【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】   作:大キャバクラ

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今回も短めです


5話・不幸夫婦の居る鎮守府(扶桑)

〜鎮守府近海、浜辺〜

 

提督「はぁ…海はどうしてこんなに青いのに…」ザザーン…

 

山城「…義兄様、こんな所に居たんですね」

 

提督「ん、山城か…今は放っておいてくれ…」

 

山城「駄目ですよ、姉様1人に仕事押し付けないでください」

 

提督「はぁ…また扶桑を悲しませてしまった…」

 

山城「じゃあ早く姉様を慰めてあげてください。行きますよ」スタスタ

 

 

〜執務室〜

 

扶桑「はぁ…空はどうしてあんなに青いのに…」

 

時雨「…今度は何があったの?」

 

扶桑「私が提督の望む装備を開発出来なかったのよ…」

 

時雨「…提督は何て言ってたの?(提督は自分が悪いとか言ってそうだね…)」

 

扶桑「扶桑は悪くない、運が悪い俺のせいだって…」

 

扶桑「あの人は優しいから、そう言ったのよ…きっともう私に愛想を尽かしているに違いないわ…」グスっ

 

扶桑「どうしましょう時雨ぇ…」ポロポロ

 

時雨「大丈夫だよ扶桑、提督は、絶対扶桑を嫌ったりなんかしないよ…」ヨシヨシ

 

ガチャ

 

山城「義兄様を連れてきま…って姉様!?どうしたので「扶桑!どうした!?」

 

提督「どこか痛いのか!?何かされたのか!?」ダキッ

 

扶桑「いいえ提督…扶桑、貴方の期待に応えられないなら、もう消えてしまいたくて…」ポロポロ

 

提督「そんな…消えるなんて言わないでくれ…」ポロポロ

 

提督「お前だけが俺の生きる希望なんだ…」ヒシッ

 

扶桑「あっ…//、提督…、扶桑、ここに居ますね…」ギュッ

 

山城「はぁ…目の前で惚気られるなんて…不幸だわ…」

 

時雨「…まったくだね」

 

提督「じゃあ扶桑、もう一回だけ、建造するか…?」

 

扶桑「はい、て、提督と一緒なら…」

 

提督「一緒に決まってるだろう?」ナデナデ

 

扶桑「はぃ…///」ギュッ

 

提督「じゃ、今度こそビスマルク出してくるから、仕上げた書類に不備が無いかだけ確認してくれ、山城」ポン

 

山城「それくらいなら構わないですけど…」

 

提督「ありがとうな!行くぞ、扶桑!」ギュッ

 

扶桑「お伴します、提督…」ギュッ

 

バタン

 

山城時雨「…ねぇ」

 

時雨「あっ、良いよ」

 

山城「悪いわね、ねぇ時雨、あの二人、半年前からビスマルク建造しようとしてるけど、秘書艦が姉様じゃいつまでも出ないんじゃないかしら?」

 

時雨「ボクも同じ事言おうとしたよ…実際提督にも言ったんだ、そしたらさ……

…………………

…………

……

〜2ヶ月前〜

提督「クソッ!また武蔵の艤装だ!」ガシャン

 

扶桑「これで16回目ですね…、提督…艦娘本体は顕現しますか…?」

 

提督「いや…武蔵は1人で充分だろう…艤装は伊勢の近代化改修に回してくれ…」

 

提督「ごめんな扶桑…今回も頑張ってくれたのに…」

 

扶桑「いえ…私が悪いんです…建造妖精さんにちゃんとお願いすれば…」

 

時雨「ちょっといいかい?2人とも」

 

提督「時雨…どうかしたのか…?」

 

時雨「いや、提督、秘書艦をレーベにしてみたらどうかな?同じドイツ艦だし、実際他の鎮守府の報告書でも、ビスマルクは秘書艦がドイツ艦の時に確認されているんだ」

 

扶桑「時雨…いくら貴女でも私と提督の仲を割くのは見過ごせないわよ…!」ワナワナ

 

時雨「い、いや、そういう訳じゃないんだ!」アセアセ

 

時雨「ただ、ボクも2人の力になりたくて…」ウル

 

扶桑「時雨…貴女みたいな良い子に私は何て事を…」フルフル

 

提督「ありがとうな時雨…でも、もう少しだけ2人でやってみるよ…」ナデナデ

 

時雨「ん…//、じゃあ、お邪魔したね、頑張ってね」フリフリ

 

提督「いい子だな時雨は…」

 

扶桑「えぇ…私達も、いつかあんな子が欲しいですね…って、私ったら何を…!?///」

 

提督「そ、そうだな///」

 

〜工廠裏〜

 

時雨「これじゃ当分ビスマルクは来そうにないね…」

 

………………

…………

……

〜現在〜

時雨「って事があってね…」

 

山城「大変だったわね時雨…色々と…」

 

時雨「うん…ねぇ、何とかならないかなぁ…?」

 

山城「その様子じゃ、秘書艦の事ばっかりは…ねぇ?」

時雨山城「はぁ…」

 

レーベ「僕の話をしてるの?」ガチャ

 

時雨山城「!!」

 

