよー」

 

赤城「確かに…52艦戦で取れる制空も最近限界ですね…」

 

提督「はぁ…」

 

赤城「まぁ提督、そう気を落とさないで下さい」

 

赤城「私と加賀さんが居れば旧式の戦闘機でも制空権なんて勝ち取ってみせますよ!」

 

提督「…」

 

提督「はは…赤城さんは頼もしいな」にこ

 

赤城「はい!」

 

 

 

 

バタァン!

 

大淀「提督!」

 

提督「!」 赤城「!」

 

大淀「哨戒に出ていた瑞鳳さん達が空母機動部隊と会敵!現在交戦中との事です!」

 

提督「!!」

 

 

提督「よし!赤城さん!」

 

赤城「はい!」

 

提督「加賀さんと共に出撃!一航戦の誇りを見せてやれ!」

 

赤城「分かりました!」ビシ

 

提督「…そうだな、大淀は五十鈴に時雨、島風と摩耶に打電!」

 

大淀「はい!」

 

提督「第一航空戦隊に随伴し対潜及び対空戦闘要員として備えよ!」

 

大淀「了解です!」ビシ

 

ツーツツー…

 

赤城「一航戦赤城、出ます!」

 

タッタッタッ…

 

 

 

提督「頼むぞ…!」

 

…………

……

 

 

〜30分後〜

 

〜執務室〜

 

提督「…」カリカリ

 

大淀「…」カリカリ

 

大淀「!」ハッ

 

大淀「提督!赤城さんより入電です!」

 

提督「何と?」

 

大淀「それが… 」

 

 

 

赤城『エリツに航空隊全部落とされちゃいました』テヘ

 

大淀「との事です!」

 

提督「なぁにぃぃ!?」ガタ!

 

ガザザ…

 

大淀「あ、加賀さんから無線が入りました」

 

ジジ…

加賀「提督?私達も頑張ったのだけれど艦戦隊は全滅したわ、続いて艦攻隊もやられました。」

 

加賀「まさに敵にとっては私達など鎧袖一触ね」ドヤ

ブチ…

 

提督「」

 

提督「あいつは何で誇らしげなんだ…!」

 

 

 

〜モーレイ海〜

 

赤城「…加賀さん」

 

加賀「えぇ、行きます」

 

赤城「まぁ、勇敢ねぇ」

 

摩耶「お、おい!空母は後ろに…」

 

加賀「鎧袖一触よ、心配いらないわ!」ドシュッ!!

 

 

 

ヲ級「っ!?」

 

加賀「烈風隊の仇っ!」ジャキ

 

ズドォン!

 

ヲ級「」撃沈

 

 

ツ級「!」

 

赤城「余所見はダメですよ。」

 

ツ級「!?」ビク

 

赤城「貴女が私の子達を…」スゥ…

 

ツ級「っ…」ゴクリ

 

ドォン!ドォン!ドォン!

 

ツ級「ガ…」撃沈!

 

 

深海棲艦達「!!」

 

深海棲艦達「ヴォォオオオオ!!!」ガチャガチャガチャ!

 

 

赤城「あら、まだまだ大勢いますねぇ」

 

加賀「次弾装填、完了です」ガコン

 

 

摩耶達「」ポカーン

 

摩耶「は!」

 

摩耶「お、おい!瑞鳳!一航戦に直掩機出せ!」

 

瑞鳳「!」

 

瑞鳳「う、うん!」

 

瑞鳳「さぁ、やるわよ!」ビシュッ!!

 

 

 

 

赤城「すごいですね、あんなに触接して…」

 

加賀「えぇ、瑞鳳、また腕を上げたわね」

 

赤城「…」

 

赤城「飛行機…何か忘れてるような…」

 

加賀「?」

 

………

……

 

 

〜執務室〜

 

大淀「そろそろ艦隊が帰ってきますよ?」

 

提督「くぅ…!クヨクヨ言ってもしょうがないか!」

 

 

 

 

ガチャ

 

 

赤城「一航戦赤城、帰投しました!」大破

 

加賀「一航戦加賀、帰投です」中破

 

 

提督「えぇー…」

 

瑞鳳「提督っ!瑞鳳の航空隊が活躍したのよ!」キラキラ

 

提督「そうか、瑞鳳は偉いなぁ…」ナデナデ

 

瑞鳳「えへへ…」

 

提督「とりあえず赤城さんと加賀さん、何故そうなった…?」

 

赤城「はい、私と加賀さんは瑞鳳さん達の戦闘海域に入る前に艦戦隊、艦攻隊を発艦しました」

 

加賀「でもその子達はツ級の機銃、ヲ級の艦戦に撃ち落とされたわ。逆に摩耶はヲ級の艦載機を撃墜していたのだけれど」

 

提督「…ふむふむ」メモメモ

 

赤城「なので私達も黙ってはいられないと思い」

 

加賀「突撃しました」

 

