好きと言えないヘタレ君   作:ゆーとんP

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恋鐘ちゃんに一目惚れしてシャニマスを始めました!
WINGが優勝できねぇ!!!
それでは四話です。どうぞ!


第四話 キノコのanswer

今日は1日中デスクワークの仕事。

4月も終わり、5月上旬。

ゴールデンウィークに入ろうとしていた。

だが、俺はそんなこと関係ない。休みは取れて2日くらい…

 

こんなに忙しいのには訳がある。

俺の担当するアイドル達のライブがあるのだ。俺はその運営もあるので休む暇はあまりない。アイドル達も追い込みのため休みがないのは一緒なのだが…

 

ガサゴソ…

 

机の下から聞こえてくるガサゴソとした音。

誰かいるのだろうか。

覗いてみると…

 

「輝子!?と乃々?何してるの?」

 

「あ、親友。まだレッスンまで時間があるんでボノノちゃんとキノコの様子を見に来たんだ…フヒヒ」

 

「いつの間に!?」

 

「プロデューサーさんがトイレに行ってる間ですけど…」

 

俺の3人目の担当アイドルは星輝子。キノコが好きで時々ヒャッハー!とメタル系になることもある。そして隣にいるのは少し臆病な森久保乃々。やる時はやけになる子だ。

 

ガチャ

 

「柴田P!ノノとショーコ見なかったか!?もうすぐレッスン始まるんだけど」

 

この子は早坂美玲。片目に眼帯をつけている活発なカッコカワイイダーク路線を目指しているアイドル。

乃々と美玲は輝子と3人で「individuals」というユニットを組んでいる。俺は個人としては輝子だけだがindividualsは結成当初から担当している。

 

「2人ならここにいるけど…出そうか?」

 

机の下を指差しながら、2人を外に出そうとする。

 

「ノノもショーコもウチが引っ張りだすぞ!」

「レッスン…やっぱむーりぃー」

「まだキノコ育てるんだ…」

 

「さぁ、出ろッ!もういいだろッ!」

 

結局美玲の事を手伝って2人を机から引っ張り出す。

美玲も大変だなぁ…

 

「3人とも、頑張れよ」

「おうッ!」

「期待しててくれよ…親友…フヒヒ」

「できるだけ頑張るんですけど…」

 

3人がパタパタと廊下をかけて行く音がした

それにしても輝子のキノコよく育ってるな!

これはすごいわ。

 

「頼まれてた資料持ってきましたよ。また、輝子ちゃん達机の下にいたんですか?」

 

資料を持ってちひろさんが部屋に来る。

今日もかわいい。

 

「そうなんですよ!資料ありがとうございます。それより見てくださいよこのキノコ!輝子が育てたんですよ!」

 

「ふふっ、プロデューサーさん本当に担当アイドルのこと好きなんですね。菜々さんも愛海ちゃんも輝子ちゃんもそれぞれ愛があって。私にも少し分けて欲しいくらい…ボソッ」

 

「大切な担当アイドル達ですからね。そりゃ愛もありますよ。特に輝子と距離感を縮めるのも大変でしたよ。あれは…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

輝子をプロデュースすることになった直後、俺達の間には少し壁があった。

 

「えっと、星輝子ちゃん?オーディションでも見たけどいきなりヒャッハー!って言ってたけどメタルとかが好きなの?」

 

「ああいう曲が好きなんじゃなく、自分を出したら自然とああなってしまうんだ…」

 

「かわいいアイドルはやりたくないか?」

 

「わ、私にはそれは合わないかも知れないな…」

 

「わかった。輝子ちゃんはやりたいようにやってくれ!その為に俺がついてるから。自然が出て周りに迷惑がかかっても俺がそれが売りだって分からせてやる!」

 

輝子のメタルな姿のせいで周りから一目置かれ、浮いていた。だが、それのせいでアイドルを嫌いになってほしくない。

俺の心からの願いだった。

 

