もう一人の家庭教師が口悪いです   作:メルフェン

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きたね!ヤーバイよね!これね!
気づいたらお気に入り、389もあったんだよね。
それで、この『389』に注目して欲しいんだよね。これにね、『277』を足すと、『666』になるんだよね。

『666』、そう!秘密結社フリーメイソンに関係しているんだよね!
ヤバイよね。もう半分以上も行っちゃってるんだよね。

つまり!もう!パンドラの箱は開いちゃってるってこと!

それじゃEp.08見て欲しいんだよね!これね!

※今回の話は特に内容が濃いものではありません。
ただお泊まりするだけです。
駄文のくせに中身も薄いってもうヤバイんだよね。表現力のなさを自分から晒しにいってるんだよね。これからがんばります。よろしくお願いします。


Ep.08 夜の勉強

「天宮さん、包丁上手ですね〜」

「包丁に上手いもクソもねぇだろ!ぶっ飛ばすぞ!」

 

四葉が凄い速さで野菜を切っていく輝をみながら驚嘆の声を上げた。

野菜を切り終わり、米をとぐ役目をかってでた五月を見ると、

 

「何してんだよ、バカ女!米を洗剤でとぐんじゃねぇ!」

「え!?違うんですか!?」

 

食器等を洗う液体洗剤をご丁寧に入れようとしていた五月の手を掴み、なんとか未然に防いだ。

 

「てめぇは食いもんを洗剤で洗えって教わったのか!?」

「あれ・・・・・・玉ねぎが小さくなった・・・・・・」

 

今度は三玖が細長くなった玉ねぎであろうものをみながら首を傾げた。

 

「てめぇは剥きすぎだ!芯しか残ってねぇじゃねぇか!」

「だって剥けって・・・・・・・」

「茶色い皮だけ剥けよ!全部剥くバカがどこにいんだよ!」

「な、何よ!このジャガイモ!全然切れないじゃない!イモのくせにぃ・・・・・!」

「危なっかしい切り方すんじゃねぇよ!ボケが!」

「あれー?フータローくん、ピーラー知らない?」

「ぎゃーーー!指切ったー!」

 

どんちゃん騒ぎ状態のキッチンで七人があーだこーだ言いながら今晩のカレー作りに勤しむ。

 

「隠し味に抹茶ソーダ入れたい」

「蹴り飛ばすぞ」

 

とんでもないことを言い出す三玖を一蹴する。

 

「いやー、まさかヒカルくん料理できるなんて、隠れた才能だね。台所に立つ男の子はモテるぞ〜?」

「いいや、断じてそれは無い。男のする事じゃない」

 

一花の言葉を風太郎が真っ向から否定した。それを聞いていた二乃が嘲るような目で言った。

 

「はんっ。前時代的、バッカみたい」

「んだと!?ポリシーは大事なもんなんだぞ!」

「ますますバッカみたい」

「このやろう・・・・・・・・!」

「ひ、一口味見してもいいですか!?」

「一口だけだぞ」

「あ、私もしたいです!」

 

カレーを小皿によそい、五月と四葉に渡した。見ろよ、五月なんか涎垂らしてやがる。

一口啜ると、二人の顔が花が咲く程の笑顔を見せた。

 

「「美味し〜〜〜!!」」

「ヒカル、ご飯炊けた」

「あぁ、わかった。おらお前ら、喧嘩もそこまでにしとけ。飯出来たぞ」

「わーい!ヒカルくんのカレー!」

 

『キーーン!』という効果音が聞こえてきそうな格好でカレーの皿を取りに来た一花にため息をつく。

 

「ヒカル、これ五月の」

「ん、わかっーーーーーンンッ!?」

 

三玖から受け取った皿には白米が山になっていた。

 

「随分食いっぷりがいいんだな・・・・・あいつは・・・・・・・」

「いつものこと」

 

目をキラキラさせて待っている五月はさながら主人に構ってほしそうな犬である。

 

(犬だな)

「あ、天宮くん!いま失礼な事考えましたね?」

「考えてねぇよ」

 

各々に配り終え、残るは輝と風太郎の物のみなのだが、ここで一つ問題が起こった。

五姉妹が楽しそうに話をしながら食事を始めているなか、風太郎の顔はこけしのように死んでいた。

 

「なあ、輝」

「あぁ?なんだよ」

「さっき作ったのカレーだよな」

「ああ」

「白米なんだけど」

「ああ、白飯だな」

 

そう。輝と風太郎のだけカレーがなかった。

皿の上に乗っているのは白米。そう白米だけ。

 

「完全感覚白米なんだけどっ!?」

「しょうがねぇだろ!五月が全部持ってったんだよ!カレーを!」

「ざまぁないわね、上杉!今日もアンタの不幸でご飯が美味しいわ!」

「鬼畜生が!」

「食わねぇならよこせ」

「持ってかれたんだけどっ!?」

 

結局二人はカレーのライスだけを食べ、満足そうな顔をしていた五月を風太郎がずっと睨んでいたのはここだけの話。

 

「完全感覚白米ぃ・・・・・・!」

「うっせぇな、いい加減機嫌直せよ。カレーくらいいつでも食えんだろ」

「確かに胚芽米は美味しかったけど」

「二人してなんの話してんのよ。お風呂、空いたからさっさと入ってきて」

「「あ?」」

 

二乃の言葉通りに輝と風太郎は何故か二人で風呂に入る事になった。見られて困るようなことは無い。嫌という訳でもない。ないのだがーーーー

 

「温泉ならまだしも、なんで野郎と風呂なんざに入んなきゃならねぇんだよ」

「同感だ」

「にしても」

「本当に」

「「風呂広すぎんだろ」」

 

