俺もう、闘いたくないです   作:Plusdriver

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(もう理解したく)ないです

ええぃ邪魔だ!!!!

 

『JETストライカー』

 

「気を付けろ。余り威力が強いと発進出来ない可能性がある」

 

それは勿論!!!サッサとあの包帯グルグルレックスを倒して平穏を手に入れるんだ!!!

 

「...無理だな」

 

無理じゃないやい!って、もう乗り込んでるじゃん!?

 

「急がないと置いてかれるぞ」

 

全身痛いけど、知ったことじゃないね!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...身体をうまく動かせない」

 

「エルシオンもそうなのか...こればかりは無茶をしてしまったな」

 

「後悔は何のだろう?」

 

「勿論だとも。マスターがきっと世界を救ってくれる。僕はそう信じてる」

 

「...そうだな、ペルセウス」

 

ああ、兄様よ...貴方がこの船に乗っているのは分かっているが、あまり無茶はしないでいただきたい...貴方に居なくなられては困る...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「父さん、そのカプセルは何?」

 

「これはオタクロスが乗せたものだ。ある意味最後の切り札になるかも知れないらしい」

 

「ふぅん...」

 

何でだろう...オーディーンの気配がするんだけど、もう一つ懐かしく感じる気配がある...

 

「開発を続ける。念の為にエルシオンのメンテナンスをしておくんだ」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わぁ...周りが真っ暗だぁ...

 

「なんだ?灯りが欲しいのか?」

 

いや、そういうわけじゃないんだけど...

 

「なるほどな。宇宙は真っ暗闇だったと」

 

知識はあったんだけどね...実際に見てみるとこれはこれで...げっ

 

「...どうやら空気を読まないお客のようだな」

 

ここまでの戦いで、私の身体は熱暴走寸前だ...このまま戦えばきっと、動けなくなり破壊される

 

「お前はここでおとなしくしていろ。この場は、あいつらに任せれば大丈夫だ」

 

...わぉ、綺麗な花火___

 

「LBXのブレイクオーバーで出来上がった天の川か...本物を拝めるとは」

 

ロボットアニメ(宇宙)の一部で登場するときがあるよねぇ...今回は彼らのお披露目だからかな?

 

「さぁな。ただ言えるのは...」

 

あれ...何だか眠く...

 

「お前には少し休憩が必要な様だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『死にたくない』』

 

!? 今のって...

 

「よぉ、起きたか」

 

イフリート、起こしてくれても良かったのに...

 

「お前の父である俺は、お前に必要なものを与える。それだけだ」

 

あれ?体が軽い?

 

「無重力ではないからな。それはこれまでの戦いで温まっていたコアボックス全体を冷やした結果だ」

 

...無茶しまっくてましたね

 

「エターナルサイクラーの技術の応用とはいえ、発生した熱だけは貯まってしまうからな」

 

この戦いが終わったら、タイニーオービットに行ってこの身体(機体)のメンテナンスをお願いしようかな

 

「それがいい、俺がTOまで行こう」

 

...余計なことをしないでよ?

 

「お前がそう望むなら、しないさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女は駆け足で人工衛星(仮)パラダイスの中を進んでいく。

 

「...くっ」

 

『あまり無茶をしない方がいい。その体は宇宙での活動を視野に入れていないからな』

 

「わかっている!!」

 

彼女は眠っている間にとある声を聴いたのだ。感情を感じられないその声からは、恐怖を感じられた。

 

「...この先だ、イフリート!!!!!」

 

『わかった!』

 

「必殺ファンクション!!!!」

 

『超プラズマバースト』

 

こじ開けた扉の先には、見慣れた顔がそろっていた。そして___

 

「レックス...」

 

『マスター...いや、人格を作り上げただけの偽物か』

 

レックスがいた。

 

 

 

『俺は、山野バンに、子供達に希望を見出した。オーディーンからも、新たな未来が見えた____』

 

イフリートとの戦いの中で、自爆寸前のサターンから逃がしてくれた彼は、新たな希望を、しっかりと手に入れていた。

 

 

 

 

 

 

『『ハルカさん』』

 

『『ハルカさん』』

 

『『ハルカさん』』

 

『消えたくありません』

 

 

「すまない...だけどきっとまた会えるはずだ」

 

少女には何も出来ない。ただ彼らの旅立ちを見送る事しか出来ないのだ。

 

『『マッマ』』

 

『助けて』

 

『死にたくない』

 

『消えたくない』

 

『助けて』

 

『お母さん』

 

『お母さん』

 

『マッマ』

 

『マッマ』

 

『マッマ』

『マッマ』

『マッマ』

 

「...ハルカさん、彼らに新たな旅立ちを」

 

「...わかったわ」

 

少女は彼らが何故自身に助けを求めるのかが理解できていた。今、彼らに最も近しい存在は彼女()だからだ。

 

『ハルカさん』

『ハルカさん』

『ハルカさん』

『ハルカさん』

『ハルカさん』

 

『『お母さん』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇイフリート

 

「なんだ?」

 

アダムとイヴは、幸せになれたかな?

 

「...お前がそう望むなら、そうなるだろうな」

 

...きっと、必ず

 

 

 

 

 

あ、そう言えば、何で彼らは私のことを『マッマ』って呼んだんだろう?

 

「俺は父で、お前が母だ。あいつらにはそう感じ取られたんだろう」

 

...マッテ、モノスゴクイヤナヨカンガスルンダケド___




天野ミカド/オーディーン

イフリートと共に、アダムとイヴの旅立ちを見送る。機体は既にボロボロで、帰国する宇崎タクヤに託し、暫しアンドロイドの身体に入っていることとなった。


山野バン
相変わらずのセンサー

エルシオン

兄であるオーディーンの気配を感じ取れる。今後使われることがなさそうで怖い。CPUだけでもイカロス・ゼロに移植する予定。

ペルセウス

相棒を信じたとても良い子。案外パンドラさんよりも癒し枠の可能性有り。

ミネルバ改

ここまで明かされてこなかったが、ミネルバに搭載されているCPUは、本来イフリートの中に入っていたものであり、山野博士によってそのデータを削除された。だがしかし、CPU本体に根須いてしまったものは消す事が出来なかった。

新たなイフリートがオーディーンのコアボックスに入った事に絶賛嫉妬中。ゴーストジャックされれば、ミカドを守る王子様と化す。

オタクロス

保険としてミカドの身体をダックシャトルに積んでいた。体が有るか無いかで、次のルートが変更されるというかなりの重要キャラだったりする。

イフリート

久々にマスターを見、改めてミカド/オーディーンを守ることを決意する。
全ては、己の希望を守るために。

アダムとイヴ

『『マッマ』』
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