ダメだね〜
ダメよ
ダメなのよ〜
〜執務室〜
提督「ふあ〜…ダメだ、眠くて…」
愛宕「うふふ、提督?ちゃんとお仕事しなきゃダメですよ〜♪」モミモミ
提督「あ〜そこっ!効く〜っ!」クワー
提督「よしっ!やる気出た!ありがとう愛宕さん!」
愛宕「いいのよ〜」にこ
コンコンコン
提督「お、誰か来た」
提督「どうぞー」
ドア「」ガチャ
矢矧「失礼します…って、また愛宕さんに甘えてるのかしら?」
提督「甘えてるっていうか…」
愛宕「うふふっ♪別にいいのよ、提督だって疲れてるんだから♪」ニコ
矢矧「はぁ全く…あ、これ、前回遠征の報告書ね」
愛宕「あらありがとう矢矧ちゃん♪」
提督「うむ、ご苦労」
矢矧「では、これで」ビシ
…
提督「さてさて目を通して…」ヨミヨミ
愛宕「大丈夫?1人でできそう?」ぎゅっ
提督「出来るけど…」
愛宕「私も一緒にまとめてあげるわ?♪ほらかして♪」
提督「あ、あぁ、ありがとう…」
愛宕「〜♪」カキカキ
...
愛宕「これでよし、と♪」
提督「…」
愛宕「あら、どうしたの?」
提督「...すまないな、全部やってもらってしまって...」
愛宕「あら〜いいのよ〜、好きでやってる事なんだから♪」
提督「...」
提督(俺、最近1人で何か1つでも仕事を成し遂げたか…?これではなんだか...)
愛宕「なぁに?もしかして一人で持て余して寂しかったの〜?」
愛宕「ほら、ぎゅ〜っ♪」ぎゅっ
提督「...」
愛宕「?どうしたの?元気ないの〜...?」ナデナデ
提督「愛宕さん、俺、ちょっと愛宕さんに甘えすぎかも...」
愛宕「...」
提督「暫く一人でやってみるよ、俺も愛宕さんの力にもなりたいしさ!」にこ
愛宕「はぁ...」
提督「?」
愛宕「もう、提督に1人で何ができるのかしら〜♪」にこ
提督「...え?」
愛宕「だってそうでしょ?提督が新米少佐の頃に私が着任して〜、それからずーっと秘書艦に置いてくれて...」
愛宕「書類だって指揮だって...ぜーーんぶ私がやってあげてたじゃない♪」ぎゅっ
提督「そ、それは...だから、もういい加減一人で出来るように...そろそろ...」
愛宕「あらあら♪わがまま言わないの♪これからもぜんぶ、ぜーんぶこの愛宕に任せればいいのよ〜♪うふふっ♪」ぎゅうぅ
提督「...」
...
〜ある日・執務室〜
提督「ふぅ、今日は愛宕さんは遠征か...」カキカキ
矢矧「入ります」ガチャ
提督「?」
矢矧「はぁ、提督、こんな時しか言えないのだけれど」
矢矧「あなた、愛宕さんに頼りすぎじゃないかしら?」
提督「そ、そう...だよな」
矢矧「正直、他の子達の間でもあまりよく思われて無いわよ?」
提督「...」
矢矧「別に責めたくて言ってるわけじゃないのよ?ただ、もう少し気を引き締めてちょうだい?士気に関わるわ?」
提督「...ごめん」
矢矧「...では、失礼しました」ぺこ
...
...あの日、何も言い返すことが出来なかった。
だがそれからと言うもの、俺の仕事は更に減り、殆ど愛宕さんがこの鎮守府を運営してると言っても過言ではなくなってしまった。
作戦や任務等で俺の元へ相談へ来ていた艦娘は誰1人居なくなり、代わりに愛宕さんが他の艦娘と関わるようになってしまった。
それに、最近艦娘達の間では俺を愛宕さんのヒモと嘲る風潮となっており、艦娘からの視線も痛い時がある...
...俺、この鎮守府にとってお荷物なんじゃ...
...
〜ある日・執務室〜
愛宕「...」カキカキ
ドア「」ガチャ
愛宕「?」チラ
提督「あの...愛宕さん...」
愛宕「あら、提督?ダメじゃない♪私の部屋で待っててって言ったでしょ?」にこ
提督「そうだけど...これ、一応愛宕さんにも知らせておきたくて...」
愛宕「あら〜♪ラブレターかし...ら...」すっ
提督「...」つ辞表
愛宕「なぁに、これ...?」
提督「...ごめん」
愛宕「...」
提督「はは、あのさ、俺なりに考えたんだよ...この国が大変な時にさ...司令官ともあろう俺が艦娘のヒモみたいな生活して...何不自由なく暮らして...それでいいのかなって…」
愛宕「...」
提督「それに...ある艦娘からちょっと厳しい事も言われちゃってさ...情けないよ」
愛宕「...」イラッ
提督「だからさ...俺はここから去るよ」にこ
愛宕「...」
愛宕「っ」ビリィ!!!
提督「!?」ビクッ
愛宕「あはっ!提督♪あなた疲れちゃったのね〜?♪」
愛宕「大丈夫よ〜♪あなたはいつも私の力になってるんだもの♪だからそんなこと気にしないで?♪こんな紙くずも必要ないわ?」グシャグシャ
提督「ち、ちょっと!」アセアセ
愛宕「ほら、またぎゅーってしてあげるから♪うふふっ♪」
愛宕「...おいで」
提督(なんだ...いつもと様子が違うぞ...?)じり...
