アイドルの世界に転生したようです。   作:朝霞リョウマ

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バレンタインということで、ちょっと風変わりなこんなお話。


番外編81 良太郎のバレンタイン模様

 

 

 

「良太郎さん! バレンタインですよ! バレンタイン! ほら千早ちゃん!」

 

「お、押さないで春香。……えっと、実はその、今年は春香と一緒に手作りしてみたんです」

 

「千早ちゃんの初手作りチョコですよ! 味わって食べてくださいね!」

 

「もう、春香!」

 

 

 

「リョータローさん! はい! 今年も本命のチョコなの! ミキ、ずーっとず~っとリョータローさんのこと大好きだから。……だから、このチョコを食べるときぐらいは……ミキのことだけ、考えててね?」

 

 

 

「はい良太郎、コレ。私たち四人からのチョコよ」

 

「ふんっ、伊織ちゃんからのチョコなんだからありがたく受け取りなさいよ!」

 

(……むっふっふ~……ここだけの話、真美が張り切ってチョコ用意してたから、楽しみにしててね~リョーにーちゃん!)

 

「……それでちょっと聞きたいんだけど」

 

「……あずさ、何処に行ったか知らない?」

 

 

 

「良太郎殿、バレンタイン限定のチョコレートらぁめんなるものが……!」

 

「あっ! 待て逃げるな! 自分と一緒に地獄へ付いてきてもらうぞ!」

 

 

 

「りょ、リョーにぃ! これ! ちょ、チョコ! ……そ、そんなんじゃないよ! て、テキトーに用意したチョコだもん! ま、まぁ? 真美みたいな美少女にチョコを貰うわけだし? ……ちょ、ちょっとぐらい、勘違いしてもいいんじゃない?」

 

 

 

 

 

 

「はい良太郎さん、今年は卯月たちとトリュフチョコに挑戦してみたんだ。……確かに義理だけどさ、義理で渡してるわけじゃなくて、なんというか……もう、変なこと言わないでよ」

 

 

 

「やっほー良太郎さん! しぶりんからはチョコ受け取った? ……よし、それじゃー今度は未央ちゃんたちからのチョコレートでーす!」

 

「とはいっても、基本的には一緒に作ったので凛ちゃんのチョコと殆ど同じですけどね……ごめんなさい……」

 

「まぁしぶりんのチョコほど愛情は入ってないですけど~、後輩アイドルからのバレンタインのチョコなんですから、大切に食べてくださいね?」

 

 

 

「………………ば、バレンタインのチョコ、です。ほ、本命とかそういうのじゃ全然ないんですけど、そういうのじゃないんですけど! ……ちょ、ちょっとだけ……他の人にあげたものとは……ち、違うものなので……」

 

「フフフッ、ミナミ、顔、真っ赤です」

 

「っ!? あああアーニャちゃん!?」

 

 

 

「良太郎さーん! コレ! お姉ちゃんと一緒に作ったのー!」

 

「こら莉嘉! 声が大きい!」

 

「あのねあのね! お姉ちゃんってば初めてお父さん以外の男の人に個別で渡すからってすっごい緊張してたんだよ!」

 

「だから莉嘉ぁぁぁ!? アンタねぇぇぇ!?」

 

 

 

「良太郎先輩、バレンタインのチョコよ。ふふっ、私の唇みたいに甘いから、味わって……っ!? む、昔の話はしないで頂戴! ……も、もう!」

 

 

 

「……こんにちは、良太郎さん。……えっと、その……初めて、バレンタインデーのチョコレートというものを、用意してみました……。受け取って……いただけますか? ……ふふっ、物語の中の女性たちも、きっと私のように緊張していたのでしょうね……」

 

 

 

「はい良太郎さん、私からのチョコ。手作りとか、そういうのはガラじゃないかなーって思ったんだけど……折角良太郎さんに手渡し出来るんだから、手作りしてみたいなって思ったんです。……愛情だったら、凛のチョコに負けてないかもしれませんよ? ……なーんて」

 

 

 

