姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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はい。夏休み編の続きになります。この話では可愛らしいところや強いところを少しは見せられてるはずです(表現力があるかは分からないけれど)

追跡編前編の作者の超個人的感想は後書きに載せたいと思います。前書きで言えるのはすっごい面白かったしなるほどとも思ったってことです←


五輪本邸で開催される予測不可能なこと、そして戦略級魔法

8月16日今日は愛媛県宇和島にある五輪本邸に向かう日であり私は帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちの半々になっていた。毎年この時期になると私の家では私の誕生日会が行われるのだが年を重ねる毎に盛大さが増していく。私はもうこの会自体をやってほしいとは思わず(祝われるのならば家族内だけで祝われたい)毎年億劫になっている。

 

「はぁ……今年はやらないと思ってたのに…」

 

「仕方ないと割り切るしかありませんね。今年は第一高校に合格もしましたし九校戦では本戦アイス・ピラーズ・ブレイク、新人戦バトル・ボードで優勝しましたから澪様は是が非でもやりたいのでしょうね」

 

「今年は戦略級魔法の実験と新しいCADでも作ってみようかと思ってたのに…」

 

「そうですね…戦略級魔法の実験はそんな大々的には出来ませんし新しいCADも九校戦で何かヒントを得たようでしたので試したいのですね?」

 

「弥海砂さん…それ何時から知ってました?」

 

「新人戦スピード・シューティングで照準機能付き汎用型CADを見た時からですかね何となく思ってたのですけど、彩海奈様ならきっとこれを見たら何か掴んだだろうと思いまして」

 

「確かにあれは"偶然"見た事のある論文の結果のようなものでしたが発表されたのは実際には使えないものでしたがあれは使えた。もし達也が思いついたなら既に高校生レベルではなく世界的に有名な魔工師の1人なのかもしれませんね。理論だけ出来すぎるという点から考えて案外彼が"トーラス・シルバー"なのかもしれません」

 

「探りますか?」

 

「そうですね…それは今後のことを考えても調べる価値はありそうですね。ですが五輪本邸にいる間はしなくて結構です。折角本邸にいるのにただ同じ日常じゃ帰る意味がありませんから」

 

「そうですか…ではあちらにいる間は大人しくしてます」

 

こうして私達は4人乗りキャビネットに乗り込み愛媛県宇和島にある五輪本邸へ向かっていった。キャビネットの中では特に何か起きることは無く私と芽愛さんと弥海砂さんは五輪本邸へ辿り着いた。

 

「「「「「「お帰りなさいませ、彩海奈様」」」」」」

 

「お帰りなさい、彩海奈」

 

「みんな、ただいまーーー」

 

私達はお母さんと五輪家の使用人のみんなに挨拶をしてから元々住んでいた部屋に荷物を置いてからは部屋でゆっくりしていた。すると誰かが帰ってきたのかまた使用人が慌ただしく動いていた。おそらく姉さんが帰ってきたのだろう。九校戦最終日に今日帰ると言っていたため私も表に出ていった。

 

「「「「「「お帰りなさいませ、澪様、洋史様」」」」」」

 

「お帰りなさい、澪、洋史」

 

「お帰りなさい、姉さん、兄さん」

 

「うん、みんなただいまー」ムギュー

 

「ちょっと姉さん、離れて」

 

「久しぶりに会えたんだからいいじゃない彩海奈ちゃん…」

 

「久しぶりっていうほどじゃないだろ姉さん…九校戦の最終日が最後じゃないか…おっとただいま彩海奈」

 

「うん、お帰り兄さん。ほら、姉さん離れて。ここでずっと留まるわけにはいかないでしょ?」

 

「仕方ないわね…じゃあこの後私の部屋に来て」プクー

 

「わかったわよ…」

 

「その前に澪、ちょっとお話があるから今すぐに父さんのところに行きなさい。洋史と彩海奈、芽愛、弥海砂も一緒に」

 

「姉さんだけじゃなくて私たちも?」

 

「ええ、これは五輪家現当主の命令だそうよ」

 

「それなら向かいましょうか…」

 

「ええ…」

 

私と姉さんと兄さんならまだわかるだが芽愛さんと弥海砂さんも一緒ってことは東京で何か起こるのかはたまた戦略級魔法絡みなのか分からないがとりあえず父さんの執務室へと向かった。

