タマツバキ(仮)   作:にゃあたいぷ。

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・劉表景升:椿(つばき)
 儒家思想の持ち主、政争に巻き込まれて荊州に逃げ延びる。
・霍篤:菊?()
 蒯越に仕える女性。今は蒯越の指示で劉表に仕えている。
・?:常夏(とこなつ)
 仮の名は撫子(なでしこ)。劉表の奴婢、主人の身の回りの世話をする。
・霍峻仲邈:蓮葉(はすは)
 霍篤の妹、劉巴に仕える。
・黄月英:(すみれ)
 黄承彦の娘。絡繰士で人形操り。


9.開戦

 森の中を駆け回るのは御手の物だ、と霍篤は木の上を飛び移っていた。

 地面を駆けるよりも木々の枝を頼りに跳び移った方が慣れており、出会い頭で敵と遭遇する危険性を抑えることができる。枝葉が風で擦れる音に合わせて跳躍し、常に地面に写る自身の影を意識し続ける。

 こうしていると故郷でよく鬼ごっこをさせられていたことを思い出す。それは遊び等という生温いものではなかったが、今となっては良い思い出だ。足跡を残さないように地面を枝葉で擦るのは常識――されども鬼側は足跡を消した痕跡を見つけたり、消すのに使った枝葉、もしくは枝を折った跡を頼りに追跡する。

 今回は賊徒が相手だから、そこまで注意深くなる必要はないと思うけど。

 そうやってすぐに油断する癖がある、と教官に何時も叱られていたことを思い出して苦笑する。あまり自分は故郷での成績はよくなかった。得意分野で漸く並程度、他は辛うじて赤点を逃れる程度であり、苦手分野で落第点を取っている。妹の蓮葉(霍俊)と鬼ごっこをすると山全体が舞台であるにも関わらず、半刻(一時間)もしない内に見つけられてしまうのだ。逆に妹を追いかける時は一度として、捕まえたことはなく、見兼ねた教官に妹との鬼ごっこを禁止されるようになった。なんでも訓練にならない、とか、他分野でも妹に勝てたことはほとんどない。

 おかげで妹には劣等感を抱き続けている――嫉妬の段階は疾うの昔に通り過ぎ、今は諦観している。

 

 荊州に来てから、どれだけの年月が過ぎただろうか。

 数えてみると五年以上の年月も劉表の護衛を務めており、主人の蒯越の側に居た時よりも長い時間を彼女と共にしている。最早、知らぬ仲とは言い切れない。最初に出会っていたのが劉表であれば、きっと自分は劉表に仕えているだろうし、真名だって交換していたに違いない。それでも真名を交換しないのは、自分が蒯越の配下であるためだ。

 主人の知らぬ場所で、主人以外の者と真名を交換することは不義理に感じられた。してもいないのに浮気したような気分になる。いや、別に主人とは恋仲ではないし、そんな感情を抱いたこともない。精々が良い人止まりである。

 主人以外と真名を交換しているのは姉妹の蓮葉(はすは)だけで、他には誰もいなかった。

 できるだけ主人の預かり知らぬところで真名を交換しないように務めている。ただ五年以上も同じ屋根の下で寝食を共にする劉表と真名を交換しない事は――それはそれで不義理なのではと思うようになってしまった。今が主従に似た関係でなければ、きっと今頃自分は真名を交換してしまっている自信がある。その事で延々と気に病んでいるくらいであれば、小難しいことを考えずにさっさと真名を交換してしまえば良いと思いもする。

 でも、やはり主人に対する後ろめたさから真名を交換することを躊躇してしまうのだ。

 この葛藤を解決する手段を自分は知っている。

 主人と劉表がくっつけば良い。主人の身内になってしまえば、自分も心置きなく劉表と真名を交換できるというものである。だから、さっさと主人には荊州に引っ越して貰って、劉表と婚姻を結んで欲しいと思っているのだが――何をしているのか、主人は未だに洛陽から出てこようとしていなかった。なんでもまだ宮中の掃除が終わってないとか、なんとか。想い人が何時までも待ってくれると思っているのだろうか、そもそも劉表は主人のことを恋愛対象として見ている気配すらない。

