人類最強守護者が現れたそうですよ?   作:オーファン

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リハビリ作品です。
もう何年もやっていなかったから書くのにめちゃくちゃ四苦八苦しました


人類最強守護者が現れたそうですよ?

 

 

「さあやってきました!第一回ッ、チキチキ転生タアァァイム!!司会は私、********が務めさせていただきます。さあ皆さん拍手ぅうう、イエーイ!!」

 

 「あなた方7名にはこれより私の主導のもと、転生してとある課題を達成してもらいます。制限時間は死ぬまで!やり直しは死ななければ何度だって可。でもぶっちゃけて言うと超難関なんで一発勝負が当たり前という気概で挑戦してください」

 

 「おやおや、困惑していますね。文句も言いたいかもしれません、でもそんなものは受け付けません。私が求めているのは課題へのやる気と質問オンリーです。詰まんねぇ文句垂らす奴は萎えるんでやめてください。・・・・お、そこのあなたは質問ですか。ええ、構いませんよどんと来なさい」

 

 「選ばれた理由?なるほど、それは答えましょう。ぶっちゃけいうとあなた方が選ばれた理由はただ一つの共通点によるものです」

 

 「わからない?いえいえ、あなた方には得てして素晴らしいものを持っています。それは・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「全員が一つの目的以外のことを容易く切り捨てられる才能ですよ」

 

 

 

 

 「素晴らしいと思いませんか?普通はあれがしたい、これがしたいと目先のものに振り回されて優柔不断な人間なのに、たった一つの目的のために全てを捨てられる」

 「あなたたちは素晴らしい狂人だ。狂人の鏡といってもいい」

 

 「一人は素晴らしい軍人だった。勝利のためなら人質ごと殺し、部下はおろか自分の命すら平気で投げ捨てた」

 「一人は素晴らしい科学者だった。真実を追い求め、家族はおろか友人も恋人もつくらず、娯楽には一切触れない誰よりも詰まらない人生を遂げた」

 「一人は素晴らしい宗教家だった。自分の信仰のもとに平気で人を殺し、罪悪感なんてものを一切感じなかった」

 

 「あなた方7人は選ばれたのですよ。()()()()を変えるための戦士として。人類のための防衛装置、悪しき異形共を滅ぼすための暴力装置」

 「わかりましたか?つまりあなた方は戦うのです。戦って戦って戦い続けるのです。その過程で幸せになるのを許しましょう、あらゆる罪業も異形になら許しましょう。なんなら異形と愛を育んだってかまいません。殺すのに愛するというのもおかしいですがね」

 

 「ほかに質問は?・・・・・・ふむ、課題ですか。それは後で話しますよ、よれよりも決めなきゃいけないことがありますので」

 

 「他には・・・いないようですね。ではここで本題!あなた方には個別に力を与えます。よくあるサブカルの中にある能力や技術をです。まあ、鍛えることが前提ですので悪しからず♡」

 「ではこの箱の中にあるくじから一枚ずつお選びください。それがあなたの力になりますので、使い方は脳にインプットしておきますよ」

 

 

 

 「全員引きましたね?それでは拝見・・・。ぶ、ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!!これはいい。運命とでもいうのでしょうか?実にマッチしていますね素晴らしい」

 

 「では課題の発表と行きましょう。といってもシンプルなものですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「課題は・・・神と決闘して勝利し、人類を守らせること」

 

 

 

 「厳しいですか?・・・おやおや、皆さんやる気が出てきてますえぇ、いい蛮勇です。対戦相手は此方で決めさせていただきますよ?あっ、ちなみになんでこんな課題にしたのかというと実はこの漫画に最近はハマっていましてね♡この終●のワル●ューレというのに」

 

 「なので、神への挑戦権を手に入れたらそれぞれタイマン勝負仕掛けてください。向こうの神もきっと興奮するでしょうから」

 「ちなみにあなた方の名前等は、力のもととなった方の名前や容姿となりますので。・・・では発表しましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「第一使徒 項羽 対戦相手は帝釈天」

 

  「第二使徒 藍染惣右介 対戦相手はオーディン」

 

  「第三使徒 ラオウ 対戦相手はルー」

 

  「第四使徒 アレクサンドル・アンデルセン 対戦相手はアヌビス」

 

