「久しぶりだな、我が王よ」
「ああ、半年ぶりだろうか」
パンドラさんに追われてからもう半年が過ぎた。既にイフリートとの因縁に決着を果たした私は、久々に
「最近、マスターとカズヤは仲良くやっているか?」
「無論、我が主と我が王の主の仲はより一層深まりつつある。因縁にも決着がついたのだから、そろそろ戻ってみてはいかがだろうか?」
「そうしたいのは山々なのだが、問題があってな」
仕方がないのだ。だって私が帰ればそれだけで何をされるかわからないんだもの。
「君はもうここに来てはならない」
『私が頼れる数少ない人が集まるここに来てはならないと?』
「そうだ。君がここに来るようになってから、バンの様子がおかしくなっていってな。もし君に会ってしまえば、どうなってしまうのか、予想が出来ないんだ」
『...分かった。暫く様子を見てみることにする。夜遅くに済まない、山野博士』
「構わない。...必ず、逃げ切ってくれ」
____なんてことを山野博士に言われてしまえば、恐怖を覚えてしまうもの。マスターに会ってはみたいものの、イフリートみたいに捕まえようとするのだけはやめて欲しい。
「ふむ、そろそろ我が主が目を覚ます頃合いだ」
「分かった。またいつか、再び会える日を楽しみにしているぞ。フェンリル」
「ご武運を、我が王よ」
「なぁフェンリル。もしかしてお前、オーディーンに会っていないか?バンがフェンリルからオーディーンの気配がするって言って聞かなくてよ」
...我が王よ、強く生きてくれ
「いい加減に、捕まって...」
「断る。まだ私の旅は続いている!」
もう何度目だろうか。パンドラとそのマスターに見つかり、逃げ回っているのは。
『もうそろそろ一年経つのよ!そろそろ帰って来たらどうなの?』
パンドラのマスターって、本当にバンの事が好きだよなぁ...恋する乙女は最強なのか
「もう、辞めたいのに...」
「...君も苦労しているようだな、パンドラ」
余り口数も多くないパンドラ。無口なミステリアスレディ。その名がふさわしいだろう。
「さて、このくらいで失礼する!」
飛行形態に変形して、音速でに逃げる!流石にパンドラのマスターは居ってはこれマイ!!!!
『っ!待ちなさい!』
「今回は、秘密兵器もあるんだよ...」
げぇ!?ネットを発射できるランチャーだと!?そんなもの一体どこから...
「乙女の秘密...」
『ネット発射!』
「このまま、逃げ切る!!!」
『JETストライカー』
「あ~あ、また逃げられた。パンドラ、今度こそ捕まえようね!」
....そろそろ、終わってほしい。このランチャーとか、ホントに、重い....
世界中で、LBXが暴れているのか...どうやら世界は私に平穏を与えるつもりはないらしい。
「待っていろ、マスター!!!」
目指すはトキオシアデパート!!!!
主人公
遂にバンの元へ戻ることを決めた。全ては、世界に平和を(主に自分の平穏を)取り戻すために。
フェンリル
相棒であるカズヤの事を信じ、その傍に居続けている。時より王の話を聞いている。
パンドラ
唯一の癒し枠。
山野博士
悩みの種が多くなってきた模様。
青島カズヤ
親友の様子が気になる様子。最近は筋トレも始めた。
川村アミ
夜は遅くまでオーディーンを探し回る。その為、余り街にとどまれないのがオーディーンの悩み。
オーディーンさん、自ら帰宅を決定。遂にイプシロンさんに会うことに。