死の支配者とその影『六天将』達   作:暗愚丸

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始めに:更新が遅れてすいません

ドワーフの工匠編の注意点
1.転移時期がずれています。
2.なるべく原作に沿ってますが、年齢やマジックアイテムにオリジナル要素有ります。


第7話 ドワーフの工匠 ゴンドの意地

 私こと闇信刃は現在数人の仲間と十数人の僕と共にドワーフが住む洞窟の入り口に来ています。

 

ロック「ここが首都フェオ・ジュラへ続く洞窟の入り口じゃ。儂もここを通ってきた」

弐式「ずいぶん大きいな。高速道路の入り口と同じかそれ以上だ」

シャルティア(以下シャル)「弐式炎雷様、「コウソクドーロ」とは何でありんすか?」

闇「あー、洞窟の名前だ。気にしなくてよい」

 

 シャルティアの質問にかろうじて答えた後、私達は直径十数mもあろう洞窟に入る。

 

ロック「この洞窟は時折『岩喰らい=ロックイーター』やスライム種のモンスターが出てくる可能性がある。お主等には余計なお世話かもしれんが注意しておいたほうがいい」

闇「となると先頭は索敵ができるアウラと魔法が使えるシャルティアですかな?弐式殿はどう思いますかな」

弐式「ウーン、よくよく考えたらこの中で第5位階以上の魔法が使えるのシャルティアだけですね。取り敢えずアウラと伴蔵の一体に〔不可視化=アンノウアブル〕をかけて先行させますか?本隊は私とデスナイトが先頭。次にロック、シャルティア、闇信刃さん、デスナイトの順でどうでしょう?」

闇「いいと思います。それならば敵が後ろから来ても対応できるでしょう。ただ…地中から〔完全不可視化=パーフェクト・アンノウアブル〕で近づかれたら…」

弐式「…闇信刃さん。それじゃあ一歩も外に出られません。この世界の生物の事を私たちは何も知りません。今はこの世界の情報を得るためにリスクがあろうと行動すべきです。もちろん私、闇信刃さん、アウラ、シャルティアそしてセバス・チャン。この5人の内一人でも殺されたら、可能な限り情報を収集して撤退です」

 

 弐式炎雷さんはLV100の隊員を上げてそう答える。LV100の階層守護者クラスが殺された時点で、戦闘力より調査に特化したメンバーでは全滅の可能性がある。ドワーフが闘っている敵はそれほどの強者ということになる。だから現状は弐式炎雷さんとアウラの索敵能力を信じて進むしかなかった。

 こうして先ずはアウラとアウラの従魔獣クアドラシル、そして、第4、第6階層に配置してある人型のモンスター伴蔵に1km程先行させて道なりとモンスターの有無を調べさせている。ついでに索敵能力はユグドラシルと同じか、あるいは変化しているのかを調べるために。

 アウラはビーストテイマーだが隠密と索敵能力に特化した職業構成だし、伴蔵も隠密+奇襲攻撃に特化したアルフヘイムにあるイベント時に入れる城にPOPするモンスターでLVは50~59。諜報係として優秀なため選択としては正しいはずだ。

 

 

 そして、30分程進んだ所で、アウラが戻ってきた。

 

アウラ「報告します。ここから1km程進んだ所でドワーフを一人確認しました。LVは6~7。戦闘力は恐らくありません。鍛冶師又は錬金術師に特化しているものと思われます」

 

 アウラはスキルでおおよそのれLV,種族,職業,ステータス等を読み取れる。

 

弐式「一人で戦闘力がほとんどない…。おとりか?」

シャル「私が先行して仕掛けてみるでありんすか?」

闇「早まるなシャルティア、ロックに合わせて敵か味方か判断するのが先だ。そもそもフェオ・ジュラには情報収集がメインだ。目的をはき違えてもらっては困るな」

ロック「おおっ思い出したわい。今日はゴンドの奴がこの辺りで仕事の予定があったはずじゃ」

闇「知り合いか」

ロック「おうよ、儂が山の外に居たのもあいつからもう少し稼いだら旅に出るからポーション作成用の薬草を取ってきてくれと頼まれたからじゃ」

弐式「なら急ごう。知り合いなら交渉は任せますよロックさん」

ロック「呼び捨てでいいわい。あんたたちのようなスゲー奴に敬称を着けられると心臓に悪い」

 