「おーっす良太郎ー! 私と茄子からのチョコレートだぞー! ありがたく受け取りなさーい!」

 

「ふふっ、高校の頃は色々と大変でこうして個別に手渡しなんて出来なかったですからね」

 

「……いやホント色々あったよね」

 

「……えぇ、今になって改めて私たちの母校の異常さを痛感しますね」

 

 

 

「ねぇリョーさん! リョーさんにチョコレートあげておくと一ヶ月後にホワイトデーという名の高配当になって帰ってくるってホント!? それならチョコレートあげておくから来月りあむちゃんに多大なお返しを……あっ! 逃げた!?」

 

 

 

 

 

 

「リョーさん! ハッピーバレンタイン! です! 静香ちゃんと翼の三人で用意したんですよ!」

 

「色々とお世話になりましたので。……ほら翼」

 

「………………受け取ったら、いーんじゃないですかね」

 

「もう翼ったら……」

 

 

 

「良太郎君! ハッピーバレンタイン!」

 

「ほい、私らからのチョコレートやでー」

 

「え? ……いやまぁ、そういう認識をされること自体に文句ないけど、いくら私だってバレンタインのチョコぐらい普通のサイズを用意するよ。……よーしそんなに言うなら今すぐウチの店に……あ、待てー!」

 

「巻き込まれんウチに私も逃げとこ……」

 

 

 

「はい、わたくしからのチョコレートですわ。毎年代わり映えが無くて悪いですわね。……その『普通』っていうのは、『家庭的』という誉め言葉として受け取っておきますわ」

 

 

 

「……え、良太郎さん、桃子からのチョコレート欲しいの? ……一応用意してるけど……べ、別にあげないなんて言ってないじゃん。……だからパイセンはヤメてって言ってるでしょ! 怒るよ! もう!」

 

 

 

「りょ、良太郎さん! ばばばバレンタインの、チョコです! 受け取ってください!」

 

「ちょっと風花ちゃん、それじゃまるで本命みたいよ」

 

「っ!? ち、違います! 私、そんな……!?」

 

「ほーら風花ちゃん落ち着いて。莉緒ちゃんも揶揄わないの」

 

「はーい」

 

「というわけで、はい。私たちからのチョコよ。なんだかんだ色々とお世話になったから、感謝の気持ちよ」

 

「……このみ姉さん、美味しいところ持ってったわね」

 

「むむむ……」

 

 

 

「りょ、リョーさん! こ、こちら、バレンタインのチョコです! ……あ、あはは、なんだかんだ毎年渡してたのに、今年は妙に恥ずかしいですね……。も、勿論深い意味はないですよ!? なんだったらみのりさんにも渡しますし!? か、勘違いしちゃダメですからね!? ……誰がツンデレですか!? ありさはそういうキャラじゃないですから!」

 

 

 

 

 

 

「はい! りょーおにーさんへ、あたしたちからのバレンタインのチョコです!!!」

 

「愛ちゃん声が大きい……」

 

「あとコレ! りょーおにーさんに絶対に渡せってお母さんが……」

 

「あっ、逃げた」

 

 

 

 

 

 

「良太郎さん! はい! なのはからのバレンタインチョコです!」

 

「こっちは私から! あとお母さんからも預かってます!」

 

「え? 『同じ母親でもあの人と桃子さんでは大違い』? なんのこと?」

 

 

 

 

 

 

「うふふっ、はぁい、良太郎さぁん、今年もまゆからの愛情た~っぷり詰まったバレンタインのチョコレートでぇす。勿論本命なのでぇ、まゆのことを思いながら一粒ずつ味わって……え? ……あぁ!? ち、違いますぅ! こっちですぅ! こっちが本物ですぅ! そっちは適当に配るやつぅ! ……こっちの方が新鮮だからとか、そんなこと言わないでくださぁい! 良太郎さぁぁぁん!?」

 

 

 

「……良太郎さん、涙目になっているまゆさんが可愛いのは同意しますが、少し虐め過ぎです。……反省しているのであればいいですが。はいコレ。……なんですかその目は、何が言いたいんですか。……今渡したそれが何かなんて、わざわざ口にしてなんてあげません。勝手に受け取ればいいんです」

