【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】   作:大キャバクラ

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ビスマルクには気をつけよう!



27話・調教する艦娘のいる鎮守府(ビスマルク) ☆

〜ビスマルクの部屋〜

 

ビスマルク「さぁて、もうそろそろかしら?」

 

提督「…」ギロ

 

ビスマルク「…まだまだだったみたいね」

 

ビスマルク「オイゲン、5よ」チラ

 

プリンツ「はいっ!お姉様!」ポチ

 

提督「ふぅ…!」ビクビク

 

提督「う…!ぐあぁぁぁっ!!」ビリビリ!!

 

ビスマルク「もうこんな事されるのは嫌でしょう?嫌よねぇ!?」

 

提督「ぐっ…俺は、あぁぁあぁぁ!!」

 

ビスマルク「私の物になると言いなさい!頷くのよっ!!」

 

提督「お、俺には…長門が ビスマルク「オイゲン、6」

 

プリンツ「はーい!」カチカチ

 

バチバチバチッ!!

 

提督「!?」

 

提督「うがぁぁぉぁ!!!」ビキビキ

 

提督(き、筋肉がっ言う事聞かねぇっ!!骨が砕けちまう!!)

 

ビスマルク「ふふ…奪ってやる…」ブツブツ

 

提督「あっ!!うぁあっ!!」メシッ…

 

提督(も、もう嫌だ…!誰か…助けてくれ…!)

 

ビスマルク「…まだあんな女の事を考える余裕があるかしら?」

 

提督「い、いい!もういいから!」バチッ

 

提督「だから助けて…!!」ビリビリ

 

ビスマルク「…」

 

ビスマルク「ストップよ、オイゲン」スッ

 

提督「!」

 

提督「あ、ありがとう…ありがとう…!」がくがく

 

プリンツ「えー!もう少し良いじゃないですかー!」

 

提督「!?」

 

プリンツ「まだきっとナガートの事考えてますよー!」

 

提督「そ、そんな訳ないだろ!?もう十分ビスマルクがどれ程俺を想っているか分かったからさ!」

 

ビスマルク「あら!」

 

ビスマルク「嬉しい事言うじゃない」フフン

 

プリンツ「むー!」ぷくー

 

提督「だ、だからさ…もう、これ外してくれないか…?」ガチャ…

 

ビスマルク「じゃあ最後に確認するわね?」にこ

 

ビスマルク「貴方の最愛の人はだれかしら?」

 

提督「も、勿論ビスマルクに決まっているだろう!」

 

提督(すまん長門…今だけは許してくれ…!)ギリ…

 

プリンツ「」ぴく

 

プリンツ「あー!こいつ今歯ぎしりしましたぁー!」

 

ビスマルク「え?」

 

提督「!?」

 

プリンツ「ギリって聞こえましたよ!ギリって!」キャッキャッ

 

ビスマルク「貴方…まだなぁんにも分かっていないのね…!」ギロ

 

提督「ち、違うっ!ほら、これだよ!この拘束具の音じゃないのか!?なあ!」ガチャガチャ!

 

プリンツ「んー、全然違いますよ!」

 

プリンツ「だってここから音が聞こえましたもん!」ぴと

 

提督「そ、そんな…!」

 

ビスマルク「はぁ…どうせ長門の事でも考えてたんでしょう」

 

ビスマルク「そうよ、あの女も貴方と同じ目に会えばいいのよ!」

 

提督「!?」

 

提督「ま、待ってくれ!」ガチャ!

 

ビスマルク「あら、どうしたの?」

 

ビスマルク「貴方の心を改めさせるよりあの女を壊した方が早いもの」

 

ビスマルク「プリンツ、長門を連れて来なさい」

 

プリンツ「はーい!」ててて

 

提督「や、やめろ!!」ガチャガチャ

 

プリンツ「むー!」ぴた

 

ビスマルク「そんなにあの女が傷つくのはいや?」

 

提督「決まってるだろ…あいつは俺の…」

 

ビスマルク「っ!」ビュッ!

 

バチン!

 

提督「うぐっ!」ジンジン

 

ビスマルク「」ブルブル

 

 

ビスマルク「あ、貴方…貴方が私を選んでさえくれればねぇ…!!」ワナワナ

 

提督「ひっ…!」ビク

 

ビスマルク「こんな…こんな事だってしなくて済んだのよ…!!」ポロポロ

 

提督「ビスマルク…」

 

プリンツ「お姉様…」ウルウル

 

提督(今ならもしかしたら…)

 

提督「ビスマルク…お前の気持ちは本当に嬉しい…」

 

ビスマルク「…」ぐすぐす

 

提督「お前みたいな美人にこんな事される程想われているなんてな…」

 

提督「だがな…俺は…この鎮守府を最初から共に支えてくれた長門が好きなんだ…」

 

ビスマルク「うぅ…」

 

