最近、お仕事がとてもつらい。
仕事が難しくて大変、というわけではない。単純に仕事の量が多いのだ。やってもやっても書類の山が減らない。燃やしたい。
唯一の癒しは、仕事の合間にするGSッター。これはとても良い。普段、言葉を発せられない私にとって、これほど良いストレス発散手段はない。
そんなある日、GSッターで気になる呟きを見た。
——— GSッター ———
@すくすく喫茶『モフモフ』
>今日から3日間スイーツが半額! ぜひ来るがいい!
>すくすくさんも待ってますよー!(写真付き)
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地上にある喫茶店についての呟き。
スイーツも魅力的だが、私が気になるのは『すくすくさん』と呼ばれる生物。
写真を見る限り、とてもモフモフしている。そしてとてもかわゆい。見てると胸がキュンキュンする。それぐらいかわゆい。
………もふもふしてみたい。
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思い立ったが吉日、早速有休を取った。
地上に降りるのは久しぶりだ。
「「きゅー……zzz」」
ここが噂の喫茶店『モフモフ』。お店の前には、春の心地良い暖かさに負けたのか、2匹のモフモフが気持ちよさそうに眠っていた。
これがすくすくさん………生で見るともっとモフモフだ。そしてかわゆい。
恐る恐るそーっとすくすくさんを指で突いてみようとしたが、起こすと悪いのでやめておく。それに、喫茶店の中にはもっとたくさんすくすくさんがいるはずなのだ。
胸に期待を込めて、私は喫茶店の中へと入る。
「きゅ?」「きゅー」「きゅー!」
「きゅーっ」「きゅ!」「きゅー」
「むきゅー」「きゅー!」「きゅー」
その瞬間、大量のすくすくさんが身体中に飛びついてきた。
全身が、モフモフとした幸福で覆われたような感覚。
………なごむ。
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「きゅー!」
席に案内されてからも、すくすくさんをモフモフし続ける私。
すくすくさんが可愛すぎる。特に、お腹をモフモフしてあげた時の「きゅー!」の鳴き声がたまらない。かわゆいを通り越してきゃわたん。マジやばたにえん。
これは想像以上に癒される。
一生モフモフしてられる。
帰りたくない。
「横から失礼します! こちら、ご注文のお料理です!」
幻想郷に移住しようかと思いかけたその時、小さな店員さんがすくすくさんに料理を運んできてくれた。ありがとう……と言ってしまうと後で何が起こるかわからないので、ぺこりと一礼し、料理のお皿を受け取る。
せっかく来たのだから、料理も楽しまなければ。
注文したのはプリン。私の好物。
一口食べると、口の中で甘さがとろける。
実に美味。おかわりしようかな。
「プリン、お気に召して頂けましたか? 今日からの新メニューなんですよ」
「きゅー!」
夢中になって食べていると、頭の上に赤色のモフモフを乗せた、店主と思われる男に声をかけられた。
ほんのちょっぴりパーマかかった黒髪に、ポーカーフェイスをあまり崩さないミステリアスな雰囲気の人間。この者が、この癒しの空間を作った張本人。
………なんだろう。
見ていると、頬が熱くなる。
「きゅーっ!!」ボフーン
そう思った瞬間、私の顔に赤色のすくすくが体当たりしてきた。
モフモフだけど痛い。なぜゆえ。
でもかわゆいから許す。
「こらこらすくすくばんきっき。お客様に体当たりはダメだぞ」
「きゅーっ……」
「次からは気をつけるようにな」モフモフ
「きゅーっ!」
赤いすくすくを宥めるようにモフモフする店主。
これはとても絵になる。写真撮っておこう。
………写真立て、家にあったかな。
こんな中途半端なタイミングで申し訳ないのですが、ここから先は作者の諸事情より、更新スピードが大幅に落ちると思います。ご了承ください(´・ω・)