転生だとォ~!?よろしい!ならばクリークだ!楽しんでやれ!! 作:如月 霊
あの海戦で人類側が敗北してから二ヶ月後、霧を勝利させた総旗艦、真霧はというと…
「何でこんな会社にしたのかなぁ…」
ある会社の前でガックリと肩を落としながら呟いていた。この会社は真霧が以前の霧の艦隊会議の際に霧の艦隊の隠れ蓑としてイ400とイ402に任せていた会社だ。社名は『アルペジオ』といい、スプーンから兵器までをモットーに幅広くしていおり、IS産業にも介入して世界一位のシェア率を持っている企業だ。
それを見て何で落ち込んでるかって?そりゃさ、霧に占領されてからたった二ヶ月で海を渡れるようになっているってんで世間から“人類の裏切り者“だとか“霧に魂を売った者達”とか言われてる企業の社長なんだs…てか霧の艦隊率いてたの私じゃん。なら別に気にする必要ないか!
真霧はそう考えつけるとアルペジオ社の中に入っていった。
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はぁー、疲れた!
会社に行ってから何故か!ヒュウガの実験に付き合わされるわ、マヤに射撃訓練付き合わされるわ災難続きだったんだよ。ん?あの子は…
真霧は疲れながらも徒歩で帰る途中に公園のブランコで泣いている青い髪の少女を見つけて話しかけた。
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「どうしたの?」
そう聞くと少女は涙を目に残しながらも冷静になりこちらを向いて話し出してきた。
「お姉ちゃんが…私に、無能者で…ぐすん…いろって」ポロポロ
それを聞いた真霧はその少女をかわいそうに思い、自分の胸に引き寄せ、慰めるように言葉をかけた。
「⁉」
「大丈夫だ、君は無能者ではないさ」
「だから泣けばいいさ、泣きたいだけ」
「う、うわぁぁああん!!」
真霧がそう言うと少女はまた泣き出してしまった。
しばらくして少女が泣き止むと真霧はヤマトに押し付けられた自分の名刺を渡した。
「…これは?」
「これは僕の名刺だよ。力が欲しいならここにおいで、それから僕でいいなら相談に乗るからね」
「うん!ありがとう!お姉ちゃん‼」
最後の“お姉ちゃん”発言を聞いて真霧は動揺しつつもそれが何故かを聞き返した。
「お、お姉ちゃん?な、なんでなんだい?僕は男だよ?」
「私の姉よりお姉ちゃんみたいだから‼」
「だから私のお姉ちゃんになってよね!真霧お姉ちゃん!」
そう言うと少女は公園の出口に向かって走りだし、門の所で振り返えると少女は手を振りながら大声を出して叫んできた。
「私の名前は更識簪だからね!お姉ちゃん!」
名乗ると少女はまた方向を変えて帰って行った。
えぇ~!簪⁉マジで?…考えても仕方ないよね。
簪と聞いて動揺した真霧だったが直ぐ我に帰り家に向かって歩き出した。
ー簪sideー
私が落ち込んでるところに話しかけてくれた真霧お姉ちゃん。男の娘みたいだったけど私のあの姉より優しそうだから嬉しいな…ボフン!あ、お姉ちゃんのこと考えたら顔が…。今度はいつお姉ちゃんに会いに行こうかな~
そう思いながらも簪は家に向かって帰って行った。
ー簪sideoutー