 念のため伴蔵に全員に〔不可視化〕をかけるように言ってから全員でアウラが見つけたドワーフの所へ行った。

 確かにピッケルで穴を掘りトロッコに掘った岩を入れて運び出してる中年男が居た。ロックに確認させたところ友人のゴンドに間違いないらしい。

 伴蔵にロックの〔不可視化〕だけ解除するように言って行かせる。もちろん周囲100M圏内にモンスターがいないことは確認済み。

 

ロック「ようゴンド。白鉱石は採れたかい?」

ゴンド「ロック?今回はいつもより遅かったな。目当ての薬草と鉱石は採れたのかい?」

ロック「ああっこの長くて白い根っこの薬草は効果が高いから高く売れるぞ。ちゃんとお前に注文された分も取ってある。」

 

 実は道中弐式さんが薬草の匂いを索敵して(この世界ではそんなこともできる)目当ての薬草を見つけてきた。ロックは今所持しているものも含めて何時もの二倍以上の収穫だと喜んでいた。

 

ゴンド「少し待っててくれ。これを運び終わったらひと段落だ」

 そう言って掘った岩と土をトロッコで運び、白鉱石をかごの中に入れる。

ゴンド「5時間掘って結局これだけだ。これじゃあ剣一本とナイフ一本、もしくは盾1つが限度だな」

 

 ゴンドは革袋の水を飲みながらため息交じりに言った。恐らく注文量より少ないのだろう。それでも一日で取れる量としては十分多いのだが。

 一息ついたのを確認してロックは話を切り出した。

 

ロック「なあゴンド、実はあってほしい人たちがいるんだが…」

ゴンド「どしたあ、改まって。あってほしい人ってことは人間の商人でも連れて来たのか。今はクアゴア族との戦で満足な品は卸せないが…」

ロック「まあ客と言えなくもないんだが…。少し心臓に悪い連中かもな」

ゴンド「…何があった。おめえがそんなに改まって話すのは珍しいな」

ロック「ははっ確かにな…。おーい、来てくれ」

 

 私たちは〔不可視化〕の魔法を解いて姿を現した。ちなみに万が一の為に諜報担当の弐式炎雷さんとソリュシャンは〔不可視化〕を解かないでもらっている。

 

ゴンド「うわあっ、な、なんだそいつら、けったいな格好しよるのお」

ロック「落ち着け、実はこの人?達を摂政会の長老たちに紹介したい」

ゴンド「なんのために?まさか上客なのか?お前は酒や発掘より探検や薬草採取の方が向いているから商売は苦手と思っとったんだが」

ロック「違うわい。この方達は儂らの救世主になるやもしれん」

ゴンド「・・・どういうこった?」

 

 ロックが私たちに会って交わした約束や実際に見て来た戦闘風景などを話した。

 

ゴンド「にわかに信じ難い話だがドワーフの戦士であるお前が国を滅ぼしかねない事で嘘や冗談を言う男でないことも知っている。・・・わかった。従妹が摂政会の会員じゃ。話してみよう」

ロック「ありがとう。友よ」

ゴンド「やめてくれ、お主との仲じゃ。その前に一ついいか?」

闇「質問によります」

ゴンド「お主たちは人間か?後ろのフランジュベルを持った奴はどう見てもアンデットじゃろう。青い鎧の兄ちゃんにも同じ感じがするんじゃが」

闇「・・・ロックさんこの人が混乱したらちゃんと説明してくださいね。ゴンドさん、今は落ち着いていますか?」

ゴンド「なんじゃ藪から棒に…。後ろのアンデットには正直未だに肝を冷やして居るからこれ以上驚かせんでもらえると助かるんじゃが…そうもいかんか」

闇「・・・分かりました。デスナイト達、少し下がって後方の警戒を」

 デスナイトたちを視界の外へ行かせる。

闇「顔を見せても構いませんが再度警告します。私にあなたに対する害意は有りませんがあなたが余りに敵意を向けられるとこちらとしても接し方を変えなくてはなりません。そこはどうかお気をつけください。私たちの目的はあくまでドワーフ国との話し合いですが余りに軽蔑される態度を取られると友好関係を築くどころかクアゴア族と共闘しあなた方の敵に回ることになります。しかしこちらとしてもドワーフの工匠達の技術力を失いたくありません。どうかそこを忘れずにお願いします」

