FROM廃人が唐澤と月光を携えて転生しました(仮) 作:KARASAWA廃人
ハロー、愛しき読者達。ここで生きていけるか心配です。
現在、休み時間が終わり授業に入った所だ。なのに教室の空気はきな臭い。
「そんな事言ったらイギリスだって世界の不味いメシランキング1位じゃねえか!?」
「あなた、私の祖国を侮辱しますの!?」
なんでこんな空気になっているか?少し時間を戻そう。
そう、あれは授業が始まってすぐの事だ。織斑先生は教壇に立つと、クラス代表を決定するとか言い出した。いや、ホームルームにやる事じゃないの?とか言ってはいけない。それでクラスの1人が興味本位で織斑を推薦した。そーしたらみんな便乗してさ。織斑自身はやりたくないと言ってはいたが、織斑先生がそれを抑え込んでた。
「お前はクラスの推薦を無下にするのか?」
とか言ってたな。織斑はようやく引き下がったけど、今度は別の問題が出てきやがった。例のイギリス代表候補生がそれにキレたんだ。なぜ代表候補生であるこの私を推薦しないのか、男がクラス代表をするのに劣等感はないのか、とかなんとか。いい加減にしてくれ。女尊男卑主義を押し付けるんじゃない!
...また脱線した。で、そいつが今度は日本の侮辱を始めた。それに織斑がキレて教室の雰囲気が悪くなった、って訳だ。
時間を戻そう。
いやー笑っちまった。自分は相手の国を侮辱してるのに、侮辱されるのにはキレるとか、何を考えているんだか。随分と脳内が御花畑らしい。とか思ってたら、笑い声が抑えられなくなって...
「あなた、何を笑っていますの!?」
俺も火に油を注いじまった。やっちまったぜ!取り敢えず、丁重に返答しておこう。
「いや、何も?ただ今の録音をイギリス政府に提出すれば、どんな事が起こるか楽しみなのさ」
取り敢えず煽る。もっと楽しくなる鉄則だ。とは言え提出もしなければ、録音もしていない。つまり完全なハッタリだ。でも...
「あなた、私を脅すのですの!?」
ほーら青くなった。もう一発。
「別に?単に想像しているだけですから」
「...ですわ」
「はい?」
「決闘ですわ!!」
はぁ!?なぜそうなる!?
「...良いだろう。次の土曜日に第一アリーナが空いている。そこでクラス代表決定戦を行おうか」
ちょっと待てぇ!俺は推薦されていないんですが!?
「では次の土曜日にクラス代表決定戦を行う。これでいいな?」
「はい!」
出た返事は1人分。俺は急展開についていけなかった。
大丈夫か、これ?
時は変わり放課後。
山田先生から寮の鍵を貰い、注意事項を確認して部屋へと向かう。1096号室、ここか。ネームプレートを確認すると自分の名前しか書いていない。どうやら1人部屋だ。やったぜ。織斑はどうしたって?彼はいい奴だったよ...
そんな事はさておき部屋へと入る。部屋の印象?ここは高級ホテルですか?しか思いつかん。学園側の配慮で俺だけ1人部屋らしいが、広い。ダブルサイズのベットにソファ、ダイニング仕様のテーブルと2つの椅子。勉強机にシステムキッチンと冷蔵庫。さらにはシャワールームまでついている。
自炊出来るぞキャッホイ!とか考えてたら...
「マーイ君!」
お声がかかる。なぜここまで入って来れた...
「...束さん、なぜここに?」
そう、ここにいるのは俺のFROM脳に毒された1人である『天災、篠ノ之束』その人だ。
「にゃはは。この程度のセキュリティなんてちょろいちょろい!」
「かと言って勝手に来られても困るんですが...クロエちゃんは?」
「ここにいますよ?」
「そっちかい」
クロエちゃんは隠れていたらしい。てかなんで来た?
「なんで来たんです?」
「いやー、マイ君のご飯が食べたくってねぇ。あとFROMの話を聞きに来た!」
「私は付き添いです。あ、でも料理教えてくださいよ?」
可愛らしい目的だなオイ。とは言っても...
「今日来たばっかで食料なんもないですよ?」
「食料は持って来たよー。あとはよろしく!」
準備はしっかりしてるってか。じゃあ作りますか。
コジ麻婆を。
(コジ麻婆なんて作ったこと)ないです。
麻婆豆腐は好きだけど。