大分落ち着いたのでこれからの更新は4日前後で出来るように頑張りますのでよろしくお願いします!
それでは三話ご覧下さい!
「本当ですか!?ありがとうございます!」
4月も下旬になり5月に入りかかっている頃。俺に、正確には俺の担当アイドルに嬉しい知らせが入った。
「愛海!いい知らせだ!」
「プロデューサー?どしたの?」
「お前がレギュラーでアシスタントやってるの番組のスタジオに呼ばれたんだよ!」
「それって私が頑張ってたから普通のことなんじゃ…あっ!!」
「「素敵なお山のMCさん!!!」」
俺が担当している2人目のアイドル、棟方愛海はお山(男子ならみんなが好きなおっ○い)が大好きなのだ。
愛海は1コーナーのアシスタント初仕事の時、スタジオにいるMCのお姉さんのお山を揉m…登りたいがために頑張った。その後何回かアシスタントに呼ばれ、お偉いさん達に気に入られた為、今回スタジオに呼ばれることになった。プロデューサーの俺も鼻が高い。
「本当にMCさんのお山登っていいの!?」
「いや、それはダメだ」
「プロデューサーのいじわる!」
「次呼ばれなくてもいいのか?」
「私はそれでもいい!!最高の登山ができるなら!!!」
「ごめんなさい、やめてください愛海さん」
好きなもののために信念と覚悟を貫くこの精神だけは尊敬するんだけどそれだけはやめてほしい…
「それで、収録はいつ?」
「明日だって」
「早い!やった!!」
次の日。
俺は愛海と一緒にテレビ局へ向かった。
「今日は愛海を呼んでくれてありがとうございます!」
「いいんだよ柴田君、これも愛海ちゃんが頑張ったからなんだから」
「「今日はよろしくお願いします!!」」
「愛海ちゃん、いつもの感じでいいから頑張って!」
「はい!頑張ります!登頂するために(ボゾッ)」
俺達はディレクターさんに挨拶をして愛海の控え室へ向かった。
「最終確認をするぞ」
「はい」
「お山は?」
「登……らない」
「お山は?」
「登らない!!」
「よし行ってこい!」
「行ってきます…」
収録前に放送事故が怒らないよう確認を済ませたところで愛海を見送る。
すごいしょぼくれてたから帰りに飯でも奢ってあげよう…
そしてついに収録が始まった。
「今日は素敵なゲストがくれましたー!どうぞー!」
「皆さんこんにちは!棟方愛海です!よろしくお願いします!」
「愛海ちゃん今日はスタジオ来てくれてありがとね!」
「VTRで見るよりかわいいですね〜!」
「そんなことないですよ!私MCさんに会いたかったんですよ!」
「本当に!?嬉しい!」
本当はお山目当てだろうけど、でも掴みはいい感じだ。
「愛海ちゃんは好きな物とかハマって事とかないの?」
「私はお山が好きですね✩.*˚」
ここぞと言わんばかりに目を輝かせながら
「お山」と発言する。
「珍しい!登山とかするのかな?」
「登山したいんですけどなかなかさせてくれないっていうか…見るのもいいですけどね」
何故かこっちをチラチラ見ながら言ってくる。アイドルのは絶対触らせんぞ。
「後は触ったりするのがいいですね!」
「触る…?あ、自然と触れると言うことですかね!ではこの辺にして、今日は「100人に聞いた本当に美味しいグルメベスト10」です!」
「それでは愛海ちゃん、Vフリお願い!」
「LETS、山登り!」モミモミ
こうして、初めてのスタジオ撮影は幕を閉じた。
「「お疲れ様でしたー」」
「愛海ちゃん!よかったよ〜次も呼んじゃおうかな?なんて!」
「また呼んでください!」
ディレクターさんと挨拶を交わし、控え室へ戻った。
「愛海」
「何?プロデューサー」
