それは、あり得るかもしれない可能性の話。
『IDOL WORLD SUPRE FESTIVAL DAY2 -ZESSYOU-』
追加CAST決定!
123production『北沢 志保』
1054production『朝比奈 りん』
その1
「ん、三浦あずさに如月千早じゃない」
「あら~! こんにちは~りんちゃん!」
「……どうも」
「765プロからはアンタたち二人が参加するのね」
「えぇ~、それとシアターからは静香ちゃんとジュリアちゃんも。私と千早ちゃんともども、よろしくお願いしますね~」
「……します」
「……如月千早、アンタなんでそんなに異様に低いテンションのよ。今回のライブはアンタが大好きな歌唱メインなんでしょ?」
「そうよね~? 千早ちゃん、何処か具合が悪いの?」
「……いえ、そういうわけでは」
「じゃあなんなのよ。というかさっきから何処向いて喋ってんの?」
「なにかあったの~?」
「……なにもな゛かった……!」
「それ何かあったやつのセリフだってりょーくんが言ってたわ」
「ないんです……私には、ないんですー!」
「あっ、千早ちゃ~ん!? この後の打ち合わせまでには戻ってこないとダメよ~?」
「……あー、アタシなんとなくわかったかも」
「千早ちゃん、どうしちゃったの?」
「多分だけど、アンタやアタシの肩凝りが羨ましいんだと思うわ」
「え~? 肩凝りなんて、あっても大変なのに~?」
「ホントよね。帰ったらりょーくんにマッサージしてもらお~っと」
その2
「へぇ、今回はギター持たないのね」
「あぁ。一応演奏するかどうかも聞かれたんだけどさ、生バンドが付いてくれるっていう話だし、たまにはギターを置いて歌だけに専念してみるのも悪くないかなって」
「いいんじゃない? 良太郎さんも貴女の歌を褒めていたし、期待してる」
「おっ、あの『北沢志保』にそう言われちゃあ手ぇ抜けないな」
「抜くつもりなんてない癖に」
「……えっと、志保さんとジュリアさんって、お知り合いだったんですか?」
「まぁな」
「一度良太郎さんにジュリアの路上ライブへ連れていかれたことがあるのよ」
「あの人、結構頻繁に色んな人を連れてくるんだよなぁ……ありがたいといえばありがたいんだけど、中には結構ガチな人がいたりするからちょっとビビるんだよ」
「例えば?」
「……フィアッセ」
「え?」
「『世紀の歌姫』フィアッセ・クリステラ」
「フィアッセ・クリステラ!? なんで!?」
「いやそれがな、どうにも良太郎と昔からの馴染みらしくて……なんか偉い美人を連れてきたなって思ったら紹介されてギョッとしちまったぜ」
「す、凄いなぁ……きっと私なんかじゃまだまだお会いできるようなレベルじゃないんだろうけど……」
「ちなみにだけど静香、多分貴女フィアッセさんに会ったことあると思うわよ?」
「えっ!?」
「貴女もよく『翠屋』に行くって言ってたわよね」
「は、はい、未来や翼と一緒に……」
「あの人、たまにそこで店員やってるわよ」
「なんで!?」
その3
「……あら、アンタ、ギター持たずにステージ立てたのね」
「そりゃどーゆーこったい!?」
「いや、木村夏樹と言ったらギターでしょ? アンタがギター持ってない姿を見るのが新鮮すぎてつい」
「ははは……あの朝比奈りんにちゃんと認知されてることは嬉しいが、なんか評価が微妙じゃないか?」
「何言ってんの。最大限に褒めてるわよ」
「サンキュー。でもギターだけじゃなくて、歌でもちゃんと魅せてやるからな。いくらアンタが朝比奈りんだからって、油断してもらっちゃ困るぜ?」
「ふふっ、何よそれ。よく分かんないけどそれなりに期待してあげる」
「おう」
「……それで、さっきからその子はなんでアンタの影に隠れてるわけ?」
「っ……!」
「あー、それがだな……えっと……」
「なによ。言いたいことがあるなら言いなさい」
「ウチの事務所の
「っ!」
「あらそうなの。見る目あるじゃない」
「な、夏樹さん、い、言わないでって……!」
