IS? そんなことより筋肉だ!   作:蜜柑ブタ

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スランプとか言いつつ、書けるだけ書く。

今回は、甘~い一夏×箒を目指しました。一夏のために頑張る可愛い箒が書きたかった…。

けど、筆者の技量ではこの程度…。


SS13 一夏と箒と、唐揚げと

 

 その日の昼食タイム。

 場所は、屋上。

「あーん。」

 箒が箸で摘まんだ唐揚げを、一夏の口に入れた。

 バクッと一夏がその唐揚げを口に含み、モグモグと噛みしめ、飲み込む。

「…美味い!」

「そうか! よかった!」

 今日は、食堂ではなく、箒の手料理のお弁当でお昼ご飯にしていた。

 高タンパク質な胸肉の唐揚げの他に、だし巻き卵、きんぴらゴボウ等など、和食を基調としたお弁当。なお、一夏の分は、箒の倍以上デカい。

「い、一番の自信作だったんだ。口に合ってよかった。」

「今までで食った唐揚げで一番だぜ。」

「そ、そうか!」

「あー、箒を嫁にしたら、こういう美味い飯が毎日食えるのか~。楽しみだ!」

「一夏…!」

 ガツガツと弁当を貪る一夏の言葉に、箒がカーッと赤くなる。

「わ、私は…お前の嫁にふさわしいか?」

「当たり前だろ?」

「そうか…よかった。」

「なあ、箒、リクエストするけどいいか?」

「なんだ?」

「爆弾むすびっての? また作ってくれよ。」

「そんなもの作ったことかあるか?」

「ほら、六年前……。」

「あ…。」

 箒は思い出す。

 六年前、まだ国家機関の監視下に置かれる前、一夏に初めてふるまった、こ汚い下手な料理。それがご飯に色んな具を詰めて丸めて海苔を付けただけの、いわゆる爆弾おむすびだった。

 無駄に大きいばかりで、加減も分からず作ったのだが、二人で笑って食べた思い出を、箒は思い出した。

「あ、あんなのでいいのか?」

「あれがいいんだ。箒のこと思い出すたび、たまに作ってたんだぜ?」

「一夏…。」

「なあ、いいだろ?」

「もちろんだ! 他にリクエストあったら、言ってくれ!」

「そうだな~。」

 箒は、一夏からのリクエストを、素早くメモしていった。絶対に聞き逃さない!っという勢いだ。

 

「仲良いのはいいわね~。」

「篠ノ之さん、幸せそうですわ。」

「こっちが恥ずかしくなるね。」

 

「なぜ、いる?」

 三人の声を聞いて、箒が振り返る。

「今日は天気良いから、食堂でバスケットもらって屋上で食べようかなって思っただけよ?」

「わたくしもですわ。」

「僕もだよ。」

「いつからいた?」

「唐揚げ食わせてもらった時からだぜ。」

 一夏がそう言った瞬間、箒はぐわーっと真っ赤になった。そして、顔を手で覆って、俯いた。

 ところで、実は屋上(広い)には、チラホラと他にも生徒がいたのだが…、言うべきかどうするか、一夏は悩んだ。

 チラッと見ると、鈴がジェスチャーで、言うなっと一夏に伝えてきた。なので言わないことにした。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 休日。

 