 

〜工廠〜

 

提督「」

 

扶桑「」

 

扶桑「…っは!提督、提督!」ユサユサ

 

提督「ん、おぉ扶桑、今日も綺麗だよ…」

 

扶桑「まぁ…提督も素敵…ってそうじゃなくて!」

提督「?、あぁー!建造は!?」

 

扶桑「もう、一緒に見たじゃないですか…」

 

提督「あぁぁ…しおい、か…」

 

扶桑「…えぇ…42回目ですね…」

 

提督「そうか…艦娘は顕現してくれなくて良い…艤装は…そうだな、時雨の近代化改修に回そう…」

 

扶桑「分かりました…はぁ…空はどうして…」

 

提督「もう…やめようか…ビスマルクだって本当に強くなるまでに時間かかるって言うし…」

 

扶桑「そんな…提督、申し訳ございません…私が至らないばっかりに…」ウルウル

 

提督「良いんだよ…俺には扶桑という素晴らしい妻が居るのに欲をかいたのがいけなかったんだ…」ギュッ

 

扶桑「提督…」ヒシッ

 

レーベ「ビスマルクが来るって?」ヒョコ

 

提督「おぉレーベ…ごめんな…ビスマルクは来なかったよ…」

 

扶桑「ごめんなさい…楽しみにしてくれてたのに…」

 

レーベ「うーん、提督、一回僕に建造させてよ!」オネガイッ

 

提督「あぁ…良いぞ…イベントも終わったしな…」

 

扶桑「貴女の手を煩わせてしまって、ごめんなさいね…」

 

レーベ「ううん、僕もビスマルクに会いたいんだ!僕で良かったらいくらでも手伝うよ!」

 

提督「良い子だなぁ…レーベは…」ウルっ

 

扶桑「えぇ、本当に…」

 

レーベ「よーし!頑張るよ!」

 

レーベ「ペラペラ(ドイツ語)」

 

妖精達「」ウンウン

 

レーベ「うん!ありがとう!」

 

妖精達「」マカセナッ

 

レーベ「提督!高速建造材は使っても良いかい!?」

 

提督「お、おう、どうしたんだそんなに…」

 

レーベ「ふふーん、お楽しみだよっ♪」

 

扶桑「?」

 

レーベ「よいしょっ」ゴォーー

 

建造機「」シュー

 

レーベ「じゃ、開けるよ!」ガチャ!

 

提督「?見たことない艤装だな…これは、意外と小さ…って金剛型か…?」

 

扶桑「それにしては大きいような…」

 

レーベ「もう!何言ってるのさ!ビスマルクの艤装だよ!」

 

提督扶桑「!!??」

 

提督「ほほほ本当か!?なぁ!?」ユサユサ

 

扶桑「嘘じゃないわよね!?、ねぇ!??」ユサユサ

 

レーベ「うん本当だよ!痛いよー!」ガクガク

 

提督扶桑「ごめん!(ごめんなさい!)」

 

レーベ「提督っ!艦娘を顕現しても良いかい!?」

 

提督「もちろんだ!なぁ扶桑!」

 

扶桑「えぇ、もちろんよ!」

 

レーベ「じゃあ、妖精さんお願い!」

 

妖精「」ヨシキタ!

 

パアァァァ

 

ビスマルク「」

 

ビスマルク「…」パチッ

 

ビスマルク「グーテンターク!私はビスマルク型戦艦のネームシップ、ビスマルク!よおく覚えておくのよ!」フフン

 

提督「やった…やったぁ…」ポロポロ

 

扶桑「提督…」ポロポロ

 

ビスマルク「あら、泣いて喜ぶなんて、よっぽど私に会いたかったのね?良いのよ?もっと喜んでも!」

 

レーベ「やったー!おかえり!ビスマルク!」ダキッ

 

ビスマルク「あら、レーベじゃない!ただいま!久しぶりね!」ダキッ

 

提督「あぁ…扶桑、海が青いな…」

 

扶桑「えぇ…空もこんなに青くて…」

 

提督扶桑「いい日だなぁ(ですね)…」

 

ビスマルク「そんなに嬉しい何て、早速私に惚れてしまったのかしら?」

 

時雨「あはは…それは無いと思うよ…?」ヒョコ

 

山城「えぇそうね」ヒョコ

 

ビスマルク「あら?なんでかしら?」

 

時雨山城「だって」

 

提督「幸せだな、扶桑…」ギュッ

 

扶桑「私も…提督と居られて、幸せです…」ギュッ

 

ビスマルク「はぁ…随分と規律の緩んだ艦隊ね!」

 

時雨「まぁまぁ、今は許してあげてよ」

 

レーベ「そうだ!ビスマルク、僕がこの鎮守府を案内するよ!」

 

ビスマルク「あら、じゃあ頼もうかしら?」

 

山城「そういう事らしいです、義兄様、姉様、私達はこの子達について行きます…って、聞いてないわよね…はぁ…不幸だわ…」

 

提督「扶桑は綺麗だなぁ…」

 

扶桑「私の心も…提督に…」

 

ー完ー




山城に義兄様って言われたいだけでした
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