姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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はい。九校戦新人戦最終日です。彩海奈の出番がもう終わってるから特にオリジナル要素を加えられなくなってる気がする←

なんかで出番作りますかって思ってたら祝賀会とかで出来るじゃんっていうのを思い出してまだ本戦2日間残ってるのに早く書きたくなりました←


前代未聞の出来事、波乱の新人戦の終わり

九校戦新人戦最終日、今日は新人戦最終種目であるモノリス・コードが行われる。本来であれば昨日の内に予選は全て終了し今日は準決勝と決勝戦を行うだけだった。ただそれは昨日起きた不運な事故によって昨日一高は本来4試合行う予定が2試合しか行えなかったため、午前に一高の予選残り2試合が行われ、午後に準決勝第1戦、準決勝第2戦、3位決定戦、決勝戦を行うという試合運びになった。

 

私達はエイミィとスバルと達也が中心のグループのみんなと共に達也、幹比古、レオ君の試合を見ていた。

 

「達也さん達大丈夫でしょうか?」

 

「大丈夫よお兄様なら。誰が相手だろうと負けることは無いわ」

 

「あーあ、あたしもこれに出たかたっな…」

 

「エリカちゃん……」

 

「エリカの言うことも少しわかるわよ。私もこれに出てみたいもの」

 

「え!?彩海奈これに出てみたいの?なんか意外かも」

 

「そんな意外かしら……」

 

「そりゃそうよ。私は兎も角彩海奈がモノリス・コードに出たいなんて聞いたら誰でも驚くわよ」

 

「それはそれでなんか複雑ね……」

 

「でもどうして出てみたいんでしょうか?」

 

「それは姉さんの影響かしらね。姉さんは今でこそ昔よりは良くはなってきているけどまだ虚弱体質だからこうやって普通に過ごしていけるということに感謝して動ける内は動きたいって思ってるのよ。ちなみに姉さんのことはオフレコでお願いね」

 

「そうなんですか……とてもお姉さん想いなんですね」

 

「そうね……それもそうなのかもね。そろそろ試合が始まりそうよ」

 

達也達はこの予選の残り2試合どちらも勝つつもりで戦っていた。どちらかに負けや両方とも負けでは少し体裁が悪いので両方勝つということでこの予選を戦っていた。フォーメーションは達也が前衛、幹比古が遊撃、レオが後衛として動いていた。

結果的に達也達は2連勝して準決勝進出を決めた。これが一番しがらみが少ないとはいえ他校からは注目を向けられていた。それは十師族の跡取りでもある一条将輝率いる三高モノリス・コードも例外ではなかった。

 

☆一条将輝side☆

 

俺達は今担当した選手が全員表彰台の上位を独占した怪物エンジニアである司波達也が出るモノリス・コードの試合を見ていた。そこで俺と共に見ていたジョージはその戦いぶりに驚きを隠せなかった。この試合である八高は森林での演習に力を入れている高校だが彼はそれ以上にこのフィールドを理解していた。さらに彼が発動した魔法にも驚きを隠せない。その魔法とは「術式解体(グラム・デモリッション)」。この世界でも使える術者は少ない魔法でそれを俺と同い年の少年が使ったことにはジョージも驚いていた。さらには司波達也と同様にメンバーに連ねている吉田幹比古、西城レオンハルトも気を抜けない存在だと俺達は気付かされた。現に緊急出場にも関わらずこのような結果を残したのだ、注目しないわけには行かない

 

「はぁ…それにしてもあいつは選手としてもあれだけ優秀なのか…それにしてもなんであいつが選手じゃなかったんだ」

 

「あぁ…不思議だけど試合を見てると納得したよ。「幻衝」と「術式解体」には驚かされたけど他にはそこまでの魔法じゃなかったんだ。おそらく彼はあまり強い魔法を使えないんじゃないかって思うんだ。もし決勝まで勝ち上がってきたとしてもフィールドが草原ステージなら9割9分僕らの勝ちだ」

 

ジョージはそう言ったが俺は何処か分からないところで不思議とモヤモヤとした思いがあった。今はこの思いが自分の中で何かは分からなかったが何処か不安が過ぎっていた。

 

☆一条将輝side終わり☆

 

