【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】   作:大キャバクラ

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55話のアナザーサイドです
知らなくても読めるよう作った…のじゃ!




60話・風俗通い提督の居る鎮守府(呉編・択捉) ☆

ーある日の昼下がりー

 

〜執務室〜

 

呉提督(以下提督)「〜♪」ゴソゴソ

 

択捉「司令!新しい書類をお持ち…」

 

択捉「どこかへお出掛けですか??」

 

提督「あぁ、大本営から呼び出されちまってな、少しの間留守を頼むぞ?」ナデナデ

 

択捉「ん…♪」

 

択捉「で、でも一昨日も呼ばれてますよね…?ここ最近頻繁に呼び出されて…その…大丈夫なんでしょうか…?」

 

択捉「択捉達のせいで司令が怒られたり…」うるうる

 

提督「なに、心配無いさ!択捉達が良くやってくれるから、上から褒められてばかりだしな!」ニッ

 

択捉「!」パァ

 

提督「じゃ、ここを任せたぞ?」

 

択捉「はいっ!」

 

ツカツカ…

 

バタン

 

 

択捉「択捉達のおかげ…ですか…♪」によによ

 

択捉「司令の為に、もっと頑張りますっ!」キリッ

 

……

 

 

〜街〜

 

提督「ふぅー!流石にスパン短いかぁ?何か怪しまれちまったかもなぁ」

 

提督「ったく択捉の奴、頼んでもねぇのにチョロチョロとひっついて来るからなぁ…」

 

提督「ま、取り敢えず1発抜いてもらって忘れるか!」ダバダバ

 

 

提督「ピンサロピンサロ〜…お、ここにすっか」ガチャ

 

「お、兄ちゃんまた来たのかい?」

 

提督「おう、景気付けに一発!新人の子は居ないかい?」

 

「最近新人の子は入んねぇなぁ…」ペラペラ

 

提督「じゃあ…またあの子で」

 

「あぁ、××ちゃんだな?…おっと、40分待ちだけどどうする?」

 

提督「ひょえ〜…じゃあ他の…おっちゃんのオススメの子で」

 

「じゃあこの子だな」スッ

 

提督「お、可愛いねぇ、それじゃあその子で頼みますわ」

 

「じゃ、そこで待っててくれ」

 

……

 

〜鎮守府〜

 

〜廊下〜

 

択捉「えっほ、えっほっ」とてとて

 

陸奥「あら、重い物運んで…大丈夫?」

 

択捉「はいっ!…っうわぁ?!」ぐらっ

 

陸奥「!」がしっ

 

択捉「あ、ありがとうございます!」

 

陸奥「ふふ、あまり無理はダメよ?お姉さんも手伝ってあげる♪」

 

択捉「!」

 

陸奥「よいしょ…」

 

択捉「ありがとうございますっ!」にこ

 

「さっき司令が〜…」

 

「あらあら」

 

……

 

 

提督「ふぅ、さっぱりしたぜ!あの子上手いねぇ!」

 

「だろ?他の客からも評判良いんだなこれが」

 

提督「人気が出る前にまた来ないとなぁ」

 

「お、嬉しいねぇ」

 

提督「じゃ、また来るぜ」

 

「おう、枯れねぇようにな」

 

提督「へへっ、あと5件は回ってやるよ!」

 

「相変わらず絶倫だねぇ…」

 

……

 

〜再び街〜

 

提督「さてさて次は〜…ソープ…は最後だろやっぱ」

 

提督「イメクラもなぁ…」チラ

 

提督(学生の頃はどハマりしてたが…この仕事就いて毎日コスプレみたいなの見てるからなぁ…)

 

提督「ん?こんな所に店なんて…」

 

 

艦娘くらぶ「」ドーン

 

提督「…」

 

提督(これは…確か艦娘の格好した嬢が居るって聞いたな)

 

提督(他に行く所も思いつかないし…)

 

提督「ま、入ってみるか」

 

カランカラーン

 

「しゃっせー」

 

提督「ここ本番ありですか?」

 

「ありますよー」

 

提督「げっ…」

 

提督(本番店はいつも最後と決めてんだけどな…)

 

「本番はあくまで追加なんで、良かったらどぞー」

 

提督(違うんだよ兄ちゃん…本番という選択肢がある以上…イチャイチャして興奮して来たら『あ、もうこの子としよう』ってなっちまうだろうが!)

