死の支配者とその影『六天将』達   作:暗愚丸

16 / 19
王国冒険者メンバーのステータス

モンガー(モモンガ)
HP88(平均100) MP140(但し現在魔法は使用不可能)
物理攻撃力38  物理防御力38  魔法攻撃力122  魔法防御力98  素早さ42  体力35  魔力100  運76  特殊108  特殊耐性88


ジークムンド(闇信刃)
HP90☞95 MP75☞85
物理攻撃力128☞70  物理防御力65☞75  魔法攻撃力85☞80  魔法防御力120☞95  素早さ138☞68  体力75☞75  魔力100☞100  運88☞70  特殊100☞55  特殊耐性105☞68
職業構成
聖騎士「パラディン」(LV)10  シールド・ロード5  ナイト・オブ・ニブルヘイム5  ジーニアス・パラディン3  シューター1  妖術師「ソーサラー」5  近接戦闘型魔力系魔法詠唱者「ウォー・ウィザード」10  上位魔力系魔法詠唱者「ハイ・ウィザード」5  森司祭「ドルイド」5  エレメンタルウォーター3  エレメンタルウインド3  錬金術師「アルケミスト」10  鍛冶師10(鍛冶師と錬金術師は神器級アイテムの製作に必要)  薬師5  農民「ファーマー」5  料理人「コック」5  
合計95(制約上これ以上は無理)
装備 武器防具共に遺産級で統一

ルカ(ハルカ)
HP58  MP47  
物理攻撃力80  物理防御力40  魔法攻撃力28  魔法防御力45  素早さ96  体力32  魔力48  運68  特殊68  特殊耐性75
職業構成
種族レベル 合計21
人造人間「ホムンクルス」10  械人間「オートマータ」10  魔装機神1
職業レベル 合計63
盗賊「シーフ」10  暗殺者「アサシン」10  忍者5  ポイズンメーカー5  マスターアサシン3  野伏「レンジャー」2  ガンナー5  シューター5  スナイパー3  幻想師「イリュージョナリスト」10  ハウスメイド3  コック1  ウェポンスミス1   
装備  メイン武器及び防具(服、小手、指輪、靴)共に遺産級で固めている。他の武器防具(投てき武器のクナイ、小刀、軽鎧)は全て最上位級 ※ドワーフの情報から遺産級以上はこの世界で作れる職人がおらず、怪しさから大勢に監視されたり襲われたりするのを防ぐため


第15話 初依頼~王国編⓶

3月26日午前5時25分 エ・ランテル冒険者組合二階談話室

 盟主は当初組合を通した依頼ではないが仕事の契約を交わしてしまったためまたの機会にしてほしいとお願いしたが【漆黒の剣】の皆さんが折角の指名だからと言ってくれたのでバレアレ氏の話を聞いてから考えるという事になり再び二階の談話室にて依頼内容を聞くことになった。

 

ンフィーレア・バレアレ(以後ンフィ)「では改めて自己紹介を。僕はンフィーレア・バレアレ。この町で薬師をしております。今回は此処から馬車で二日程の所にあるカルネ村という所に薬草採取に行くのでそこまでの護衛と荷物の運搬の手伝いを依頼したいのです」

 

 警護依頼か…。確かにうちはその仕事にうってつけのパーティーが揃っているな…。前衛は現在は「聖騎士=パラディン」の私と戦士の盟主が、後衛は「神官=クレリック」のルプスレギナ、索敵は「盗賊=シーフ」のハルカが担当すれば大丈夫だろう。(【アインズ・ウール・ゴウン】では私やぬーぼーさんの役目だったが現在は聖騎士の義体に憑依中なので不可能)

 しかし、この世界の冒険者のレベルとはいかほどなのだろう。【漆黒の剣】のランクは銀等級だがそれが冒険者として日が浅い為であり、実際はミスリル等級の実力者という線もありうる。

 