  「第五使徒 石川五右衛門 対戦相手は須佐之男命」

 

  「第六使徒 ミハエル・ヴィットマン 対戦相手はシヴァ」

 

  「第七使徒 クリストファー・ヴァルゼライド 対戦相手はゼウス」

 

  「以上の7対7の対戦を勝ち抜くこと私は心の底から祈っていますよ。それでは、良き生を」

 

 

 

 

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 それは神々の間にだけ流れた信じがたい噂だった。

 

 ”曰く神に挑戦する者が現れた”と。

 ”曰く神器(セイクリッド・ギア)も持たないただの人間だ”と。

 

 曰く、曰く、曰くとその話は一時神の間ではホットワードになっていた。そして実際にその戦いが行われることが真実だとわかるとさらに沸いた。

 

 昔なら兎も角、現代では神々はほぼ干渉しない。ましてや、神に挑もうとするなど神代のころにもいなかった。其れゆえだろう。世界中の神話の神々がこの戦いをみたいと考えた。

 中でも各神話の武神・戦神は特に興味をもち、北欧神話やギリシャ神話、須弥山といった英雄を歓迎する勢力のものはなにがなんでも観戦するという気概だった。

 

 余談だが北欧のヴァルキュリアがとても興味を示し、主神に直談判しに行ったこともここに明記しておく。

 

 

 そして、()()()()()()()()発表された時、驚きと嘲笑が起きた。

 ”無理だ” ”勝てるわけがない”と根底にある人類への見下しが見て取れた。

 

 ―――須弥山にて 

 

 「ボスよぉ、ありゃ本当かい?あんたが人間相手に戦うっていうのは」

 「あぁ?なんだ、猿。信じらんねぇっていう顔してんな」

 「当たり前でぇ、ボスが戦うなんて何百いや、何千年ぶりだ?」

 「覚えてねぇな・・・・。だが、いいじゃねえか。あいつは俺が出した課題を突破してきた。なら、その願いに報いるのが神っていうもんだろうが」

 

 

 

 ―――北欧にて

 

 「ふむ、わしに挑む人間がいるとはのぅ。いやはや、長生きはするものじゃな」

 「オーディン様、今回の勝負の会場はギリシャにあるコロッセオを模したステージにて行われるとのことです。・・・約束は、お忘れではありませんよね?」

 「も、もちろんじゃ。ちゃんと側付きとして連れていくわい。お主等、張り切りすぎではないか?」

 「何を言うのですかオーディン様!!ただでさえ勇者候補が少ない今、神に挑もうとするほどの気概を持つ戦士たちに出会う機会をみすみす逃すものなどいません!!」

 「じゃからか。妙にわしにアプローチ掛けたり、仕事を頑張っておるのは」

 「会場に連れて行ってもらえるようにオーディン様からのセクハラに耐えている者もいますからね。其れだけ必死だということです。あとセクハラをやめろ、このエロジジィ!!」

 

 

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 「いよいよだ」

 

 ところ変わって石造りで出来た部屋にて一つのテーブルを囲うように七人の男たちが一杯の酒――各人で好みの酒を持ち寄って――を手に静かに座っていた。

 不敵に笑っていたり、目を閉じて落ち着いたり、笑みを浮かべていたりしていたが()()しているものは誰一人としていなかった。

 

 「いやはや、ずいぶんと掛かりましたね」

 「お互い、どんな容姿なのかわからなかったから探すのに苦労したよ」

 「そうか?俺は正直、こんな時になりゃあ自然と集まると思っていたなぁ」

 「貴様、それで問答無用に私に襲い掛かっていただろう」

 

 だから悪かったって言ってんじゃねえか、と男たちは談笑する。そしてこれまで口を挟まなかった金髪の男が他の六人に問いかけた。

 

 「皆、準備はいいか?」

 

 その問いに返ってきたのは全て肯定だった。

 彼らに迷いはない。怯えもない。ただ己の進むべき道を進むのみ。

 

 「では、勝利を」

 「「「「「「勝利を!!」」」」」」

 

 

 

  

 

 そして、神に挑む者たちの戦いが始まった。

 

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 神々は語る、彼らの物語を。

 

 神々は称える、彼らは本物の英雄であると。

 

