【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】   作:大キャバクラ

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くノ一みたいな女



62話・誘惑艦娘達の居る鎮守府 ☆

提督「…」カキカキ

 

提督(よし…この報告書仕上げたら寝る…この報告書仕上げたら寝る…)カキカキ

 

ガチャ

 

提督(ああぁ…っ)ガクッ

 

 

翔鶴「…」うるうる

 

提督「ど、どうした翔鶴?」

 

翔鶴「提督…」

 

提督「ほら、今日はもう遅いからな、俺もこの報告書仕上げたら寝ようと思ってたんだ」

 

提督「だ、だから君も早く部屋に戻って寝るといい…」ぽん

 

翔鶴「…」ぎゅ…

 

提督「」

 

翔鶴「提督…なんだかこの様な寒い夜は…人肌恋しくて…」ぎゅうぅ

 

提督「そ、そっかそっか、ほら、瑞鶴もいるだろっ?」

 

提督「偶には姉妹一緒に寝たら…」

 

翔鶴「わ、私は提督とっ…」うるうる

 

提督「うっ…」

 

翔鶴「提督…」ぽーっ

 

提督(くっ…!)

 

翔鶴「…っ」ぎゅうぅ

 

提督「き、今日だけだからな?本当に今日だけ…」

 

翔鶴「…!」

 

翔鶴「はいっ!」にこっ

 

 

〜提督・私室〜

 

提督「じゃあ、翔鶴はベッド使っていいから俺は床で…」

 

翔鶴「え…」うるっ

 

提督「!」

 

翔鶴「そんな…」うるうる

 

提督「あ、あぁすまんなっ、人肌恋しかったんだよな、そうだよな…うん…」

 

翔鶴「♪」

 

提督「じゃぁ…寝よっか…」

 

翔鶴「ぁっ…待ってください提督…ちょっと支度を…」しゅるしゅる

 

提督「〜っ」ハァ

 

提督(あぁ…またこのパターンかよぉ…)

 

 

翔鶴「では…提督…」ふぁさっ…

 

翔鶴「準備が整いました…♡」 E:ギリギリネグリジェ

 

提督「っ」ドキ

 

翔鶴「さぁ…ご一緒に…」ぎゅ…

 

提督「あ、あぁ…」

 

………

……

 

〜翌朝〜

 

提督「…」ぼーっ

 

提督(やった…朝だ…何とか耐えてやったぞ…)ぐっ…!

 

 

翔鶴「…」むすっ

 

翔鶴「ね、ねぇ提督…また今夜も…」

 

提督「い、いやぁ!今日は流石に!な!?」くわっ

 

翔鶴「」びくっ

 

翔鶴「…もう」しゅん

 

提督「は、はは…悪いな…」ズキっ

 

 

…諸君お気付きだろうか…この男、極度にお人好しなのだ…

艦娘からのお願いは自分がギリギリの極限状態になるまで断る事が出来ない…

これは、そんな提督の弱みに付け込んだ艦娘達と…弱みに付け込まれた提督の物語である…

 

 

〜執務室〜

 

提督「はぁ…」カキカキ

 

伊19「どうしたの?提督?」すりすり

 

提督「いやぁ…最近色々あって疲れてな…」

 

提督(特にお前みたいな…)チラ

 

伊19「?」中破

 

提督「イク?そろそろ入渠した方が…」

 

伊19「だからぁ〜…」ぎゅっ

 

伊19「提督とじゃないと、イク嫌なのっ」

 

提督「俺は入渠したって意味がないんだぞ…?」

 

伊19「じゃあイクも入渠しな…っ…」ビク

 

提督「ど、どうしたっ!?」

 

伊19「えへへ…大丈夫っ…ちょっと傷むだけなのね…」にこっ

 

提督「っ…」

 

提督「…ほら、ドック行くぞ」ぎゅっ

 

伊19「!」

 

提督「あんまり無理はするなよ…?」

 

伊19「はいなのね…♪」ぎゅうぅ

 

 

…これがいけなかったのだ…何故ならこの光景を一部始終見ていた娘が1人…

 

 

吹雪「…」じーっ

 

 

〜ドック〜

 

提督「じゃあ、しっかり休めよ?」ナデナデ

 

伊19「うんっ!」

 

伊19「あ、今度一緒に入った時はぁ…」

 

伊19「イクが提督に…イイコト…してあげるのねっ♡」ちゅっ

 

提督「っ!?」

 

提督「あんまり大人をからかうんじゃないっ//」

 

伊19「じゃあねっ!ありがとなのね〜っ!」てててっ

 

 

 

提督「はぁ…」くるっ

 

 

吹雪「いたた…」中破

 

提督「!」

 

提督「ふ、吹雪、随分派手にやられたなぁ…」

 

吹雪「うぅ…ごめんなさい司令官…」

 

提督「いやそれは俺は全然…それよか早く入渠しろよ…?」

 

吹雪「こ、こんな状態じゃ服も脱げませんよぅ…」うるうる

 

