さぁ、早く新作を作るのです!
我々はダンボール戦機の新作を待っているのだから!
(訳:イナイレ新しくしたんだから、ダン戦も欲しいですハイ)
お待たせしましたッ!
「もうやめてよッ!!」
気が付くと、自分は声を出してしまっていた。お互いの機体と操縦者がこちらを勢い良く振り向く。ちょっと怖い...
「ママ!」
「『
ミゼルの顔は驚きに染まっている。それは今自分が動いていることにあるのだろう。マスターの方は只々嬉しそうだ。
「これ以上、闘い続けるなら私も参加しますが構いませんか?」
「「分かった、辞める」」
うんうん、聞き分けのいい子は好きですよ
「「今、好きって思われた」」
サラッと
「さぁ二人共、今まで迷惑を掛けた人達に誤りに行きますよ」
「でも...」
それをミゼルが渋る。
「僕は、僕たちは、この世界で生きてはいけない...だって、僕がこのままここに入ればまた迷惑をかけちゃうでしょ?」
それは、アンドロイドである彼にはないはずの機能だった。涙を流すというものは、決してプログラムされていないのだから。
「わたしたちは、死にたくない、死にたくないんだ、生きたい、生きたい、生きたい、生きたい、生きたい、生きたい....」
膝を突き両手で頭を抱えたまま壊れたかのように繰り返し続けるミゼル。自分はそれを包み込むように抱きついた。
「なっ」
「マスター、スティ」
驚きそのまま動き出そうとしたLBXとマスターに止まるようにいえば、(´・ω・`)とした様子でその場に止まってくれた。少し罪悪感がある為、後で構ってあげることにしよう。
「ミゼル、私は貴方に生きて欲しい。仮にも母と呼んでくれた存在は初めてだったんですよ?」
「う....ぁ...」
システムがエラーを出しているのか、全身に雷を発生させ始めるミゼル。それでも、離れない。
「でも、今の世界は貴方を受け入れられそうにはありません。だから...」
今の自分に出せる答えはたった一つ。
「私と、旅をしませんか?」
今迄自分のためにして来た旅を、誰かのためにする。それが
「い,ぃノぉ?ぼッくは/わた)し%はい木テ、、、、イイ@んぉ??」
既に発声機能が故障しているのだろう、ミカドの腕の中でミゼルはただ母の解を待つ。それが、一番正しいと信じているかのように。
「ええ、生きてて良いんです。この世界が敵に回っても、私が、私達が味方です」
ミゼルの
『これがお前の選択か?』
『うん、これが
『そうか、先に母さんの元に帰る。何時でも帰ってこい』
『....ありがとう、
この日、世界に新たな種が産まれると同時に行方不明となった。世界中に散らばったベクターは残らず全て爆発した。
「ミカドっ」
「...はい、私はここにいますよ」
穴から夕陽が見えるようになった頃、ミカドは背後から抱きつかれたまま動けなくなった。
「良かった...本当に良かったッ」
自身の機体を見ながら「身体は無事じゃないんですけどね」なんていう程ミカドは空気が読めなくはなかった。
「心配をお掛けしました」
「...ッッ!!っっ!!!」
言いたいことが沢山あるのだろうが、今のバンには口に出す事が出来なかった。
ミカドは一人、抱きしめる力が強くなったバンの腕に手を添え、空を見上げた。
空にはいつもよりも早く、力強く光る一番星があった。
これ以上書くことはあるだろうかッッ!!!
心して待て!最終回をッ!
『俺もう、闘いたくないです』
次回、最終回
これは、とあるロボットと少年の物語である___