一高の予選2試合が終わり私達は達也、幹比古、レオ君と合流して共に昼食をとっていた。その時はエリカが幹比古のことを弄りそれをレオ君が止めに入ると恒例(?)の「夫婦漫才」が始まり私達も何時もと同じような安心感に浸っていた。

時は流れ私達はこのモノリス・コードの優勝候補筆頭である第三高校の試合を見ていた。私とエイミィとスバルで観戦していた予選の試合とは異なる試合運びを進めていたが圧倒的とも言える戦力差で勝利を収めた。

 

「ねえ彩海奈、今の試合と昨日の予選の時と戦い方違ったけど何かあったのかな?」

 

「そうね…大方あちらは達也を意識してるんじゃないかしら。一条家の戦い方は中長距離からの先制飽和攻撃だけど今回は接近戦で戦っていた。そして達也はこれまでの試合で接近戦で勝利を収めている。だから「俺は接近戦も出来るぞ」という意味合いもあるんじゃないかしら」

 

「はぁ…また厄介なことになったな…それにしてもあれでは勝てるかもわからないな」

 

「そうだね。それに他の2人の戦い方も分からなかったし…」

 

「吉祥寺の得意魔法はわかるぞ?あいつは未だあいつしか見つけていないカーディナル・コード(基本コード)の加重系統のプラスコードでそれを利用した魔法から「不可視の弾丸」と推測出来る」

 

「まさか彼が「カーディナル・ジョージ」なのか…これは決勝戦は大変そうだね」

 

「あぁただ一条選手だけを気を付ければいいだけじゃないからな。他のもう1人もモノリス・コードに出るほどの選手だ。気は抜けないな」

 

こうして三高の準決勝を見終えると次は自分達の一高の準決勝のために達也、幹比古、レオ君は選手控え室に向かっていった。

 

この準決勝第2戦は渓谷ステージでの戦いで幹比古の精霊魔法により霧を発生させモノリス・コードでは珍しいキーコードの解析によっての勝利となった。私は精霊魔法に関しては無知に等しいがおそらく精霊魔法には精霊と視覚情報を同調する魔法があるのだろうと推測した。

 

その後アナウンスで1時間後に3位決定戦、そのさらに1時間後に優勝決定戦を行うとあった。私達は3位決定戦の間に色々と諸用を済ませてから決勝戦を見に行くことにした。そして決勝戦の開催ステージは草原ステージに決まった。この決定に対し喜ぶ者と落胆する者がいた。

 

「やったね将輝。これで僕らのモノリス・コード優勝は確定的だ」

 

「ああ、でもまだ優勝が決まったわけじゃないし、新人戦優勝を一高に攫われたんだ。せめてモノリス・コードくらいは取らないとな」

 

「これで逃げも隠れも出来なくなったな…それで司波策はあるのか?」

 

「ええもちろん。秘密兵器を用意してもらいましたし渓谷ステージや市街地ステージでないだけまだマシです」

 

「秘密兵器?達也くんそれどうしたの?」

 

「ええこれです(バサッ)。これには魔法陣が組み込まれていて魔法に対する効力を伸ばす作用もあります。もちろん大会委員のチェックは済ませてあるので問題はありません」

 

「そう…じゃあ頑張ってね。新人戦は優勝したしもうこれに勝つ必要はないけどでも勝ってね」

 

「は、はぁ………」

 

そして達也達は各々決勝戦に向けて準備運動をしていた。

 

ストレッチをしていた達也のところに深雪が姿を表した

 

「お兄様タオルをお持ちしました」

 

「ああ、ありがとう深雪」

 

「力も技も制限された状態で……制限した側の人間である私がこのようなことを申し上げるのは、筋違いであり、ご不快かもしれませんが……深雪はお兄様なら誰にも負けないと信じております」

 

そう言うと深雪は本部に戻っていった。その後ろ姿を達也は見ながら

 

「これは負けられないな……」

 

達也は『負けても仕方が無い』程度にやるつもりでいたが深雪にああ言われては何としてでも勝たなくてはと思いながら入念に体を動かしていった。

 

時は流れ3位決定戦も終わり新人戦モノリス・コードは優勝決定戦を残すのみとなった。対戦校は『十師族』が一家、一条家の跡取りである一条将輝を筆頭にカーディナル・コードを発見した吉祥寺真紅郎ともう1人の第三高校。対するは途中メンバー全員変更になり一時は棄権かと思われたがチーム変更から負け無しの3連勝で決勝戦にまで駒を進めた第一高校の試合だ。これまで両校共に多種多様な魔法を繰り広げながらこの決勝戦で相見えるため観客席にいる人達は今か今かとこの両校の試合が始まるのを楽しみにしていた。