提督「っそうか、白雪を呼ぼうk

 

吹雪「…」パシッ

 

提督「!?」

 

無線「」カシャーン…

 

提督「え…何して…」

 

吹雪「ご、ごめんなさいっ!ちょっとよろけてしまってっ!」フラフラ

 

提督「な、なんだ…とりあえず白雪に手伝ってもらおうか…」

 

吹雪「…」ぎゅっ

 

提督「吹雪?」

 

吹雪「今すぐ…入渠したいんですよぉ…」うるうる

 

提督「!」

 

吹雪「もう…身体中痛くて痛くて…っ、うぅ…」

 

提督(何やってんだ俺!大事な艦娘より自分の事かよっ!)ぐっ

 

提督「す、すまん!すぐに入渠しようなっ!」

 

吹雪「…♪」にやぁ

 

 

〜脱衣所〜

 

提督「…よし、これでいいかな?」タオルぎゅっ

 

吹雪「ありがとうございますっ」

 

提督「じゃあ…ゆっくり湯に浸かって…」

 

吹雪「えっ…」

 

吹雪「まさかこれから1人…?」

 

提督「そ、そうだろ…?」

 

吹雪「こんなに痛いのに…身体洗うのも…1人…?」

 

提督「さ、流石にそこまでは…」

 

吹雪「…イクちゃんにはやってあげてたのに?」

 

提督「!!」

 

吹雪「酷いですよぉ…同じ艦娘なのに差別なんて…」うるうる

 

提督「ち、違うからなっ!ちょっと準備しようとしただけだからっ」アセアセ

 

吹雪「そうなんですか…よかった」にこ

 

提督「っ…」

 

吹雪「それじゃぁ…早く入りましょう、司令官っ」ぎゅっ

 

提督「あ、あぁ…」

 

〜1時間後〜

 

提督「」ゲッソリ

 

吹雪「♪」ツヤツヤ

 

提督「じ、じゃぁ俺はこれで…」

 

吹雪「はいっ、ありがとうございましたっ!またお願いしますねっ!」にこっ

 

提督「じ、時間があったらな…?」

 

提督「はぁ…早く任務やらなきゃ…また夜遅くなると就寝前に誰が来るか…」くるっ

 

 

 

赤城中破「いたた…加賀さんしっかり…」チラ

 

加賀中破「赤城さんこそ…」チラ

 

提督「」

 

 

ー夜ー

 

〜執務室〜

 

提督「はぁ…」

 

提督「一航戦の入渠に付き合ってしまったら全然終わらん…」

 

提督「明日に…いやそれだと今日の皆んなの戦果までゼロになっちまう…それだけは避けて…」カキカキ…

 

提督「せめて出撃分の報告書だけでも…!」ガリガリ

 

ガチャ

 

提督「…(諦観)」チラ

 

榛名「提督…」

 

提督「…どうした?」

 

榛名「榛名もお手伝い致しますっ」にこ

 

提督「!!」パァ

 

提督「そ、そうか!それはありがたい!」

 

榛名「はいっ!榛名で宜しければ、幾らでも…」

 

提督「ありがとう…ありがとう…!」

 

 

ー2時間後ー

 

提督「お、終わった…」のびー

 

榛名「えぇ!やりましたね提督っ!」にこ

 

提督「榛名のお陰だぞ!」ナデナデ

 

榛名「あ…//」

 

提督「今日はゆっくり休んでくれ、明日も午前中はゆっくり…」

 

榛名「ではお待ち下さい、枕を持ってきますねっ」ててて

 

提督「へっ…?」

 

バタン

 

……

 

ガチャっ

 

提督「」ビク

 

榛名「すみません提督…榛名だけじゃなく…その…」

 

鈴谷「ちーっす!なになにー?お泊まり会って聞いてきたんですけどっ!」

 

提督「いやお泊まり会ってなんだよ、そんな事一言も…」

 

鈴谷「ほほーう…?」

 

提督「そ、それに今日はちょっと…」

 

鈴谷「うぅん…つめればいけそうじゃない?このベッド」ぽふっ

 

榛名「そのようですね」

 

提督「だ、だからな?」

 

鈴谷「じゃあ支度しよっか!」ヌギヌギ

 

榛名「はいっ、そうですねっ!」ヌギヌギ

 

提督「!?」ササッ

 

提督「は、早くしてくれっ」

 

鈴谷「うぅ〜ん?なぁに?提督〜、見てても良いんだよ?ほらほら〜」にやにや

 

榛名「は、榛名も構いません…」ごにょごにょ

 

〜〜

 

鈴谷「さ、おわったよん」

 

榛名「はいっ!」

 

提督「…」チラ

 

提督「!」

 

提督「な、何で下着姿なんだよっ!?」サッ

 

提督「全然終わって…」

 

鈴谷「はぁ?何言ってんのこれが鈴谷の寝る時の格好だしっ」

 

榛名「榛名もそうですよ?」

 