 

コンコン ガチャリ

 

「「「「「失礼します」」」」」

 

「ああ、澪、洋史、彩海奈、芽愛さん、弥海砂さん来たか。では早速なんだが本題に入らせてもらう。これは不確定でまだ何も信ぴょう性が窺わしい話だが一応東京にいるというのと魔法科高校に通っている点から話させてもらう。東アジア地域を担当している三矢家からもたらされた情報なんだがどうやら大亜連合がどうやらここ半年で日本に攻め込んでくるのではという情報が十師族の連絡網にもたらされた。おそらく時期的に考えても今年は横浜で開催される論文コンペが標的になるかもしれない。充分に気をつけくれ」

 

「もしその場に遭遇したら私はどれくらいの力を解放していいの?」

 

「そうだな…九校戦レベルまではこの場で許可するがそれ以上は今のところは許可は出せない」

 

「そうですか…使ってみたかったな…」ボソッ

 

「これでこの話は終わりだ。澪、お前は何かしないといけないんじゃないか?」

 

「そうだった!!じゃあ私はこれで失礼します」ドタドタ

 

「ま、まさか姉さんが準備してるのって」

 

「すまない、彩海奈…姉さんが今年こそは絶対にやるって聞かなくて…」

 

「もういいわよ…京都でこれを聞いた時にはもう半分覚悟はしてたから…」

 

「そういえば彩海奈、四葉殿とはどうだった?」

 

「四葉真夜さんとは色々盛り上がったけどあのアイス・ピラーズ・ブレイクで使った魔法を少しだけ説明したけど大丈夫かな?」

 

「四葉殿もある程度わかった上で話しかけてきたのだろうな。固有魔法を言わなければ私的には大丈夫だ」

 

「彩海奈様は四葉真夜さんと楽しく話されてましたよね。また機会があればとまた話し合いたいとも言ってましたし」

 

「そうか…これで最悪四葉と敵対することは無いだろう」

 

私たちはその後各自部屋に戻り私にとっては何時姉さんに呼ばれるか思っていた。間もなく19時を迎えるか迎えないかの頃合いにある秘密兵器を持ちながら芽愛さんと弥海砂さんが私の部屋にやってきた。

 

「彩海奈様、澪様からのお呼び出しでございます。それとこちらが秘密兵器でございます」

 

「ありがとうございます。では行きましょうか」

 

私達は五輪本邸の廊下を歩きとある一室の前にやってきた。おそらくここの中ではおそらく私が到着するのを今か今かと待っているのだろう。私は意を決してその部屋の戸を開けた。開けた瞬間

 

パパパン パパパン パパパン パパパン

 

クラッカーが鳴らされた。私は中のものをいっせいに浴びてから姉さんとその使用人から

 

「「「「「「彩海奈ちゃん(様)、お誕生日おめでとう(ございます)」」」」」」

 

そう私の誕生日だ。7月9日が私の誕生日なのだが今年は定期試験前や九校戦の練習という予定、私が東京にいるということを加味した結果今日やるということに私に内密で決まっていたらしい。姉さんは兄さん、父さん、母さん、本邸にいる使用人には事前に連絡したらしいが私や私についていた芽愛さんと弥海砂さんには直前まで伏せられていた。最初は普通の誕生日会みたいな雰囲気だが時間が経つにつれて世間で言われる誕生日会とは全く違う様相を呈してくる。ここで秘密兵器の出番だ。それは私が芽愛さんに頼み父さんに用意してもらったあるCADだ。最も私が普段使用しているCADは予備でしかない。本当のCADは五輪本邸に保管されている。何故本邸に保管されているかはこのCADが人の数倍早く起動するのとこのCADが何処にも販売されていないからだ。何故販売されていないのかはこのCADは私と五輪家お抱えの魔法工学のスペシャリストが私のためだけに作ったのだが予想以上にすごいのが出来てしまいさすがに表には出せないものになってしまったため本邸にて保管されている。

 

話がそれてしまったが本題に戻ろう。時間が経つにつれて誕生日会とは思えない様相を呈してきたため私は用意したCADを使用し「衝動」という魔法で雰囲気を壊し始めてる約1名に向けて放った。

 

グラググラグラ

 

「キャアア」

 

「姉さん?はしゃぐのはいいけど雰囲気をぶち壊すのはやめようね?」

ニッコリ

 