 

そして両校共にステージに姿を表した時に観客と第三高校のチームは困惑していた。それは達也を除いた2人がローブを被っていたからだ。これを着ていた2人はと言うと

 

「くっそーぜってーあの女笑ってやがるんだろうな……」(この時観客席で見ていたエリカは「あはははは」と大声で笑っていて美月がそれを抑えようとしていた)

 

「仕方ないよ…それで達也どうして君は着ないんだい?」

 

「前衛の俺がそんなもの着ると思うか?」

 

ブーーーー(試合開始の合図)

 

パッ パシュン キィィィン ドガン

 

わあぁぁぁあぁぁぁぁ

 

達也と一条将輝による魔法の攻防戦に観客席は大興奮していた。また一高幹部も本部のテントでこの攻防戦を見ながら彼は本当に二科生なのかという意見が相次いでいた。

 

「彼は本当に二科生なの…」

 

「まさか一条君とあんなに打ち合えるなんて…それに「術式解体」もあんなに使って切れないなんてどんだけの想子量なの…」

 

そして達也と将輝が近づいてくると吉祥寺はこれに乗じて一高の陣地に入り込んで行った。そこにはレオ君が構えていて吉祥寺がインビジブルブリットを放つとレオ君はローブに硬化魔法をかけそれを盾にして躱した。

 

「うぉぉぉぉー「ドガアン」グワアァァァァ」

 

「将輝!」

 

一条君が吉祥寺君の方に気を取られていると達也がそれを見逃さず一条将輝に近寄ってきた。動揺した一条将輝はレギュレーション違反にあたるほどの発動数を放ってしまった。

 

「(しまった…これはレギュレーション違反に該当する威力のある魔法だ。しかも16連発…もしかしなくても…)」

 

「(!?これだけの数は「術式解体」だけじゃ間に合わない。「術式霧散(グラムディスパージョン)」を使うか?いやこのままだ行く)」

 

達也は一気に無効化出来る「術式霧散」ではなく「術式解体」でこの魔法を乗り切ろうしていたが14発を無効化した時にはもう残りの2発をもろに受けてしまった。観客、一条将輝、吉祥寺真紅郎、吉田幹比古はこのことに困惑していた。

 

しかし達也は彼らの予想外にも立ち上がってみせた。そして一条将輝の耳の横でバチンと鳴らすと一条将輝は戦闘不能になってしまった。これには吉祥寺真紅郎が一番の反応を示していた。

 

「まさか、将輝が…「吉祥寺!!前だ!」!?」

 

前を見ているとさっきまで倒れていた幹比古の姿があった。

 

「(達也、ほんとに一条選手を倒したんだね。なら僕はせめてカーディナル・ジョージを倒してみせる!)」

 

吉祥寺真紅郎は幹比古の古式魔法と精霊魔法によって一条将輝同様に戦闘不能に追い込まれてしまった。

 

「この野郎!!」

 

第三高校のもう1人のメンバーが幹比古に向かって魔法を放った。

 

「(ははっもう僕にはあれを跳ね返せるだけの力は残ってない。あーあせっかく倒したっていうのにな…)」

 

「オオリャアーーー」

 

「な、何!?ドカン…グワアァァァァ」

 

ブーーーー(試合終了の合図)

 

「おい、大丈夫か?幹比古」

 

「え、うん大丈夫…だよ?それにしてもレオ、君一条選手の魔法直接受けてたけど大丈夫なの?」

 

「うん?あぁ全然大丈夫だ。昔大型二輪に跳ねられた時と同じくらいだったけど今回は大丈夫だ。それにしてもすごいな達也」

 

「うん…なんて言ったってあの一条選手に勝っちゃったんだからね」

 

「おーい、達也ー大丈夫か?」

 

「うん?あぁすまん鼓膜が破れていてなもう1回言ってくれないか?」

 

「いや大丈夫かって」

 

「あぁ鼓膜が破れているのと出血してくらいだな」

 

「え?それだけ?」

 

「そうだが…どうかしたか幹比古?」

 

「いや、何でもないよ…(なんでこんな平然としているんだこの2人は…)」

 