提督「!」

 

提督「そんな…」

 

鈴谷「ほら提督〜さっさと布団入ろうよ〜っ」どんっ

 

提督「っ!」ぼふっ

 

榛名「は、榛名は右で…」ぎゅっ

 

鈴谷「んじゃ、鈴谷は左〜♪」ぎゅっ

 

提督「…」ダラダラ

 

鈴谷「ねね、ちゅーは??ほらっ」んー

 

榛名「あぁっ!榛名もっ!」んー

 

提督「し、しねぇよっ!」サッ

 

鈴谷「ほぉ〜う?鈴谷の方向いちゃう?」にやにや

 

提督「っ…!」くるっ

 

榛名「まぁ!」パァ

 

提督(顔どこに向けりゃ良いんだよっ!?)

 

 

鈴谷「…」

 

鈴谷「っ」ちゅっ

 

提督「!?鈴谷っ!?」

 

榛名「あぁっ、ずるいっ!」ちゅっ

 

提督「榛名までっ!」

 

鈴谷「ふふ〜ん、どう〜?鈴谷の胸部装甲っ」むにゅむにゅ

 

榛名「そ、それなら榛名の方がっ!戦艦クラスは伊達じゃありませんっ!」むにゅうぅ

 

提督「ちょ、こらっ!」ぐぐっ

 

鈴谷「提督〜」むにゅむにゅ

 

榛名「〜っ!」ぎゅうぅ

 

提督「」

 

………

……

 

〜朝〜

 

提督「…」パチ

 

提督「何だか昨日は酷い目に合った気が…」チラ

 

鈴谷「…zz」全裸

 

榛名「うぅん…zz」全裸

 

提督「うおぅ!?」

 

提督(ま、まさか俺手ぇ出しちまったのか!?いやそんな訳ないよなぁ!?)ガクガク

 

鈴谷「んん…なぁにー提督…ちょっとうるさいよぉ〜」〜zz

 

提督「あぁすまん…って違う違う!」

 

榛名「はぅ…提督…?」ぴくっ

 

榛名「っ、や、やだっ//」ササッ

 

提督「!!」

 

榛名「あ、あのっ!榛名は昨日はちょっと気分が高揚してたと言うかっ、そのっ!普段はあんなに淫らな艦娘じゃありませぇんっ!」ぼふっ

 

提督「!!?!?」

 

鈴谷「へへ〜何言ってんのさ…昨日は鈴谷より激しかった癖に〜」ツンツン

 

榛名「〜っ!//」バタバタ

 

提督(まさか…)

 

 

…その通りである

彼はもう限界だったのだ…魅力的な艦娘に時と場所も選ばず毎夜毎晩誘惑され…自身の忍耐のキャパシティをとうにオーバーしている事も知らず…艦娘の希望に沿った行動をしていたのだ…

 

 

鈴谷「あっ!」

 

提督「」ビク

 

榛名「ふぇ?」

 

鈴谷「何だぁ〜、見られてんじゃん!恥ずかしい〜!//」

 

提督「へぇっ!?」ギョッ

 

 

 

〜ドアの隙間〜

 

翔鶴「…!」ぷくー

 

伊19「…」にやにや

 

吹雪「…」ハァハァ

 

赤城「…」じーっ

 

加賀「…」ぐっ

 

 

バタァン!

 

ドタドタ

 

翔鶴「提督酷いですっ!私の時には一切何もして下さらなかった癖にっ!」ぎゅうぅ

 

加賀「それは五航戦だからよ」

 

赤城「私達は身体の隅々まで洗って頂きましたものね…」ほっこり

 

翔鶴「〜っ!」ぷくーっ

 

提督「い、いやそれはっ」

 

伊19「そういう事なら、イクだってそうなのねっ♪」ぎゅっ

 

吹雪「わ、私もですよぉ〜っ!」

 

提督「だ、だから…」

 

 

鈴谷「おうおう…皆さま一緒にお風呂に入れて良かったですなぁ」にまにま

 

榛名「えぇ、まったく、羨ましいですね」にっこり

 

翔鶴「!!!」

 

赤城「くっ…!」

 

加賀「…頭にきました」

 

伊19「か、勝ち組の余裕なのねっ!イクも提督と…」じりじり

 

吹雪「ズルイですよ司令官っ!何で鈴谷さんと榛名さんだけっ!」

 

提督「いやそれは…えっと…」アセアセ

 

翔鶴「もう直接体に聞いた方が早いですっ!」ヌギヌギ

 

提督「!?」

 

提督「ひいぃっ!」ドタドタ

 

伊19「あっ!待つのねっ!!」ぐいっ

 

ドテッ!

 

提督「あだっ!」

 

 

提督「…!」

 

艦娘達「…」にたぁ

 

 

提督「や…優しく…して下さい…」

 

…もちろん優しくなんかされなかった…

それはもう獣のような貪り方であったと後に彼は語る…

 

〜姦〜

 




らいらぁ!

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