「は、はひいぃ/////」

 

「まったく…まぁでも姉さんが私のためにこんな会を開いてくれてありがとうね」

 

「//////////そ、そんなことないわよ…/////」

 

「照れた姉さんも可愛いわね。でもこうしてるとまた芽愛さんと弥海砂さんにちらほら言われるわよ?」

 

「はっ/////」

 

「しっかりと記憶させてもらいましたよ澪様。彩海奈様のそのセリフも記憶させてもらいましたよ」

 

「あら、彩海奈も記憶されてるわよ?言わんこっちゃないわね彩海奈も」

 

「うっ/////私達って絶対芽愛さんと弥海砂さんの上に立てることないと思うのだけれど」

 

「そうね。あまりというより絶対に無理ね」

 

(やっぱり姉妹って何処か似てるのよね。私も弥海砂とこれからもずっと一緒に居たい)

(彩海奈様も澪様もやっぱり姉妹っていうのもあるけどそれ以上に色々関係深いよね。お姉ちゃんともこれからもずっと澪様や彩海奈様のようになっていきたいな)

芽愛と弥海砂が澪と彩海奈を見ていて微笑ましく見ているのを見ていた使用人達はこの光景が何時までも続いていければと思いながらその部屋のお片付けをしていくのであった。

 

その日は会が終わったあとは私達は各自の部屋に戻り私はすぐに寝た。明日は五輪家が所有する(五輪が筆頭株主のダミー会社が所有している)ある島に向かうためだ。この島には父さんや姉さん、兄さん、芽愛さんを始めとした五輪が誇る最大戦力全員で行くらしく弥海砂さんは五輪本邸にある機密情報を守るためにこの行動には参加しない。

 

日が明けて帰ってきてから初めての朝を迎えた私は家族全員が揃う部屋へと向かった。

 

「おはよう、母さん」

 

「あら、おはよう彩海奈」

 

「姉さんと兄さんは?」

 

「あの2人ならまだ寝てるわ、洋史はともかく澪はいつもどうやって起きてるのかしら」

 

「私は兄さんに起こされると思ってるわ。姉さん言ったら悪いけどあまり1人で起きれなさそうだもの」

 

「そうね。確かに澪はあまり1人では起きてこなかったわ。いつも私か父さんが起こしにお部屋まで行ってたもの。でもねそれは彩海奈も同じよ」

 

「おはよう。あれ?姉さんは?」

 

「おはよう兄さん、姉さんはまだ夢の中にいるよ」

 

「あ、そうか起こさないと…今日は本家に来てるんだから誰かが起こしてると思ってたよ」タッタッタッ

 

「私の予感的中ね…」

 

「あはは……まぁこれもたまにはいいじゃない。家族らしくて」

 

「そうね。普段は十師族や国家公認戦略級魔法師としての肩書きがあるしね」

 

「おはよう、お母さん…ふぁぁぁ」

 

「「おはよう、澪(姉さん)」」

 

「えっ?彩海奈ちゃん何でここに!?」

 

「何でって…昨日からここにいるし昨日の夜は一緒にいたじゃない」

 

「そうだった…わね…今日はあの島に行くの?」

 

「ええ。1年に数回しか出来ないことだからね。さすがにやっておかないとって姉さんは行くの?」

 

「ええ、私はしないけど新しいCADが出来たみたいだからそれの試し打ちにね」

 

「そうなんだ…(まさかもう出来ているなんて)」

 

「ふふーん早く試したいなーあの人の作るCADとても合ってるんだもん」

 

私達は起きてあの島へ行く用意をしてからあの島へと向かった。事前に用意しておいた船に乗り込んだ私達は賢所島(かしこどころ)へと向かった。

 

賢所島。この島は2075年に新しく作られた人工島であり五輪家が裏側から所有している数少ない会社の1つでその会社を中心としたある種の企業連合が所有している。(もちろん企業連合の大多数は五輪が関係している)この島は魔法の研究所もあり第五研の研究施設も中にはあり実験施設もあり彩海奈の戦略級魔法はここで認可された。この第五研のなかでは戦略級魔法の実験データもありここと第五研の大元にも保管してある。

 

「はぁーー2年振りにここに来たけどやっぱりここは気持ちいいね」

 

