【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】   作:大キャバクラ

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3話・パパラッチ提督の居る鎮守府(青葉)

艦娘寮〜外〜

 

提督「おっし!天津風と島風のお昼寝シーン激写!」パシャッ

 

青葉「何々!?どうしたんですか!?スクープですか!?」

 

提督「おっと!お前にゃ教えてやんねー!自分のネタは自分で探しな!」スタタタ!

 

青葉「くぅ〜!このまま青葉も負けてられませんね!」

 

衣笠「ちょっと!あんた達が張り合うと私達のプライバシー無くなるんだけど!」

 

青葉「青葉を止めないでください…!同じジャーナリズム魂を持つ者同士の戦いです…!!」

 

衣笠「はぁ…程々にしてよね…今度皆んなに迷惑かけたら古鷹からも言ってもらうからね!」

 

青葉「それだけは!!」

 

衣笠「自業自得よ♪」

 

〜物陰〜

 

提督「ふむ…青葉は古鷹に弱いのか…こりゃあ良いネタになりそうだなぁおい!」

 

古鷹「何してるんですか提督?」

 

提督「ひゃあ!?って古鷹か…あんまり人を脅かすもんじゃ無いぜ?」

 

古鷹「提督が駆逐艦の寮の近くでコソコソしてたから…」

 

提督「うっ…」

 

古鷹「他の子も可哀想ですけど、もし青葉を悲しませたら…私、どうなっちゃうか分かりませんよ…?ねぇ、提督?」

 

提督「そ、そうだな、じゃあ俺はこれで…」

 

古鷹「その前に、その胸ポケットのペン、貸してください?」

 

提督「え…?そりゃ一体どうして…?(これは俺の命!ICレコーダー内蔵のペンと知って居るのか!?)」

 

古鷹「素敵なペンだなぁって…今度ペンを買う時の参考に…」

 

提督「あぁ…それなら…」ホイ

 

古鷹「ありがとうございます!」ポチー

 

提督(あぁ!そんな長押ししたら今までの消えちゃう!)

 

古鷹「お返ししますね♪あと、程々にしてくださいね?」メッ

 

提督「はい…」

 

古鷹「じゃあ私は行きますね♪」

 

提督「はは、またな…」

 

青葉「どうやら古鷹に釘を刺されたようですね?司令官!」

 

提督「あぁ〜!もう今日は止め!執務だ執務!溜まってんぞおい!」

 

青葉「ま、頑張って下さいね〜!」

 

提督「おぅお前も来るんだよ、1人だけ逃げるな、秘書艦様?」ガシッ

 

青葉「ゔぇっ!?」

 

提督「今日は…夜警隊が帰るまでに終わらせたいな…」

 

青葉「そんなぁ」

 

〜○三○○〜

 

提督「はー終わった!あと3時間で総員起こしかぁ〜…あ、青葉は今日は非番な、衣笠に秘書艦変わってもらうからゆっくり休んでくれよ…俺は仮眠とるから…ほな…」

 

青葉「良いですよ司令官!青葉は大丈夫です!それに秘書艦は青葉の仕事ですから!」

 

提督「でも…」

 

青葉「それにこんな時間まで起きてたんです!青葉も仮眠とって、それでそのまま今日の分は早く終わらせちゃいましょう!」

 

青葉「青葉も司令官と居たいですし…」ボソッ

 

提督「おまっ///そんな恥ずかしいことを!//」

 

青葉「今のは普通聞こえない所ですよ!!//忘れて下さい!//」

 

提督「こ、ここに入ってるからなぁ!//」ペン

 

青葉「それを渡せー!//」グイグイ

 

提督「嫌だ絶対渡さない!!」

ドンッ!うるさいでち!そとでやるのね!

 

提督・青葉「「…寝ますか…」」

 

〜○六○○〜

 

パッパパッパパッパパッパパッパパッパパー

 

提督「!」ガバッ

 

青葉「ん〜…」むくっ…

 

提督「ほら早く目ぇ覚ませ〜…」ウトウト

 

青葉「ふぁい…やっぱきついですねぇ〜…」

 

提督「…やっぱり今日は休んでも構わんぞ?」

 

青葉「いえいえ、やると言った以上しっかりと…」

 

提督「そっか…じゃあ支度して飯行くか…」

 

青葉「は〜い」

 

食堂

ガヤガヤ

また同伴出勤? 提督さん… 良いなぁ〜…

 

提督「今日は〜…ぶっかけ飯か、長門と武蔵が当番か…」

 

青葉「おぉ!全員の当番を把握してるんですか!?」

 

提督「ふっ、皆のことは誰よりも分かってるさ、そんな物把握しなくても…な?」

 

青葉「ほぇ〜…流石司令官!…って長門さんと武蔵さんあそこで食べてますけど!」

チラッ

武蔵「?」長門「?」

 

提督「何ぃ!?じゃあ今日の当番は?」

 

青葉「さっき取りに行きましたけど鳳翔さんでしたよ」

 

提督「鳳翔さん?にしては今日の朝飯は簡素だな…青葉…?」

 

青葉「…えぇ…怪しいですね…でもいくら司令官でもスクープは譲りませんよ…?」

 

提督「それはこちらのセリフだg「お隣よろしいでしょうか?」」

 

提督「ん?」クルッ

 

榛名 ニコニコ

 

提督「あぁ構わんぞ、お、金剛たちも一緒か」

 

金剛「テートク〜!青葉ばっかりじゃなくて私達にも構って欲しいネー!」

 

