姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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はい。四葉真夜とのお話し合い編はこれで終わりになります。

遂に追跡編前編発売されましたね!結構待ってたので楽しみで仕方ないです。



四葉と五輪、それぞれの興味

8月15日、今日は一世紀と50年前に第二次世界大戦が終戦した日でありこの日本では祝日として健在していた。そんな中京都にある魔法協会本部では慌ただしく職員が動いていた。彼らは一体何の為にこんなに忙しくしているかの理由は知らない。ただわかっているのはこの国の魔法師界における超重要人物がやってくるということだけだ。

 

午前10時を少し過ぎた頃魔法協会本部の前に1台の黒塗りの車が横付けされた。その中から出てきたのは四葉家現当主四葉真夜。彼女から放たれる雰囲気はまるで誰もかもが圧倒されるような感じであった。彼女の後ろには執事と何とも奇妙な2人の少女が付き添いながら建物の中へと入っていった。彼女たちが建物に入ってから数分後にまた1台横付けされた。その中には先日行われた九校戦において1年生ながら本戦アイス・ピラーズ・ブレイクで優勝さらには新人戦バトル・ボードでは当時のレコードタイムを更新して優勝し一高の総合優勝3連覇に大きく貢献した五輪 彩海奈とその後ろには彼女の家の従者と思わしき人(芽愛)が建物の中へと入っていった。魔法協会本部に勤めている職員達は思わぬ来客に戸惑いながら与えられた仕事をこなしていった。

 

場所は変わり魔法協会本部内のオンライン師族会議が開かれる場所に四葉家現当主四葉真夜と五輪 彩海奈の姿はあった。

 

「初めまして、四葉真夜様。私は五輪 彩海奈と申します。そしてこちらは私の身の回りのお世話をしてくれている如月 芽愛と言います」

 

「あの時はありがとうございました、四葉真夜様。先程彩海奈様より紹介されました通り彩海奈様の身の回りのお世話をしている如月 芽愛と申します。今回は私目の参加を許可してくださりありがとうございます」

 

「そんな大したことではないのに、改めて四葉家現当主の四葉真夜と申します。今回はこのような場を設けていただきありがとうございます。まずは彩海奈さんと呼んでよろしいかしら?」

 

「は、はい。大丈夫です。私は何と呼べばよろしいでしょうか?」

 

「ふふふっそんなに緊張しなくてもいいわよ、時間はまだあるんだから。それと私のことね真夜さんでも何でも構わないわ」

 

「そ、それなら盛悦ながら真夜さんと呼ばせていただきますが今回どうしてこのような場を?」

 

「そうね、それは少し貴女が気になったからかしらね。九校戦の本戦アイス・ピラーズ・ブレイクで一条家の『爆裂』に似て非なる魔法、そしてバトル・ボードでの魔法。それぞれに似た魔法というのは無い。という点で興味が湧いてきたっていうのもあるわね」

 

「そ、そうでしたか…ただ他人の魔法を探るのはマナー違反かと思いますが…」

 

「あら、私達が今更マナー違反なんて気にするかしら」

 

「(やっぱり四葉ってそういうところは噂通りなのね…)多少のことなら話しても構いませんがそれでよろしいでしょうか?」

 

「ええ、最初から十師族とはいえ各家それぞれ隠したいことはありますからね」

 

「ただし他言無用でお願いします。私が九校戦で使った魔法の固有名称はまだありません。これは第五研が作らせたものなので第五研の研究テーマを元に作られたとしか」

 

「そう…ということは流体制御に関する魔法なのね。それでその前の試合で使った魔法はどうかしら?」

 

「あの魔法は私の固有魔法に近いものですね」

 

「なるほど……さすがは先生が目を光らせる娘ね。私ももし子供がいたらこんな風になってたのかしらね」

 

「それはどうか分かりませんがきっと真夜さんの子供なら姉をも凌駕する魔法師かもしれませんね」

 

「そうね…だから彩海奈さんや二木家の結衣さん等には期待してるわよ」

 

「ありがたきお言葉です(なんで七草先輩とその双子の妹達のことを言わなかったかは…あれね)」

 

「失礼だとは思いますが1つ気になったことがあるので質問させてもらってもよろしいでしょうか?」

 

「ええ、もちろん。十師族の当主だとこうしてあまり気軽に喋れないもの。だから今日は少しは楽なのよ」

 

「そ、そうでしたか…では質問ですが私も通っている第一高校に司波深雪という今年の新入生総代の女性なのですが今日真夜さんを見た時に似ていると思ったのですが親戚ですか?」

 

「司波深雪…さんね。さぁ私の親戚には心当たりは無いのだけれどその娘が私に似ているの?」

 

「九校戦を見ていればわかると思うのですが…司波深雪さんの雰囲気と真夜さんの雰囲気がとても似ているんですよ…すみません十師族の当主でもある人に向かって」

 

「いえいえ、気にしなくていいのよ。そんなに似ているのなら疑ってもおかしくないから」

 

「いえすみません」

 

「もうそろそろお昼時だから一時休憩にしましょう」

 

「そうですね」

 

いつの間にか時刻は正午を超え12時半になっていた。私と真夜さん、芽愛さんの3人は昼食をとるために会議室を出て特別に用意した部屋に入っていく。そこには3人分のお昼ご飯が用意されていた。私達はその部屋に用意されていた椅子に腰を掛け、向かい合うような形で座った。

 

「そういえば九校戦本戦アイス・ピラーズ・ブレイクと新人戦バトル・ボード優勝おめでとうね。来年の九校戦も期待してるわよ」

 

「ありがとうございます。来年も十師族として名が恥じないように頑張ります」

 

「そんなにかしこまらなくてもいいわよ。今は十師族としての肩書きは無しにね」

 

