※2018/1/22加筆修正
これは、あり得るかもしれない可能性の話。
『あいてんっ!』
「恵美さんたちが余計なことをするから、先ほどのお便りを送ってきてくださった方の『一番印象に残ったor面白かったというお話』を紹介出来てないじゃないですか」
「「ごめんなさい……」」
「というわけで、椿さんの『一番印象に残ったor面白かったというお話』はこちら」
――高槻やよいの『お料理さしすせそ』!
――チャーハン作るよ!
――作るもの勝手に決めるな!
「これはLesson52から55の間に放送された『それは基本のさしすせそ』ですね」
「第二章からのチョイスとはまた懐かしいね」
「確かこのLesson52って、登場人物のセリフの一文字目が五十音順に並んでるんですよね?」
「脚本家の人が某紐糸さんをリスペクトして試験的に導入したらしいんだけど、思った以上に大変だったらしくてそれ以降やってないな」
「その頃はまだ脚本に余裕があったんだろーな……」
「えっと、このお話は良太郎さんがフリーアイドルだったときのお話ですよねぇ?」
「この頃は……そうだ、確か丁度765プロのみんなが961プロと険悪になり始めたんだったな」
「うっ……!?」
「天ヶ瀬さんたちが春香さんたちに嫌がらせしてたんですよねぇ?」
「ぐっ……!?」
「最低ですね」
「だからあれはドラマの中の話だってなんべんも言ってんだろーが!? 事あるごとにグチグチ蒸し返すんじゃねーよ!?」
「ま、まぁ結局それをきっかけに冬馬さんたちジュピターが961プロを離れて123プロに来るっていう展開になったんだから、それでオッケーじゃないですかね? ね?」
「あれはアイドルだけじゃなくて、どんな業界でもそういうやり方をする人たちに対する警告みたいなもんだからな。嫌われ役をやってくれた961プロに感謝しないと」
「そーいえば、最近961プロから一人台頭してきた子がいますよねー」
「その内、アイ転の方に出演することになるかもしれないな。黒井社長の秘蔵っ子らしいし」
「どんな子なんでしょうねぇ」
「さて、少し冬馬に話を振ったところでお前に対する質問が含まれるお便りを紹介しよう」
「ん?」
HN『希望のC若タロー』
りょーさん、ころめぐちゃん、てんがせさん、ちゃんしほ、ままゆちゃん、やっぱりハナコ様、こんにちはー!!
四周年おめでとうございます。アイ転も息が長くなりそうですね、個人的には五十光年くらいまでいってほしいものです(笑)
さて、四周年を迎えて僕が選ばせてもらったお気に入りは、LESSON161です。合宿のお風呂回とかアイドルのセクシー詐欺とかガチムチバンジーとかも好きでしたがやっぱりこの回ですね。なんといってもあの子が出てきたからです!あ、アノコじゃなくてキノコの方です。やっぱり好きな子が出てくると嬉しいものですね、ついついヒャッハーしちゃいました。
それでは今後とも頑張ってください、応援しています!
PS.ドラマではいい感じに発展しそうな雰囲気ですが、あm…てんがせさんはしまむーちゃんのことをどう思ってるのか是非とも知りたいです!