ジーク「少しよろしいか。バレアレさん、お願いがあるのですがこちらの冒険者チーム【漆黒の剣】も共に雇ってもらえませぬか」

ンフィ「それは何故ですか?」

 バレアレ氏のみならず【漆黒の剣】のメンバーも頭に?が浮かんでいるのが見て取れる。隣の盟主も袖を引っ張ってきた。

モンガ「私達も説明を聞きたいですね」

ジーク「我らは冒険者に成りたてのひよっこ。お恥ずかしい話ですがモンスター討伐の経験なら多少はありますが警護任務となるとお世辞にもベテランとは言えませぬ。もし【漆黒の剣】の方々にこのような経験が豊富ならばぜひご活躍を拝見したいのですが・・・いけませんですかね、何しろ冒険者として初めての仕事なので銀等級なら依頼料もそれほどかからないと思いますが」

ジーク「こちらとしては非常に有難いのですが…。ンフィーレアさんは、どうでしょう」

ンフィ「僕の方もそれで問題ありません」

 

 フゥ、何とか話がまとまったな。おっと、そういえばまだ一つ重要な話を聞いてなかったな。

 

モンガ「では最後に質問しても」

ンフィ「はい、何なりと」

 って盟主に先を越されたか。

モンガ「何故私たちなのでしょうか?私達4人は昨日この町にやってきました。親しい友人はおろか誰も私たちの顔を知りません。にも拘らず何故?」

ンフィ「・・・実は宿屋の一件を聞いたんですよ」

モンガ「宿屋の一件?」

ンフィ「はい!昨日登録したばかりの「銅等級=カッパーランク」の冒険者が格上の相手を吹っ飛ばしたって。実は今まで頼んでいた銀等級の冒険者の方が違う町に行かれたようなので折角ですから新しい方にと。何より、銅等級の方ならお安いと思いまして上のランクに行く前に期待の新人さんと縁を持っておきたいというのもあります」

 

 ナルホド。確かに納得のいく理由だ。微妙に言いよどんでいたのが少しだけ気になるがそれだけでは何とも言えない。さほど気にすることは無いだろう。

 

 我々は質問を打ち切りこの仕事を引き受けた。

 

 依頼内容はカルネ村への護衛。期間は移動に往復で4日、薬草採取で2日、合計6日。報酬は銀等級の【漆黒の剣】は一人当たり金貨1枚と銀貨8枚(手取りは2割を差し引いた金貨1枚と銀貨4枚と銅貨80枚)。私達は一人当たり一日銅貨60枚×6日=銅貨360=銀貨3枚銅貨60枚(手取り銀貨2枚と銅貨88枚)。以上。

 

 

 

 受付嬢に依頼を受けた旨を伝えた。【漆黒の剣】は元々モンスターを狩るために準備していたみたいだが私達の事が心配で尋ねてきた。

 

ペテル「失礼ですがモンガーさん。見た所荷物が少ないようですが「水を生産する樽=マジック・ウォーター・ザック」は持っているんですか?」

モンガ「何ですか?ソレ」

ルクル「えっマジック・ウォーター・ザックも知らないでこの国まで冒険してきたのかよ」

モンガ「ええまあ…」

 

 どうしよう…。随分驚いてるけど本当に知らないんだから仕方がない。知ったかぶりをしても問い詰められたら絶対に誤魔化せない。恐らくこの世界で開発されたマジックアイテムだろう。

 私とモモンガさんは小馬鹿にされたと考えて殺気を放っていたルプーとハルカを手でけん制しつつ情報収集に努めた。

 

ペテル「端的に言えば一日20リットルの水を生み出すマジックアイテムです。組合が一旬日(一週間)銅貨60枚で貸し出してるマジックアイテムで冒険者にとって命綱と言ってもいいアイテムです」

 

 なるほど。彼らが私達を見て不審に思ったのか分かったわ。人は生活するのに確か成人一人につき一日1.5~2リットルの水分を必要とする。普通に旅をしていれば必ず飲み水の確保が最優先課題になる。この世界ではあちこちに水道なんて便利な文明の利器は無い。そんな世界で水を確保する手段無しで旅をすることは自殺行為だわ。

 う~んどうしよう。手持ちのマジックアイテムで何か…あった。

 