 こんな有様では劉表と真名を交換するのは何時になるのか――霍篤は一人、溜息を零してのける。

 

 賊徒が通ると思しき場所に罠を仕掛けて回っている最中のことだ。

 木の上から二人の賊徒が無防備に歩いているところに見つける。無視するべきか、襲うべきか。逡巡した後、情報を収集しようと木の上から飛び降りた。頭を下にしたままの垂直落下、その先にある賊徒の頭を逆さまのまま両手で掴み、そのまま両足を広げて、グルンと竹とんぼのように振り回した。その反動を利用しながら体全身を捻り、落下の勢いを重ねてゴキャッと賊徒の首を捩じ切ってやる。

 悲鳴を上げる暇もない――片手と両足で地面に着地して、間髪入れずに驚きに目を見開く賊徒に向かって飛び掛った。大きく一歩踏み込んだ後、後ろ回し蹴りの要領で相手の首を刈って、そのまま地面に叩きつける。後頭部を打った衝撃による意識混濁、その復帰までの僅かな時間を突いて、賊徒の首筋に刀を添える。

 

「質問に答えてくれたら殺しはしないけどね」

 

 ここまで五秒足らず、囁きかける言葉に賊徒は全身の力を抜いた。

 そして、既に賊徒達が拠点を出て、荘園に向けて動き出したという情報を得た自分は、その事を劉表に伝えるために全速力で荘園へと駆け出す。

 尚、賊徒は身包みを剥いだ後に簀巻きにして、河に流しておいた。

 

 

 姉菊花(霍篤)からの情報を得た劉表は、

 霍俊――つまりは自分、蓮葉(はすは)に指示を出して防衛の準備に当たらせる。

 とはいえ戦力は武装民兵、ないし農民以上が三十名である。どうせ農民を搔き集めるのであれば、農奴一揆を起こすように数だけは揃えて欲しいものだがないもの強請りをしたところで意味はない。ここ二週間の鍛錬で指示だけは聞いてくれるようになっただけ、ただの農民よりも幾らかましと言った程度だ。ちなみに彼らが両手に持っているのは襄陽黄家の御厚意で頂いた円匙(シャベル)であり、つまりは、まあ農具である。勿論、鎧なんて贅沢品は着込んでおらず、動きやすい身なりをした彼らの姿は、今から筍でも掘りに行こうかって云うような風貌だ。

 よし、これから屍体を埋めに行きましょう。ざっと百人程度――そんな小粋な駄洒落も顔色が死んでいる民兵一同の前では意味がない。事前情報よりも四十名ほど多いのは菊姉様から伝えられたことであり、たぶんきっと周辺に潜んでいた賊徒が合流してしまったせいかと思われる。この不景気、就職氷河期とも呼べる時代とあっては「きつい、汚い、危険」という“き”の三拍子が揃った山賊に人が集まってしまうのだ。ぶっちゃけ正規軍に討伐される危険を背負うくらいであれば、大きな荘園に行き、自ら奴婢墜ちしてる方がいいと思うんだけどね。だって襄陽黄家とか下手な良民よりも良い暮らししてるし、同じ荘園の奴婢仲間であれば恋愛も自由だったりするんですよ。

 閑話休題、

 広場に集めた奴婢達の顔は恐怖に怯えていた。今から賊徒との戦いを控えているにも関わらず、既に死相が見えている彼等の状態は頂けない。これでは生き残れるものも生き残れなくなる。人間死ぬ時には死ぬものだが、絶望は確実に死を惹き寄せるものだ。

 なのでまあ、小粋な駄洒落とまでは云わないが、ちょっとした発破をかける程度はしてやろうと思った。

 

「はいはい、注目、ちゅうもーく!」

 

 パンパンと両手を叩いて、意識を自身に向けさせる。

 

「君達はよく頑張りました。古くは五年前から劉表様に仕えて、若くとも一年以上も田畑を耕し、作物の世話をし続けてきました。それから忙しい収穫期にも関わらず、生きるための努力を二週間も続けてきたのです」