愛宕「...どうして下がるのかしら」
提督「そ、そんなつもりは...」ジリジリ
提督「っ!!」ダダっ!
愛宕「あ」
タッタッタッタッ...
愛宕「あら〜...」
愛宕「悪い子ね〜...」スゥ
.....
提督「っはぁ!はぁ!」タッタッタッ
提督「やばい...!なんだあの目...!?」
がしっ
提督「っ!?」びくぅ!!
提督「ゆ、許し...」
矢矧「ちょっと!どうしたのよ!?」
提督「や、矢矧か!」
矢矧「あなたまた仕事もせずこんな所で...」
提督「ち、違うんだよ!」
矢矧「?」
〜説明中〜
矢矧「...なんか自業自得なところもあるわね...」
提督「耳が痛いよ...」
矢矧「はぁ...それで、どうするのかしら?本当に辞めるの?辞めないの?」
提督「...辞めようと思う。もう今更艦隊指揮なんて出来ないし、何より愛宕さんがこわくて...」
矢矧「...そう、仕方ないわね」
矢矧「愛宕さんには私から言っておくから、裏手から出なさい?」ハァ
提督「っありがとう!」タッタッタッ
矢矧「...」
〜鎮守府裏手・湾口〜
提督「はぁ...はぁ...」
提督「非常用ボートの鍵...忘れた...」ガクッ
提督「泳いで出るなんてもってのほかだし...」チラ
手漕ぎボート「」
提督「やるしかないか...」
ぎゅっ
愛宕「あは♪捕まえた♪」ぎゅうぅ
提督「え」
愛宕「うふふっ♪ほ〜ら♪あなたの大好きな愛宕ですよ〜♡」むにゅむにゅ
提督「ん〜っ!!」もごもご
提督(なんでここが...っ!?)
愛宕「うふふっ♪」むぎゅむぎゅ
愛宕「あ、矢矧ちゃん、ご苦労さま〜♪」
提督「っ」ビクッ
矢矧「...」
提督「っぷは!や、矢矧っ!なんでっ...!?」
矢矧「...」
愛宕「だって矢矧ちゃん、あなたに酷いこと...言ったんだもの...」ギロ
矢矧「っ」ビクッ
愛宕「落とし前つけて姉妹全員沈むか...私に協力するか〜...選ばせてあげたの〜♪」にこ
矢矧「...」
提督「っ...」
愛宕「うふふ♪」
愛宕「はぁ〜...提督いい匂い〜...♡」スンスン
提督「や、やめっ..んむっ!?」ぼふっ
愛宕「〜♪」ぎゅうぅ
提督(矢矧っ!た、助けて...!!)チラ
愛宕「」イラ
愛宕「矢矧ちゃんまだ居たの〜?もう下がっていいんだけど...」チラ
矢矧「」ビクッ
矢矧「し、失礼しました」タッタッタッ
提督(あ...)
愛宕「あら♪私だけを見てね〜♪」ぐいっ
提督「っ」
愛宕「ねぇ提督?なんで逃げたのかなぁ?」
提督「」ビクッ
愛宕「あ!わかった〜♪運動不足で走りたくなっちゃたのね〜♪」にこにこ
提督「!」コクコク
愛宕「あら♪嘘ばっかり♪」
提督「っ」
愛宕「もう〜...私の顔色伺って...悲しい...」しくしく
愛宕「でも嘘はダメよね〜...」ぎゅっ...
提督「んっ...!」
愛宕「悪い子には〜...お仕置が必要よね〜♡」
愛宕「えいっ♪」ぎゅうぅぅ!!!
提督「...ぁ」
愛宕「うふふっ♪柔らかいでしょ〜♪ぜんぶ!ぜーんぶ!あなたのものよ〜♪」ぎゅうぅ!!
提督「...っ」
愛宕「堕ちちゃえ♡」ちゅっ
提督「」
どさっ...
愛宕「うふふ♪」にこ
愛宕「大丈夫...あなたがずーっとここに居られるように...私もお仕事頑張ってくるからね〜...」ナデナデ
提督「」
愛宕「...」スッ
ツカツカ
バタン...
.....
...
...その日、提督が失踪した。
艦娘達の間では何があったか察する者も多かった。
だが、誰一人として表には出さず、黙々と日々の任務にあたる。
艦隊として通常の日常に戻るのにそう時間はかからなかった...
...
〜鎮守府某所のとある部屋〜
提督「...」ボーッ
提督「...」
ガチャ
提督「」ビクッ
愛宕「うふふっ♪いい子にしてた〜?♪」
提督「っ」フキフキ
愛宕「どうしたの〜?」ナデナデ
愛宕「ほら、ぎゅ〜..」ぎゅっ
提督「...っ」
愛宕「ねぇ」
愛宕「どこを見てるの?」
提督「っ」バッ
愛宕「うふふ♪そうそう♪あなたの大好きな愛宕だけを見ててね〜♪」ちゅっ
提督「...」
愛宕「あ、そういえば〜、ここの鎮守府、人手が足りなくて新しい提督は来れないんですって♪私が回せてるのもあって、大本営からは特に何も言われなかったわ〜♪」
愛宕「あなたの失踪についても、特に何も言ってなかったわね〜♪」
愛宕「他の子達も特に気にしてる様子は無さそうだし〜...」にこにこ
提督(そっか...俺なんて...最初から...)
愛宕「うふふっ♪あなたは〜、私以外の〜、誰からも必要とされてないの♪」
提督「...」
愛宕「だからね?」ぎゅっ
愛宕「ずーーっと、私とここで暮らしましょうね♪」にこ
〜甘〜
甘めの味付け