「はい、タローさんありがとうございます。確か三周年記念のときもお便りを下さった方だな」
「………………」
「今日は凛さんいないのに、それでも呼ばれるハナコは一体……様付けだし……」
「まゆ、五十光年って何年? 知らない単位なんだけど」
「えっ? ……その、光年っていうのは距離の単位で……」
「そーなの!?」
「しまった! 50こうねんは……じかんじゃない! ……きょりだ!」
「………………」
「えっと、Lesson162というと、第五章が始まってすぐの『Who are you?』ですね」
「どうやら熱心なキノコちゃんのファンらしい。この子、本編での出番今のところがここかLesson180だけだからね。しかもセリフのみ」
「でも、一応良太郎さんとの絡みはあるんですよね?」
「ツイッター限定公開の短編だから、時系列とか色々アレだけどね」
「………………」
「さて、それではてんがせさん」
「
「失礼、
「絶版エンドはヤメろぉ!」
「で? どうなんだよ」
「……何がだよ」
「そうかシラを切るか。ならばしっかりと言葉にして聞いてやろう。天ヶ瀬冬馬の本命は天海春香なのか島村卯月なのか」
「おぉい!? 一人増えてんじゃねーか!?」
「リョータローさん! ちょくちょく冬馬さんのこと聞いてくる星梨花も忘れちゃいけませんよー!」
「所ぉ!?」
「おっと意外な伏兵が……」
「天ヶ瀬さぁん? 別に天ヶ瀬さんがどうなろうと私には関係ないんですがぁ……もし春香さんを悲しませるようなことになったら、多分千早さんが黙ってませんよぉ?」
「卯月さんを悲しませた場合、こちらは凛さんが黙ってませんね」
「天海も島村も、ついでに箱崎も! 全員ただの後輩だっつーの! 余計な勘ぐりするんじゃねぇよ!」
「えぇー? ほんとにござるかぁ?」
「クッソむかつくなその声……!? だったら俺も聞かせてもらうが、オメェの方はどーなんだよ!? 一応ドラマの主人公なんだから、そろそろ浮いた話一つぐらい見せろや!? ヒロインっぽいってだけであからさまなヒロインが一人もいねーじゃねぇか!?」
「そーいえば、気になりますね……」
「………………」
「まゆさんが今までに見たこと無いぐらい真剣な目をしている……」
「え、だって俺……あっ、そうか
「「「「……えっ」」」」
「……そーいえばまゆちゃん、最近横山奈緒ちゃんと一緒にアニメのエンディングを歌ったって話を聞いたんだけど、全く同じ曲を赤羽根さんと武内さんも歌ったって本当?」
「話題の逸らし方が雑っ!」
「……えっ、ちょっ、一回CM入れて!?」
『あいてんっ!』
「さて、時間的に次のお便りが最後かな」
「いや待てこっちはそれどころじゃねーんだよ」
「サラッとトンデモナイ情報を匂わせておいてどうしてこんなに平然と進められるんですかこの人は……」
「………………」
「大変! まゆが白目剥いたまま動かないの!?」
「アイドルが見せていい絵面じゃないなぁ……」
「大体オメェ、人の好意が分かんねぇとか言ってたじゃねぇかよ」
「その話は長くなるから。ほらみんな切り替えて」
「納得いかねぇ……」
HN『志保ちゃんを赤面させ隊 隊員No.24 Zodiac』
良太郎さん、恵美ちゃん、まゆちゃん、天ノ川常夏さん、そして志保ちゃん。こんばんわ。明けましておめでとうございます。
アイ転もついに四周年……いやー、感慨深いものがあるよーなないよーな……(ちゃんとあります)
毎週放送を楽しみにしつつもまだまだ続くんだろーなー先は長いなーと思う日々です。うむ、取り敢えずアイ転最高。そして志保ちゃんかわいい。
さて、新年といえば冬、冬といえば雪。という訳で、雪に関する思い出などあればお願い致します。因みに僕の住んでるとこは滅多に雪降らないので、高校の願書出しに行く日に積もった時はビビりました。雪って滑るんですね。雪国の人尊敬します。
ではでは、今年もよい年になりますよーに。
「はい、ゾディアックさんありがとうございます。随分と素敵な隊があるんだなぁ……俺も入りたい」
「非公認です」
「さて、雪に関する思い出ときたか」
「なんつーか、雪が降るっていう話を聞くと真っ先に思い浮かぶのが次の日の仕事なんだよな」
「あぁ、分かります。以前はそうでもなかったんですけど、アイドルを始めてからは学校よりも仕事の現場に着くのが遅れないかと心配になることが増えました」
「子供の頃は雪が降るとテンションがあがったもんだけど、やっぱり仕事始めちゃうとね」
「思い出話となると少し長くなりそうですし、まずは『一番印象に残ったor面白かったというお話』の紹介をしておきましょう」
