姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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はい。九校戦編3話目です。

今回は彩海奈の九校戦デビュー戦及び九校戦2日目のことを書いてみました。

コミカライズ版の劣等生をやってるきたうみつなさんの絵が最高すぎます。魔法科SSのコミカライズ版も出て欲しい……

前書きが長すぎるのもあれなんで本編へどうぞ


九校戦デビューそして波乱の連鎖

 

九校戦2日目。今日は私が出場する本戦アイス・ピラーズ・ブレイクが行われる。アイス・ピラーズ・ブレイクは1対1形式で試合を行い上位3名が総当り戦により勝者を決める。今日は1回戦と2回戦を行い、明日3回戦、決勝リーグを行う。

ちなみに今日はこの他に男女クラウド・ボール、男子アイス・ピラーズ・ブレイクが行われる。

そんな中私はアイス・ピラーズ・ブレイクで着る衣装に着替え、選手控え室で出番が来るのを待っていた。

 

(遂に来た。まさか本戦に出るとは思わなかったが姉さんや兄さん、九島のお爺様、父さん、母さん、芽愛さん、弥海砂さんが見ている中では負けられない)

 

そう思いながら私は第一試合に向けて調整を進めていたところに選手控え室にスタッフがやってきて

 

「そろそろ試合が始まりますので舞台裏に来てください」

 

と言い、私はCADを持ち会場の舞台裏に移動した。私のCADは自分で調整して最後の最終チェックとして中条先輩に確認してもらっている。そして遂に私の出番がやってきた。

 

「続きまして1回戦第4試合第六高校〇〇 〇〇〇さんと第一高校五輪 彩海奈さんの試合です」

 

ワアアアア

 

私の名前が告げられた時会場の歓声が割れんばかりに鳴り響いていた。私はそれを見てビクッとしたが自分の気持ちを落ち着かせた。そして横を見るとそこにはV.I.P.席にいる澪姉さん・洋史兄さん・『老師』九島烈がそこにはいた。(V.I.P.席に他には四葉家現当主四葉真夜、七草家現当主七草弘一、三矢家現当主三矢元がいた。)姉さんがはしゃいでいるように見えるがそれも私の心を落ち着かせてくれた。

そして試合開始の合図が鳴り響く。

 

ブーーーー(試合開始の合図)

 

パリィィィィィン

 

ブーーーー(試合終了の合図)

 

何が起きたのか分かった者は使った使用者の彩海奈、姉の澪、兄の洋史、使用人の芽愛、弥海砂だけだった。(この会場にいる五輪家の関係者のみ)

他の観客、一高メンバー、九校戦関係者、十師族関係者、軍関係者は何一つこの起きた出来事が分からなかった。そのことから試合終了の合図が鳴り響いてから会場は静まり返っていた。そして時が経ち

 

ワアァァァァァァァ

 

歓声が鳴り響いた。その歓声は近くで行われているクラウド・ボールの会場まで鳴り響いていたという。私はその歓声に応えてお辞儀をしたらその歓声はさらに鳴り響いた。

 

その頃V.I.P.席でも会場と同じく何が起きたのか分からない人でいっぱいになっていた。

 

☆V.I.P.席にて☆

 

「な、なんだ……今の魔法は……あんな魔法見たことないぞ…」

 

「………………」

 

「澪、お前はあの魔法を知っているのか……」

 

「ええ、知っています『老師』。ですが彩海奈のあの魔法はお教えすることは出来ません。それに他人の魔法を詮索するのはマナー違反ですよ?」

 

「それもそうか……だがしかしあの魔法……一体何なんだ…」

 

(な、何なんだあの魔法は!?五輪家に澪殿に続いてあんな魔法師が……)

 

「ねえ、葉山…………」コソコソ

 

「了解致しました」

 

「では、私はこれで。ごきげんよう」

 

澪は洋史に車椅子を押してもらいながらV.I.P.席から退室した。V.I.P.席に残っている九島烈、七草弘一、三矢元は未だ呆然としていた。その中で四葉真夜はあの魔法に驚いてはいたものの執事である葉山に何かを依頼していた。

十師族に限らず軍の関係者達も何が起きたのか分からずにいた。

それほどまでにこの魔法が衝撃的なのだ。一条家の爆裂みたいに派手さは無いものの確実に標的を破壊するという面では圧倒的に高い。V.I.P.室は静まり返っていたところへ烈が真夜へ声をかけた。

 

「真夜よ。あの魔法は一体どういうことなんじゃろうか?」

 