モンガ「ご安心ください。私とジークムンドは名称以外同じ効果を持つマジックアイテムを持ってますから」

 

 そうそう。私達は『無限の水差し=マジック・ピッチャー』という一日20リットルの水を生み出せるマジックアイテムを2つ所持している。と言ってもゲームでは味が感じられないからバフ、デバフ用に用いる。因みに私は隠密能力と素早さに効果のあるモモとブドウの果汁が湧くものを所持している。

 モモンガさんはたしか同盟を組んだ人間種がいるギルドの為に水が湧く奴を所持していたはずだ。

 うっかりしてたな。時間が出来たら宝物殿にただの水が出るやつ3つほどあるから持ってこよっと。

 

 

 

3月26日午前6時30分 エ・ランテル近くの街道

 色々あったが全ての準備が整い私達4人と【漆黒の剣】はエ・ランテルを出発した。

 草原の中にある草の生えてない一本道を歩いていく。そろそろ慣れたとはいえリアルでは舗装されてない道なんて歩いたことなかったからそこを通っての遠出はワクワクする。

 その感情を決して悟られないよう気を付けて歩きながら【漆黒の剣】と魔法について議論する機会に恵まれた。

 

ジーク「生活魔法…ですか?」

ニニャ「ええっ砂糖や塩など生活必需品はどの国も岩塩が取れない地方では魔法詠唱者が生産して売っています。だからどの国も魔法詠唱者は重宝され食うに困らないんですよ。最も王国では魔法詠唱者の価値は帝国に比べて低いですけどね」

 私はある程度話した後開けた岩場で休憩をはさんだ時モモンガさんと話した。

ジーク「モンガー殿、なぜかこの世界では我々の知ってる歴史とは異なった文明が発展してますな。魔法が存在している以上無理もありませぬが」

モンガ「私は知れば知るほどに疑問が増えていくことに驚いてます。魔法形態はユグドラシルと同じ位階形態が使われていますが生活魔法と呼ばれる麦や各種調味料が魔法で作れたり等魔法も独自の発展を遂げています。以上の事から見て魔法や武器の作り方をこの世界に伝えたのはユグドラシルプレイヤーと見て間違いないでしょう。それも私達がこの世界にくるはるか以前にこの世界に転移しています」

ジーク「一番古い伝承は900年前のミノタウロスの賢者ですか。たしか最古のマジックアイテムを作ったとか」

モンガ「更に現代にいたるまで使われている魔法は600年前に現れたとされる六大神が伝えたという事を事実として考えるとその神様とやらともユグドラシルプレイヤーと見て間違いないでしょう」

ジーク「他にもユグドラシルプレイヤーと思しき伝承もありましたな。八欲王、十三英雄…」

モンガ「そこから先は今度仲間たちと共に議論しましょう。そろそろ休憩が終わります。戻らないと怪しまれます」

ンフィ「モンガーさん。ちょっとよろしいでしょうか?」

モンガ「ええっ今行きます」

 

 ジャストタイミングです盟主。証拠がない以上この話題は平行線になる。そして私達は現在仕事中。頭を切り替えていかねば足元を掬われる。ナザリックに帰還したらギルメンに要相談ね。

 

ンフィ「相談中にすみません、カルネ村に着く前に知らせておかなければならなかったので。カルネ村周辺の森は『森の賢王』の縄張りなので気を付けてください」

モンガ「森の賢王?」

ンフィ「二百年以上の時を生きる伝説の魔獣でとても強いらしいです。しかも英知に溢れ魔法も使えるとかで噂を聞いて挑んだ冒険者が何人も返り討ちにあったそうです。その中には白金ランクの方もいたとか」

ジーク「それは是非、遭遇したいですね」

 

 上手くいけばナザリックの強化につながる。敵意があるユグドラシルプレイヤーに遭遇した時の為に現在盟主はヘロヘロさんと共にナザリックの強化にも取り組んでる。未知の多いこの状況で【アインズ・ウール・ゴウン】の戦力を知っているユグドラシルプレイヤーに遭遇した時の為に優先順位は高い。