「そうね…私も久しぶりだけど相変わらず変わらないけれど東京とは違うわね」

 

「それじゃあ第五研に行こうか。洋史も楽しみたいだろ?」

 

「え?うん。じゃあ姉さん、彩海奈行こうか」

 

「「うん。洋史(兄さん)」」

 

私達は着いてから早速第五研へと向かった。途中超大型複合商業施設や色々なお店が並んでいるのを見かけそれを横目に車が進んで行き、目的地である第五研へと向かった。

 

第五研の研究施設へと着くと私達は貴賓室へと通され今後のスケジュールを言い渡されると私と父さん、姉さんと兄さんと芽愛さんで別れて進むことになった。姉さんが新しいCADでの実験をする時は私も同行するということになっている。何故私が同行するかというとこのCADの開発に携わった1人ということで私が同行することになった。最初は五輪家の魔法工学のスペシャリストの1人が同行するということになっていたのだが姉さんからの要望で私が同行するということになった。

 

私と父さんは魔法実験室に入り私の戦略級魔法の実験の準備に入った。この部屋は姉さんが戦略級魔法師となった際に実験室として使われた過去があり戦略級魔法にも対応しうる部屋としてこの研究所内で有名となっていた。

 

「こちら、準備オッケーです」

「こちらもオッケーです」

 

「よし、じゃあ始めますか」

 

「彩海奈、始めるけど大丈夫かい?」

 

「ええ、いつでも大丈夫です」

 

「それじゃあ、戦略級魔法「壊淵」発動」

 

「「壊淵」、発動」

 

ドガガガガガ ガキンガキンガキンガキンガキン

 

戦略級魔法である「壊淵」が発動した。この魔法が発動されたことは海外はもちろん日本国内でも観測されることは無い。観測されてもせいぜい大きめの地震が起きたということで世間的には認知されるだろう。この研究所内は「ファランクス」程では無いもののそれと同じくらいの強度を誇る防御魔法が展開されているため影響はほぼ無い。

 

「戦略級魔法「壊淵」、所定通りの結果を発揮したためこれにて実験は終了となります。お疲れ様でした」

 

「お疲れ様。彩海奈大丈夫かい?」

 

「え、ええ。やっぱり戦略級魔法は使ってみると思ってるのと違うくらいの疲労感があるわね」

 

「無理はしなくていい。それじゃあ少し休憩してから澪の実験に移ろうか」

 

「そうですね…zzz」

 

「おい、芽愛を連れてきてくれ。それと彩海奈を休憩室へと運んでくれとも伝えてくれ」

 

彩海奈の父である勇海は彩海奈を休憩室へ連れていくために彼女の世話を任せている芽愛をここに呼び寄せた。芽愛は実験室へ到着するやいなや彩海奈を抱え休憩室へと足を運んだ。

 

時は流れ彩海奈は目を覚ますとふと誰かに手を握られていることに気付いた。私の左手は姉さんに、右手は芽愛さんに握られていた。姉さんは寝ているようだが笑顔なのが目に写り芽愛さんは笑顔で微笑ましくしていた。

 

「起きましたか?彩海奈様」

 

「…ええ、それで何故このような状況に?」

 

「えーっとまずこの休憩室に運び寝かせてから澪様が入ってきて手を握りそのままいると私が座っていた右手の方が私の方に伸びてきたので握ったのですが……」

 

「えっとそのことは姉さんには……」

 

「御安心を澪様は既に寝ていたのでこのことは知りません」

 

「そうですか…では姉さんを起こしましょうか」

 

姉さんはこの後起きたが私の上に乗っかる形で覆いかぶさってきたため少々苦しかったけど嬉しかった。そして私達は姉さんの新しいCADの実験をするため再び実験室へと向かった。




如何でしたでしょうか?今回は長すぎですかね?それでも戦略級魔法のことを書けたので作品タイトルに載っている言葉が初めて載ったんじゃないかって思ってます。(戦略級魔法が発動したという意味)

それと最新巻ですけどあの茶色の髪の女の子の正体意外でしたけど読むとなるほどって思いましたね。少しでもいいからこれからの続編に澪とかが絡んできてくれると作者的には嬉しいんですけどね…(笑)

今回もご読了ありがとうございました。感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。誤字脱字がありましたら報告よろしくお願いします。また次回もお楽しみにしていてください
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