「何じゃねぇだろ!MCさんがああ解釈してくれたものの、お山がアレってことバレたら大問題だよ!」
「うっ…ごめんなさい…」
「でも、面白かったよ。初めてにしてはよく頑張ってた。お疲れ様愛海」
「プロデューサー!!で!?ご褒美は!?」
「飯奢ってやる!」
「お山は!?」
「駄目です」
反省会を終えて俺達はテレビ局を出ようとした。その時
「愛海ちゃん!お疲れ様!すっごくよ可愛かった!抱きしめたいくらい!」
「MCさん!!抱きしめてもいいんですよ!ほら、ギューっと!!」
「そうしたいところなんだけど、私次の仕事あるから行くね!また出てね!」
タッタッタッ
「そんなぁ…MCさぁん…」
「でも、次も呼ばれそうだしよかったな」
「そうだね…」
「あっ事務所に明日提出の書類忘れた!取りに行ってもいい?」
「しょうがないなぁ、いいよ」
車を走らせ、事務所へ向かった。
事務所の部屋の前で愛海を待たせ、俺は書類を探した。すると
「プロデューサーさん?今日は愛海ちゃんのお仕事があったんじゃ?」
「あ、ちひろさん!もう仕事は終わったんですけど書類を忘れてしまいまして…」
「あっそうでしたか」
「これから愛海とご飯に行くんですけどちひろさんも、よ、良かったらどうですか!」
俺は勇気を出し、ちひろさんを誘った。
「え…行きm」
ガチャ
「プロデューサーまだー!?お山成分が足りないから早くお山開きしてよ〜」
「愛海!?ごめんごめん、すぐ行こうな」
「廊下のアイドル達見てたら抑えきれないよ!早く…別の場所へ…」
「愛海ちゃん、お、お疲れ様!」
「ちひろさんお疲れ様です〜…あっ!!!」
「愛海ちゃん…?どうしたの?なんで近づいてくるの?嫌な予感がするんだけど…その手やめて…」
「アイドルのが登れないなら…ちひろさんのお山を登頂したらいいじゃなーい!」
ガバッ!
「ひゃっ!」
「ちひろさんのお山!討ち取ったり〜!」
「プロデューサーさん!早く!助けて!」
「え?どうしたんですかちひろさん…って何やってんだ愛海!」
「プロデューサー!そこを動くな!ちひろさんがどうなってもいいのか!?」
「くそっ!俺はこの光景を見るしかないのか!」
一体どうしたら…でも、これは絶景だ!
この目に焼きつけてやる!
「えっ!?ちょっと!プロデューサーさん!早くぅ…」
これは…しょうがないよね?
「あーつーみーちゃん?何か騒がしいと思ったらちひろさんに何してるの…?」
その時ピタッと愛海の動きが止り、声を聞いて震えだした。
「ききき清良さん…?」
そして俺の前に立っていたちひろさんからは殺気が感じた。
俺はこれを知っている。全プロデューサーが恐れているちひろさんの姿。
これを見た者はこう言う。
「あれは悪魔だ」と。
その名も… ‘‘緑の悪魔 ’’
ゾクゾクゾクッ
寒気を感じた俺は一刻も早く部屋を出ようとする。
「愛海、飯食いに行こうか」
「そ、そうだねー」
俺はちひろさんに腕を掴まれ、愛海も清良さんに手を掴まれる。
「どこ行くんですか…?」
ギュゥゥゥ
強く、強く掴まれる。
俺は震えながらこう言う。
「愛海…また…今度でもいいか?ちょっと…無理そうだ」
「わ、私も、急用があるの忘れててダメみたい…」
愛海は清良さんに連れてかれ、俺は席に座った。
「さっさと書類、片付けちゃいましょうね?スタドリ持ってきたら私帰りますね…?私の仕事もよろしくお願いします」
「はい…」
俺はその後、事務所で朝を迎えた。
評価9 A・Dsonさん
評価1 無職 狐さん
評価ありがとうございます。厳しい評価もありますが、精進していきます!
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