 

提督(そしたら時間的にも今日の風俗探訪記は終了…!またあの鬱陶しい女だらけの職場に帰らないといけなくなる…!)

 

「お客様?」

 

提督(どうする俺…ここは一旦出て他の所へ行くか?だがここら辺の店は踏破してるぞ…宛らフロンティアの消滅と言っても良い…)

 

提督(だが貴重な自分の時間をたった2件の風俗店で終わりにして良いのか…?良くねぇだろ…!最近嘘ついで出て来るのにも限度ってもんがあるぞ…)

 

提督(そもそも外出すること自体貴重だったのにあの択捉とか言うガキが来てから更に気を使うようになっちまって…)

 

提督「…択捉め…」ボソ

 

「むむっ」ピキーン

 

「択捉ちゃんですねー、中待合室へどうぞー!」

 

提督「へ?」

 

「5分ほどで案内できますので、掛けてお待ちくださーい」

 

提督「は、はい」てくてく

 

……

 

〜鎮守府〜

 

択捉「はぁ…司令遅いなぁ…」くりくり

 

択捉「任務も終わらせて行っちゃうし…やる事無いですよぅ…」しゅん

 

択捉「あっ!そうだ!」

 

 

択捉「ここをお掃除して綺麗にすれば、司令はもっと択捉の事を…//」ほわぁ

 

択捉「うん!頑張りますっ!」キリッ

 

……

 

 

〜艦娘くらぶ〜

 

提督「き、君が択捉…?」

 

択捉嬢「そうですけど…」

 

提督(択捉とは似ても似つかないが…まぁセーラーだし女子高生だと思えば良いか)

 

提督「よ、よろしくね…」

 

 

択捉嬢「お兄さん艦娘ははじめてー?」

 

提督「え?あ、まぁそうですね」

 

提督(毎日見てるんだなこれが…)

 

択捉嬢「じゃ、今日はサービスしますね〜」ぬるぬる

 

提督「お、気前が良いですねぇ」

 

提督「あ、その赤髪のウィッグ、取っちゃって良いですよ?」

 

択捉嬢「え?でもこれが無いと…」

 

提督「良いの良いの!お姉さん綺麗だから!」

 

提督(そんなんされたらあのガキがチラつくからな…)

 

択捉嬢「えぇ〜♪お兄さん上手〜♪」

 

択捉嬢「じゃ、外しますね〜、これ蒸れるしズレるし〜…」

 

提督「あはは、そうなんですね」

 

……

 

〜鎮守府〜

 

択捉「〜♪」サッサッ

 

択捉「司令…褒めてくれるかなぁ…♪」

 

マッチ「」ぽてっ

 

択捉「あ、うんしょ…」拾い

 

マッチ「風俗店」

 

択捉「…?」

 

択捉「これ…何でしょうか…?」

 

ガチャ

 

利根「入るぞー」

 

択捉「あ、利根さん!」

 

利根「む、なんじゃ?奴は居らんのか」

 

択捉「はいっ!大本営に出向してるので、択捉が留守を預かって…」

 

利根「んん?一昨日も行ったばかりではないか?」

 

利根「まさか、サボっておるのか!提督の奴め!帰ってきたら我輩が問いただして…ん?」

 

択捉「?」

 

利根「…お主、それを見せてみろ」

 

択捉「このマッチですか?」スッ

 

利根「…間違いないのう、こりゃ風俗店のものじゃな」

 

択捉「ふ、風俗…?」

 

利根「なんじゃ、知らんのか?言うなれば遊郭じゃ」

 

択捉「…!!!」

 

利根「はぁ…身近に我輩の様なナイスバデーがおると言うに…提督はまた風俗に通っとるのか!我輩は情けn」

 

択捉「と、利根さん!またって言うのは…」

 