提督「…ん?」ピタ

 

提督「突撃…?」

 

赤城「はい」

 

提督「あ、艦爆隊がってこと?」

 

 

 

赤城「あ、やっと思い出しました!」

 

赤城「艦爆隊も積んでいましたね、加賀さん」

 

加賀「そうね、提督、全滅していなかったわ」ドヤ

 

 

彗星「」無傷

 

 

瑞鳳「かわいいー」キャッキャッ

 

提督「ち、ちょっと待ってまさか…」

 

 

赤城「艦爆隊はそもそも発艦していません」E:15.5cm三連装副砲

 

加賀「すっかり艦載機は全滅したと思っていたわ」E:15.5cm三連装副砲

 

提督「」

 

提督「突撃ってまさか…」

 

摩耶「あたし達が止めたのによー?空母は下がってなってな」

 

赤城「あら、私だって元は巡洋戦艦ですよ?」

 

加賀「えぇ、ちなみに私は改長門型超弩級戦艦よ」

 

提督「戦艦としての戦闘経験は…?」

 

赤城「無いですが?」

 

加賀「はぁ…呆れたものね、提督なら自分の艦娘の過去くらい知っておいて欲しいものだわ」

 

提督「このっ…!!」

 

 

提督「はぁ…」

 

提督「…それで中距離までホイホイと出しゃばって大破に中破と」

 

赤城「提督?私達はしっかり至近距離まで接近しましたよ?」

 

加賀「えぇ、恥ずかしい話、中距離だと当てる自信が無かったわ」テレ

 

提督「恥ずべき話はもっと前の段階にあると思うよ…?」

 

赤城「?」

 

加賀「あの、提督?」

 

提督「ん?」

 

 

加賀「私は貴方の為にこんなにボロボロになったのよ?褒めて欲しいのだけれど//」

 

提督「くぅ〜…、出来れば航空攻撃で頑張って欲しかった…」

 

加賀「副砲を積んでいるから搭載数に限りはあるわ」

 

提督「!」

 

提督「おいまさか!」

 

赤城「どうしました?」

 

提督「2人とも装備を見せてくれるか?」

 

加賀「流石に恥ずかしいわ…」

 

 

加賀「ほら、私の体よく見なさい?//」ヌギ

 

提督「うぉ!」メソラシ

 

赤城「加賀さん、はしたないですよ?」

 

提督「か、勘弁してくれ!」

 

 

赤城「装備はこんな感じです」

E:彗星 E:97艦攻 E:15.5cm三連装副砲 E:烈風

 

加賀「私はこうです」

E:彗星 E:97艦攻 E:15.5cm三連装副砲 E:烈風

 

 

提督「そ」

 

 

提督「そりゃあ全滅するわなぁ!」バン!

 

加賀「」ビク

 

加賀「心臓に悪いわ?」

 

提督「何で2人とも貴重な烈風を最後に積んだ挙句1番艦載機積める所に副砲載せてんの!?」

 

提督「せめて副砲は最後に積んでくれよー!」

 

赤城「それじゃ弾を積めないじゃないですか!」バン!

 

提督「良いんだよ!?そもそも弾は使わなくて良いんだよ!?」

 

加賀「ふ、2人も落ち着いて…」オロオロ

 

提督「いや加賀さん、特に貴女は酷い!そこに副砲積んだら艦載機は半分しか積めないよ!」

 

提督「瑞鳳の方が搭載数多くなっちまうよ…!」

 

瑞鳳「褒めてくれるのー?」スリスリ

 

提督「あぁ、瑞鳳は偉いぞ」ナデナデ

 

加賀「!?」

 

加賀「瑞鳳!そこをどきなさい!」グイグイ

 

瑞鳳「やー!」ギュウゥ

 

提督「こら加賀さん!良い加減にしなさい!」

 

提督「もう一航戦の2人は補給を済ませたら今日は入渠!いいね?」

 

赤城「提督、もう一つ報告がありました」

 

提督「ん?」

 

加賀「主に私が撃沈したヲ級の沈んだ後からこんな物が」

 

何かの艤装「」キラキラ

 

赤城「あら、削ったのは私ですよ?」

 

加賀「ここは譲れません」

 

提督「もういいって…まぁ、ご苦労」

 

提督「後で妖精さんに艦娘出してもらうから、行きなさい」

 

赤城「では失礼しますね?」

 

加賀「提督、今晩寝室に何時でしたか?」

 

提督「うん、何時でもないよ?」

 

加賀「そんな!」

 

赤城「加賀さん、行きますよ」グイ

 

加賀「は、離して!」ズルズル

 

瑞鳳「じゃあ私達も行くわね?」

 

提督「おう、お前らもゆっくり休んでな?」

 

艦娘達「はーい」ゾロゾロ

 

 

バタン

 

提督「ふぃー…またか…」

 

大淀「提督?いい加減あの2人にもキツく言ったらどうです?甘やかしすぎだと思います」

 

提督「…」

 

提督「いや…ちゃんと目的はこなしてくれるんだ」

 

提督「大破してしまうのは見ていて痛々しいけど…でもそんな姿でも戦意高揚しているあの2人を見ると強く叱る気にもなれないよ…」

 

大淀「はぁ…相変わらずあの2人には甘いんですね」

 

提督「うっ…」

 

提督「まぁ…新米の頃からお世話になってるしな…」

 

大淀「ふぅん…」

 

コンコンコン!

