〜執務室〜
妖精さん達「」ワーワー
家具職人「」ワーワー
提督「遂に出来たのか…」じーん…
提督「艦娘達は広い風呂で疲れを癒し心も癒し…」
提督「所が一方の俺は私室に備え付けられた簡素なシャワールーム…」
提督「安らぎを求め入渠ドックを借りた日には…」
……
………
提督『久々に湯に浸かる事ができる…!』
チャプ…
提督『あぁ〜…たまらねぇz
ガラガラ!
提督『!?』ビク
曙『!?』
曙『な、何してんのよこのクソ提督っ!!出てけっ!!』
提督『だ、だって今日は30分だけ貸切って…』
曙『うるさい!早く出てけ〜!』バシャバシャ
提督『ひぃ〜っ!』ペタペタ…ズテッ
ペタペタ…
曙『二度とくんな!』ピシャッ!
…
……
提督「酷い事もあった…」
提督「だがそんな思い出も今日で笑い話に変わる…何故なら…」
温泉檜風呂「」バーン!
提督「長い事家具コインを貯めた努力が今日実ったのだ…!」ポロポロ…
提督「さぁ…俺の愛しき檜風呂よ…俺の疲れを癒し…
ガチャ!
提督「!?」全裸
曙「あ、あんた何してんのよ!?」
曙「こんな真っ昼間からお酒でも飲んでたんじゃないでしょうねぇ!?」
提督「ふざけんなっ!」カッ
曙「」ビク
提督「ここは俺の空間だ!俺は温泉に入る為に脱いでんだよ!毒にも薬にもなりゃしねぇ曙はとっとと立ち去れィ!!」バァン!
曙「はぁぁ!?」グワッ!
提督「な、なんだよ…」ビク
曙「…」
曙「…ふんっ!勝手にすれば!」
バタン!
提督「…」
提督「何だよあいつ!」ぷんぷん
提督「ま、うるさい曙も言ってたし勝手にしますかっ!」
ちゃぽん!
提督「あぁ…!あああ…!!」ブルブル
提督「何と気持ちの…何と気持ちの良い風呂だ…!!」ほろり
提督「はぁ…日頃の疲れが全て吹き飛んで行く…」
提督「執務室に居ても聞こえるギャーギャーうるさい奴等の声も心なしか聞こえないし…」ちゃぷ…
曙「…」じー 霞「」じー 満潮「」じー ←うるさい奴等
提督「はぁ…極楽極楽…」かぽーん…
〜執務室の外〜
曙「ね?言った通りでしょ?」ヒソヒソ
満潮「ほ、本当だわ…!司令官のあられもない姿が…ね、ねぇ霞っ」
霞「うるさい、今集中してんのよ」ガン見
曙「いい?これは私達だけの秘密よ」
満潮「当然よ!」
霞「えぇ」
霞「所で、私に良い考えがあるわ?」
〜執務室〜
提督「ふぅ…さ、今日も残り半日頑張ろう!」ザバ
ー提督着替え中…ー
提督「さてさて…まずは〜…い号作戦だな」ヨミヨミ
ガチャっ!
提督「何奴っ」
霞「司令官大変よっ!!」
提督「…?」
霞「第二倉庫で喧嘩が…」
提督「すぐ行くっ!」ダダダ…
バタン
霞「…」
霞「ほらっ!早くしなさい!」
ガチャ
曙「分かってるわよっ!」E:ペットボトル
満潮「ふふ…」E:ペットボトル
コポコポ…
霞「補給は済んだかしら?」E:ペットボトル
曙「早く行くわよっ!」
満潮「…」じーっ
霞「満潮?満タンにしたなら早く…」
霞(この子…ペットボトル凝視して…まさか!)
満潮「っ…!」ごきゅっ!ごきゅっ!
曙&霞「!!」
満潮「ぷはぁ…♡」キラキラ
曙「戦意…高揚っ…!」
霞「わ、私だって…」ごきゅっ!
霞「!!」パァ
曙「ちょっと、部屋に戻ってからって…」
霞「アンタも飲んでみなさい」キラキラ
曙「…!」ゴクリ
……
…
提督「喧嘩なんて誰もしてなかったぞ…?」てくてく
提督「でも霞が嘘を言うわけ無いし…」ブツブツ
執務室「」ガチャ
提督「まぁ、任務の続きでも…って、どうした?お前達」
曙「!」
霞「な、何勝手に入って来てるのよ!?」
提督「ここは俺の執務室だろっ…て、満潮…?」
満潮「えへ〜♡」ぐで〜…
曙「な、なんでも無いわよ!このクソ提督!」隠し
提督「なんか様子が…大丈夫か?」
霞「アンタに心配される程落ちぶれちゃ居ないわよ!」ササッ
提督「いやどう見てもヤバイだろ…」
満潮「し、司令官〜…ふひっ」〜☆
提督「トランスしちゃってんじゃねぇか!」
提督「ヤバイ薬でもやってんじゃ…」
霞「う、うるさいっ!退きなさいっ!」ダダダ
曙「そうよっ!邪魔よっ!」
ダダダ…バタン!!