 

 言いながら予め用意していた箱の中から鮮やかな赤色をした果実を取り出した。

 これは劉表の荘園で栽培した作物であり、名称は赤茄子(とまと)。その中でも豪族や官僚といった富裕層向けの質の良いものを今回は特別に持ち出している。本来は味が薄くて食感も悪いクソマズの作物であるが、この荘園で採れる赤茄子は甘さたっぷりで歯応えも良く、とても美味しかった。初めて食卓に出てきた時なんかは戦々恐々と齧り、口の中に広がった未知の甘味に言葉を失った程だ。とてもじゃないが他所で栽培されているものとは同じに思えない――というよりも赤茄子はクソマズ作物に分類されているので、他所ではほとんど栽培されていなかったりする。

 少し話が脱線するが、劉表の凄いところは収穫量という目に見える指標だけを目的にしていない点だった。

 彼女の学者気質の性格は、とにかく拘ることに特化している。自覚あってか無意識なのか分からないが、彼女は研究と称して気になったことをとことん追求する癖があった。作物の収穫量は勿論、採れた作物が収穫方法によって味も変わることに気付いた彼女は頻繁に食べ比べを行なってきたようで、作物が育つ土の手触りを確認することもあれば、口に含んで味を確かめることもある。水に塩を混ぜているという話を聞いた時は、正直、こいつ頭が可笑しいんじゃないかって思いもしたが、それで実際に美味しい赤茄子を栽培しているのだから何も云えない。劉表に言わせると赤茄子は被虐体質、甘やかすと駄目になり、虐めると美味しく実るのだそうな――ちなみにやりすぎると簡単に枯れるようで、その栽培量は極端に少ない。良い関係を続けるためには虐める側にも愛が必要なのは人間と同じですね、としみじみとした顔で撫子(常夏)の頭を撫でる劉表を見た時に「なに言ってんだ、こいつ」と思った自分はきっと間違っていない。

 その劉表の叡智と努力の結晶とも呼べる赤茄子を総勢三十名の奴婢に配り、彼等の目の前で赤茄子に噛り付いた。

 

「ん〜、甘いなあ……幸せを感じるなあ」

 

 甘味に身を震わせながら、集めた奴婢にも食べるように促した。

 その赤茄子は他所で収穫できる作物とは、もはや別物だ。希少であるが故に今まで奴婢の口には行き渡らなかったソレを、今初めて口にした彼等は驚きの表情を浮かべていた。戸惑いながら二口目を口にし、三口目はもう止まらない。そして半分を食べきったところで名残惜しむように食べる早さが落ち始める。最後には皆、べとべとになった手を舐め取るほどだ。

 その様子を満足げに眺める。そして騒めきが落ち着き始めたのを見て、ゆっくりと口を開いた。

 

「これは君達の努力の結晶だ」

 

 赤茄子に限って云えば、劉表個人の努力になるが――そんな野暮ったいことは今は抜きだ。

 

「甘いよね、美味しいよね。私は幸せだよ、こんな美味しいものが食べられるなんてさ。この荘園が生まれてから五年の年月が過ぎて、みんなの毎日の努力、流した汗が形になった一つが今の作物だ。今はまだ数が少ないから君達は口にできていないだろうけども……近い将来、きっと皆も当たり前に食べられるようになる」

 

 此処で言葉を区切り、奴婢達が全員、自分の言葉を聞いていることを確認する。

 それから改めて口を開いた。

 

「私が保証する、これを食べられるのは此処だけだよ。これを作れるのは君達だけだ。君達が田畑を耕し、作物を世話してくれたから、私達は今これを食べることができた」

 

 広場には個人でも鍛錬できるように、打ち込み用の杭が何本も差してある。

 その内一つに近付き、何時も携帯している直刀を鞘から抜いた。

 

「皆が育んできた成果を横から掻っ攫おうとする者がいる」

 

 直刀を振るった、杭の先っぽ一寸(約3cm)を切断する。

 