 

提督「お?誰だー?」

 

ガチャ!

 

夕張「提督!新しい艤装が出たんだって!?加賀さんに聞きましたよ!」

 

提督「おぉ、後で持っていこうと思ってたんだ」ガシャン

 

夕張「あ、それですね!」

 

提督「そうそう、これ飛行甲板か?」クイクイ

 

夕張「そうですねー、まぁ空母でしょうね!」

 

提督「うわぁ…もう積んであげる飛行機ないよぉ…」

 

夕張「無いなら作りましょ?ね?」ニコ

 

提督「くっ…!」

 

夕張「じゃあほら!行きましょう工廠へ!」

 

提督「いやさっきの出撃の申請書が…」

 

大淀「もう仕上げました」メガネクイッ

 

提督「うわ!流石!」

 

大淀「期待していますよ?」

 

提督「え…何を…?」

 

大淀「ふふ…私はこれで…」

 

バタン

 

提督「え…」

 

夕張「ま、まぁ終わったのなら工廠行きましょう!」グイグイ

 

提督「うん…」スタスタ

 

…………

……

 

〜工廠〜

 

パアァァ…

 

飛龍「!」パチ

 

飛龍「飛龍です!空母戦ならお任せ!どんな苦境でも戦えます!」グッ!

 

提督「よろしく、ここの鎮守府を任されている者だ!君の着任を心より歓迎するよ」

 

飛龍「はい!」

 

提督「さて、いきなりで済まないが…」

 

提督「君は戦闘において空母とはどのような役割があると考える?」

 

飛龍「どんな役割ですか…?うーん…やっぱり艦載機を飛ばして制空権を確保、爆撃や雷撃で攻撃ですかね?」

 

提督「!」

 

提督「そうだよね!うん!やっぱ空母はそうでなきゃね!」

 

飛龍「?」

 

提督「ありがとう!君が来てくれて本当に嬉しいよ!」

 

提督「部屋は一航戦達の隣が空いてるからそこを使ってくれ!」

 

飛龍「え!?」

 

飛龍「ま、まさか…赤城さんと加賀さんが…!?」

 

提督「うん!…あ」

 

提督「も、もしかして嫌か…?」

 

飛龍「とんでもない!あの2人にはお世話になりましたから!早く会いたいです!」

 

提督「そうか!そりゃ良かった!」

 

提督「ではこれから宜しく頼むよ!今日はもう演習も出撃も無いから、ゆっくりしてくれ」

 

飛龍「はい!よろしくおねがいします!」にこ

 

 

〜艦娘寮〜

 

飛龍「ここよね…?よし!」

 

コンコンコン!

 

飛龍「第二航空戦隊、飛龍です!」

 

シーン…

 

飛龍「あ、あれ?」

 

コンコンコン!

 

飛龍「赤城さん!加賀さん!いらっしゃいますか?」

 

シーン…

 

飛龍「あれー…?」

 

 

「赤城さんと加賀さんなら入渠中ですよ?」

 

飛龍「あ、そうなんですか…って」

 

飛龍「貴女は…?」

 

 

榛名「申し遅れました、金剛型戦艦の三番艦榛名です!」ビシ

 

飛龍「貴女が榛名!?」

 

飛龍「どうも!第二航空戦隊の飛龍です!」ビシ

 

榛名「まぁ!飛龍さんだったのですね!」

 

飛龍「うん!久しぶり!こんなに可愛くなってるなんてね!」

 

榛名「あ、ありがとうございます!」

 

飛龍「あの時はお世話になりました!」

 

榛名「い、いえ、そんな…榛名はお役に立てなくて…」

 

飛龍「貴女達が居たから最期まで戦えたのよ!きっと多聞丸も感謝しているわ!」

 

榛名「うぅ…」

 

飛龍「あ、そういえば一航戦の2人は入渠中って言ったわね?どこにドックが?」

 

榛名「そうですね、では鎮守府の案内も致しましょう!」

 

飛龍「じゃあ、よろしくね!」

 

榛名「はい!」にこ

 

………

……

 

榛名「それで、ここがドックです!」

 

〜入渠ドック〜

 

飛龍「へぇ〜!室内なんだー!」

 

榛名「えぇ、今は人の姿ですからね」クス

 

飛龍「そっかー!」

 

 

「そうですね、ですからあそこでは…」「ふむ…参考になります…」

 

 

飛龍「!!」

 

飛龍(もしかして…一航戦のお二人…!?)

