死の支配者とその影『六天将』達   作:暗愚丸

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話数少なめです。


第8話 ドワーフの工匠 摂政会

首都フェオ・ジュラ

 

 

 闇信刃です。私達アインズ・ウール・ゴウン一行は異業種だとばれぬよう、アウラ、シャルティア以外のメンバーは〔不可視化=アンノウアブル〕をかけ更に念のため感知阻害の効果がある外套を羽織っている。

 

 首都フェオ・ジュラはドワーフ族が10万8千人+人間とエルフが50~150人が生活するドワーフ族の最後の砦と言われるだけあって活気づいていた。ドワーフの工匠達と取引している隣国の支援もあっての事だろう。

 

 フェオ・ジュラに着くと早速摂政会と交渉するにはどうしたらいいか尋ねた。

 

ロック「少し待合室で待っててくれ。摂政会に居る身内に話を着けてくる」

 

 一応の説明を受けた後、我々は首都フェオ・ジュラの中でもひと際大きな4階建ての建物に案内された。途中で見かけた建物はどれも石又はレンガ造りの1~2階建てだったので、小規模の会社という感じの建物は目立っていた。

 

 その後シャルティアに定時連絡を入れるように言った後ゴンドさんに遠くには離れないから少し外を見てくると言い、出たところで二人にモモンガさんから〔集団伝言=マス・メッセージ〕が入った。

 

闇「もしもしモモンガさん、少し相談事が有るんだけど」

モモ「ドワーフ族から新しい情報でも?」

闇「はい、現状と交渉の焦点についてなのですが…」

 

 こうして私たちはクアゴア族の戦力と侵攻の進み具合、個の力、集の力、手に入りそうな物。そして、交渉内容等を十分に検討した結果、此方が提供するのは戦力。ドワーフ族には⓵この世界の通貨⓶この世界の情報⓷その他価値ある技術、以上の三つを要求することにした。

 

モモ「技術と言われましたが何か心当たりでも?」

闇「ルーン技術です」

モモ「ルーン?それだったら我々もいくつか持ってますが…」

 モモンガさんが言っているのは本当だ。私も弐式炎雷さんもルーン技術が使われた武器や防具を私は一つ、弐式炎雷さんは3つ持ってる。しかし弐式炎雷さんはユグドラシルで使われているのとは別の技術が使われているのではないかと睨んでおり、もしくはこの世界の未知の技術とナザリック地下大墳墓の錬金術師(あまのまひとつさんのNPC)でもっと協力な武器や防具を作れるかもしれないと考えていた。いやあそれは気が付かなかったなー。流石弐式炎雷さん。現時点において我々の戦闘力や武器防具は優れているほうだと考えられるがそれはイコール最強という意味ではない。

 

 モモンガさんは今の話に大いに興奮し賛同してくれた(その直後精神鎮静化してがっかりしてたが)。その後話を聞いた武人武御雷さんが「私が行けばよかったー。未知の技術が手に入ればたっちさんを超えられる武器を開発する夢に近づけるのに―」と半泣きでモモンガさんに愚痴ってたらしいがここでは割愛する。

 

 方針が決まった時、弐式炎雷さんから提案があった。

 

弐式「闇信刃さん、今回の交渉私に任せていただけますか?」

闇「構いませぬが…その理由は」

弐式「商業ギルドとの交渉はやったことないでしょう?私はリアルの知り合いとゲーム内での取引をしてましたのでその辺りは心得ています。もう一つは闇信刃さんとアウラに自分の交渉術を学んでもらいたいからです。ドワーフ族がいる以上エルフ族も存在する可能性は非常に高いです。もしエルフ族の村や町に行く時はアウラかマーレに交渉の仲介に連れていく必要があると考えています。何しろナザリック以外の者には冷たいですから、その時の為に友好的な接し方を学んでほしいんです」

闇「そういうことなら是非ともお願いいたす」

 

 私は喜んで弐式炎雷さんの提案を受け入れ細部を相談しようとした時、ロックが帰ってきた。

 

 

 ドワーフ族の政治の中心部摂政会合同執務室。直径20m位の部屋の中心にまるで王宮の食堂のような長い茶色のマホガニー製のようなテーブルが置いてありそこに8人の摂政会メンバーが集まっていた。

 

執務室には私、弐式炎雷さん、アウラの3人が入った。もちろんロックと一緒にだ。シャルティアは揉めそうだったので留守番。

 

 交渉は弐式炎雷さん一人で行った。

 当初人間種ですらない私たちが協力すると言っても信用されなかった(当然だが)。しかしゴンドさん、ロックさんの説得で何とか話を聞いてもらえた。やはり来る途中でクアゴア族と戦闘していたのが大きかった。

 見返りを聞かれた時、この世界の貨幣と情報は承諾して貰えたがどうも3番目の条件が気に入らなかったらしい。どうも奴隷にされると勘違いしていたみたいだがあくまでも技術の研究だと根気強く説得してくれた。

 

 その後、クアゴア族とそれを支配するフロストドラゴンの住処である旧首都フェオ・ベルカナの場所を教えてもらい、もしクアゴア族から旧首都を取り返す、あるいは侵攻を諦めさせることが出来たらこちらの要求に答えるという旨を書いた証明書となる羊皮紙を受け取り、デスナイト二体を関門に残し、旧首都に向かった。

 




遅くなり申し訳ありません。次の投稿は数ヶ月後です。次の話はリ・ペユロとオラサーダルクとの戦いです。お楽しみに!
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