「そうねぇ」
――そんな『夢のようなアイドル』になってみせる。
――私は、天海春香だから。
――ようこそ、トップアイドルの世界へ。
「これはLesson104から111の『Bright or Dark』から『輝きの向こう側へ』の第三章クライマックスだねー」
「この辺は本当に色々と大変だったなぁ……主に俺と志保ちゃんが」
「ですね……」
「お便りを下さった方も『今までの伏線が回収されるとともに、良太郎さんの新しい『夢』が生まれ、765組の娘たちにとっても新たな一歩となった2ヶ月(の放送)でしてー……』とのことですよぉ」
「最後346のアイドル混ざったな」
「まだ本編出てきてないから触れれないけどね」
「まぁなんだかんだ言って、これまでの第一章と第二章と比べると随分長い伏線が張られてたよな」
「ずーっと隠された志保がリョータローさんを嫌ってた理由の全貌が明かされたわけですからねー」
「それに、私と恵美ちゃんが仲良くなった理由もよねぇ」
「ちなみにだが……他にもまだまだ回収していない伏線があるんだったよな?」
「あぁ。ただそれはもっと大掛かりでこの『アイドルの世界に転生したようです。』のラストに繋がる伏線だから、おいそれとここでは明かせないけどな」
「そんな重要な伏線あったんですか!?」
「あるよー。早い段階だと、第二章の初期の頃から」
「三年以上前じゃないですかー!?」
「そんな前からあるんですかぁ!?」
「しかもこれ、明かした後に『こんなん伏線だって分かるわけないだろいい加減にしろっ!』って怒られるレベルの伏線だから。気付けた人は預言者」
「それは本当に伏線と言っていいのでしょうか……?」
「あ、お便りの最後に読んどかないといけない重要なことが残ってるじゃん」
「え?」
「『あと志保ちゃんがかわいい』」
「……さて、改めて雪の思い出話ですが」
「こやつ力技で流そうとしとる」
「そんな中! アタシが雪の思い出話しようと思いまーす!」
「お、恵美ちゃんあるの?」
「はい! お便りを送ってくれたゾディアックさんも喜びそうなのが!」
「ん? ってことは……」
「……嫌な予感が……」
「えっとですねー、765プロのアリーナライブを終わった後、アタシとまゆ以外のバックダンサー組は養成所に戻ったじゃないですか?」
「志保ちゃんは123に、他のみんなが765に行くのは次の春だったからね」
「その間もアタシとまゆも、みんなと一緒に遊んだりしてたんですけど、時期が時期だったから雪が積もったんです。それで星梨花がやったことないって言うから雪合戦することになったんですよ」
「ふんふん」
「その頃の志保って結構丸くなってたけど、それでも今よりはまだ角が合って、一応一緒に外に出てきたはいいけどノリ気じゃなかったんですね」
「……あっ、恵美さんそれは……!?」
「だからそんな志保に悪戯しようとした奈緒が後ろからこっそりと忍び寄って、首筋に雪玉をピトッとくっ付けたんですよ。そしたら志保、どんなリアクションしたと思います!?」
「まゆさん離して!?」
「うふふ、ごめんなさいねぇ、志保ちゃん」
「んー、まぁ普通に考えれば『きゃっ!?』とか『ひゃっ!?』とか?」
「それがですねー……『ぁんっ……!』ですよ!? ヤバくないですか!? ヤバくないですかっ!?」
「なにそれちょーヤベエエエェェェ!?」
「恵美さあああぁぁぁん!?」
「くっそ! だからなんでそういう現場に限って俺がいないんだよおおおぉぉぉ!」
「地の底から響くような声で本気の悔しがり方だぞコイツ……」
「あのときの志保ちゃんの声、とってもセクシーでしたよぉ? 思わず私もハッとしちゃいました」
「………………」
「真っ赤になって沈黙する志保ちゃんも可愛いなぁ」
「いやぁ今回は本当にWebカメラ導入して正解でしたね!」
「……もう……おうちかえる……」
『あいてんっ!』
「さて、そろそろお別れの時間だ」
「で? オープニングで話してたアイ転の今後の話はどーなったんだよ」
「そーいやあったね、そんなの」
「結局エンディングまで引っ張っちゃいましたねぇ」
「まず確定事項としては、本編の『ミリオンライブ』編、そして外伝の『ディアリースターズ』編と『シャイニーフェスタ』編はほぼ確定らしい」
「『ミリオンライブ』というと、シアター組のみんながメインになる話ですね」
「『ディアリースターズ』は……えっと、876の三人がメインになるってことですかねぇ」