 

飛龍「ね、ねぇ!榛名ちゃん!入っても良いのかな!?」

 

榛名「ど、どうでしょうか…声をかけてみないことには…」

 

トントントン!

 

飛龍「お邪魔してもよろしいでしょうか!?」

 

「ええ、構いませんよ」 「誰でしょう?」

 

ガララ!

 

飛龍「第二航空戦隊の飛りゅ…ってえぇぇ!?」

 

加賀「どうしたのかしら?」ザバ

 

赤城「加賀さん?いくらお風呂だからといっても隠しましょう?」

 

飛龍「うぅ…//」

 

飛龍(マッパの人が加賀さん…?)

 

加賀「失礼したわね、で、どなたかしら?」

 

飛龍「!」

 

飛龍「はい!第二航空戦隊基艦の飛龍です!」ビシ

 

赤城「あら!こんにちは、一航戦の赤城です」ペコ

 

加賀「同じく加賀です」ペコ

 

飛龍「再びお会いできて光栄です!」

 

赤城「こちらこそ」にこ

 

加賀「霧島から聞いたわ?貴女最期まで頑張ったのね。私の子達もお世話になったわ」ペコ

 

飛龍「いえいえ!お二人の艦載機達こそ私に協力していただいて感謝です!」

 

加賀「まぁ、それなりに期待はしているわ」

 

赤城「ふふ、加賀さんがこう言う時はとても期待しているのよ」

 

飛龍「わぁ!ありがとうございます!」

 

加賀「頑張りなさい?//」

 

赤城「ではまたお会いしましょう?」

 

飛龍「はい!では、失礼しました!」

 

ガララ!

 

 

飛龍「艦娘になっても良い人そうで良かったー!」

 

榛名「えぇ、この鎮守府であの方々にお世話になっていない子は少ないですから」ニコ

 

飛龍「へー!」

 

榛名「ただ…」

 

飛龍「?」

 

榛名「あ、ごめんなさい!何でも無いです!」

 

飛龍「そう?」

 

榛名「えぇ、一度あの2人と訓練すればどんな方かもっと良く分かりますよ?」

 

飛龍「楽しみ〜!」

 

………

……

 

ー2時間後ー

 

榛名「鎮守府内の施設はこんな所ですね!」

 

飛龍「うん!ありがとね!助かったわ!」

 

榛名「はい!また何か分からないことがあったら榛名でも、他の方でも聞いて下さいね!」

 

飛龍「うん!」

 

榛名「では榛名はこれで!」

 

飛龍「ありがとねー!」フリフリ

 

 

提督「お、飛龍さん、今空いてるかな?」

 

飛龍「あ、提督!はい、空いてますよ?」

 

提督「よかった!じゃあ装備について説明しようか!」

 

飛龍「装備、ですか?」

 

提督「うん、皆意外と最初は戸惑うそうなんだ。艦だった頃は自分では装備を選んだりしていなかったでしょ?」

 

飛龍「あ、確かに…どうやってこの姿で装備を?」

 

提督「そうだね…この鎮守府では局面以外では基本的に装備は皆の好きに選んでもらっているんだが…」

 

提督「例えば空母だったら艦載機、戦艦だったら主砲や副砲とかね」

 

飛龍「うんうん、そこは昔と変わらないんですねー」

 

提督「あぁ、だが数に限りがあってな?艦だった頃の長門だったら主砲は4基、副砲は18基、その他も機銃やら高角砲やら多く積んでたろ?」

 

飛龍「そうですね」

 

提督「ただ艦娘となった今は合計四つの装備しか持てないそうなんだ。主砲二つ、副砲一つ、後は偵察機か電探どちらか…と言った具合にな?」

 

飛龍「へー…え!?じゃあ艦載機も4機!?」

 

提督「それがな、空母の場合は積む順番によって搭載数こそ変わるが基本的に航空隊として搭載可能だ」

 

提督「戦闘機が20、雷撃機が20、…と言った感じだ」

 

飛龍「良かったー…」ほっ

 

提督「大体はこんな感じかな?後は工廠の改装ドックにある装備品の中から好きなのを選べば整備妖精さんがやってくれるから、また時間が出来たら寄ってみるといいよ!」

 

飛龍「はい!ありがとうございました!」

 

提督「おう!じゃあ明日は一航戦の2人に君の指導を頼むから、今日はゆっくりしてくれ!」

 

飛龍「はい!」ビシ

 

提督「じゃあ俺は執務もあるので、失礼するよ!」

 

飛龍「はーい!」

 

 

飛龍「…よし!頑張ろう!」

 

………

……

 

〜翌日〜

 

〜訓練場〜

 

赤城「では飛龍さん、演習を始めますよ」

 

飛龍「はい!」

 

加賀「頑張りなさい」

 

飛龍「よ、よろしくお願いします!」ビシ

 

飛龍「えっと弓を…」ワタワタ

 

赤城「こうですよ」クイ

 

飛龍「は、はい!」キリキリ

 

加賀「もっと肩を落として力を抜いて」

 

赤城「そう、そこで指を!」

 

飛龍「っ!」ビシュン!