提督「すまんすまん、青葉とはやたら話が合ってな!」ダキッ

 

青葉「うぇ…!?///」ダカレ

 

比叡「ひえー!ひえー!」

 

榛名「め、目の前で惚気ないでくださいっ!榛名にも…」

 

霧島「金剛お姉様!気をしっかり!」

 

金剛「」

 

金剛「…っは!そういう所ネー!たまにはワタシ達も秘書艦にして欲しいデース!」

 

提督「秘書艦になりたいとは変わってるなぁ…」

 

青葉「ダメですっ!秘書艦は青葉の席です〜!」

 

金剛「むぅ〜!青葉だけズルいデース!」

 

榛名「は、榛名も秘書艦になりたいですっ!」

 

霧島「司令、秘書艦は意外と人気なんですよ?」

 

提督「そうなのか?ん〜…」

 

比叡「私は遠慮しますね、体を動かさないと眠くなってしまいます!」

 

提督「お前は…まぁ秘書艦の事は考えとくよ」

 

金剛「あとワタシの写真も撮って欲しいネー!あんな写真やこんな写真まで希望に応えるヨー!」

 

提督「本当か!?」ガタッ

 

榛名「榛名も大丈夫です!」

 

提督「よりどりみどり…」

 

霧島「お姉様、榛名、はしたないですよ」

 

金剛「じゃあテートク〜!秘書艦と写真、待ってるネ!」

 

比叡「あっ待って下さいお姉様!まだ食べてるんですよ〜!」ガツガツ

 

比叡「ゴクッ!…それでは司令!また!」タッタッタッ

 

提督「嵐のような姉妹だなぁ〜…ん?」

 

青葉「…」ムス〜

 

提督「ど、どうした青葉?ほれほれ!」プニプニ

 

青葉「ちょ//.もう!司令官はチヤホヤされて嬉しそうですねぇ!」

 

提督「まったく、モテる男は辛いぜ!」

 

青葉「…秘書艦、変えちゃうんですか…?」

 

提督「いやぁ…金剛にはああ言ったけどなぁ…やっぱり青葉といると気も楽だし、ずっと任せてきたからこれからも任せられるしなぁ…それに…」チラッ

 

青葉「?」ニコ

 

提督「何でもないっ//」ぷいっ

 

青葉「何で顔逸らすんですか!もっと青葉を見て下さい〜!」ガシ

 

提督「やめろぉ!今はダメダメ!無理!」

 

青葉「もぉ〜!」

 

廊下

 

金剛「…」榛名「…」

 

金剛「はぁ…分かってはいたけど勝ち目は無さそうデス…」

 

霧島「お姉様…」

 

比叡「お姉様!比叡が居ますよ!元気出して下さい!」

 

金剛「…そうネー!ワタシにはこんなに可愛い妹達がいるネ!」ダキッ

 

比叡「ひえー!//」

 

金剛「さぁ、今日は妙高達の部屋に行って飲みショウ!非番の特権ネ!」

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

執務室

 

青葉「司令官ー!金剛さん達が妙高さんの部屋で酒盛りして暴れてるらしいですよ!」

 

提督「でかしたぞ青葉!ただ俺に教えたのは愚策だったな!情報はスピードが命!そういうのは自分だけ知っとくもんだ!」ズダダダダ

 

青葉「あぁ!書類が!ってもう居ない!?ん?これは…ケッコンカッコカリ…!?」

 

提督「カメラカメラ!」ガチャ

 

提督「ん…?あ、青葉…それ…」

 

青葉「司令官…青葉、見ちゃいました!これは今年1番のスクープじゃないですか!お相手は!?」

 

提督「バカっ返せ!」

 

青葉「言ってくれるまで返しませんよ〜!」ヒラヒラ

 

提督「くっ…我が秘書艦ながら恐ろしい…!」

 

青葉「それでそれで!?お相手は誰ですか〜!?」

 

提督「…ほら、これ」

 

青葉「ん?このペンは?」

 

提督「本当はこんな感じで渡したくは無かったが…当の本人に取られたんじゃたまらんな…」

 

提督「…青葉、お前が好きだ。これからも秘書艦としてだけじゃなく、妻としても俺と居て欲しい。もちろん強制はしない、嫌だったらそこに名前は書いてくれなくても 青葉「ふむふむ」カキカキ

 

提督「って最後まで聞けよ!真面目な感じだったのに!」

 

青葉「青葉もっ!青葉も司令官とずっと一緒が良いに決まってるじゃないですか!もう絶対司令官の側を離れませんよ!独占です!ここは青葉の特等席です!」ダキッ

 

提督「ははっ…これからもよろしくな、青葉」ナデナデ

 

青葉「はいっ!」

 

執務室外

 

衣笠「えっ、何か綺麗にくっついたわね」

 

古鷹「青葉も幸せそうで良かった…」

 

衣笠「はぁ〜何か苦いものが飲みたいな〜」

 

古鷹「妙高さん達の部屋に行く?」

 

衣笠「そうね!」 古鷹「ふふっ」

 

後日

 

この度、提督日記と青葉新聞は合併し、鎮守府日報となりました。長い間ご愛読いただきありがとうございました。これからも鎮守府日報として、皆様に愛されるよう、気になる記事をまとめていきたいと思います。どうかよろしくお願い致します。

 

ー完ー




あまりパパラッチしてませんね
書きたいもの書けたんで満足…かな?

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