利根「ん?…そうか、あれはお主が来る前か…」

 

択捉「…」

 

利根「提督の奴は出張へ行くと嘘をついては街へ繰り出し風俗通いをしておったからのう…」しみじみ

 

利根「ま、若い男じゃ、我輩は大目に見ていたのじゃがあまりに頻度が多くなってな…」

 

利根「じゃが直接注意すると、その…なんじゃ、提督もバレてないと思っておるからのう?それに奴を好いておる艦娘も多いからのう…余計な混乱を避けるために我輩が提督の日程を調整してじゃな?」

 

利根「週末にだけ秘密で行けるよう上手い事やってやったのじゃ!」えっへん

 

択捉「…」ふるふる

 

利根「ん?どうしたのじゃ?」

 

択捉「…!」キッ

 

利根「な、なんじゃ?」

 

択捉「司令はっ!択捉の司令は遊郭で遊ぶ様なお方ではありません!」うるうる

 

利根(こ、こりゃ我輩とした事が…!秘書艦じゃからてっきり薄々気付いておるもんじゃと思って話してしまった!)

 

利根「そ、そうじゃな!あくまで我輩の予想じゃ!誰も見てないし提督自身も自ら喋った訳では…」

 

択捉「…」ギロ

 

利根「…」

 

利根(ち、ちくまぁ…)

 

択捉「と、利根さん…!司令は遊郭で遊ぶ様な方ではありません…!二度とその様なふざけた事を…言わないで下さいっ…!!」

 

利根「す、すまんのう…」

 

択捉「…」ブルブル

 

マッチ「」グシャア…

 

……

 

〜艦娘くらぶ〜

 

提督「あ〜!お姉さん上手っすね!」ビクビク

 

択捉嬢「そりゃプロですからね〜」しゅこしゅこ

 

提督「あ、いきそう」

 

択捉嬢「良いですよ〜」しゅこしゅこ

 

提督「うっ…」びゅる!

 

提督「ふぅ…」

 

択捉嬢「…抜いたばっかなのに、まだビンビンですよ?」サワサワ

 

提督(ほら見た事か!俺の息子ったら手だけじゃなく本番を所望してらっしゃる!しょうがねぇ…今回はこの店でラストにするか)

 

提督「…本番ありって聞いたんですけど、オーケーですか?」

 

択捉嬢「!」

 

択捉嬢「もちろん!」にこ

 

提督(かわええ…ここ当たりじゃんよ…)

 

……

 

提督「ふぅ、気持ち良かった〜!」

 

択捉嬢「ふふ、ありがと♪また来てね♪」スッ 名刺

 

提督「絶対来ますよ!」

 

択捉嬢「〜♪」ちゅっ

 

提督(この値段でこの嬢でこのサービス…)

 

提督(拙者、穴場を見つけてしまったか)

 

「ありがとうございまーす」

 

カランカラーン…

 

〜街〜

 

提督「ふぅ…さて帰るか」

 

提督「お、タクシーが丁度…」

 

……

 

〜鎮守府〜

 

〜執務室〜

 

ガチャ…

 

提督「ふぃー…疲れた疲れた」

 

提督「…ん?」

 

 

択捉「…!」

 

択捉「っ」ぐしぐし

 

択捉「司令!おかえりなさいっ!」にぱっ

 

提督「おう、帰ったぞー!」なでなで

 

提督「こんな時間まで待たなくてもいいんだぞ?」

 

択捉「えへへ…誰も司令におかえりって言わなかったら…寂しいと思って…」

 

提督「…そうか」

 

提督「って、どうした?その顔…」

 

択捉「ち、ちょっと寝てしまって…えへへ…」

 

提督「それにしちゃ目が真っ赤で…」

 

択捉「な、なんでもありませんってばぁ!」ふきふき

 

提督「辛い事があったらいつでも言うんだぞ?お前は俺の大切な艦娘なんだからな」なでなで

 

択捉「!!!」

 

択捉(…やっぱり…こんな人が遊郭で遊ぶわけありませんっ!)