 

矢「」ヒュウゥ…ポチャ

 

飛龍「あ、あれ?」

 

赤城「ふふ、懐かしいですね加賀さん」

 

加賀「えぇ、最初は皆こうだから、自信を無くしちゃダメよ?」

 

飛龍「うぅ…」

 

赤城「さ、まだまだやりますよ」

 

 

〜3時間後〜

 

提督「飛龍さんはどうだろう?」

 

大淀「まだ訓練中では?」

 

提督「見に行ってみようか!」

 

大淀「私はここで待ちますよ」

 

提督「う…」

 

提督「いつもすまんな」

 

大淀「いえいえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜訓練場〜

 

「へりゃあぁ!!」「そこです飛龍さん!」ガヤガヤ

 

提督「お、やってるな!」タタタ

 

 

 

 

飛龍「っ!」ドォン!

 

加賀「もっと速く!15万馬力の缶が泣くわよ!!」

 

飛龍(もっと速く…速く!)ゴオォォ!!

 

赤城「!」

 

赤城(タービンの音が…変わった…!)ニヤ

 

赤城「飛龍さん!今です!よく狙って!!」

 

飛龍「!そこ!当たって!!」ドォン!!

 

的「」バコォン!!critical!123!

 

 

標的群、撃滅!!

 

 

飛龍「はぁ…はぁ…」

 

 

飛龍「つ、疲れたー!」バシャ

 

 

 

加賀「よくやりました。これで貴女も立派な空母よ」パチパチ

 

赤城「飛龍さん、今日はこの辺にしましょう。」

 

飛龍「は、はい…」ゼエゼエ

 

赤城「上々ね!」グッ

 

飛龍「はい!」

 

 

 

 

提督「」

 

提督(え…?何で機銃と副砲しか使ってないの…!?)

 

 

 

赤城「今日のご飯は何でしょうね?」スタスタ

 

加賀「鳳翔さんに聞いてみましょう」

 

飛龍「あっ、待ってくださいよぅ!」

 

 

提督「ち、ちょっと待って!!」

 

空母達「?」

 

提督「一体何の訓練してたの…?」

 

赤城「何って…」

 

加賀「副砲と機銃による射撃訓練です」

 

飛龍「疲れましたー!」

 

提督「いやいや!何で!?艦載機の発着艦じゃないの!?」

 

赤城「えぇ、最初はそうだったのですがつい熱が入ってしまい…」

 

加賀「提督、私は後輩の育成を頑張ったわ?褒めて欲しいのだけれど」スリスリ

 

提督「ちょ、くっつくな!」

 

飛龍「わぁ!加賀さん可愛い!」

 

加賀「当然よ」ドヤ

 

提督「飛龍さんも空母の役割は艦載機を…って言ってくれたじゃないか!!」

 

飛龍「いやぁ、そうだと思ってたんですけどね〜」

 

E:副砲 E:副砲 E:機銃 E:彩雲

 

飛龍「どうです!?この新しい私は!」

 

提督「摩耶もびっくりのハリネズミっぷりだぁ…」

 

提督「そして申し訳程度の艦載機が偵察機じゃないか!」

 

加賀「砲撃戦ではT字有利ですよ」

 

赤城「えぇ、これで彼女も立派な空母です」

 

飛龍「やったぁ!蒼龍が居たら自慢したいです!」

 

提督「空母とは一体…」ガク

 

 

 

提督「…」チラ

 

 

赤城「飛龍さんかっこよかったですよ」

 

飛龍「わぁ!嬉しいです!」

 

加賀「私達と同じ南雲部隊の中核だもの、当然よ」

 

キャッキャッ

 

 

提督「ま…いいか…」トボトボ

 

 

 

〜夕刻〜

 

食堂

 

提督「いやぁ、今日はびっくりしたなぁ」モグモグ

 

榛名「どうしたのですか?」

 

提督「新しく来た飛龍さんて居るだろう?その子の訓練を一航戦の2人に頼んだらさぁ…」

 

榛名「あ、大体分かりました」にこ

 

提督「分かってしまうのが悲しいな…」

 

 

「ですから、それは無理ですよ!」 「どうしてですか!?」「ここは譲れません!」 ガヤガヤ

 

提督「!?」

 

榛名「ど、どうしたのでしょう…?」オドオド

 

 

ツカツカ

 

提督「おい!夕張!飯時に喧嘩はいかんぞ!」ズイ

 

夕張「あ、提督!この2人に提督からも言ってあげてよ!」

 

 

加賀「提督、この軽巡が私達の権利を剥奪するわ!」

 

赤城「えぇ!装備を使わせてくれないんです!」

 

提督「…ふむ、夕張、どういう事だ?」

 

夕張「ち、ちょっと待ってよ!権利も何も…」

 

 

加賀「何で20cm連装砲を積ませてくれないの!?」ダン!

