崩壊3rdをしている時にある、基地内での会話。
それの一つを見て、「あ、この会話良いな。ちょっと書こ」とノリと勢いで書いた。後悔はしていない。
ある日の買い物の帰りの事だった。
商店街を歩いて帰っていると、目の前に見覚えのある背中を見つけた。怠そうに、ゆっくりと歩いているそいつは、俺の方を向いて「あ、艦長だ」と言った。
「どうしたんだキアナ? こんな所で。買い物か?」
「バイトよバイト。艦長は?」
「俺は買い物だよ。芽衣に頼まれててな。それにしても珍しいな。キアナが元気じゃないなんて」
本当に珍しい事だった。
キアナと言えば、大体が元気が良く活発で、元気が無い時はテストの事で姫子さんや学園長にガミガミと言われたときくらいだ。
その為、こんなケースは本当に珍しい。
「艦長、また変なこと考えてるでしょ」
「何を言っているんだキアナ? ソンナワケナイジャナイカ」
キアナは「怪しい」とこちらを見ていたが、疲れたのように肩の力を抜き、ため息を吐く。本当に珍しいな。
「で、どうしたんだ本当に」
「それがね、最近バイトを複数個とったから忙しくて、疲れてるの。あーあ、崩壊エネルギー駆動車で送ってくれたらなー」
「無理だよ。そんな高いの買う金無いし・・・」
「え、そうなの!? 結構お金持ってそうなのに」
「いやいや、色々とやらないといけないことが多いからね。私用に使えるお金なんてそんなに無いよ」
基地の強化とかオファーに使う機材の配備とか。
「けど、そんな事を言うならキアナの方がお金持ってそうなんだけどね。キアナは前線で戦ってるわけだし、そう考えたら後方支援の俺よりも・・・」
「芽衣先輩にゲームセンターで見つかって、『テストの点数が悪いのに遊び惚けていてはいけません! キアナちゃんがちゃんと出来るようになるまで、お金は管理させてもらいます!』って」
「あー・・・そっか。自業自得だね」
キアナが「ヒドイ!」とか言ってるけど、無視してゆっくりと歩いていく。
時間もあるし、歩いて帰れば良いだろう。
しばらく歩いていると
「艦長〜、疲れた〜」
「はいはい、もう少しだから頑張って歩こうねー」
「艦長〜、おんぶして〜」
「はいはい、わかったよ・・・!?」
いま、キアナはなんと言った?
おんぶ、おんぶだ。
女の子をおんぶ。
「じゃあ乗るねー」
「ちょっと待てキアナァッ!?」
戦乙女・遊侠の服だというのに柔らかさがダイレクトに伝わってくるだと!? しかも下は短パンスパッツ。つまり
「艦長、どうしたの?」
「い、いや! 何でもないナンデモ!」
「ふーん、ま、いいわ」
キアナはそう言って俺の背中にしなだれかかった。胸の感触が服越しでも十分なほどに伝わってくるー!!
「じゃ、あとはよろしくねー」
欠伸をしたキアナは、そのまま俺の上で寝てしまった。それと同時に、俺の中にあった邪な部分が少しづつ飛んでいった。
・・・戦って、疲れてるのにバイトにも行って、本当にキアナは。
「お疲れ様。今だけでもゆっくり休めよ」
キアナを背負い、学寮へと歩き出した。
・・・あ、何これ良い匂い
本当にノリで書けてしまった。
なお、最後のあの後、学寮に帰った艦長は顔が凄いことになっていたらしく、それを見た芽衣さんに説教され、キアナもとばっちりを受けたとか何とか・・・。