 

択捉「〜♪」スリスリ

 

提督「…」

 

提督(はぁ…こいつ見てたら早速あの択捉嬢に会いたくなっちまった…)

 

択捉「司令…」とろーん

 

提督「ん?どうした?」

 

択捉「択捉は…司令を信じてます…」ぎゅうぅ

 

提督「?ありがとうな」なでなで

択捉「…//」

 

……

 

〜次の日〜

 

〜執務室〜

 

提督「…」ムラムラ

 

択捉「司令!お茶です!」コトッ

 

提督「あぁ、頂くよ」にこ

 

提督「うん、択捉の淹れたお茶は美味いよ」

 

択捉「はぅ…//」パァ

 

提督(どうするか…昨日の今日で外出したら流石に怪しまれるか?少し前は利根にバレてた臭いしな…)

 

択捉「司令…♪」ぎゅ…

 

提督(ん?今の秘書艦はこいつだな…ふふ…ガキを騙す事など造作も無いわい!)

 

択捉「その…司令、今日は作戦も少なくとても穏やかですっ、暫くこうしていても、よ、よろしいでしょうかっ!」

 

提督「…」チラ

 

択捉「…?」にこ

 

 

提督「…すまない択捉…今日は横須賀の鎮守府へ出向しなければならないんだ…」なでなで

 

択捉「え…」ズキっ

 

提督「なに、任務も終わってるんだ、帰ったら択捉の淹れてくれたお茶でも飲んで沢山話でもしよう、お土産でお茶菓子も買ってくるからさ」にこ

 

択捉「…!」パァ

 

択捉「はいっ!」にこ

 

提督「じゃ、俺は支度して出掛けるよ、夜には帰るから」

 

択捉「はいっ!択捉、ここを預かりますっ!」ビシッ

 

提督「…」なでなで

 

択捉「…♪」ほわぁ

 

……

 

〜街〜

 

提督「ふ…ちょろいな」スタスタ

 

提督「あれ〜何処らへんだっけ」

 

提督「そうだ、確か名刺に住所が…」ごそごそ

 

提督「ん〜?ねぇなぁ」

 

提督「ま、歩いて探すか」

 

……

 

〜鎮守府〜

 

択捉「えへへ…択捉のお茶…褒めてくれた…」にこにこ

 

択捉「司令…」ぽーっ

 

択捉「そうだ!司令のシャツにアイロンかけて…もっと褒めてもらおうっ」ててて

 

シャツ「」パサッ

 

択捉「司令の匂い…♪」スンスン

 

択捉「司令の…匂い…?」

 

 

択捉(司令…こんな匂いのする香水なんて…使ってたっけ…?)

 

……

 

 

〜艦娘くらぶ〜

 

提督「やっと見つけたぜ〜!」

 

カランカラーン

 

「いらっしゃせー」

 

提督「択捉嬢、2時間」

 

「中でお待ちくださーい」

 

提督「…」スタスタ

 

 

択捉嬢「わっ!また来てくれたの!?嬉しい〜!」

 

提督「いやぁ暇なもんで…」

 

択捉嬢「ありがとう〜、じゃ、お部屋いきましょ〜」

 

提督「おう」

 

……

 

〜鎮守府〜

 

択捉「…ううん!持ってるんだよ、きっと!」

 

択捉「択捉が司令を信じてあげないとっ!利根さんみたいに勘違いする人が増えちゃいますよねっ!」

 

択捉「よいしょっ…」

 

名刺「」パサッ…

 

択捉「?名刺…?」拾い

 

択捉「大本営の方のかな…しまって置い…て…」

 

択捉「艦娘くらぶ…?択捉嬢…?」ペラッ

 

択捉「…っ!!」

 

択捉「な、何で…エッチな格好して私の服着た人が…っ!?」

 

利根『奴は無類の風俗好きじゃからなぁ』

 

利根『放っておくと毎日でも通うのじゃ!』フンス

 

択捉「…」ギリ

 

 

択捉「…違う…違う…」ビリビリ

 

択捉「司令は…そんな所に行かないっ…!そんな汚い人じゃ無いっ…!」ビリっ!!ビリっ!!

