【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】   作:大キャバクラ

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ヤマなしオチなし意味なし
でもやっぱ艦これよ!



50話・提督と艦娘の居る鎮守府

提督「さ、今日も艦隊勤務の始まりだな」

 

「司令官、本日の秘書艦は私が務めますっ!」ピシッ

 

提督「あぁ、よろしく頼むよ」にこ

 

ガチャ!

 

「提督さーん!一緒に朝ご飯行くっぽーい!」

 

提督「うおっ!?」ドサ

 

「あっ!ちょっと!」

 

「う〜ん♪」ぐりぐり

 

提督「分かった分かった!ほら!皆んな行くぞ!」

 

「はーいっ!」

 

………

……

 

 

提督「よし、作戦も順調だな!よくやった!艦隊帰投せよ!」ザザっ

 

『鎧袖一触よ』 『帰ったら褒めなさい?』 『疲れた〜』

 

提督「最後まで油断するなよ?」

 

『ええ』 『あっ!ちょっと待ちなさいっ!』 『あだっ!』ゴインッ…

 

提督「ふふ…」くすっ

 

提督「…さ、俺は報告書でも準備しとくか」カキカキ

 

提督「…」カキカキ

 

ガチャ!

 

「提督〜!間宮さんとこ行こー?」

 

提督「それは魅力的だがこれから書類を…」

 

「いいじゃ〜ん!ほら、はやくはやくっ!」ぐいっ

 

提督「あっ!こらっ!」

 

「大丈夫ですわ!提督ならすぐにこなせますわっ!」フンス

 

提督「…はぁ、分かった!行くか!」

 

「お、やるじゃーん!」 「今日こそ戦艦パフェを…」

 

………

……

 

提督「ふぅ…満腹満腹…」

 

提督「今度こそ任務を…」スクッ

 

バタン!!

 

提督「!」

 

「ヘーイ提督ー!任務も良いけどさー!私達とティータイムしませんカー!?」

 

提督「ち、ちょっと待ってもうお腹いっぱい…」

 

「ぶぅー!」

 

「司令!お姉様を悲しませないでください!」

 

提督「えぇ…」

 

「大丈夫です!任務ならお手伝い致しますっ!」

 

提督「それはありがたいが…」

 

「ふふ…私も手伝いますよ?5人でこなせばあっという間に…」

 

「ひえぇ!それって私も…!?」

 

「ワタシは提督と居られるなら何でもオッケーネ!」

 

提督「…じゃあ、みんなでお茶でも飲みながらやるか!」

 

「イエース!」 ワーワー

 

………

……

 

提督「ありがとなー!」

 

「困ったらいつでも助けになるネー!」

 

バタン

 

提督「よし!大分進んだぞ!」

 

提督「後は〜…」

 

ガチャッ!

 

「提督ぅー!かけっこしよーっ!」ダダダ

 

提督「あっ!こら!走るな書類が舞う!」バサバサ

 

「ねーしよーよ提督ぅー!」ダダダ

 

「しれー遊ぼー!」びょいんっ

 

提督「!?」ドサ

 

「しれぇ!双眼鏡を見てたらうさぎさんが!」ひょこっ

 

「提督ぅー!」 「しれー!」 「しれぇ!」

 

提督「」

 

………

……

 

提督「やっと行ったか…」ボロっ

 

提督「もうこのまま寝たい…」フラフラ

 

提督「っ!」ブンブン

 

提督「いや、今日の任務は今日しかできない…やるしかないな」

 

ガチャ

 

提督「あぁ…」ゲソッ

 

「ちょっと!この私を見てガッカリするとは良い度胸ね!人がせっかく来てあげたのに!」

 

「ふぇっ!?姉さま!自分から行きたいっていってたじゃないですかぁっ!」

 

「あっちょっとそういう事は言わなくて良いのよ!」

 

提督「…」ニヤニヤ

 

「…ふんっ!何よ!」

 

提督「いやぁ…」

 

「…ところで、夜ご飯の時間よ?今日は何を用意して頂けるのかしら?」

 

提督「えぇっ!?」

 

「あなたまさか…!」

 

「だから行ったじゃないですかぁ!急に行っても何もありませんよぅ…」

 

提督「そ、そうだぞ!」

 

「全く…貴方最近緩んでるんじゃないかしら!?」

 

提督「えぇ…」

 

「わ、私が作ってあげても良いのよっ!?」くわっ

 

「あ!やっと言えましたねお姉様っ!」キラキラ

 

「貴女ちょっとだまりなさい」

 

提督「…頼むよ」にこ

 

「期待しなさい?」フフン 「私も手伝いますー!」キャッキャッ

 

………

……

 

「…で、この時間まで何してたんです?」

 

提督「いやぁ…任務を…ね…?」に、にこ…

 

「ふぅん…その割にはあまり進んでいないような…」ペラ

 

提督「何でかなぁ」

 

「サボってたからですよ!言い訳無用っ!」

 

提督「ひいぃ!ごめんなさいぃぃ!」

 

「…全く…ほら、やりますよ」ペラペラ

 

提督「うぅ…いつもすまねぇ…」カリカリ

 

ガチャ

 

提督「…?」

 

ゾロゾロ

 

「まったくう、水くさいじゃん?提督〜!」

 

「ひ、秘書艦の私も忘れないで下さいよっ!」

 

提督「だってお前すぐどっかに…」

 

「なになにー?手伝うっぽいよー!」フンス

 

「提督、私も手伝うわ?」

 

「提督ぅー!どっちが早く仕上げるか勝負しよー!」バババッ

 

提督「あ!こら!丁寧にっ!」アセアセ

 

「しれぇ!このペン書けません!」ガリガリ

 

提督「それは万年筆だからもっとデリケートに…」

 

「そこデース!」

 

「うわぁっ!見つかっちゃった〜!」キャッキャッ

 

「捕まえたネ!」にこ

 

「提督に飲み物でも用意すればもっと喜ぶネ!一緒に作りまショウ!」

 

「うんっ!しれーに飲み物作るー!」

 

「流石お姉様!小さい子にも活躍の場を…!」

 

「えぇ!感激です!」

 

「お姉様を妻にすれば100%の確率で良妻賢母になりますね」チラ

 

提督「!」ササッ

 

「ほら、ジャーマンブレンドよ、飲みなさい」コトッ

 

「あっ!何してるネ!ズルいデース!」

 

「?、これ私の飲みかけだけど、飲みたかったら飲んでも良いわよ?」スッ

 

提督「!?」

 

「も、もっとダメデース!」

 

「姉さま!私っ!私飲みたいですっ!」ぴょんぴょん

 

ワーワー…

 

 

提督「…」

 

提督「…ふぅ…今日もいい日だなぁ…」

 

「何成し遂げた感出してるんです?早く任務やりますよ」

 

提督「うへぇ…」

 

 

…こうして今日も一日が終わる。

時には賑やかに、時には華やかに…

彼等の活躍は続いてゆく…いつか平和な世界が訪れるその日まで…

さぁ、貴方には貴方の鎮守府があります。

いつも顔を出している貴方にも…

少し放置してしまった貴方にも…

彼女達はいつでも笑顔で貴方を迎えてくれるはずです…

続きのお話は、貴方と貴方の艦娘達とのお話です…

 

 

 

ーーー提督が鎮守府に着任しました!

これより、艦隊の指揮に入ります!ーーー

 

 




艦これ最高!
ありがとうございやした☆

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