 

 

ルクル「レギナちゃーん、大丈夫?なんか余裕があるように見えるけど」

レギナ「そっすねー、まあこの辺りに強いモンスターがいるって話は聞かないし今んとこはそれほど緊張してないっすね」

ルクル「やっぱ俺の目と耳を信じてるから?」

レギナ「モンガーさんとジークムンドさんがいるからっすよ。索敵もルカちゃんがいるし、そっちにはあんま期待してながっ」

 その瞬間私は咄嗟にルプスレギナの足を踏んだ。LV95なので骨が折れぬよう手加減してかつ、LV50以下では目で追えない速度で。

レギナ「…仲間ほどじゃないっすけど期待してるっス」

ルクル「?まあ期待しててよ。俺のすっげー所見せてやっから」

 

 フゥ…何とかもめごとにならずに済んだな。

 

ルクル「なあなあ、レギナちゃんとルカちゃんって恋人いんの?」

レギナ「うんにゃ」

ルカ「私も恋人と呼べる人は別に」

ルクル「モンガーさんやジークムンドさんは?」

モンガ「私は…」

ジーク「モンガーさんには奥さんがいますよ。ちなみに私にも娘がいます」

 

 オイオイ盟主、慌てなさんな。一応ギルメンの間ではアルベドが盟主の奥方ってことになってるし、あの二人は私にとって娘同然だから。っと『伝言』?ルプスレギナからか?

 

モンガ「何言ってんすか、そーゆう事はひと言相談してください、もう引き返せませんよ!」

 盟主がルプスレギナに『伝言』を使わせたらしい。

ジーク「あいすまぬ盟主、ギルド内ではアルベドが盟主の伴侶と言う設定でしたし、まあ実際の設定はギルメンを愛しているですが、盟主はこの世界出身の恋人又は伴侶を作るつもりで?」

モンガ「冗談でもそんな事言わんでください。NPC達の間にどんな波紋を呼ぶか分かりません」

ジーク「だからもう売約済みだと言っておくのです。下手に女を紹介され押し付けられても困るでしょう」

モンガ「確かにそうですが今後絶対一人でこんなことやらず必ず相談してください。ギルマス特権で何らかの処分をしますよ」

ジーク「承知」

 

 二度としないという約束をして『伝言』を切ったが私の設定自体は気に入ってくれたようだ。まあこっちの世界で人間の恋人を作ったら後が大変だしね。

 だって私達異業種だよ、あくまで元人間なんだよ、何よりNPC達がそのこと知ったらナザリックから離れる者やお世継ぎをどうするかとかの面倒ごとが山のように来ることは想像に難くない。

 

ルクル「あー、モンガーさんとジークムンドさんには決まった人がいるわけか…男女二対二のパーティーだらかどっちかが付き合ってると思ったのに」

 

 私も初めはその設定で行こうとしたんだけどね。だって男一人で女三人のパーティーなんて怪しすぎ。おまけに美女美少女ばかりだから絶対周囲の嫉妬を買ってもめごとに発展するのは見えている。正直私も性別は女なので憑依するアバターは女性にしたかったがハーレム状態になってしまうので男にした。まあ個人的に姉キャラみたいにかわいいハルカとイチャイチャしたいってのもあるけど…まあ同性でもそこは…こういう娘と仲良くしたいなー的な…ねえ。

 勿論状態異常アイテムを敵が使って来た時の対策の為基本ツーマンセルで行動する時の虫よけでもあるけど。

 

ペテル「ルクルット、休憩は終わりだ。そろそろ…」

ルカ「お話し中失礼します。モンスターの群れがこちらに近づいてます」

 

 ルカの一報で全員が戦闘態勢を取り気配がする方角へ向かった。

 

ルクル「ほんとか?俺はなんも感じねーが…いや待てっ確かになんか来る、人じゃねえ」

 

 ルクルットの言葉にルカの言葉に半信半疑だった【漆黒の剣】のメンバーも気合を入れなおす。ルクルットの探査能力を信頼しているが故だろう。

 