 

択捉「…」

 

択捉「えへ…司令は今、横須賀の鎮守府に行っt

 

 

『司令は択捉に嘘をついて遊郭に行った』

 

択捉「っ…」

 

択捉「違う…司令は嘘なんかつかないっ…」

 

『司令は択捉よりも売春婦を優先したんだ』

 

択捉「違う!違うっ!!司令は…司令はっ!!」ガタガタ

 

『司令と関係を持ったのは、偽の択捉なんだ』

 

択捉「ち、違うっ!!やだ!やめてっ…!!」ブンブン

 

『違くない、司令は今、遊郭でそいつと遊んでる』

 

択捉「いい加減にしてっ!そんな訳ないっ!!違う違う違うっ!!!」

 

『司令はお前みたいな子供なんか…相手にしない』

 

択捉「…っ!!」ビクッ

 

択捉「違う…司令は…司令…は…」ふるふる

 

『違くない、司令はお前なんか見てない』

 

択捉「違う…やだぁ…やめてよっ…」

 

 

択捉「司令…違うよね…?択捉だって…司令と…」スゥ

 

択捉「…」

 

……

 

 

〜艦娘くらぶ〜

 

提督「やっぱお姉さん最高〜!」

 

択捉嬢「ふふっ、ありがとう♪」

 

択捉嬢「ねぇ、今度お店の外でも会えないかな?」

 

提督「!!」

 

提督(アフターのお誘いキタァ!!)

 

提督「もちろんだよ!」

 

択捉嬢「わぁ!ありがとう!じゃあ、名刺にお店のとは違う電話番号書いといたから、電話してね!」スッ 名刺

 

提督「あざーす!」

 

……

 

提督「ふぅ…もうこんな時間か…」

 

提督「ん?」

 

菓子屋「」

 

提督「択捉に茶菓子の一つでも…」

 

 

提督「いや、金の無駄だな、択捉には適当言ってお茶飲むのはまた今度にしてもらうか」

 

提督「帰ってとっとと寝るか〜」ふわぁ

 

……

 

〜午前2時・鎮守府〜

 

〜執務室〜

 

キィ…

 

提督「ん?電気消えてるな、ま、こんな時間だし択捉も部屋に戻ったんだろう」

 

電気「」パチっ

 

 

択捉「…」

 

提督「うぉっ!?」びくっ

 

提督「ど、どうした択捉、ほら、もう時間も遅いし部屋に戻った方が…」

 

択捉「…司令!おかえりなさいっ!!お茶を淹れますね!」にこぉ

 

提督「へ…?」

 

択捉「ふふふっ!司令ったら遅いんですから!ここでずーーーっと待ってたんですよっ?」にこにこ

 

提督「い、いや、何言ってるんだ…?」

 

提督「そんなのは明日にして今日はもう…」

 

択捉「はいっ!どうぞ!」カチャっ

 

択捉「明日になったらまたお出掛けするんですよねっ!明日はどちらへ行かれるのですか!?」

 

提督「あ、明日…?うーん…」

 

提督(明日はアフターだが…今から言っといた方が楽か?)

 

提督「明日はまた大本営に…」

 

 

択捉「嘘ですよね!!」

 

択捉「明日も違う択捉の所へ行くんですよねっ!!」にこ

 

提督「な、何の話…」

 

択捉「あっははは!!やっぱり!!やっぱり司令は択捉に嘘ついたっ!!嘘ついた嘘ついたっ!!!あは!あははっ!!」ケタケタ

 

提督「っ!?」

 

択捉「明後日はどうですか!?あっ!!流石に明後日は鎮守府にいるんですかね!?」

 

択捉「うーん、あっ!!でもどうせ気が変わってまた出掛けますよね!!その時は何処のお店に行くんでしょうかっ!!」にこにこ

 

提督「え、択捉…?」

 

提督(ば、バレた上に尋常じゃないぞ…?)