「そうですね……私にも分かりませんがおそらく水という物質の形状が変えられたことによってあのようなことがなったかと……第五研の研究テーマは物質の形状に干渉する魔法を開発してたはずなのでおそらくそこから編み出された魔法かと」

 

「なるほどな……それなら合点がいくが彼女の私用CADはおそらく競技用よりハイスペックなはずだ。よく九校戦用のCADに合わせてきたな…」

 

「まさか……彼女はあれだけの魔法を行使できる魔法師でありながら私用のCADで使用する魔法を九校戦用のCADに合わせた調整も出来るのか……」

 

「あぁ、これからの成長が楽しみではあるが……このまま成長していったらすごい娘になるぞ……」

 

(五輪 彩海奈……ますます気になる娘ね達也さんと深雪さん2人を足して割った存在かしら…)

 

☆V.I.P.席にて終わり☆

 

私は1回戦が終わり、舞台裏に戻り衣装から制服に着替えると私はまだ行われているアイス・ピラーズ・ブレイクの会場で他の選手の試合を見ていた。見ているとそこに新人戦に出る深雪、雫、エイミィがやってきた。

 

「やっほー彩海奈!さっきはすごかったね!」

「すごかった。相手の選手去年の本戦で3回戦まで勝ち上がってる選手なのに」

「すごかったわ、さすがはって言ったとこかしら?おめでとう彩海奈!」

 

「ありがとうね3人ともでもまだ決勝リーグまで残り2試合あるのだからここでもう一度引き締めないとね」

 

「そうね。私達も彩海奈の分まで新人戦で頑張るわ」

「うん。頑張る」

「私頑張るよ彩海奈!だから彩海奈も残りの試合頑張ってね!」

 

「ありがとうね。深雪達も新人戦頑張ってね!」

 

「「ええ(うん)」」「(コクリ)」

 

私は深雪、雫、エイミィと共にお互いの健闘を称えながら本戦アイス・ピラーズ・ブレイクの試合を見ていた。

 

そして私の2回戦が始まろうとしていた。私が登場すると1回戦と同じもしくはそれ以上の歓声が鳴り響いた。相手の第九高校の選手はこの空気に完全に萎縮している。そして1回戦と同じようにV.I.P.席には姉さん、『老師』である九島烈そして芽愛さんと弥海砂さんがいた。(もちろん四葉真夜や七草弘一、三矢元もいる)なんで彼女達がV.I.P.席にいるのかと思ったが姉さんが連れてきたのだろうと思った。

そして私の2回戦が始まる。

 

ブーーーー(試合開始の合図)

 

パリィィィィィン

 

ブーーーー(試合終了の合図)

 

と1回戦に続き最速タイムで試合が終了した。今回は1回戦を見ている人達が多いのか試合終了の合図が鳴ったと同時に歓声が鳴り響いた。私は歓声に応えてお辞儀をすると更に歓声が湧いた。私は何事も無かったように舞台から降りていく。舞台から降りて選手控え室に歩いていくとそこには既に試合を終えたのか千代田先輩と彼女の許嫁である五十里先輩がいた。

 

「お疲れ様。それにしてもすごいねあの魔法。あれじゃ対策の立てようがないよ」

「お疲れ。明日の決勝リーグ楽しみにしてるわ」

 

と千代田先輩は本部の方に戻っていった。

 

「ごめんね。花音って正直じゃないから、だから許してあげて?」

 

「いえ、それに私も明日の決勝リーグ楽しみにしてます」

 

「うん。花音に伝えとくね。明日の決勝リーグ花音と全力で戦ってあげて、それじゃ僕も行くね」

 

「はい。お疲れ様でした」

 

こうして九校戦2日目男女アイス・ピラーズ・ブレイク、男女クラウド・ボールの各予選が終わった。その後の夕食時には七草会長のスピード・シューティング、クラウド・ボール優勝を祝い、その夕食を終わってから七草会長と渡辺先輩の部屋で生徒会メンバーでお祝いをしていた。

 

「「「「「七草会長(真由美、会長)、優勝おめでとうございます」」」」」

 

「ありがとう。これで心置き無く応援に回れるわ。摩利そして彩海奈ちゃんも明日頑張ってね!」

 

「ああ、あたしも2連覇が掛かってるからな、またあいつとやれるのが楽しみだ」

「ええ、私も準備に抜かりはありません。千代田先輩にも決勝リーグ楽しみにしていると言われたので」

 

「そう、2人とも頑張ってね」

 

「「ああ(はい)」」

 

「五輪、花音には全力でやってくれ。花音もそれを望んでるからな」

 

「分かりました」

 

この後も少し話をして、明日に響かないように解散となった。部屋に着くとエイミィがまだ起きていた。

 