ペテル「ンフィーレアさんは馬車に隠れていてください。モンガーさん、分担はどうしましょう」

ジーク「モンガー殿来た、距離約600M、数は…「小鬼=ゴブリン」十数体、「人食い鬼=オーガ」4体、ルカ、敵の正確な戦力は解るか?」

ルカ「ゴブリンがレベル2、しかも全匹です。オーガも種族レベル入れて 3が3、4が1です」

モンガ「・・・一応油断せずに行くぞ」

ルカ「所持スキルまでは解析できませんがアゼルリシア山脈のモンスターのレベルが7~16であの強さだったのでこちらに脅威となるスキルを所持している可能性は非常に低いと考えられます」

ペテル「どうしました?」

モンガ「ああなんでもありません、分担でしたね。前衛は我々に任せて貰いましょうか、ベテラン冒険者さんに私達の力を見ていただきたいので」

ペテル「分かりました。しかし、できる限りの支援はさせてもらいます」

モンガ「それはありがたい、では行きます。私はオーガの相手をします。ルプスレギナはンフィーレアさんを守れ、間違っても前衛に出るな。ジークはゴブリンを狩ってくれ。ルカはゴブリンを狩りつつ【漆黒の剣】のフォローを」

ジーク+レギナ+ルカ「了解」「「はい」」

 

 盟主はスタスタとオーガの居る方角へ歩いて行った。冒険者となっても盟主がリーダーなのでおいしい所は譲るべきよね。ちなみにルプスレギナにはンフィーレア氏と一緒に馬車の傍で待機。あいつは神官戦士で回復要員だから護衛対象を守ってもらう、何よりカルマ値が-だからすぐには殺さずじっくりいたぶったりしそうなんだよね。実際デミウルゴスやアルベドがそういうタイプだったからそういう所を見せると悪い噂が立ちそうなんだよね。一応後でそれはきつく言っておこう。モンスターを狩る時は効率的に、拷問する時は周囲の目を気にしろと。

 

 盟主はある程度敵に近づくと背中のグレートソード×2を抜いた。そしてオーガが振り下ろした木製の棍棒を最小限の動きで躱すと左手の大剣を横なぎに振るった。

 体長2.5m、横幅も人間の倍以上はあるオーガの上半身と下半身がきれいに別れズンと床に突っ伏した。

 盟主は引き続き「かかってこい」と残り3体のオーガを挑発する。

 二匹のオーガが挑発に乗り盟主に襲い掛かった。今度は右側から横なぎに振ってきたので盟主は2m程ジャンプして横なぎ一閃。オーガの首が飛んだ。

 

 おっと、余所見は良くないな。私とルカにもゴブリンの軍勢が来た。私とルカに15体、後ろの【漆黒の剣】に3体ってとこか…。

 

ジーク「ルカ、迅速に片すぞ」

ルカ「はっ」

 

 私はゴブリンの群れに体をやや前のめりにして駆け出す。先頭のゴブリンはさびてぼろぼろの剣を私から見て左斜めに振り下ろした。欠伸が出る程の斬撃を躱しざまに刃渡り85cm程の柄に申し訳程度の金細工の装飾が施されたロングソードを一閃する。その後、ゴブリンの群れを常人では目で追えないほどの速度(後で知った)で攻撃をかわしながら過ぎ去った。

 私が剣に着いた血を振り下ろした刹那、8体のゴブリンが首と胴が、或いは肩口から腹にかけて斜めに切り離されて血の海に沈んだ。

 残りの7体はルカに向かったがルカが通り過ぎた次の瞬間、私が始末した連中と同じ運命を辿った。

 後ろの3体は魔法詠唱者のニニャに向かった一体だけルカが投げた小刀が後頭部から口の中まで貫き倒した。残りの2体は戦士のペテルと森司祭のダインが片手剣とメイスで倒した。おそらく【漆黒の剣】の実力を見るためにわざと残したんだろう。或いはルプスレギナの為か…。




次はいよいよカルネ村編です。王国編は後10話程度の予定です。次の掲載は12月半ば~年末の予定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。