 

択捉「…だから、ほら!!」スッ

 

 

択捉「今飲んでくださいよ」にこっ

 

提督(ここは大人しく従った方が良さそうだな…)

 

提督(それでまた機嫌をとればいくらでも丸め込める…)ズズっ

 

択捉「!!」パァァ

 

提督「うん!おいひいよ!」

 

提督「…?」

 

択捉「ありがとうございますっ!ふふっ!ふふふっ!」にたにた

 

提督「えとろふ?これ、なにを、いれ…たんら…?」ビリビリ

 

提督(喉が…灼けるように熱い…!それに呂律が回らなくなって…!!)

 

択捉「はいっ!司令の嘘を治す薬ですっ!!大丈夫です!司令を治したらもう使わないので!!」

 

提督「な、何をいっれ…」

 

提督(マズイ…!声出す力が…っ身体もだんだん…)

 

択捉「司令!見ててくださいねっ!!択捉、司令の事が大好きなんですっ!!えへっ!言っちゃいましたぁっ!これは嘘なんかじゃ無いですよっ!!!」にこにこ

 

択捉「えへっ!えへへぇ…」しゅるしゅる

 

提督「っ…っ…」スッ

 

択捉「っ!!」ピキッ

 

択捉「何ですかこの手はっ!?」ガシッ!

 

ダン!

 

提督「っ?」

 

択捉「ダメですっ!司令は抵抗なんてしちゃっ!!ダメなんですよっ!?」ガンっ!ガンっ!

 

提督(い、いてぇ…っ!?)

 

択捉「…」にこ

 

択捉「えへへっ、これから、いっぱい、いーっぱい本当の択捉を教えてあげますからねっ!!」

 

択捉「司令の態度によってはちょっと痛い事もあるかもしれないですけど!大丈夫ですっ!その100倍、気持ち良くしてあげますからっ!!」にこっ

 

提督「っ」

 

択捉「えへっ、司令がいつも遊んでる売女なんかよりも、択捉の方が司令の事をずーっとずーっとすきなんですからっ!」

 

択捉「身体は択捉の方が全然子どもだけど…えへ…」

 

択捉「えへへっ…司令!司令っ!」にこにこ

 

……

 

〜後日〜

 

〜執務室〜

 

利根「なんじゃ!最近しょぼくれてばっかりではないか!」

 

提督「あぁ…そうかな…?」

 

利根「ほれ見ろ!覇気が消えとる!」

 

ガチャ!

 

択捉「司令っ!!」にこにこ

 

提督「」ビクッ

 

利根「おーう!なんじゃ択捉か!」

 

択捉「はいっ!司令にお茶をお持ちしました!!」

 

提督「…」

 

利根「愛されとるのう」

 

択捉「…」にこにこ

 

利根「ほれ、後は択捉に任せたぞ!しっかりするんじゃぞ!」

 

バタン…

 

 

択捉「司令!これっ!!」カチャ

 

提督「そ、そこに置いといt」

 

択捉「ほら!司令!!択捉のお茶ですよっ!!」ガシッ

 

提督「や、やめっ…」ぐぐぐ…

 

択捉「っ!何でっ!飲んでくださいよっ…!!」

 

択捉「っ飲んでっ…!ほらっ!!早くっ!!飲んでっ!!司令っ!!!」

 

択捉「飲めっ!!!」ぐいっ!!

 

提督「あがっ…がふっ…」ごくっ

 

択捉「〜♡」

 

提督「も、もう分かったからっ…ごほっ…っ…」

 

択捉「えへへ、ちゃんと鍵かけて置いたので大丈夫ですっ!」

 

提督「っ…もう…やめっ…んぐっ」

 

択捉「〜♪」ちゅーっ…

 

択捉「んふふっ♪あむっ…♪」ちゅっちゅっ

 

提督「くっ…」

 

択捉「…♪」ちゅぱっ

 

択捉「えへっ…司令っ…今…択捉だけを見てる…」ぽーっ

 

択捉「択捉も…司令だけを見てますからね…」じーっ

 

 

択捉「だから…今日もいっぱい!頑張りまょうねっ!!司令!」にこっ

 

〜感〜

 




真面目な子やでぇ

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