 

赤城「副砲じゃ物足りません!!」ズイ!

 

加賀「第一あの頃は積めてたじゃ無いですか!」

 

夕張「うぅぅ…」ぐすん

 

 

提督「ちょっと待て」

 

提督「加賀さん、赤城さん?」

 

加賀「はい?」

 

赤城「何でしょう」ムス

 

提督「これで何回目かわからないけどもう一度言うぞ?」

 

 

提督「今の空母に主砲は積めない」

 

加賀「そ…んな…」

 

赤城「…うそ…」

 

提督「その猿芝居も何回目か…」

 

提督「とにかく、夕張を困らせるな」

 

提督「夕張、もっと毅然とした態度でいいんだぞ?」ナデナデ

 

夕張「…//」

 

加賀「!?」ガタ

 

提督「…」キッ!

 

加賀「…」シュン

 

赤城「加賀さん…諦めましょう…」

 

提督「…」

 

提督「まぁ…副砲を積んで欲しい訳じゃないけどさ…」

 

提督「常識的な範囲での運用なら大目に見るから、な?」ナデナデ

 

加賀「…」

 

赤城「まぁ、加賀さん嬉しそう!」

 

加賀「流石に気分が高揚します」

 

提督「じゃあ説教は終わり!飯が冷めちまう!」

 

加賀「提督、今夜は何時に?」

 

提督「何時でも無いよ」にこ

 

加賀「!?」

 

赤城「加賀さん、提督は人間なのだから無理矢理にでも 提督「ダメだから!」くわっ!

 

………

……

 

 

〜数ヶ月後〜

 

加賀「五航戦!もっと腰を入れて!」

 

瑞鶴「この!」ドォン!ドォン!

 

的「」 miss! miss!

 

加賀「ダメダメね」

 

瑞鶴「…」

 

加賀「何かしら?」

 

瑞鶴「あー!もう頭来た!何で空母の私がこんな事しなきゃいけないわけ!?」ガシャン

 

加賀「…」

 

加賀「空母だからよ」

 

瑞鶴「はぁ?」

 

加賀「貴女もいずれ分かる時が来るわ」

 

瑞鶴「…」

 

瑞鶴「こんなもの使わなくたって、近付く前にアウトレンジで撃滅してやるんだから!」ギャーギャー

 

瑞鶴「ふん!」スタスタ

 

 

加賀「…」

 

赤城「加賀さん…あの子もきっと分かってくれます…」

 

加賀「赤城さん…」グス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

提督「あ、瑞鶴?分からなくて良いからな?」

 

瑞鶴「な!?見てたの?」

 

提督「あぁ、あの2人に空母の指導を任せるといつもあぁなるからな」

 

瑞鶴「何とかしなさいよ…慣れない装備でもう腕がガクガクよ」

 

提督「済まないな…ただあの2人は艦載機運用の腕も確かなんだ…根気強く指導を受けてくれ…」

 

瑞鶴「…まぁ…いいわ?でも見るなら提督さんも止めてよね?」

 

提督「努力しよう」

 

 

 

蒼龍「あ!瑞鶴ちゃーん!」タタッ

 

瑞鶴「!」

 

瑞鶴「何ですか?」

 

蒼龍「飛龍と一緒にさっきの訓練見てたんだけどさぁ…」

 

瑞鶴「あ…酷いと思いません!?」

 

蒼龍「だよね!?見てて可哀想になっちゃった!」

 

瑞鶴「蒼龍さぁん…」ジワ

 

蒼龍「15.5cm三連装なんて戦艦の武装だよ!」

 

瑞鶴「そうですよ!私達空母は艦載機を…」

 

 

 

蒼龍「やっぱり15.2cm単装副砲よね!?ほら!小さくて持ちやすい!」ズイズイ

 

 

瑞鶴「」プルプル

 

 

瑞鶴「いやぁぁぁぁ!!!」タッタッタッ…

 

蒼龍「あぁ!?まってー!!」

 

 

 

提督「瑞鶴…」ほろり

 

………

……

 

 

 

〜同日・作戦中〜

 

〜珊瑚諸島沖〜

 

翔鶴「瑞鶴?いつまでも拗ねていてはダメよ?」

 

瑞鶴「…」

 

翔鶴「加賀さんも貴女が嫌いで厳しくしてるわけじゃ無いのよ」

 

瑞鶴「…うん…」

 

 

千代田「!」

 

千代田「千代田艦載機、敵艦発見です!」

 

翔鶴「!瑞鶴、準備はいい?」

 

瑞鶴「任せて翔鶴姉!」キリキリ

 

瑞鶴「アウトレンジで…決めたいわね!」ビシュッ!!

