「...動ける」
『そうみたいだな』
本来ならここに自分はいないはず...一体何が起きてるんだろうか?
「ん?、で、デォ!?」
あ、おはようございます。今どこです?
「あ、ああ、ここは日本で、タイニーオービット社の正面でよ」
...成程、それじゃあ向かおうか
『その前に、山野博士からの贈り物だ』
おっ、新しい機体か!!へぇ、今度は変形しなくても飛べるのか。
オタクロスは自分の目を疑っていた。目の前で、CPU無しでミカドの身体が動き出したのだから。
「今のは、本当にミカドたんだったのでよか...?」
その疑問に、誰も答えることはなかった。
取り敢えず走ってるけど、これからどうしよう...
『社内は崩壊してるな。どうする?』
中を進むことは出来ないか...
『そうだろうと思って、切り札を用意しておいたぞ』
あ、そうなの?今すぐ使える?
『望むならばな』
ヒロは内部に残ったバンの事を心配していた。
「バンさん...」
彼の心にあるのは、ただ無事に帰ってきてほしいという思いのみ。
まだまだ、自分は半人前なのだ。何度も助けられたバンを助けたいとも考えていた。
「バン君バン君バン君バン君バン君_______」
隣で地面に体育座りしながら呪詛の様に名前を呼び続けるジンを元に戻すためにも。
ああ早く戻って来て下さい、と。
そんな仲間達の胃に激痛が走る。
「....誰か俺を叩いてくれないか?」
「タクヤさん...」
「ミゼル・トラウザーの手の上にミカドの姿が見えるんだ...もう俺はダメかもしれない」
最後まで言い切るまでにタクヤは顔を青くしてゆく。そして倒れてしまった。
地獄絵図である。
山野博士を除いた大人たちは、胃からの激痛に耐え切れずその場に膝をつき始める。
「パパ...パパは何処なの...?」
ジェシカはその場にいないはずの父親を探し出し、
「アハハハハハハハハハハハハハハハ」
ハイライトが消滅した目のまま笑い続ける人達が沢山。
「ジン君ジン君ジン君ジン君ジン君」
「バン君バン君バン君バン君バン君」
体育座りのジンに覆いかぶさるようにユウヤは倒れ込み、そのまま呪詛のデュエットが始まる。
「.....」
無言のままパンドラに瓦礫を破壊させ続けるアミ。
「...ここだな」
確実にミカドを護衛するカズとアキレス・ディード。
「お、おい、皆、どうしちまったんだよッ!?」
一人困惑するアスカ。
もうこの時点でお分かりいただけるだろうか。
「......」
既にヒロも限界である。
「.....早くッ、戻って来て下さいっっっっ!!!!!!!」
まさかミゼル・トラウザーを動かせるとは...
『今ミゼルは自身の意識を殆ど
...もしかしてなんでもできたりする?
『阻むモノをケセ、と望むならばな』
あ、そんなことはないから。たぶん。
『さぁ、まもなく到着だ。行って来い、
うん、ミゼルを止めてくるね。
ミゼル/バン/オーディーン・B
「助けてママ」「『返せ、ミカドを!!!』」
ヒロ達
もうやだ、なぁにこれぇ
ジン達
壊 れ た
↑訂正:元からで、遂に制限解除
オタクロス
LBXの声を聞く。
ミカド
何故かアンドロイドの方に意識が移る。
只今ミゼルを止めるために奮闘中。
イフリート
世界のバグ。正直ミゼルの次にヤベーヤツ。
ブレインジャック?一部乗っ取り返せますが何か?
山野博士
銀色の機体を完成させ、眠るミカドの傍に置いた。こっちも父ート。
只今、息子の将来が心配な模様。
愛は無限の力を持っている(393曰く、親友は眩し過ぎるらしい)