提督「何だよ…あいつら…」
提督「って任務やらないとっ」アセアセ
〜廊下〜
霞「ちょっと満潮っ!何キマっちゃってんのよっ!」ユサユサ
満潮「〜♡」びくんびくん
曙「ど、どうするのよっ!?こんなの明石さんに見せても何て言えば…」
満潮「もっとぉ〜…もっとぉ…♡」
霞「満潮っ!」パチンっ
満潮「っ!?」びくっ
満潮「…?」ハッ
満潮「いっ…たいわねっ!何するのよっ!?」キーッ
曙「満潮アンタ大丈夫!?」ぎゅう
満潮「は、はぁ!?//」
霞「貴女ねぇ、司令官の温泉飲んでトランス状態になってたのよ!」
満潮「わ、私が…!?」
曙「気付いた時には五杯も飲んでたのよ!?」
満潮「!?」
霞「…どうやら私達はとんでもない物を見つけてしまったようね」カタカタ
………
……
…
曙、霞、満潮…この3人は提督の入った温泉の残り湯の虜となっていった…
そして残り湯の肴はもちろん…提督の入浴シーンである…
提督が入浴しなかった日にはわざわざ提督に向かってお茶をこぼしたり…時には予め録画してあった映像を見ながら宴を行った…
しかし今日…残り湯ジャンキー満潮の一言で事態は一変する…
……
…
提督『はぁ〜…今日もいい日だったぁ…』かぽーん
〜執務室の外〜
霞「今日はしっかり洗うのね…」ちびちび
曙「洗わずに入りなさいよ…」こくっ
満潮「…」
霞「満潮、アンタ全然飲まないじゃない」
曙「どうしたのよ?」
ボトッ
満潮「…」バシャッ
霞「アンタ何してんの!?折角の司令官ジュースが!!」ぺろぺろ
曙「もったいないっ!」ズゾゾ
満潮「もう…我慢出来ない…」ハァハァ
満潮「こんな冷めたのじゃなくて…もっと濃いやつ…もっと司令官に近いやつ…」ブツブツ
霞「…?」
曙「!!か、霞止めてっ!」
霞「え…?」
タタッ…
ガチャ!!
提督「!?」
満潮「…」にたにた
提督「何入って来たんだお前ぇ!?」
満潮「っ!」ザブン!
提督「うわっ!?」
満潮「うぇへへ…司令官…」ザブザブ
提督「こらっ!満潮!」
満潮「♪」ぎゅうぅ
提督「!?」
満潮「はぁ…はぁ…」ぺろぺろ
満潮「ひゃあぁっ♡」びくんびくん
提督「お、おいっ!」
満潮「はっ…はっ…!」ぴくぴく
提督「しっかりしろっ!」ユサユサ
満潮「もっと…もっと濃いぃの…っ!♡」スリスリ
提督「は、離れるんだ…!」
曙「…」じーっ
霞「…」じーっ
提督「お!?」
提督「お前達見てないで満潮をどうにかしろっ!」
提督「こいつやっぱりヤバイぞ!?」
満潮「〜♡」ぺろぺろ
提督「ひいぃっ!?」ぞわっ
曙「んっ!」ザバァ
提督「おいっ!?」
霞「うっさい!だまりゃっ!」かぷっ
提督「んむっ!?」
霞「!?」ぞくぞくっ
霞「ぁ…♡」びくっ
霞「」ぶくぶく…
曙「…!」
満潮「ず、ずるいっ、私もっ、私もっ!」ぐいぐい
提督「ちょっ、やめっ…!」ぐぐぐ…
満潮「あー…」れろ…
提督「うわっ!」つるっ
満潮「んっ」むちゅっ
提督「!」
満潮「っ!っ!」ちゅっちゅっ
提督「ひぃっ!」
提督「あ、曙っ!どうにか…」チラ
提督「曙…?」
曙「…」じーっ
曙「…」にたぁ
提督「!!」
提督(ここに居たら…食われるっ!)ざばっ
ガシ
提督「うっ!」
霞「逃がさないわよ…」
満潮「はぁっ…はぁっ…♡」
曙「こんな設備作ったアンタが悪いのよ…」ハァハァ
提督「あ…」
………
……
〜後日〜
曙「さ、早くしなさい」
提督「待ってくれよ…今日はもう良いだろ…」ヘロヘロ
霞「何寝ぼけたこと言ってんのよ」
満潮「司令官っ♪司令官っ♪」スリスリ
曙「ほら、満潮はもう待ちきれないみたいよ?」
提督「ちくしょう…」脱ぎ脱ぎ
霞「♡」じろじろ
ガチャ
叢雲「あら、やってるわね」
艦娘達「」わらわら
曙「ちょっと!もう入り切らないわよ!?」
叢雲「いいじゃない、アンタ達の後で良いのよ、順番ね」
霞(教えなければ良かったかも…?)
叢雲「司令官、私達がつかえてるんだから、早くしなさいよね」
提督「…」
提督(癒される為に温泉檜風呂を作ったのに…)
提督(これじゃあ癒されるどころか更に疲れるだけじゃないか…)
提督(はぁ…模様替え…するか…)
果たして模様替えをしたところで提督の身は休まるのか…
反感を買わせてしまった一部の過激派による強襲作戦が決行されるのだが…そう遠くない話である…
ーおわりー
ゆさぶられる白露知ってる?あれ最高