提督「無理矢理こんな事をされてお前を愛そうとしても…どうしても長門の事を考えてしまう」

 

提督「それはお前に対しても…長門に対しても…失礼だと思うんだよ…」

 

ビスマルク「そんな…」

 

提督「だからビスマルク…早くこの椅子から ビスマルク「まだ何にも変わってなんかいなかったのね」

 

提督「…?」

 

ビスマルク「少しはそのバカみたいな考えから変わっていると思ったのに」

 

提督「ビスマルク…?」

 

ビスマルク「オイゲン、アレ使うわよ」

 

プリンツ「はい!」ガチャ

 

プリンツ「提督!これ付けますね!」にこ

 

ガチャ

 

提督「な、何だよ…これ…!」

 

ビスマルク「頭にも電気流すのよ、電気」

 

ビスマルク「脳に直接流した方がいいでしょ?」にこ

 

プリンツ「流石お姉様です!」キラキラ

 

提督「や、やめてくれ…!!」

 

ビスマルク「もうちょっと上手く行くと思ったけれど…」

 

ビスマルク「まぁ、ちょっとでも期待した私の誤算ね」

 

ビスマルク「いいわ、もう私しか見えないようにしてあげる」

 

提督「…」ガタガタ

 

ビスマルク「貴方が心の底から私と居たいと思えなくちゃ意味がないものね」なでなで

 

ビスマルク「可哀想…怯えているのね…」ぎゅうぅ…

 

ビスマルク「でも大丈夫よ…もう2度と怖い思いなんてしないように、脳に直接教えてあげるんだから」なでなで

 

 

ビスマルク「オイゲン、今度は最初から電流最大よ」ぱっ

 

プリンツ「!」わくわく

 

プリンツ「了解です!お姉様っ!」ビシ

 

提督「ま、待ってくれ!そんな事したら死んじまうだろ!?」

 

ビスマルク「大丈夫よ!プリンツは貴方の事が嫌いだもの」

 

提督「ど、どういう事だ…?」

 

プリンツ「死んじゃったらもう苦しむ顔見れないですから!上手くやりますよ!」にこ

 

ビスマルク「ふふ…期待しなさい?」にこ

 

提督「そんな…」

 

ビスマルク「じゃ、早速始めてちょうだい?」

 

プリンツ「はーい!」カチカチカチ!

 

〜〜〜〜

〜〜〜

 

 

 

ー半日後ー

 

長門「むぅ…今日はケッコン記念日だと言うのに遅いではないか」

 

長門「折角陸奥にも料理を教えてもらったのに…」ブツブツ

 

 

ガチャ

 

 

長門「!」

 

長門「提督!遅いぞ!」

 

くるっ

 

長門「一体どこで…な…に…」

 

 

ビスマルク「あら、人の旦那を叱るなんて」

 

ビスマルク「怖い女だこと」

 

長門「は…?」

 

ビスマルク「ほら、提督?あれは誰かしら?」

 

提督「…?」

 

提督「いや…知らんな」

 

ビスマルク「知る必要なんて無いのよ」

 

ビスマルク「貴方には私がいるもの」ギュッ

 

提督「ビスマルク…」ギュ…

 

プリンツ「ぐぬぬ…!」

 

 

長門「な、何を…しているのだ…?」プルプル

 

長門「提督から…離れてくれないか…?」ヨロ…

 

ビスマルク「嫌よ」

 

ビスマルク「この人は私の夫だもの」

 

ビスマルク「それに貴方の事なんて知らないそうよ?」

 

プリンツ「この男は嫌いだけどお姉様が幸せならプリンツは幸せです!」

 

ビスマルク「あら、ありがとう」

 

長門「お前たち…一体何の話をしている…?」

 

長門「提督は…私の夫ではないか…」

 

 

提督「…そうなのか…?ビスマルク…?」

 

ビスマルク「そんな訳ないじゃない!」

 

ビスマルク「貴方の妻は後にも先にも私でしょ!?」ガシッ

 

提督「そ、そうだよな…」

 

提督(何だこの胸のざわつきは…?)

 

 

長門「そんな…嘘…嘘だ…」ブツブツ

 

ビスマルク「嘘じゃないわよ?夢でも見ていたのかしら」はぁ

 

ビスマルク「提督、オイゲン、さっさと行くわよ」

 

提督「あ、あぁ」

 

プリンツ「はーい♪」

 

てくてく…

 

 

長門「提督…行くな…行かないでくれ…」ぽろぽろ

 

提督「…」てくてく

 

ビスマルク「提督、早くなさい?」ギュっ

 

提督「あぁ」

 

プリンツ「あー!ずるいですよー!私もー!」ギュ

 

ビスマルク「ふふ…まるで娘が出来たみたいね」

 

ビスマルク「あなた?」

 

提督「…あぁ」にこ

 

 

ー完ー




ワガママで理不尽なビスマルクに癇癪起こされたい

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