「なーに言ってんだ。どのみち一緒のステージに立つんだから、今の内に思いの丈を吐き出しちまえよ」
「そ、そんなこと言っても……」
「望月聖って言ったわね」
「っ、はい!」
「噂も歌も聞いてるわ。十三歳なんですって? 大したものじゃない」
「っ~!」
「おっ、凄い高評価じゃないか、やったな聖」
「でもそれはそれとして、一緒のステージに立つ以上半端は許さないわよ。アンタがアタシのファンだろうが十三歳だろうが、同じ土俵のアイドルとして厳しくいくわよ。覚悟しなさい」
「はい!」
その4
「んなーっはっはっは! 汝が北沢志保か!?」
「え、はい、そうですけど」
「いきなりごめんね。ウチの事務所の悠介さんや享介さんから北沢さんのお話を聞いていたから」
「ということは、お二人は315プロダクションの……」
「アスラン=
「僕は
「はい、よろしくお願いします」
「(※蒼井兄弟から話を聞いて貴女のライブを見ました。とても歌がお上手ですね、的な意味のセリフ)」
「はい……えーっと」
「アスランさんだけじゃなくて、僕も北沢さんの歌、とても素晴らしいって思いました」
「ありがとうございます。私も、今回のライブに向けて共演者の方々の過去のステージは確認させていただきました」
「(※どうですか? 私たちは貴女のお眼鏡にかかりましたか? 的なセリフ)」
「いえ、私なんかが偉そうなことは言えませんが……私も、お二人に負けていられないって思いました」
「ふふっ、そう言って貰えると僕たちもより一層気合が入ります。ね、アスランさん」
「(※勿論です。最高のステージにしてみせましょう、的なセリフ)」
「はい、一緒に頑張りましょう」
「それにしても……北沢さん、凄いですね」
「何がですか?」
「その……初めての方は、アスランさんの言葉に戸惑うことが多いので」
「(※きっと私たちの魂は似ているのでしょう、的なセリフ)」
「はい、まぁ、その、346プロの知り合いに似たような喋り方をする子がいますので、何となくニュアンスは伝わるんです」
「へぇ、そんな子がいるんだね……」
「(※いつかそのアイドルとも一緒のステージに立ってみたい、的なセリフ)」
「あとその、なんというか……こう、
「「?」」
その5
「………………」
「………………」
「………………」
「……朝比奈りんよ。今回のライブ、よろしく」
「……斑鳩ルカ、です。よろしくお願いします」
「
「………………」
「………………」
「………………」
「……さっきから何? アタシに何か言いたいことでもあるの?」
「……いえ、その」
「周藤さんから散々惚気話を聞いていたので、つい」
「ふーん。具体的には、どんな?」
「……自慢の嫁だとか」
「最愛の女性だとか」
「他には?」
「……身体的な魅力を、長々と」
「それはもう凄い熱意でした」
「も~りょーくんったら~……って言いたいところなんだけど、え、なに、それどんなシチュエーションだったの?」
「正直私たちにも謎です」
「話題に困ったんじゃないですか。今みたいに」
「基本的にりょーくんってどんな人でも普通に接するのに、それが出来なかったってホントどんな空気してたのよアンタたち……」
「……別に」
「普通です」
「えぇ……?」
その6
「………………」
「ど、どうでしょうか?」
「……うん、いいと思うよ、雨夜さん」
「あ、ありがとうございます、北沢さん」
「先に聞かせてもらった月村さんもそうだけれど、流石初星学園の代表としてIWSFのメンバーに選ばれるだけあるわね」
「いえ、そんな」
「………………」
「月村さん、どうかしたの?」
「イ、イエ、ナンデモナイデス」
「本当にどうしたの!?」
「すみません、コレに関していえば恐らく私のせいです……」
「え?」
「その、今回のライブは偉大な先輩方が大勢いらっしゃる場ですので、少しでも粗相があってはいけないと大分口を酸っぱくしてしまい……」
「あー……」
「………………」
