姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!? 作:KIRAMERO
さすがに年度末と年度始めは忙しいですね…
そんな中でもこうやって最低でも週1〜2程度にはあげていきたいと思ってます(フラグ)
今年度もこの作品をよろしくお願いします(まだ投稿初めてから1ヶ月しか経ってない)
昨日のモノリス・コードの余韻が覚めきれない中九校戦は本戦が再開された。一高の三連覇の夢もあと2日間で成し遂げれる成し遂げられないかが決まる。そんな中達也、深雪、彩海奈を始めとした一高の中心メンバー達はこれから起きることに何か不穏な空気を感じていた。
「九校戦本戦が再開されたとはいえ何かが起きそうな空模様だな…」
「そうね…私達の三連覇があと少しだっていうのに何処か不気味ね…」
「大丈夫でしょうか?お兄様」
「心配するな。お前に何があっても俺はお前を守ってみせるよ」
「達也、前々から思っていたけど貴方って違った意味で苦労してそうね…」
「なんだ…その言い方は…まるで見覚えがあるような言い方だが」
「実際そういうことがあるからなのよ」
「え?彩海奈ちゃんも同じようなことあるの?」
「はい…って真由美義姉さんはご存知なのでは?」
「なっ/////って私は知らないわよ」
「知らないなら良いことです、今後未来永劫そんなこと知らなくていいです」
「え?え?どういうこと!?」
「まさかとは思うけど彩海奈は私とお兄様のことをそんな風に見てたのかしら?」ニコニコ
「ま、まさかね…あはは」
「はぁ…とりあえず今日は何か起こるかもしれないということを思って行動しないとな…」
私はエイミィとスバルそしてここ数日共に行動しているみんなと共にミラージ・バット本戦の予選会場へと足を運んだ。
「一高の総合優勝が決まるのはこの本戦ミラージ・バットで深雪か小早川先輩が決勝戦に進めば決まるんだっけ?」
「ええ、そうよ。小早川先輩も3年生で渡辺先輩とも仲がいいみたいだから余計に張り切ってるんじゃないかしら」
「そうなんだ。ま、私はあの女が優勝を決める瞬間にいなくて嬉しいわ」
「エリカちゃん…」
「お前もえげつないな…」
「はいはい、そろそろ始まるわよ」
どうやら話している間に小早川先輩が入っているグループが台に立ったみたいだ。
ブーーーー(試合開始の合図)
ダッ パスン
「やったわ小早川先輩のポイントよ」
だがこの後誰もが驚くことになった。
小早川先輩が次の光球へ向かう途中私の目には何かが弾けるようなものが"視えた"。
キャアァァァァァァ
小早川先輩は「跳躍」で飛んでいた上空から台へと真っ逆さまに落ちていった。小早川先輩はそのままぶつかることは無くそばにいた大会スタッフの魔法によりゆっくりと下ろされた
「吉田君、達也さんに電話お願い出来ますか?」
「あ、あぁ」タッタッタッ
「あぁ、僕だけど残念ながら僕にはわからなかったけど柴田さんがなにか気づいたそうなんだ」
「達也さん、美月です。えっと小早川先輩がCADを操作してる時精霊がパチッて弾けるように見えました」
「は、はい。ありがとうございます。い、いえそんなはい、はいでは」
「お手柄よ、美月」
「そうでしょうか?」
「ええ、これで達也がこのことについての後処理はやってくれるでしょう。私も誰がこのことかわかったしね」
「え、ほんとに?誰って聞いても教えてくれないか」
「そうね…国防軍のメンツ丸潰れだし何しろ相手の組織が組織だしね」
「そっかぁ…まぁでもここから安心して見られるならそれはそれで良かったわね」
☆一方その頃達也は☆
俺は美月の証言を聞き、深雪のCADチェックへとやってきていた。おそらくここが今までの渡辺先輩の時の七高の生徒、今回の小早川先輩、おそらくモノリス・コードでの一条将輝のあのオーバーアタックもなされてきた現場だろう。