 

 

………

……

 

 

翔鶴「ちょうど拮抗してるわね…!」

 

秋雲「あ!翔鶴さん危ない!」ガバ

 

翔鶴「っ!」

 

ドゴォン!

 

秋雲「いたた…」中破

 

翔鶴「秋雲ちゃん大丈夫!?」

 

秋雲「んぁ…平気平気〜…」ボロっ…

 

秋雲「まったく…倍返ししてやるんだから…」ブツブツ

 

翔鶴「ごめんなさいね…」

 

翔鶴(マズイわ…どんどん接近されて…)

 

ビスマルク「翔鶴、瑞鶴!直掩の飛行機足りないわよ!?」ドォン!ドォン!

 

翔鶴「!」

 

翔鶴「今発艦し…」

 

ズドォン!

 

翔鶴「きゃあ!」中破!

 

 

 

翔鶴「か、艦載機発着艦…困難です…」ボロ

 

 

瑞鶴「翔鶴姉っ!」

 

瑞鶴「お、朧!私は良いから翔鶴姉と秋雲の護衛に回って!」

 

朧「っ!はい!」スイー

 

瑞鶴「ビスマルクさん!直掩隊出します!」

 

ビスマルク「頼むわ!三式弾撃ち方やめ!」ガコン

 

瑞鶴「っ!」ビシュッ!!

 

ブウゥゥゥン…

 

 

 

ツ級「!」ニヤ

 

バラララ!!

 

 

 

瑞鶴隊「」ボォォ…ボチャボチャ

 

 

瑞鶴「うそ…」

 

ビスマルク「!やってくれたわね…!」

 

ビスマルク「徹甲弾装填!アイツの忌々しい腕にぶち込んでやるのよ!」ガコガコン!

 

 

ビスマルク「ファイア!!」ドォン!

 

 

ツ級「グゥ…!!」撃沈!!

 

瑞鶴「もう一回!発艦はじめ…って…!?」

 

ドォン!

 

瑞鶴「!」ドゴ!

 

 

瑞鶴「そんな…うそよ…」中破

 

 

ネ級「…」バシャバシャ!

 

千代田「!」

 

千代田「瑞鶴さん下がって!!」

 

 

瑞鶴「っ…」スイー

 

ネ級「フフ…」ガシャン

 

瑞鶴「!?」

 

朧「瑞鶴さぁん!!」

 

瑞鶴(い、嫌…!もう沈みたくないよ…!!)

 

 

15.5cm三連装副砲「」カチャ…

 

 

瑞鶴「!これは…」

 

 

〜〜

加賀『いい?私達は航空戦においては中破したら置物よ』

 

加賀『は?幸運の女神が付いてる…?』

 

加賀『いいからこれを持ちなさい、女神よりも頼りになるわ』グイグイ

〜〜

 

 

ネ級「クク…」ニヤ

 

瑞鶴「こんなに近くまで来て…貴女、慢心したわね」ガチャン!

 

ネ級「!?」サッ!

 

瑞鶴「この距離じゃ、避けれないわよ」

 

ドゴォン!!

 

HIT!32!!

 

ネ級「っ!」中破

 

ネ級「っ…」スイーッ…

 

 

瑞鶴「逃すかっ!」ドォン!ドォン!

 

ネ級「っ」miss!miss!

 

瑞鶴「当たってよ…!」カチンカチン

 

 

ビスマルク「瑞鶴、ここから先は私の出番よ…ファイア!」ドゴォン

 

ボカァン!

 

ネ級「ウァ…!」撃沈!!

 

 

千代田「ふぅ…」

 

ビスマルク「とりあえずこんな所かしらね」

 

瑞鶴「…」

 

千代田「…」チラ

 

千代田「空母が二隻中破に駆逐艦が一隻中破か…」

 

翔鶴「装備の軽い艦戦隊しか発艦出来ません…」

 

 

 

〜無線〜

提督「…よし、分かった」

 

提督「これ以上進んでも被害が増えるだけだ」

 

提督「翔鶴に瑞鶴、皆もよく頑張った!ここは退こう!」

〜〜

 

 

瑞鶴「く…」

 

翔鶴「瑞鶴…帰るわよ…帰ればまた来られるから…」

 

ビスマルク「あら、いい事言うわね」

 

秋雲「あー!カタパルトまでまた遠のいたー!」

 

朧「あ、秋雲!」アセアセ

 

千代田「じゃあ被害艦を護衛しながら行きますよ」

 

………

……

 

 

〜港〜

 

提督「お、帰ったな…」

 

加賀「…」ソワソワ

 

赤城「もう、加賀さんは心配性ですね」

 

 

 

 

瑞鶴「…艦隊、帰投したわ…」

 

加賀「!」

 

 

テクテク…

加賀「五航戦、酷い有様ね」

 

瑞鶴「…!」

 

翔鶴「か、加賀さん!」

 

瑞鶴「…ふん」

 

加賀「…」

 