ゴンド「う、うむわかった。というよりお主たちはロックが信用して連れてきたものじゃ、敵とは思っとらんよ」

闇「ありがとうございます。では…」

 

 私はそういってフードを取った。途端にくわっと信じられないようなものを見た顔になった。まあ、私も人間のままだったら同じ反応をすると思うけど…。

 

 フードの下は人間の顔ではなかった。鎧の中は青白い炎がゆらゆらと揺れている。しかも不思議なことにその炎は全く熱を持っていないようだった。というか実際武人武御雷さんが触れても熱がないどころか少し冷たいとさえ言われた。そしてその炎の中に金色に輝く二つの細長い炎が人間の目の形をして揺らいでいる。

 

ゴンド「まさかとは思っとったが…人間じゃなかったか」

闇「…流石ですね。てっきり混乱すると思っていたのですが」

ゴンド「それらしいことをロックから聞いとったからのお。まあええ、もしお主等が敵に回ったらドワーフ族は全滅じゃろう。それぐらい強いことはうまく言えんが感覚で分かる。ロックを信じてお前らは責任もってフェオ・ジュラに連れてっちゃる」

闇「契約成立ですね。成功の暁には我々にできることがあったら言ってほしい」

ゴンド「フーム、お主等ルーン技術というものを知っとるか」

闇「ルーンですか、その技術で作った武器や防具はユグドラシルで見かけたことは有ります」

ゴンド「ユグドラシル?」

闇「い、いえ私たちの本拠地にいくつかあるというのを思い出しただけです」

ゴンド「・・・まあ良い。藪をつつくつもりはない。儂はこの仕事と次の仕事が終わったら旅に出ようと思っとるんじゃよ。時間が惜しい、歩きながら話そう」

 

 首都フェオ・ジュラに行くまでの道程でゴンドは自分の人生と目標について話してくれた。祖父がルーン工匠であったこと。父もルーン工匠だったが人間が作るマジックアイテムの方が性能が良く、短期で出来るため儲からなくなり金堀人になったこと。祖父の代で人間に追い抜かれてしまった技術に対抗して世界に誇れるルーン技術を復活させる事が人生最後の仕事であるということ。

 

 一通り聞いた後関所付近に偵察に言っていたアウラが緊急報告に戻ってきた。

 

アウラ「報告します。ドワーフ族と思われる一団がこちらに来ます」

闇「どうゆうことです?まさか襲われたのですか」

アウラ「いえ、どうも何者かに襲われ避難しているようです」

ロック「どうゆうことじゃ?クアゴア族が攻めて来たのか」

アウラ「さあ、私はクアゴア族なんて見たことないから知らないよ。襲っている奴は白い毛がふさふさしていて黒い爪が生えた両手足を持ってて金色の眉毛をしていてモグラみたいな体型をしていました」

ゴンド「間違いない…クアゴア族じゃ」

闇「アウラ、シャルティア、いよいよこの世界での実戦だ。打ち合わせは覚えているか」

アウラ「はい、闇信刃様、まず〔不可視化〕で遠距離から攻めこちらに気付かなかったら接近戦で殲滅。敵が3名以上だった場合2名は捕獲。ドワーフ族が殺されそうだったり人質になっているたら可能な限り助ける、ですね」

闇「よしっ弐式炎雷さんとソリュシャンは遠くから戦闘の監視をお願いします。私とセバスは此処を確保し、状況に応じてアウラ達を支援します。アウラ、シャルティア、行けっ!」

 

 私の檄と共に二人は姿を消した。

 

ゴンド「あのダークエルフの男の子と肌の白い人間の娘で大丈夫なのかの?」

 ゴンドが心配そうな顔で此方を伺う。まあ、当然の反応だ。二人とも外見は子供だし私も彼女たちの実力を知らなければ同じ表情をするだろう。

ロック「大丈夫じゃよ。儂はあの二人ではないがそこの鎧男の実力は見た。その男が信用するのだ。信じてみよう。」

 