深雪のCADをチェック台におき検査にかけた時"視た"時に自分が組み上げたシステム領域に"何か"が紛れ込んだその瞬間
「ぐわっ」
「おい、何をいれた?」
「…………」
「そうか、何も話さいか、じゃあ……「何事かね」」
「九島閣下」
「それで何があった?順に説明したまえ」
「はっ。当校の選手が使うCADをこのチェック機に置きこのCADの中に何かが紛れ込んだのでその説明と真相を探ろうとしました」
「ふむ、どれどれ……確かにこのCADには異物が紛れ込んでおる。これは大戦中広東軍が用いた『電子金蚕』だ。さて君は何処でこの術式を手に入れたのかな?」
「ヒッヒイイイイ」
「言い訳は無用。さて大会委員長これだけの不祥事見抜けなかったのは他でもない。あなたがたのせいでもある。それでそこの君確か司波達也君と言ったかな。昨日のモノリス・コード見事だった。それで今回のことだが再検査の必要は無いから予備のCADを使いなさい。それでいいかな委員長?」
九島閣下にそう問われた委員長は首を縦に振っていた。
「このような若輩者が閣下に名を覚えられるとは光栄です」
「うむ。今度はゆっくり君と話がしたいな」
「はっ。そのような時がありましたら是非に」
「うむ。それではその時を楽しみにしていようか」
そう言うと閣下は部下と大会委員長と共にこの場を去っていった。この場は未だに静寂が場を覆っているが俺は予備のCADを準備するためこの場を立ち去り一高本部へと急いだ。
☆達也side終わり☆
先程の騒動から本部に戻ると七草先輩や渡辺先輩に弄られながらも深雪のCADを用意してから会場に向かった。
私達は小早川先輩が落ちたあともミラージ・バットの予選を見ていた。そして次はいよいよこのミラージ・バットの出場者の中で最も注目を集めている深雪の登場だ。新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクでの高等魔法の使用さらにはその容姿も相まって人気を集めていた。
試合が始まり今現在第一ピリオドを終えて深雪は予選の中で2位となっている。私達は少しばかりの不安を募らせていた。だがそんな思いは次の第二ピリオドを見終えた時にはもう既にこの本戦ミラージ・バットで優勝すると確信するまでになっていた。
「ねえ深雪大丈夫かな?」
「あれ?深雪のCAD変わってない?」
「深雪あれを使うのね。あれは深雪にとって決勝戦まで温存させているはずだったんだけど使うのね…ここにいる人全員が驚くわよ」
「え?それってまさか……」
ここで話していると第二ピリオドが始まった。私達は深雪の方に目を向けた。そこにはもう深雪はおらず空中に跳躍していて最初のポイントを取った。普通ここでは1回台に戻るのだが深雪はそのまま次の光球に向かって飛んで行った。そしてここで全員が気がついた。今までつい最近まで世界中の誰もが開発に成功できなかった魔法が使われていたことが。
「「「「「「「「飛行魔法っ!?」」」」」」」」
「まさかあのトーラス・シルバーの!?あれは1ヶ月前に起動式が公開されたばかりのやつだぞ」
「まさか…でもあれは飛行魔法だ…」
「まさか深雪が使ったのって飛行魔法…さすがは深雪ね。私は使ったことないからわからないけど九校戦のCADであれだけのことを出来るのはすごいわ」
「すごいね深雪はでもだからこそ私は深雪に勝ってみせたい」
「そうね。私も今年は深雪と被らなかったけど来年こそ出てくるであろう本戦アイス・ピラーズ・ブレイクで深雪に勝ちたい」
「わ、私も来年ミラージ・バットでは深雪、バトル・ボードでは彩海奈に勝ちたい」
「おーおー盛り上がってるな。俺達も来年は本戦モノリス・コードで優勝してみたいな」