瑞鶴「…これ、返すわ…」ガシャ つ副砲

 

加賀「…」マジマジ

 

加賀(発砲した後が…)

 

瑞鶴「や、役に立たない事は無かったわ…」

 

加賀「…そう」にこ

 

瑞鶴「っ」

 

瑞鶴「別に使いたくて使ったんじゃないから!仕方なかったのよ!!」

 

加賀「分かったから、早く入渠しなさい?」

 

瑞鶴「ふ、ふん!」スタスタ

 

翔鶴「…」ペコ

 

スタスタ

 

 

赤城「ふふ…加賀さん嬉しそうですね」

 

加賀「そんな事無いです」

 

加賀「提督?五航戦が沈まなかったのは私の指導のお陰だと思うのだけれど」ススス

 

提督「瑞鶴が悪の道に進まなきゃ良いけどな…」

 

加賀「失礼なお方…」ギュ…

 

提督「…って加賀さん!こら!絡みつくんじゃない!」ぐぐぐ

 

赤城「じゃあ、私は艦載機の整備をしてきますね?」テクテク

 

提督「あ!ちょっと!加賀さんも連れてって!」

 

加賀「…」スリスリスリスリ

 

 

………

……

 

〜数週間後〜

 

〜工廠〜

 

瑞鶴「〜♪」カチャカチャ

 

加賀「五航戦、そこ、グリス少ないわよ」

 

瑞鶴「いいのいいの、このトリガーの渋みが威力アップなんだって」

 

加賀「そんなオカルトチューン、誰に聞いたのかしら…」ハァ

 

瑞鶴「ちょ、オカルトじゃ…」

 

翔鶴「瑞鶴、装填数の表示が多いステッカーいる?」ペラ

 

瑞鶴「うん!」

 

加賀「そんなものまで…」

 

 

飛龍「出来たぁ!!」

 

41cm連装副砲「」ジャーン

 

加賀「!?」

 

瑞鶴「な、なにこれ…流石に…」

 

蒼龍「これは…主砲でしょ」

 

飛龍「見る目がないなぁ〜!ちゃんと副砲だって!」

 

赤城「その砲身どこで手に入れたんです?」

 

飛龍「長門さんが改二になったから古い装備くれたんです!」

 

加賀「さ、早速提督に…」

 

 

提督「ダメです」

 

空母達「!?」

 

提督「それどう見ても主砲だろ!」

 

提督「なぁ?」

 

妖精「」ウンウン

 

飛龍「そんなぁ…」

 

瑞鶴「なぁんだ、期待して損したー」

 

加賀「提督、私は止めたのよ?偉いでしょう?」ススス…

 

提督「最初から見てたから」サッ

 

加賀「っ!?」ヨロ

 

赤城「提督、なぜこちらへ?」

 

提督「おっと、忘れる所だった」

 

 

提督「ほら、五航戦は出撃!二航戦は支援艦隊で出て!」

 

二・五航戦「はい!」タッタッタッ

 

加賀「私は提督の側に?」

 

提督「違うぞ」

 

赤城「何でしょう…?」

 

提督「…」

 

提督「ほら、挨拶挨拶」パシ

 

ガンビア「…」ヒョコ

 

加賀「!」

 

赤城「まぁ!お人形さんみたいですね!」

 

ガンビア「ハ、ハロー…」

 

提督「アメリカから来た空母だ。一応留学だから変な事教えるなよ?」

 

加賀「ふぅん…」ジロジロ

 

ガンビア「what…?」ビクビク

 

 

加賀「その弱気な態度と強気な胸で提督にすり寄ったのね!?」ズイ!

 

ガンビア「!?」

 

ガンビア「ち、違います〜!」ワタワタ

 

提督「こら!早速絡まない!」ペシ

 

加賀「提督、貴方は日本人なのだから日本人とケッコンすべきよ。そう、わた 提督「赤城さん、ガンビアに艦載機の稽古つけてもらえるか?」

 

加賀「!!」

 

赤城「ええ、構いませんよ」

 

ガンビア「よ、よろしくお願いします…」

 

提督「加賀さんも、よろしくな」ワシワシ

 

ガンビア「うぅ…」チラ

 

 

加賀「…ふん」スタスタ

 

ガンビア「あぅ…」オロオロ

 

提督「ちょ、加賀さん!」

 

 

 

 

加賀「…」くるっ

 

加賀「そこのメリケン、日本の空母の戦い方、その身に叩き込んであげるわ。付いて来なさい」ゴゴゴ

 

ガンビア「!」

 

ガンビア「yes!mam!」ビシ

 

 

提督「…」

 

提督(すまんガンビアよ…一航戦がたまに見せる発着艦を覚えてくれ…!)

 

 

その後、留学期間を終え故郷へ帰ったガンビアは、仲間達に日本での一航戦流戦闘術を広めた…かどうかは、また別の話…

 

ー完ー




何気に空母って少ないですよね

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