 

 

 

「リョータロー! これ、志希ちゃんからの手作りチョコだよー! ……いやノータイムで拒否られるのは流石のあたしでもほんのちょっとだけ傷付くんだけど」

 

「だ、大丈夫ですよ、良太郎君……そのチョコに何も変なことをしていないのは、私も一緒に確認していますので……」

 

「むー、あたしだって普通の女の子みたいなことがしたくなることぐらいあるんですー」

 

「あ、でも、その包み紙に何か香水のようなものをふっていましたが、それは流石に……」

 

「………………」

 

「……あの、志希ちゃん……?」

 

「……さらばだ!」

 

「志希ちゃん……!?」

 

 

 

「……でも結局食べるんだ? あははっ、やっぱりリョータローさんってやっさし~! それじゃあそんな優しいリョータローさんのために、口直しとしてアタシからのチョコレートを進呈しちゃおっかな~? なんちゃって~! ……はい、チョコレート。日頃の感謝の気持ちでいっぱいだから、味わって、ね?」

 

 

 

 

 

 

「あ、良太郎。コレ、今年もわたしと麗華からの合同チョコ。……そうだね、わたしが勝手に合同ってことにしてるだけで麗華は全く認知してないよ。いつものいつもの。まぁリョウはあたしたちのよりももっと大切なチョコを貰うもんね。……これでもわたし、二人のことずっと応援してたんだよ? ホントホント。……改めて、おめでとう、リョウ。幸せにしてあげないと、代わりにわたしが怒っちゃうから」

 

 

 

 

 

 

「……はい。バレンタインのチョコ、だよ。……いひひっ、なんだろう、不思議な気持ち。いつもは『この気持ちに気付いて!』っていう想いで渡してたのに。今はもう、伝わってるんだもんね。……それでも、アタシは何度だって言うよ。伝わってるって知ってても、言わなくても伝わるって信じてても、アタシ自身が言いたいの。貴方を想うこの言葉が、アタシの心を温かくしてくれるから。……ねぇ、りょーくん」

 

 

 

 ――愛してるよ。

 

 

 




・春香&千早
ザ・正統派。

・美希
この子はブレるということを知らない。

・りっちゃん+竜宮小町
りっちゃんが用意した模範的な義理。
あずささんは何処。

・貴音&響
良太郎の敗走パート1

・真美
何故かツンデレ化してた。

・凛
妹からのチョコ。

・卯月&未央
妹の友人枠。

・美波&アーニャ
本当になんでこの子もツンデレ化しちゃったんだろうか。

・美嘉&莉嘉
テンプレ癒し枠

・奏
アイ転世界では勝率が低い。

・加蓮
薄幸枠が似合いすぎる……。

・有紀&茄子
バレンタインの思い出話は基本的に血と汗に塗れている。

・りあむ
良太郎の敗走パート2

・未来&静香&翼
こんな感じだけどしっかり翼も一緒に選んでたりする。

・美奈子&奈緒
良太郎の敗走パート3

・千鶴
ままぁ……。

・桃子
こんなこと言いつつしっかりと用意してるんですよ。

・風花&莉緒&このみ
この三人が並ぶとやっぱり一番大人なのはこのみさん。

・ありさ
どうしてこうn(ry

・愛&絵理
良太郎の敗走パート4

・なのは&美由希
実家のような安心感。

・まゆ
へちょい。

・志保
なお弟にあげるチョコの方が豪華な模様。

・志希&美優
※健康に害する成分は含まれておりません。

・恵美
123の癒し枠

・ともみ
出会って一度も麗華はチョコを渡さないし、今後も渡すことはない。

・りん
最愛の女性。



 バレンタイン記念で久しぶりに地の文を全てすっ飛ばしていくスタイル。書き分けは出来るだけ頑張った。



『どうでもいい小話』

 まだ魂が八割ぐらい東京ドームから帰ってきていません。

 だれかたすけて
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