こうして一高と三高の選手が引き上げてくると観客席から拍手が鳴り響いていた。その中心には深雪が今にもフェンスを乗り越えてこちらにやってきそうな顔で泣いていた。当然兄がもしかしたら死んでいたかもしれなかったのだ。それが無事生還してきたのだ。涙は抑えきれない。そんなことがありながら達也達はみな選手控え室及び医療室に歩みを進めた。その間も一高と三高のチームそれぞれに惜しみない拍手が送られていた。

 

時は経ち優勝決定戦から早数時間が経ったある時とある会議が開かれていた。会議の参加者は十師族の現当主が一同であり緊急に開かれた。(九校戦に行っている三矢、四葉、七草はホテルのV.I.P.エリアにある一室ずつから参加していた)

議題は一条将輝が一般の魔法師に倒されたことであった。色んな見解が重ねられ議論しあい出た結論は本戦モノリス・コードに出る十文字克人に十師族としての威信を見せるということで終わりを迎えた。

九校戦新人戦最終日、今年のこの九校戦で史上最大な番狂わせが起きて、日本の魔法界に不気味な風を吹かせる結果になった。そしてこれをきっかけに今まで鳴りをひそめていた犯罪シンジケートが牙を向き始める。誰にも予想がつかない結果になるのをこの時はまだ誰も知らない。その時は一刻一刻ゆっくりと近づいていた。

 

☆一高VS三高の決勝戦の時のV.I.P.エリア☆

 

九校戦新人戦最終日、新人戦の大トリを飾るのは男子の花形競技であるモノリス・コードだ。今年のモノリス・コードは不可解な事故が起きてから色々なことが起こったため(良い意味も悪い意味でも)変更に変更を重ねていた。それも乗り切り遂に決勝戦を迎えていた。

 

このV.I.P.エリアには日本の魔法師界の長老であり『老師』九島烈と世界で13人しかいない国家公認戦略級魔法師である五輪 澪がこのモノリス・コードの決勝戦を観戦していた。

 

「ふむ澪はどうしてこの試合を見に来たんだ?」

 

「ちょっと気になる子を見つけましてそしたら彼が選手として出てくるっていうので」

 

「なるほど…さすがは戦略級魔法師と言ったところかな」

 

「あらやだ『老師』。煽てても何もありませんからね」

 

「はははは、気にするなただの老人の暇つぶしだよ」

 

「全く…それで彼はどういう風に見えてます?」

 

「そうだな……彼はこのまま成長したら一条将輝と並んで国防の最前線に立つことになりそうな人材だな」

 

「そうですか…ではその言葉も期待しながら今日の試合を見ましょうか」

 

時は流れ決勝戦が終わり一高は優勝を果たした。

 

「……さすがは『老師』が目を付けただけありますね……それにしても彼のあの異常な速さは何でしょう?そしてあの攻撃をくらったらまともに動けないはずなのに…」

 

「全くもってこの老人の血を高ぶらせてくれるよ彼は。ではな澪何時かまた会おう」

 

ガチャリ スタスタ

 

「(それにしてもあの速さは速すぎる……もしかしたら何処かの家の刺客かしら…ちょっと彼のことを探ってみましょう)」

 

こうしてこの試合を見に来ていた2人の魔法師界の異なる頂点に立っている2人はお互いに牽制し合う感じこの決勝戦を見ていた。

 

☆一高VS三高の決勝戦の時のV.I.P.エリア終わり☆





はい。いかがでしたか?正直ここら辺はもう原作のを個人的解釈含めながらになりますね少なともあと2話くらいは。

前書きにも書いたけど早く祝賀会書きたい←

さてこんな感じで後書きに何を書けばいいかもわからず今後の展開を少しだけって感じなんですけどどうなんですかね?これを読んでる皆さんは次回の話のちょっとだけ入れるっていうのはどうなんでしょうか?是非とも感想欄で意見お待ちしております。

今回もご読了ありがとうございました。これを書いてる時点でお気に入り登録者数があと数人で100人になりそうです。お気に入り登録してる人はこれからもまだしてないよって方は是非とも登録お願いします。感想、評価、お気に入り登録是非お願いします!!また次回の話でお目にかかれればと思います。

また作者の活動報告欄にもアンケートもどきという個人的欲求を満たすために行っております。是非皆さんからもコメントよろしくお願いします。
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