「あんたなんか出れるわけないでしょ。今回だってメンバー変更で出たのに更に服部先輩とかもいるんだからね」
「あんだと?やってみなきゃわかんねえだろ!?」
「2人とも落ち着いて!」
「エリカちゃん落ち着いて!」
この光景も何だが見慣れてきたようになってきた。話してるうちに深雪のミラージ・バットの試合は終わり、深雪は圧倒的な内容でこの試合を制し決勝戦へと駒を進めた。この時点で第一高校の総合優勝が確定して一高の三連覇が成し遂げられた。
結果的に深雪はこのミラージ・バットで見事優勝を果たした。深雪の優勝はこの九校戦の中で今までで一番大々的に取り上げられた。それは昨日の新人戦モノリス・コードでのジャイアントキリングよりも注目されていた。
そして当日の夜一高内だけで簡単な祝賀会が行われた。本当の祝賀会は後夜祭の後に行われるがそれよりも先に行った。そこには生徒会のメンバーがいたがいつも深雪と共にいる達也の姿が見当たらなかった。
「そういえば深雪。いつも一緒にいるお兄様はどうしたの?」
「お兄様ならさすがに疲れたってお部屋でおやすみになられているわ。ところで彩海奈貴女本当に実験台になってくれるのかしら」
「まぁそうよね…さすがに昨日のモノリス・コードと新人戦での女子のエンジニアで今日もずっと深雪に付きっきりだもの。それと私はそんな氷像になる気は無いわよ」
「それもそうね。貴女なら氷像になる前に壊してしまいそうだもの」
「ねえ彩海奈ちゃん。今更って感じもあるんだけどバトル・ボードでのあの魔法気になるんだけど教えてくれないかな?ほらお義姉さんになるかもしれないんだし」
「それは私も気になるな。五輪の魔法もお前の恋愛事情も」
「そうですね私も真由美さんの恋愛事情と彩海奈さんの魔法が気になります」
「市原、お前も知らなかったのか。五輪が使っていた魔法を」
「ええ、大まかなことだけは聞いていましたがどういう仕組みなのかまでは」
「あまり他人の魔法式を探るのはマナー違反ですが少しだけならいいですか…と言っても市原先輩に説明したことに少し加えるだけですがねさすがに根幹部分までは」
「ええ。彩海奈ちゃんの言う通りだもの。それと摩利にリンちゃんでも私の恋愛事情については一切話さないんだからね」
「それでは……カクカクシカジカ……という感じになってます。これ以上はさすがに」
「あぁこれだけでもすごいものだがな」
「ええ、さすがは五輪家ってところね私達でもこんなことはちょっとやそっとじゃ出来ないもの」
こうして私のバトル・ボードで使った魔法と一高の総合優勝のお祝いを兼ねた祝賀会はお開きになった。終わりを迎え部屋へ戻っていくと私の端末が震えた。差出人は芽愛と弥海砂からでどうやら今回の色々な事故を起こしたと思われる無頭竜の西日本支部を壊滅したという連絡が入った。この時私はふと疑問に思った。何故東日本支部ではなく西日本支部だったのか、それは聞いても教えてはくれないと思ったため私は端末を閉じた。
これまで色々な出来事や一高同士での対決や大会レコード同士での決着や緊急事態の中での出場からの優勝や新たな魔法が新たに歴史に刻まれた九校戦も残すは明日の最終日の本戦モノリス・コードを残すのみとなった。
はい。今回はここまでで次話が本戦モノリス・コードと後夜祭+祝賀会をやりたいと思います。
あと1週間後には新巻の追跡編(上)が発売ですね!個人的にすごい楽しみです。水波がパラサイトになってしまうのかそしてリーナ・文弥、亜夜子はUSNAからの刺客に対して対抗出来るのかってこんなに長くても仕方がないのでここら辺にしておきます。
今回もご読了ありがとうございました。感想、評価、お気に入り登録お願いします。そして誤字脱字もありましたらご報告頂けるとありがたいです。