「許せないよね。何年と築き上げてきたものを何の努力もして来なかった屑共が、暴力にものを云わせて理不尽に奪い取ろうとするなんて許せないよね? 君達が築いてきたものを獣のように食い荒らして、更地にして何もかもをなかったことにする……まるで蝗のような輩だ。いんや、虫以下だね。あんな奴ら」

 

 何度も直刀を振るった、上から順々に杭を輪切りにする。ほとんど力を入れず、一寸ずつ均等に切り飛ばした。感情は見せない。淡々と粛々と切り刻み、その自分の姿に奴婢達が怯え始めるのを感じる。畏怖は充分、次の段階に移行する。

 

「そんな奴らのために君達が死ぬ必要はない、暴力に屈する必要もない。抗おう、戦おう、君達が築き上げたものを守り切ろう」

 

 根元まで杭を全て輪切りにした後、もう一つの杭まで歩み寄る。

 その先に右手を乗せる。軽く深呼吸、体内の氣を循環させる、右手に氣を集める。

 そして、充分に氣が高まったところで彼等に笑顔で語りかける。

 

「大丈夫、殺すのは私に任せて頂戴。私が君達の剣になる」

 

 言って、右手に溜め込んだ氣を解放した。

 縦に亀裂が入ったかと思えば、杭が一瞬だけ膨れて、真ん中から弾け飛んだ。

 奴婢達が騒めいた。

 霍俊は、さも当たり前のことのように落ち着きを払って言葉を続ける。

 

「君達は生き残ることを第一に考えて欲しい」

 

 口元を引き締めて、真顔で奴婢達を見つめる。

 

「こんな輩に殺されるほど君達の価値は安くない。生き残れ、生きて抗え、耐えて耐え忍んで……」

 

 そしたらさ、と言いながら口元を緩めた。そして、なるべく軽い調子で告げる。

 

「私が君達の敵を全員、殺しきってあげる」

 

 その言葉に奴婢の誰もが言葉を失っていた。

 もう怯えはない、気圧されてもいない。高鳴る想いを吐き出せずに苦しんでいるように見えた。

 だから自分は彼等に背を向ける、そして号令をかける。

 

「今から始まるは劉表麾下三十名による防衛戦、私が剣! 君達が盾だ! 負けたら終わり、勝つだけでも終わりだ! 生き残れ、それが至上命令っ! 死ぬなよ、お前ら!! 返事ッ!!」

「応ッ!!」

 

 威勢の良い声が背中から聞こえてきた、そのことに笑みを零す。

 

「行くぞ、此処から先は死地ではない! 明日を掴み取るための活路だ、くれぐれも忘れるなッ!!」

「応ッ!!」

 

 これで戦える、最低限の準備は整った。

 後は周りを信じるだけだ。これで駄目なら仕方ない、人事は尽くしてある。

 そう思える段階には、辛うじて持ってくることはできた。

 

 

 初めて戦場の空気に触れた。

 今から行われることは生存を賭けた命の奪い合いであり、それを目前にした時の緊張は想像を超えている。

 張り詰めた空気は息苦しく、舌は乾いて言葉を発することができなかった。

 

 椿(劉表)、つまり自分は何度も現状を確認している。

 自軍の主戦力は総勢三十名の奴婢。片手には手拭いを改造した簡易投石機を握りしめ、その足元には投石用の石を最低五つ、そして代用武器である円匙(シャベル)が置いてある。戦術としては単純なものであり、近付かれるまでは投石で相手の数を減らして、接敵された後は円匙を用いて耐え忍ぶというものだ。そうして時間を稼いでいる内に霍姉妹が自陣の左右からが上がって、敵陣を挟み込む形で削り取ると云うものだ。

 霍姉妹の個人技ありきの戦い方、とても作戦とは呼べない代物。しかし自分では、これ以上の作戦は思い付かないし、月英と霍俊も現状では最も勝率の高い作戦と言っていた。ならまあ後は二人を信じるだけだ。どうしても不安は残るが、最後まで二人を信じることは決めている。