 

 (・・・私リアルじゃ女なんだけどね・・・アラサーの)

 

 

 アウラはシャルティアと共に急いで偵察していた現場に急行する。

 もう全員逃げたか狩られたかと思っていたら一人逃げ遅れている太り気味の女性がいた。年齢は人間の見た目では十代後半だが背が150㎝前後と低く身長に比べ寸胴型の体型をしている。これは典型的なドワーフの女性だ。

 そのドワーフの女性がつまづいて倒れた。膝を打ったらしく苦悶の表情を浮かべていたが直ぐに立ち上がり駆け出した。しかしクアゴア族の先遣隊が追い付いてきた。

 ドワーフの女は半泣きしながら必死に逃げようとしたがすぐに追いつかれクアゴア族の兵士はドワーフの女に黒い爪で切りつけようとしたその時、「バアン」という音と共にクアゴア族の頭が吹き飛んだ。

 

 

 フェオ・ジュラに住むドワーフのサラはその音に振り向き呆然とした。

 

サラ「な、何が起きたの…」

 

 彼女は鍛冶師の父の頼みで作成した武器を隊商に売り、衣類や必要なものを購入し帰る途中でクアゴア族に襲われた。7人の仲間と共に必要な物資を運んでいたがリュックを背負っていたため足が遅く逃げ遅れてしまった。既に4人が殺され2人の仲間も必要最低限の荷物だけもって逃げてしまった。

 そして今まさに追い付かれ殺されそうになった時突然襲ってきたクアゴア族が頭を吹き飛ばされて死んだ。

 

??「悪いけどそこの岩場で大人しくしといてくれなんし」

 

 突然の声に驚き振り向くと絶句した。

 

 そこには人がいた。しかし驚いたことは其処ではない。驚いたのはその人間の女性の外見だった。彼女は父の仕事関係で人間に会ったことは何度かある。その中には女性の商人もいた。しかし目の前の女性ほどの美人に出会ったことは無かった。身を包むは黒いボールガウンの服一目で高級品だと解る見事な出来栄えだった。顔は一流の画家でも表現できないほど見事に整っていて銀髪は光沢を放ちながらさらさらと揺れている。赤い瞳はまるで澄んだルビーのようだ。唇は薄いピンク色で肌はまるで日の光を浴びたことがな白磁色でまさに芸術品と言っていい。体に目を向けると身長145㎝程度と自分より背が低いはずなのに胸が盛り上がっていて余りに不釣り合いだ。

 全体的にどこぞの国のお姫様とでもいったほうが良いような外観の女性にしばし目を奪われていた。

 

シャル「あれっもしかして気絶しているんでありんすか?外傷はないようだけど…」

サラ「いっいえ大丈夫ですハイ。あっあの貴方様は…」

シャル「自己紹介は後、とにかくそこの岩陰に隠れていなんし」

 

 サラは冷静さを欠いていたためか慌ててその美しすぎる女性の言葉に従って指定された岩陰に隠れた。

 

 間もなくクアゴア族の兵士たちが揃って襲ってきた。

 

「頭目ゥー。人間がいますが食っちまっていいっすかねえ」

「構わねえ、腹の足しにシロー」

 

 そう言ってクアゴア族兵士4名の内2名は一気呵成に飛び込んできた。最もLV8~12の彼らのスピードは例え種族的な速さを含めたとしてもシャルティア、というよりLV100NPCにとってはスローモーション並みの遅さだ。

 

 先頭のクアゴア兵士2名が爪を左右から頭、胴体を狙って振るった。シャルティアは姿勢を低くして上段の爪を躱し下段の爪を手刀で切りその後真横に両手の手刀を振るった。それだけで二匹のクアゴアは右側は首を、左側は胴体を切断されて息絶えた。

 後ろに居た残りのクアゴアは驚き後づさった。当然だ。人間はもちろん当のクアゴア族でも今の光景はクアゴア兵士が切りつけた瞬間、消えて再び現れた瞬間クアゴアの胴体と頭が泣き別れに会ったとしか見えなかったろう。後で聞いた話ではサラやロックもそう見えたらしい。