 

 

 「HaHaHaHaHaHa!!おいおい楽しいなぁ!こんなに楽しいと思えるのは何時ぶりだおい!」

 「オラオラオラァァア!まだ終わんねぇよ、終わらせてたまるかよぉ!!」

 「そうだぜ小僧、いや項羽!こんなんじゃ足りねぇ。もっと俺を満たしやがれ!!」

 

 

 「ふむ、視覚情報の欺瞞、いや他の感覚もズレが生じておるな。お主の力はもしや相手の五感を騙す力か」

 「やれやれ、まさかこうも早く鏡花水月の力を見破るとは」

 「抜かせ、その力抜きにしても十分な力を持っているではないか」

 「残念ながら、御身のそのグングニルは防ぎようがありませんがね。故に、我が鬼道をもってお相手しましょう」

 

 

 「オオォォォオオ!北斗豪衝破ァァッ!」

 「敵を倒せ、フラガラック!」

 「最終奥義 夢想天征!」

 「勝利を持たらせ、極光・勝利の太陽(ブリューナク)!!」

 

 

 「ああ、迷える魂たちよ。今、汝らを神の御許に送らん。AMEN」

 「魂の解放、いや浄化か。我が魂の攻撃をこうもあしらうとは」

 「暴力を振るっていいのは異教徒と化け物のみ。されど魂を裁く資格は私にはあらず。・・・だが、異教の神よ。貴様を倒す理由は異教の神である、それだけで十分だ!!」

 「来るがよい狂信者!汝の記憶にこのアヌビスの力を刻み込もう!!」

 

 

 「おいおいおいおいおい、てめぇ何者だ?風を切るは、雷を斬るはってどんな素材でできてんだその刀」

 「下らん。我が斬鉄剣に一切の異能などない。剣の声を聴き、ただ斬るのみ」

 「おうおう言ってくれんじゃねぇか、なら俺も天叢雲剣(とっておき)で相手してやらぁ!!」

 「久々に斬りごたえのあるものが出てきたでござるな」

 

 

 「Briah(創造)――Midgardr Volsunga saga(人世界・終焉変生)

 「対象の破壊、いや死の強制か。随分と物騒な力を持っているね。なら君が対処できなくなるぐらいたくさん創造(作成)しようじゃないか」

 「お前ではない。俺の至高の死はお前を求めていない」

 「そんなこと言うなよ。今から盛大に殺し()するんだからさあぁ!!」

 

 

 「超新星(Metal Nova) 天霆の轟く地平に、闇は無く(ガンマレイ・ケラウノス)

 「儂と同じ天霆(ケラウノス)の名を冠するか。その力、果たして背負うにふさわしいかな?」

 「無論。ただ人々の幸福を、希望を未来の輝きを――守り抜かんと願う限り、俺は無敵だ。来るがいい。明日の光は奪わせん!」

 「よくぞ言った、小僧。ならばその覚悟、偽りでないと証明して見せよ!!」

 

 

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 惜しみない賛辞を、盛大な歓迎を神々は七人の戦士たちに送った。

 戦いが終わってもその熱が冷めることはなく、むしろその熱を冷ますために近くにいる神と喧嘩しだす馬鹿まで現れる始末だった。

 そして、戦士たちを自軍に入れんと画策する神群は多かったこともここに明記しておく。

 

 神々は戦士に敬意を込めてそれぞれに相応しい名を送った。人の身で神を倒す(ここ)まで至った英傑たちに。

 

 

 万象王 項羽

 

 求道王 藍染惣右介

 

 闘王  ラオウ

 

 教王  アレクサンドル・アンデルセン

 

 剣王  石川五右衛門

 

 死王  ミハエル・ヴィットマン

 

 星光王 クリストファー・ヴァルゼライド

 

 

 刮目せよ、異形たち。

 化け物を超えた英雄(化け物)が産声を上げた。人類守護と人類に害を為す存在の悉くを彼らは決して許しはしない。

 

 嘆き、許しを得る時間が過ぎた時、最強の英傑たちが動き出す。

 

 最強にして最新の英傑、人類の頂点と認められし者たち。

 

 人類最強守護者(グランド・チャンピオン)

 

 彼ら7人はそう呼ばれるのだった。

 

 

 

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