「……そんなに硬くならないで、月村さん。昔の粗相で言えば、私も相当だから」
「えっ」
「き、北沢さんが……ですか?」
「えぇ。早くアイドルになりたい一心で生意気を言って、123プロや765プロの先輩方に失礼な態度をとってしまったわ」
「ひぇ……」
「そ、そんなことがあったんですね……」
「だから……っていうのもちょっと変だけど、もっと自由な貴女を見せて」
「北沢さん……」
「月村さんも雨夜さんも、もし良かったら呼び捨てでもいいのよ?」
「そ、それは流石にご勘弁を……!」
「北沢さん、どうかご容赦を……!」
「ふふっ」
その7
「………………」
「………………」
「あ、その……」
「………………」
「……876プロのレトラです、よろしくお願いします」
「……知ってると思うけど1054プロの朝比奈りんよ。よろしく」
「………………」
「……またこんなんかい!」
「!?」
「アンタ! 配信見たわよ! ダウナー系とはいえもーちょい軽快に喋ってたじゃないのよ! 委縮するなとは言わないけどもーちょいなんかないの!?」
「えっ!? み、見てくれたんですか!?」
「見るわよそりゃ! アンタは見ないわけ!?」
「見ますめっちゃ見ます! 『魔王エンジェル』の円盤はファーストライブから最新まで各種取り揃えております! なんだったら昨日も結構ギリギリまで見てました!」
「そ、そう、ありがと……」
「……私、歌が居場所だって思ってます。だから『魔王エンジェル』の中で一番歌の上手なりんさんと一緒のステージに立てることが、凄く嬉しいです」
「……別にアタシが一番上手いってわけじゃないけど、その誉め言葉は受け取っておいてあげるわ」
「はい!」
「歌が居場所? はっ、その自信を打ち砕かれるぐらい完璧なステージを見せつけてやるわよ!」
「よろしくお願いします!」
その8
「ふぅ」
「流石です志保さん。まだただのレッスンだというのに、思わず聞き惚れちゃいました」
「ありがとうございます、詩花さん」
「……ふふっ」
「? どうかしましたか?」
「いえ、きっといつかは来てくれるとは思っていましたが……こんなにも早く123プロや他の事務所の方々と一緒のライブに出演出来るなんて、と」
「……そうですね、それを言うならば私も123プロ所属の身で961プロの方々と同じステージに立てるとは思いませんでした」
「志保さんもですか?」
「はい、ウチのトップはその……お宅の社長に……」
「あはは……パパがごめんなさい」
「謝らないでください。正直お互い様だと思っていますから」
「でも、ウチのパパは良太郎さん以外の方にも……」
「……色々と話は聞いています。でも、私は聞いただけです。当事者である皆さんが何も思うところがないとおっしゃる以上、何も問題ありませんよ」
「志保さん……」
「そんなことに気を病むぐらいなら、何も気にならなくなるぐらい今回のステージに集中しましょう。……きっとこれをきっかけに、一緒にお仕事も増えますよ」
「っ、はい! Danke schön!」
・その1 あずさ&千早withりん
アイ転的伝統芸能。すまぬちーちゃん。
・その2 ジュリア&静香with志保
123歌枠は美優さんという選択肢もあったけど、こちらも話の都合上。ほんとすまぬ。
・その3 夏樹&聖withりん
最近のりんちゃんは色々な意味で母性が増しているような……。
・その4 アスラン&圭with志保
作者「うーんアスランの言葉、蘭子とちょっとニュアンスが違うんだよなぁ。あんまり上手く書ける気がしない……せや!」
・その5 ルカ&円香withりん
放送事故枠その1。良太郎を入れてもどんな会話するかわからねぇ……。
・その6 燕&手毬with志保
完全に借りてきた猫になってしまった。
・その7 レトラ&りん
放送事故枠その2。当日もかなり気合の入った猫被ってた気がする。
・その8 詩花&志保
あれ? シアターデイズかな?
またジュリアと夏樹とレトラのJHMが聞きてぇなぁ……(ただの願望)