「そ、そうですか…ところで真夜さんは芽愛さんと何処でお知り合いに?」

 

「九校戦最終日前日に澪様のお部屋に真夜様が来られたのは覚えておいででしょうか?その時は私と弥海砂も部屋にいたのでその時に」

 

「そうだったのね。最初から知ってるような感じだったからびっくりしたわよ」

 

「うふふ、芽愛さんと彩海奈さんが本当の姉妹に見えるわね。澪殿にも負けないくらいのね」

 

「もしかして私のことその時に姉さんから何か聞いてます?」

 

「ええ、多少は聞きました。とても仲がよろしいことで」

 

「そ、そうでしたか…(色々なことが四葉家の当主に知られているのかしら)」

 

「うふふっ大丈夫よ。貴女と澪殿のことは誰にも言わないから」

 

「あ、ありがとうございます?」

 

「大丈夫ですよ、彩海奈様。私が持っているお話も絶対にいたしませんので」

 

「あら、芽愛さんも持っているの?今聞かせてくれないかしら?」

 

「いや、もう私は大丈夫…です…」

 

「あら、残念。また次の機会に楽しみにしとくわね」

 

こうして私と真夜さんと芽愛さんとのお昼は特に私の話題について語り合い私にとっては少し辛い時間となった。お昼ご飯を食べ終わる頃には既に時刻は14時半になっており私の予定の都合によりお話し合いは終わりを迎えようとしていた。

 

「そう。ごめんなさいね、九校戦が終わってすぐにこのことを持ってきて」

 

「いえ、期間については私共のご希望に沿って頂いたので有難く思っています」

 

「なら今度はゆっくりお話しましょう?」

 

「はい。その機会があれば是非」

 

「今度は澪殿や芽愛さんと弥海砂さんも混じえて」

 

「え…姉と芽愛さんと弥海砂さんもですか…」

 

「ええ、彩海奈ちゃんのこともっと知ってそうだし可愛いから。そうだなら深夜も呼びましょうか?」

 

「そ、そんな機会がありましたら……」

 

こんな参加者の中私なんかいていいのだろうか…国家公認戦略級魔法師である姉や四葉家現当主四葉真夜、さらにその姉の四葉深夜こんな錚々たる面々の中では私は霞むほどの参加者だろう。芽愛さんと弥海砂さんがいるとはいえ私にとってはすごすぎる面々だ。しかも私の話になれば姉さんが乗るのは確実で芽愛さんと弥海砂さんも何時敵にまわるかわかったものでは無い。私は今後このような場が作られないことを願うばかりだった。

 

時刻は15時を周り私と芽愛さんは四葉真夜さんに別れを告げ魔法協会本部の職員達にも挨拶をした後滞在していたホテルへ向かい荷物を受け取るとすぐに京都駅へと向かった。そして東京へと帰って行った。そしてまたも明日五輪本邸へ向かうための準備を始めた。

 

☆話し合いが終わったあとの四葉真夜☆

 

私は最初実際に本人を見ていて思ったのは本当にこの娘が戦略級魔法師なんだろうかと思った。ただそれは彼女が九校戦アイス・ピラーズ・ブレイクで使った魔法について聞いてみたらそれが確信に変わった。おそらく最初に話してくれた流体制御についての魔法は今回のこのアイス・ピラーズ・ブレイク用に作られた魔法だろうと思った。次に話してくれた魔法だがそれは彼女の固有魔法に近いというらしい。おそらくこの固有魔法をさらに発展させたのが戦略級魔法なのだろうと思った。本当に達也さんと深雪さんを足して2で割ったような娘だと今回のことでさらによくわかった。さらに達也からの報告によると彼女は自分のCADは自分で調整しているらしい。彼女が持っているCADはどうやらFLT製ではなく達也でさえも見たことがないCADみたいだ。そんなCADを自分で調整出来る腕前が彼女にはあるということだ。本当に達也と同じように規格外の娘だと改めて思った。

 

☆話し合いが終わったあとの真夜終わり☆

 

四葉真夜との話し合いが終わったあと東京の自宅では五輪 澪と五輪 彩海奈が電話している姿があった。

 

『彩海奈ちゃん、どうだった?四葉真夜さんと話してみて』

 

『そうね、四葉というネームバリューだけで見てしまうと萎縮しそうだったけれど芽愛さんと知り合いってわかってからは話は弾んだわ』

 

『そう、それは良かったわ。ところで彩海奈ちゃんは何時から本邸に行くの?』

 

「明日の午前中には本邸へ向かうつもりよ。何処かの誰かさん達が大暴れしないようにね」

 

『うっ…午前中に出るってことは着くのは午後になりそうね。私も午前のうちにはこっちを出て午後には着くように行くと思うわ』

 

「そうなのね。じゃあまた明日ねまだやること残ってるから」

 

『うん。私もあっちで会えるの楽しみにしてるわね』

 

こうして姉さんとの電話は終わり私は明日からの用意を進めた。京都へ行く前にある程度用意はしていたためそんなに時間もかからず用意は終わりその日は終わっていた。

 

 

四葉真夜とのお話し合いが終わったのも束の間、五輪本邸へと帰省しても何かは起きる。そのことは彩海奈は決して外に漏れてはいけないと思うことだ。果たして夏の五輪本邸では一体何が行われるのか…

 




如何でしたでしょうか?短すぎたのかって少し思うんですけどこれで終わりです。もしかしたらこういう話も各所で出していきたいと思ってます←

追跡編前編まだこの後書き書いてる時点では読んでいないので投稿したら読み始めたいと思ってます。あの表紙の娘が誰なのかすごい気になってます

今回もご読了ありがとうございました。感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。誤字脱字には気を付けていますがあった場合は報告していただけるとありがたいです
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