「…美味いな。」

「新作って、口に合わないことも多いけど、コレは当たりだな。」

 一夏は、箒と共に駅前の全国チェーンカフェ店に来ていた(ス●バみたいなとこ)。

 いわゆるデートだ。

 箒の身元の都合で、あまり出回れないので、駅前のカフェでコーヒーと甘い物でもという簡単なお出かけだ。

 箒は、ホイップミルクがたっぷりのラテを。一夏は新作シリーズを注文して買った。

「こういうのを飲むのは久しぶりだ。」

「そうなのか?」

「ああ…。こういう店には入れなくてな。」

「…そうか。」

 箒は束の身内であるため、こういう一目のつく場所に来ることすらできなかったのだ。

 なお、デートするにあたり、国家機関の息がかかった監視役や護衛役が回りに普通の人に紛れている。私服なので分かりにくいが、分かる人間には分かるだろう。

 箒が、チラチラと、レジカウンター横にある、コーヒーに合うであろう焼き菓子や、ケーキなどが並んだケースを見ていた。

「なんか食いたいのか?」

「えっ、あ…。別に…。」

「小遣いが気になるなら、俺が払うよ。好きなの食えばいい。」

「い、いいのか?」

「ああ。こういう時ぐらい好きなの食わなきゃな。」

「じゃ…じゃあ、あのケーキがいい。」

「良し。じゃあ買ってきてやるよ。」

 そう言って一夏が席を立ってレジに行った。

 箒が、ウズウズと待っていると……。

「お嬢ちゃん、可愛いね。遊ばねぇ?」

「なんだ、貴様ら!」

 そこにいかにもガラの悪そうな連中が箒に声をかけた。

「今から俺達と遊ばねぇ? 彼氏なんて置いてってよぉ。」

「行かん!」

「そう言わずにさぁ。」

「やめろ、触るな!」

 

「な~に、やってんだ?」

 

「あっ?」

 箒の腕を掴んだ一人が、急に肩をポンッと叩かれて、振り返る。そして青ざめる。

「お、おまえ…。」

「人の彼女に何してんのかなぁ? お前ら?」

 一夏は、血管浮かせてニッコニコである。

「やべえ! 織斑だ! 織斑一夏だ! 逃げっぞ! 殺される!」

 一人がそう叫ぶと、全員逃げていった。

 実は、彼ら、中学時代に、一夏に潰された暴走族の一員だった者達だった。

「ったく、あんなのがいるから、男の地位がますます悪くなんだ。箒、だいじょうぶか?」

「ああ。」

「ほら、買ってきたぞ。食え。」

「あ、ああ…。」

 お盆に乗った皿には、季節限定のケーキが乗っている。

 箒は、ジーッとケーキを見つめていた。

「どうした? 食わないのか?」

「あ、…いや。食べるのがもったいないような気がして…。こういうのを食べるのも、ホント久しぶりなんだ。」

「別に珍しくないだろ。“これから”は。」

「あっ…。」

 一夏がフォークでケーキを一口大に切り取り、フォークに乗せた。

「ほら、アーン。」

「!」

 ケーキが乗ったフォークを差し出され、箒は真っ赤になった。

「ほら、食わないと、俺が全部食っちゃうぞ?」

「た、食べる!」

 観念した箒が口を開けた。

 その口の中に、優しく一夏はフォークを入れ、箒はフォークの上のケーキを食べた。

「…美味い。」

「今度は、もっと洒落たとこ行こうぜ。ケーキとコーヒーが美味い店。探すから。あ、コーヒーがイヤならジュースが美味い店でもいいし。軽食が美味いところでも…。」

「うん!」

 箒は、口の中に広がったケーキの濃厚な甘みを味わい、ホイップミルクがたっぷり入ったコーヒーのまろやかな苦みで流し込みながら、嬉しそうに頷いた。

 

 ああ、幸せだ…。

 っと、箒はただただそう感じていた。

 

 

 

 




箒って、たぶん、ス●バみたいなカフェとか、そういう洒落た店にほとんど行ったことないんじゃないかな?っと勝手に妄想。6年間も監視下に置かれてあっちこっち移転させられたりしてますからね。

あと、爆弾おむすびの話は、完全なる捏造です。


あと、このネタの一夏は、恋人にはとことん甘やかす感じに…したかった。できたかどうか分からないけど。

今回は、箒にラテとケーキ食べさせてますが、インフィニット・ストラトスのキャラ達の食べ物の好き嫌いが分からん!
どうしよう…。
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