 それでも再確認を怠らないのは用心深いというよりも、初心者であるが故だった。

 

 本陣の最後方に椿はいる。

 その傍に控えるのは二人、常夏(とこなつ)と黄月英。まだ氣の扱いが未熟な常夏の膂力は年相応の子供並、投石に参加させたところで飛距離が足りないので霍篤お手製の木刀だけを持っている。そして何時もなら青褪めた顔で身を震わせているはずの月英は、今日、この日に限り、死んだ魚のような目で虚空を見据えるように前を向いている。また彼女の両手の指には糸付きの指輪が嵌められており、絡繰夏侯惇将軍・参式を隣に控えさせていた。その両手には大型の円匙――不意に風が吹き込んでも人形繰りの少女は微動だにせず、無言で前だけを見続けている。

 その異様さに不気味さを感じながらも一先ず、無視を決め込んだ。

 

 もしもの時は常夏に月英を戦場から連れ去るように告げている。

 月英は襄陽黄家の客人であり、本来、戦場に立たせるべきではない人物なのだ。本来ならば危険に晒す訳にはいかない、自分には月英を無事に黄承彦の屋敷まで帰らせる義務がある。道理で語れば、この場で優先されるべきは自分よりも月英の方であった――そうか、いざという時には自分も戦う必要があるかもしれないのか。

 僅かに震える手で椿は円匙を握りしめる。

 

 ふと、遠くの方で人影が見えた。

 どうやら斥候に出していた霍篤のようだ。彼女が自陣に戻り、いち早くに情報を受け取る。

 月英の表情が僅かに怯んだ。常夏も緊張しているようで落ち着きが消える。自分の胸の鼓動が早まる。自分も緊張をしているのか体が動かしにくい、呼吸の仕方を体が忘れてしまったかのように意識してしまう。

 開戦は、もう目の前だ。

 その時が早く来て欲しいような、やっぱり来て欲しくないような、そんな曖昧な気持ち、決意や覚悟なんて簡単に綻びが生じる。自分を律し続けることは難しい。生き急いだ新兵が錯乱したように飛び出してしまう気持ちがわかったような気がした。先を結んでいない紐のように、決意の柱に縄を巻いたまま抑えつけ続けていないと自分も突飛な行動を起こしてしまいそうだった。

 その点、常夏は落ち着いているように見えた。月英の目から感情の色が消え失せる。

 

 数分後、

 自陣左翼から甲高い音の口笛が吹き鳴らされる。

 遠方、遥か遠くに敵の姿が見えた。

 

「号令を」

 

 短く告げられた言葉は聞き覚えのない声、それもそのはず、ここまで彼女が端的に短く言葉を発したことは今までにない。妙に冷めた声色の月英に促されるように椿は息を吸い込んだ。

 

「生き残りましょう。生き残って、また皆で明日を生きましょう」

 

 気が利いた言葉なんて言えないのはわかっていた。

 せめて、と思ったことをそのまま口にした結果がこれである、格好が付かない。

 それで滑ったのか、どうなのか、皆の顔が僅かに綻んでいた。

 

「さあ、無礼な輩にはお帰りを願いましょう! 此処には無法者の居場所はない、それでも理不尽を押し通すというのであれば――私達を見縊った奴らに目にものを見せてやりませうッ!!」

 

 左翼にいる霍俊から大きな声が上がる。

「応ッ!」という威勢の良い声が蒼天に響き渡った。




・霍篤:菊花(きっか)
 蒯越に仕える女性。今は蒯越の指示で劉表に仕えている。

ps.
終わらなかった(白目
テンポ良く進めようと努力はしました。でも、世の中には努力だけでは超えられないものがあるようです。
次回で一章、終わると思います。

ps.ps.
莫名灯火の次話は投稿されていました、やったー!
みんな、これだけは言っておきます。香風は良いぞ、この子だけで革命を買う価値はあるぞ。
あと個人的に革命で追加されてる子は好きな子が多いですねえ。
まあ恋姫に嫌いな子なんて居ませんよね?(同調圧力
やばい、好きな子と特別に好きな子しかいない……
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