 こちらの手の内を探ろうと様子見を決め込んでいたらしいがシャルティアには関係なく一瞬で近づき「魅惑の魔眼」で捕らえて弐式炎雷の前に連れてきた。

 

シャル「お待たせいたしました。クアゴア族の兵士2名でありんす」

弐式「既に魅了済みか。よくやったぞシャルティア」

シャル「勿体ないお言葉」

 

 シャルティアは敬意を示した礼を取っていたが弐式炎雷と闇信刃は「モモンガさんとは違うな…」と、感じていた。以前モモンガさんに褒められていた時は「ああっ光栄でありんす我が君」と頬を紅潮させ興奮しながらいっていたのだ。

 その後気になって聞いたら創造主のペロロンチーノさんがシャルティアは死体愛好家兼同性愛者という設定のせいだと知りモモンガを含めた7人が「何やってんのあの人…」とため息を漏らした。

 

 そんな思いを振り払いクアゴア族の兵士に尋問した結果、恐らく敵になる勢力の構図が見えてきた。

➀クアゴア族は全部で8万4千人(匹?)。種族の長「氏族長」が8人いてさらに上の全氏族の頂点がペ・リユロと言うらしい(ここでは総氏族長と呼称しておく)。

⓶クアゴア族は現在『氷竜=フロストドラゴン』と呼ばれる竜種族の配下に収まっている。

⓷上記のフロストドラゴンは10年に一度『氷巨人=フロストジャイアント』と呼ばれる種族と山脈の覇権をめぐって争っている。

⓹クアゴア族は個人的な身体能力的には人間より勝っているがどうくつや建物の中なら勝算は(同レベルでの戦いでは)高いが平地戦だと体が適応してないため相手が多少腕に自信のある奴なら勝算は低い。

⓺クアゴア族の一般兵の戦闘能力はこの世界の基準でいう『難度』で20~30。氏族長クラスなら45~65位。LVに換算すると正確ではないが大体8~12。

 

 

弐式「取り敢えずクアゴア族の戦闘力とアゼルリシア山脈の勢力図は大方理解できましたね」

闇「はい、しかし判明したのはあくまで一般兵の強さです。フロストドラゴンやフロストジャイアントの戦闘力は不明ですのでそこは忘れず警戒していきましょう」

アウラ「雑魚は私とシャルティアが掃除してきましょうか?私の魔獣とシャルティアなら殲滅できると思いますが」

闇「現段階では情報が足りなさすぎる。先ずはフェオ・ジュラに着いてから考えましょう。索敵を怠らずに」

 

 

 

 途中ロックイーターに出くわしたがアウラが鞭を一閃すると牙が折れ口が真っ二つに割れ血が噴き出していた。地中に逃げようとしたので仕留めるよう命じたら胴体を寸断した。幸い牙が折れて地中に潜るのに時間がかかったのが幸いしたらしい。

 そんなこんなでゴンドと会ってから3時間程歩いてようやく首都フェオ・ジュラの関所に着いた。

 

 先ず驚いたのは25mはあろう巨大な大地の割れ目だった。

 

闇「これはすごい!正に天然の要害ですな」

弐式「ええ、私もこの体じゃなかったら縄をかけるか退くしかないところでしたよ」

ゴンド「そこにある大きな橋が唯一の交通路じゃ。現在クアゴア族の侵攻は此処で食い止めとる」

 

 幸い橋は横幅が3m程ありデスナイト達も容易に通れた。

 

 いよいよ最初の関門だ。先ずはこの関所の責任者の説得なのだがそれはゴンドさんとロックさんが警備隊長と仲が良かったので説得はスムーズだった。

 ゴンドさん曰く「現在は膠着状態じゃが隊商の生き残りが先に来てクアゴア族の攻勢の様子を見せているということを話したらしい」とのことで戦力が必要不可欠とのことだった。

 

 

 その後の警備隊長との交渉で、デスナイト2体を残しクアゴア族の迎撃と関門から100m以上離れないように伝えると私たちは首都フェオ・ジュラに向かった。

 

 




次話は弐式炎雷さんの忍びの交渉術をご覧あれ

※クアゴア族は原作では生き残りは1万でしたがこの物語はもう少し多めに生存します。
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