「エイミィ、まだ起きてたの?」

 

「あ、彩海奈。私ってそんなに寝れないの。興奮するっていうのかな」

 

「そうなのね。でも夜遅くまで起きると体調良くなくなるわよ。それに達也だったら誤魔化しても暴かれるわよ」

 

「うっ……」

 

「もう寝ましょう。私は明日も試合あるしね」

 

「そうだね。明日も彩海奈試合あるし私も楽しみにしてるね!」

 

「えぇそうね。ありがとう明日も頑張るわね。おやすみなさい」

 

「おやすみ彩海奈」

 

こうして九校戦2日目は終わっていった。明日は男女アイス・ピラーズ・ブレイク予選と決勝リーグ、男女バトル・ボード準決勝と決勝が行われる。明日が終われば本戦は一時休戦して新人戦が開幕する。私達1年生の活躍こそが今年3年生の先輩達に本物の勝利が得られる。だからこそ私達は頑張らないといけない。

 

そして夜は明け九校戦3日目を迎えた。

 

 

☆アイス・ピラーズ・ブレイク2回戦終了後の一幕☆

 

2回戦が終わり私は選手控え室に入る前に千代田先輩と五十里先輩と話をした後選手控え室に入り着替えを済ませて本部には戻らず部屋に着くと端末に着信が来ていた。気付いたら返してほしいとメッセージがあったためその連絡先に連絡したらワンコールしたかしないかくらいの早さでその相手は出た。

 

『彩海奈ちゃん!アイス・ピラーズ・ブレイク3回戦進出おめでとう〜〜〜。さすが彩海奈ちゃんならやってくれると思ったわ!』

 

「ええ、ありがとう姉さん」

 

『それにしてもあの魔法使ったのね。私は決勝リーグのために温存するんじゃないかって思ってたんだけど』

 

「私も決勝リーグに温存しておこうとは思ったんだけど最初から全力でやった方がいきなりやるよりは決勝リーグが盛り上がると思ってね」

 

『ふーんなんか彩海奈ちゃんぽいね。V.I.P.席はみんな驚いてたわ。九島のおじいちゃんさらには四葉・七草・三矢の現当主が驚いてたもの』

 

「四葉家の現当主も来ていたの?四葉ってあまり表に出てこないと思ってたのだけれどどういう風の吹き回しかしらね」

 

『それは分からないけれど彩海奈ちゃんの試合を見に来たってことは何かしらあるに違いないわ。彩海奈ちゃんもし四葉側からコンタクトを求めてきてもこの期間中は私か九島のおじいちゃんに知らせなさい。このことは四葉側にも伝えていいわ』

 

「わかったわ、姉さん。私なんかにコンタクトを取るとは思えないけど警戒しておくわ」

 

『それじゃあね。明日の3回戦と決勝リーグ楽しみにしてるね!芽愛と弥海砂も一緒に見てるから』

 

「うん。じゃあね姉さん。芽愛さんと弥海砂さんにありがとうって伝えておいてくれない?」

 

「わかったわ。じゃあまた明日ね」

 

こうして姉さんとの通話を終えるとそろそろ夕食が始まる時刻だったため私は制服を着なおして夕食の会場に向かった。

 

☆アイス・ピラーズ・ブレイク2回戦終了後の一幕終わり☆

 

 




はい。九校戦編3話目でした。

彩海奈のあの魔法については次回終了後に解説(タグの通り魔法理論の知識無いので簡単な説明程度ですが)します。第五研の研究テーマ等から推測してみてください。

この九校戦編が終わった後夏休み編(オリジナル)やる前にこの九校戦で書かなかった部分について(基本的に原作寄り)少し書きたいと思ってます。何処の部分を書くとかは一応決まってますが感想のところに書いて欲しい原作の場面がありましたらお書き下さい。
時系列的に

・雫、エイミィのスピード・シューティング予選
・深雪、雫、エイミィのアイス・ピラーズ・ブレイク予選
・無頭竜殲滅作戦
・達也の独立魔装大隊との接触
・達也と深雪が一条将輝と吉祥寺真紅郎との邂逅
(彩海奈との邂逅シーンは後夜祭でする予定)

今のところはこれくらいの中で2つか3つを書く予定でいます。

彩海奈の衣装は海の青を基調とした着物になっています。イメージとしては旅館等にいる仲居さんがモデルになっています(もちろん澪が独断で彩海奈にこれを着て!と衣装を自宅へ送り付けています)

後書きが長くなりましたが今回はこれで終わりとなります。今回もご読了ありがとうございました。感想、評価お願いします。また次回のお話でお会いしましょう
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