「プロデューサー…キノコいるか…?」

「え?それって輝子ちゃんが育てた大切なキノコなんじゃ」

「キノコは友情の証だ…遠慮すんな…わ、私たち…親友だろ?後、呼ぶ時は輝子でいいぞ…フヒヒ」

「ああ、輝子。全て、さらけ出してくれ!」

「フフ…フフフヒヒヒ……ヒャッハァァァッ!!こうなりゃヤケだぜェェェッ!!」

「その調子だ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ってことがありましたからね」

 

「いい話ですね…グスッ」

 

なんでちひろさん泣いてるんですか。

3人とも、頑張ってるかなぁ…

 

「仕事も一区切り着いたし、レッスン見に行ってもいいですか?」

 

「10分だけならいいですよ…グスッ」

 

ちひろさんまだ泣いてる…

よっぽど疲れてるのかな?

俺はレッスンの部屋に行くとこんな声が聞こえてきた。

 

「ノノ!もう少しだ!頑張れ!!」

「もうむーりぃー…」

「ボノノちゃん…やりたいようにやって楽しもうぜ…フヒヒ」

「そうだぞノノ!ライブはきっと楽しいぞッ!」

「うう…だったらもりくぼ、もう少し頑張りますけど…」

 

俺の思い、ちゃんと輝子に届いてたんだな。

さて、俺も部屋に戻ってもう少し頑張りますか…!

 

「ちひろさん!仕事頑張りましょ!」

「はい!そうですね…グスッ」

「いつまで泣いてるんですか!?」

 

 

そしてあっという間にライブ当日を迎えた。

中くらいの会場ながらもお客さんは6000人と多くの人が来てくれた。ライブをする本人達からも緊張が伝わってくる。

 

「ウチ緊張してきた…上手く歌えるかな…」

「もりくぼ無理な気がしてきたんですど…」

「わ、私も…」

「皆、そんな弱気でどうすんだ?」

 

弱気な彼女達に俺は厳しい言葉を投げかける

 

 

 

「じゃあ今から、ライブやめるか?せっかくチャンスがあるのに、捨てるのか?」

 

 

 

「「「……」」」

 

「わ、私は…!ライブするに決まってるだろうがッー!シイタケ、エリンギ、ブナシメジ!ニョキニョキ、コリコリ、ゴートゥヘールッ!!」

「こうなったら、やけくぼですけどぉぉおお!!」

「ウチも!individualsの底力見せるぞッ!」

 

「皆、やr」

「やりたいようにやれ。だろ?親友ゥ!それが私の答えだぜーッ!!」

「ああ!楽しんでこい!」

 

 

 

 

ステージ上が暗転する。

歌う曲は「∀NSWER」

 

 

「オマエらッ!待たせたなッ!」

 

 

「「「私達が」」」

 

 

 

「individualsだッ!!!!!」

 

\ワァァァァァァァァ!!/

一瞬にして大歓声に包まれていったのを俺は間近で見れて幸せだった。

 

「いい表情ですね、あの3人」

「はい」

「泣いてるんですか?プロデューサーさん」

「ち、ちひろさんもじゃないですか!」

「「あははははは!」」

 

歌詞通り、全てを解き放つ3人に何人もの人が魅了されただろうか。

たった少女3人が全てを出し切った素晴らしいライブは大成功に終わった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一週間後、ライブも終わりゴールデンウィークも終わった。忙しさのピークを過ぎた俺は週末何をしようかということしか頭になかった。

 

「プ、プロデューサー…こないだのライブ支えてくれてありがとう…フヒヒ」

 

「支えるのが俺の仕事だろ?当然だよ」

 

「お礼と言ってはなんだけど…遊園地のチケットが余ってるんだ…」

 

「へぇ」

 

「だ、だからさ、これでちひろさんを誘ったらどうだ?」

 

ブゥー!!

思わずコーヒーを吹き出した。

 

「え?な、なんでちひろさん!?」

 

「だって親友、ちひろさんのこと…好きだろ…?」

 

すごいバレてた。

 

俺が…遊園地に…誘えるのか???




評価9 保土ヶ谷花音さん
評価ありがとうございます!

これにて一旦柴田Pの担当アイドル紹介は終わりです!
次は1話ぶりにアイツが出てきます…お楽しみに!!
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