転生だとォ~!?よろしい!ならばクリークだ!楽しんでやれ!! 作:如月 霊
あれから数分後、篠ノ之道場内では向き合う二人がいた。
「真霧くん?武器はどうするんだい?」
「素手で良いですよ。僕のは武道の流派ですから」
そう真霧が言うと二人はお互いの構えをとった。するとそこで千冬が入り、高らかに試合開始を宣言した。
「ただいまより!柳韻師範代対織斑真霧の対決を始める‼」
「あんな小さな子と師範が戦うのか?」
「勝てるのかな」
それを横で門下生達が口々に言っていたがそれを無視し、試合を始めさせた。
「試合開始‼」
試合が開始されて始めに仕掛けたのは柳韻だった。
「はぁぁあ‼」
そして思い切り真霧の頭部に向かって竹刀を振り落とした。しかし、誰もが当たったと思った瞬間に真霧の姿が歪み、そこから消えていた。
「⁉」
そしてすぐに柳韻は上を向き、竹刀で真霧の攻撃を防いだ。そして攻撃を防がれた真霧はバックステップで後ろに回避した。
「真霧くん。今のは一体なんなんだい?」
「あれはただ上に飛び上がって攻撃したんです」
「成る程ね」
「どりゃあぁぁあ‼」
それから真霧は掌を前面に突き出し、大きく円を描くように動かしながら梵字を出現させ、そこから気で使用者の小型の分身を多数作り出し、走り出して攻撃を仕掛けた。
「グッ!うわぁ‼」
そして柳韻は真霧の攻撃を防ぎ切れずに後ろに吹き飛ばされたところで敗けを認めた。
「いやはや、降参だよ。真霧くん」
「勝者!織斑真霧‼」
そう叫ばれると再び柳韻がやって来て君の戦いかたは何かを聞いて来た。
「真霧くん?君は何かの流派を習っているのかい?」
「うん。この流派は“東方不敗”だよ」
流派名を聞いた柳韻はもう一度聞き返していた。
「流派東方不敗?聞いたことの無い流派だね」
「この流派は僕のオリジナル流派だから知らないんだと思うよ?」
「⁉」
それを聞いた柳韻は一瞬驚いたがすぐに冷静になって頼み事をして来た。
「真霧くん。その東方不敗の奥義ってあるのかい?」
「あるけど…」
「その奥義を見せてくれないかな」
そう言われた真霧はあっさりとその頼み事を了承した。
「う~ん。別に良いですよ」
「本当かい!」
それを聞いてすぐに柳韻は目を輝かせてきた。
「すまん。強い技が見れるとなって嬉しくてね」
「は、はぁ。で、何処に撃てば良いんですか?」
そう聞かれた柳韻は的を指定した。
「あ、ああ。なら…あの的にしてくれ」
そう言って柳韻は道場の外に設置された的を指差した。それから真霧はその的の近くまで移動した。
「んじゃあ、撃ちますね。離れてて下さいよ」
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「俺のこの手が真っ赤に燃えるゥ!」
「勝利を掴めとォ!」
「轟き叫ぶゥ!」
「必殺‼」
「ゴットォォォォ、フィンガァァァァ!!」
それから直ぐに赤くなった手をそのままに流派東方不敗最終奥義を繰り出した。
「流派東方不敗最終奥義ィィィ!!!石破!天驚拳!!」
真霧がそう叫ぶと赤く光っていた手からビームが放たれ、的に当たると的は爆発四散したのだった。そして、それを見ていた柳韻達はというと驚きのあまり何も言葉が沸いてこなかったらしい。