「それで『シャイニーフェスタ』がアタシとまゆが仲良くなるまでのお話、と」
「『sideM』編はどーすんだよ」
「それなんだよなぁ。メインキャラのお前らがこっちの事務所にいる以上、どう進めるか相当悩んでるらしい。あとついでに女の子が少ないから俺のモチベーションが上がらない」
「どーせ九割方後者が主な理由なんだろーな」
「そもそもそっちやる予定なかったから、時系列とか設定とか既に破綻してるっていうな」
「Lesson121で既に315プロのことに触れちゃってますからね」
「サラッと話数が出てくる志保ちゃんが地味に凄いです……」
「やるとしたら本編時系列とは別のパラレルワールド設定になるんだろうなぁ」
「それ以外にも、『ラブライブ』編や『個人的ワールドツアー』編、高町なのはちゃんをメインに据えた『芸能少女アイドルなのは』編を望む声も結構ありますしねー」
「え、なのはちゃんメインの話ってそんなタイトルだったんだ……?」
「まっ、要するにまだまだ当分終われないってことだな」
「……違いないですね」
「そろそろ本当に終わりの時間が近いから、最後に一言ずつ言って締めてこうか」
「それじゃあトップバッターはアタシ行きまーす!」
「恵美ちゃんよろしくぅ!」
「はい! みんな、ホントーにここまでありがとーね! アイ転がここまで続いたのも、みんなのおかげだよ! 最近は出番少ないけど、第五章にはまだアタシたち三人娘の見せ場が残ってるから、見逃しちゃダメだぞ! はい、まゆ!」
「はぁい。皆さん、本当にアイ転を、そして周藤良太郎さんを応援してくださってありがとうございまぁす。今後も続く良太郎さんの活躍、そしてそのついでにまゆのことも応援してくれたら嬉しいです。はい、志保ちゃん」
「はい。メインとなる346の皆さんほど出番は多くないですが、それでも精一杯、アイドルとして、皆さんに全力の自分を見せることが出来るように、頑張ります。これまでも、そしてこれからも『アイドルの世界に転生したようです。』をよろしくお願いします。冬馬さん」
「はいよ。おめぇら、いくら良太郎のキャラが濃かったり、他のアイドルたちが女ばっかりで気を取られてるかもしれねぇが、ちゃんとその裏で男のアイドルも頑張ってるんだってこと忘れんじゃねーぞ。……ありがとな」
「っつーわけで! 四周年本当にありがとうございます! これからまだまだ、まぁだまぁだ広がっていくアイ転ワールドを、どうぞ余すことなく楽しんでいただけるよう、演者一同全身全霊で撮影に挑んでいきますので、応援よろしくお願いします! せーの!」
『これからも! どうぞよろしくお願いします!』
『五周年記念放送で、またお会いしましょう!』
・登場人物のセリフの一文字目が五十音順
・某紐糸さんをリスペクト
あの作品はセリフがしりとりになってたり、一文字目が「あ」「い」縛りだったり、文章で遊べるって凄いなぁって思った(小並感)
・ドラマの中の話
この番外編内は本編とは似て非なる世界のパラレルワールドなので、961プロとの仲はそんなに悪くないです(良いとは言っていない)
・「しまった! 50こうねんは……じかんじゃない! ……きょりだ!」
USUMでは本当に光年の先に行ったって話を小耳に挟んだのですが。
・ツイッター限定公開の短編
ただの短編以外にも、作者がお迎え祈願だったりお迎え記念で書いた恋仲○○の短編(『志保編』『唯編』『フレデリカ編』『未央編』『美嘉編』)も公開されており、近いうちに『茄子編』も公開予定です(定期宣伝)
ちなみに『奏編』は「かえでさんといっしょ」の短編として公開してます。
・天ヶ崎恋
もし苗字が一緒というミラクルが起きていたら、冬馬の父親役として登場させるつもりだった。
・「え、だって俺……あっ、そうか
【この情報は現在開示されておりません】
・「最近横山奈緒ちゃんと一緒にアニメのエンディングを」
こんなところで全国のPが待ち望んでいたバネPとタケPのデュエットが実現するなんて、誰が予想できるんだよ……。
・アイ転の今後
一応こんな予定。理想としては、年末のドームライブで劇場版公開が決定して、第五章が終わった途端に劇場版編を書きたい。
今回もお便り&アンケートにご協力いただきありがとうございました! 採用できなかった方は本当に申し訳ありません。
そんなわけでまたまだ続いていきそうなこの『アイドルマスター』というコンテンツと共に、この作品も続けていきたいと思います。
今年も一年、そして出来ればそれ以上に末永く、よろしくお願いします。
次回からは本編に戻りまして、CI編になります。