俺もう、闘いたくないです   作:Plusdriver

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無印を走り切ったと言ったな。あの後の話だ。


(逃走に終わりは)ないです

どうも、TO社の皆さん。オーディーンです。

 

『ゆ、行方不明のオーディーン!?』

 

これからのことにマスターを巻き込みたくないんだよなぁ...そうだ!

 

「すまないが、私のメンテナンスを頼めないか。出来れば、山野バンには内緒で」

 

これで....

 

『...本当にオーディーンからメッセージが着てる...』

 

お、上手くいっt

 

『凄い!凄いですよ!オーディーン!!!!』

 

あ、ちょ、やめ、やめろぉ!!!!

 

 

 

 

 

 

「結城さん!」

 

「やぁ、遅かったね」

 

「そんな...それじゃあオーディーンはもう....」

 

「彼は君に渡してほしいものがあると頼んできたんだ。これを受け取ってほしい」

 

「メタナスGXとブルーキャッツの鍵...レックスからの、贈り物...」

 

「バン....」

 

「俺は待つよ。イプシロンにメタナスGXを搭載して、オーディーンの帰りを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、オーディーンのメッセージのデータを全て下さい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやぁ、飛行形態って不思議な体型だけど、これはこれでアリだね。簡単に目的地まで行けるし。

 

 

『やぁ、待っていたよ。オーディーン』

 

どうやらマスターはTOへと向かったようだ。これは好都合。

 

「山野博士。いや、我が父と呼ぶべきなのだろうか」

 

『...私も、君が自我を持つなんて、予想は出来なかったがね』

 

そのおかげで助かった場面も多い。だからこそ、今回は博士を頼りにきたのだ。

 

「頼みが有ります。エターナルサイクラーの技術を使用したバッテリーを作って頂きたい」

 

『それは、何の為に』

 

理由は二つあるが、重要なのは後者だろう。

 

「生き延びた、イフリートを倒すために」

 

『っ!?...イフリートが、まだ動いているというのか』

 

あ、序に音声ユニットとか貰えます?いい加減、一々メッセージでの意思疎通は面倒なので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『感謝する。山野博士、この事はマスターには黙っていてくれないか?』

 

「...分かった。良き旅を」

 

『では、行ってくる』

 

 

「不思議なものだな。私が作った彼に、自我が宿るなんてな」

 

「あら?不思議ではないでしょう?貴方と私の間にも、バンがいるんだから」

 

「それもそうか。...しばらくは、仕事を休む事にするよ」

 

「改めて、お帰りなさい。アナタ」

 

「ああ、ただいま」

 

 

 

 

 

 

「父さん?今日ここにオーディーンが来てなかった?」

 

「っ、何のことだ?」

 

「おかしいな...オーディーンの気配が残っているのに....」

 

「....強く、生きてくれ、オーディーン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フヘへ~自由だ~

 

「見つけた...」

 

げ、パンドラさん!?なぜここに⁉まさか自力で脱出を!?

 

 

『見つけたわよオーディーン、必ずバンに会わせるんだから!』

 

 

イフリートなみに、逃げずらい!!!!




主人公

アーマーとコアスケルトンともに、永久機関を取り入れたことで、充電無しで動き続けることが可能になった。しかし、自分を追うものが増えた事に嫌気がさしている。


山野バン

様子がおかしい。


山野博士

オーディーンに二つのユニットを創り上げ送った。
最近、様子がおかしくなった息子に、どう接するべきか悩み始める。


川村アミ

パンドラを使い、オーディーンを探し出した。絶賛鬼ごっこの鬼役と化す。








(オーディーンに平穏は)ないです

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