現在二人は対面座り状態で浴槽に浸かっている。これも広すぎる浴槽のおかげである。五人が同時に入っても少しは余裕があるくらいだ。

 

「輝。さっきの電話の相手、誰からだったんだ?」

「あぁ?ーーーポンコツ共の親父さんからだ」

「え!?お父さんから!?」

「てめぇにお父さんって呼ぶ筋合いなんかねぇだろ」

「ーーーーんで、なんて?」

 

輝は背中を預け、一息ついてから口を開いた。

 

「ーーーーー二週間後の中間試験、一人でも赤点を取ったら俺らは解雇だってよ」

「んな・・・・・・!?」

 

風太郎は思わず立ち上がった。

 

「お前はその条件を呑んだのか!?」

「そりゃあ、雇われの身だからな。とりあえず座れよ」

「っ・・・・・・・」

 

渋い顔を浮かべながら風太郎はまた浴槽に浸かる。

 

 

✦‧✧̣̥̇‧✲゚✧✽*✼✼✽*

 

 

「天宮さんたち、お風呂長いね」

「きっと美少女たちの残り湯を堪能してるんだよ」

 

四葉の言葉に一花が楽しそうに言った。

 

「一花、あまり根も葉もないことを言うと天宮くんに怒られますよ?」

「たはは」

 

五月が一花をジト目で見るとバツが悪そうに頭をかいた。

 

 

✦‧✧̣̥̇‧✲゚✧✽*✼✼✽*

 

 

「お前、本気で言ってるのか・・・・・・?」

「ったりめぇだろ。仮にポンコツ共が赤点取ったとしても何とかお前だけは家庭教師続けられるように俺が親父さんを説得する」

「お、お前はどうすんだよ!」

「別に俺は金に困ってねぇよ。けど、お前は違ぇ。ーーーーー借金、まだ残ってんだろ?」

「それはーーーーー」

「相場の五倍なんてバイト、いくら探してもぜってぇ見つからねぇからな」

「輝、お前・・・・・・・・・」

「やれる事は全部やるつもりだ。まぁ、後はアイツらの努力次第だけどな。んじゃ、俺先上がるわ」

 

そう言って浴槽から上がり、出て行く。その背中を見送り、残された風太郎は風呂の水面に映る自分を見つめながら奥歯を噛み締めた。

 

 

✦‧✧̣̥̇‧✲゚✧✽*✼✼✽*

 

 

「あ、帰ってきた!おかえりなさーい!」

 

四葉が手をブンブン振りながら走ってきた。こっちもこっちで犬みたいだ。

 

「わー!お風呂上がりの天宮さんも新鮮ですね!」

「あ?そうか?」

「はい!なんか色っぽいです!」

「何言ってっかわかんねぇけどぶっ飛ばすぞ」

「えーなんでー」

「おら、風呂入ったならさっさと寝やがれ」

「天宮さんはどこで寝るんですか?」

「あ?ソファでいい」

「ダメですよ!お客様なんですから!」

「いいっつってんだろ!余計な気使うんじゃねぇ!」

「ダメですー!せめて私のベッドを使ってくださいー!」

「ヒカルくんったら、そんなにフータローくんと一緒がいいの〜?」

 

上を見ると二階の手摺から身を乗り出し、ニヤニヤ笑う一花がいた。

 

「なんだったらお姉さんと一緒に寝よっか?」

「てめぇと寝るとか死んでもゴメンだ」

「ならヒカル、私と寝よ」

 

今度は三玖が寝巻き姿で出てきた。

あー、胸元が危なっかしい。

 

「てめぇらとなんかぜってぇ寝ねぇよ!」

「え?天宮さん、私のベッドで寝るんじゃないんですか?」

「お前はちょっと黙ってろな」

「はいっ」

「ふーん、四葉とは寝るのに私とは寝てくれないんだ」

「ヒカル・・・・・・・・」

(え、なに・・・・・・俺が悪いの・・・・・・?)

 

冷めた目でこちらを見下ろす二人に輝はもうどうでも良くなったのか深いため息を吐いた。

 

 

✦‧✧̣̥̇‧✲゚✧✽*✼✼✽*

 

 

「結局こうなるんだな」

「はいっ!」

 

現在四葉の部屋で一緒のベッドに寝ている。

部屋に男女二人と、何とも間違いが起こりそうな場所であるがこと二人に関してはそんなことはなかった。

 

「大体、お前はおかしいと思わねぇのかよ。男と一緒に寝ることに」

「そうですかね。私は天宮さんを信じているので!あと、詳しい事はわかりません!」

「・・・・・・そうかよ」

「はいっ。カレー、美味しかったです。また食べたいです」

「また作ってやるよ、今度はもうちょい多めにな」

「はい!私、天宮さんのカレー大好きになりました!」

「そうか・・・・・・・・」

 

向かい合うように寝転んでいるため、四葉の顔がよく見える。トレードマークのウサギ調のリボンをしていないため、いつもと印象が違う。しかし、本当にそっくりで驚く。おそらく髪型さえ変えれば誰だか見分けもつかないだろう。

 

「天宮さん、私勉強頑張るのでいっぱい教えてください」

「ーーーーおう、ぜってぇ卒業させてやるからな」

「っ! はいっ!」

 

その笑顔はいつもと違う気がした。

僅かに赤に染まる頬に、照れたようにはにかむ顔。それを照らす月明かり。

神秘的ーーーとは言い過ぎだが、普段より綺麗だったのは間違いない。

 

(コイツのためにカレー作ってやんのも、悪かねぇかもな・・・・・・・・)

 

そう思いながら、静かに意識を手放したーーーーー




ゾルタクスゼイアン!
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