姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!? 作:KIRAMERO
私の戦略級魔法実験から数時間後お昼を取った私と父さんと姉さんと兄さんと芽愛さんは私が実験した部屋とはまた違う部屋で実験は行われた。観測室にいる私の傍には兄さんと芽愛さんがいて実験室の中には姉さんが立っていた。
「姉さん。準備はいい?」
「ええ、いつでも大丈夫よ」
「それじゃあ何か戦略級魔法以外で何か2.3種類くらい発動してもらえる?」
「ええ、じゃあまずは彩海奈ちゃんが使ってた「水変万華」!」
とこんな感じに私が主に使ってる魔法を使っていった。私はこの第五研の研究員とその結果を確認して、誤差は予想範囲内だったため実験は成功と言える。私は姉さんに
「姉さん、大丈夫だよ!実験は成功したよ」
「そう、それは良かった。私もこれ使いやすいし普段はこれを使おうかしら」
「それまだ試作機みたいだから完成版になったら使ってみたら?」
「それもそうね。じゃあ彩海奈ちゃんお願いしといてくれる?」
「うん……って姉さん直接言わないの?」
「だってあの人滅多に姿見せないんだもの。それに彩海奈ちゃんあの人の連絡先知ってるでしょ?だからよ」
「はぁーー……わかったわよ。じゃあ姉さんが褒めてたってことと完成版楽しみにしてますって伝えとくね」
「うん!お願いね」
「(とはいってもその人って私と五輪家の研究員なんだけどね。それにしても姉さんでさえも褒めるとはなかなかすごい代物なんだな……)」
「彩海奈ちゃん?どうしたの、具合でも悪い?」
「え?ううん、そんなんじゃないよ。あの人ってどんな人なんだろうって思ってね」
「確かにどういう人なんだろ……」
「まぁでも私達の家の専属みたいな感じになってるしもしかしたら見かけてるかもしれないしね」
「そうだね…でもあまり人のことを探るのもよくないからね…でも気になる…」
「澪、彩海奈そろそろ帰るから行くよ」
「じゃあ行こうか姉さん」
私達は五輪本邸に帰るべく来た時と同じ船に乗り本邸へと帰っていきその日はその後も特にないまま終わっていった。
そして翌朝私は早く起きると五輪家にある研究施設を訪れていた。私はここにいる研究員の人達からCADのことや調整について色々なことを教わった。それを活かすためにここで研究もしている。昨日姉さんが使っていたのは日本最大のCADメーカー「FLT」の象徴とも言える「シルバー」シリーズの改良版だ。「FLT」の「シルバー・ホーン」は市販されているもののプレミアム価格で取り引きされている。私達はこの「シルバーシリーズ」の「シルバー・ホーン」という「シルバーシリーズ」の中でも最もユーザーカスタマイズに特化しているもので姉さんには合っているという点から仕入れており(4.5丁くらい)姉さんに合うようにカスタマイズしながら試行錯誤を繰り返している。
「おはようございます。あの昨日の結果ってもう受け取ってますか?」
「あ、おはようございます、お嬢。今日はあの人来てますよ。結果は無事受け取りました。何処かに漏れたりした形跡はありません」
「え、あの人来てるんですか!?」
「え、ええ。何でも「面白いものが出来た」と言っていつもの研究室へ引きこもっちゃいましたけど」
「そうですか…ありがとうございます。ちょっと"お話し"があったのでそれでは」
私は五輪家の近くにある研究所に行くと例の"あの人"が今日はいるようなので彼女の研究室へと向かった。
コンコン
「あのーいますか?」
「うん?あぁ入ってきていいよ」
シュイーン「失礼します…ってまたですか?あれだけちゃんと整理整頓はしてくださいって言ったのに…」
「あ、あはは……「ギロッ」ごめんなさい今すぐやります」
「まったく…次という次はありませんからね?」
「そう毎回言ってくれるお嬢大好きー!」
「はぁーー……それで、何か「面白いもの」が出来たって一体どうしたんです?」
「おぉーもう聞いた?じゃあ、これ」
「これって普通の汎用型のじゃないですか?何処が面白いんです?」
「ちっちっち、これは汎用型じゃなくて特化型。あとはテストするだけなんだけど第五研には昨日行ったんだよね?じゃあここでやりますか」
「特化型!?テストってここで出来るんですか?」
「九校戦で私がやりたいこと具現化されちゃったからこっちこそはって思ってたんだけど完成して良かったよ。え?知らないの?ここの施設の地下には実験室あるから何時でも出来るよってこれ知ってるの私とお嬢のお父さんと研究所の人達だけだった(´>ω∂`)」
「そうなんですね…じゃあ芽愛さんと弥海砂さん、それに兄さんも呼んできますので少し待っててくれない?」
「うん!じゃあ私は準備してるからゆっくりでいいよ」
私は彼女の研究室を出ると五輪本邸に向かって兄さん、芽愛さん、弥海砂さんを呼んで再び実験室へと戻ってきた。
「さてと、じゃあまずは自己紹介といこうか私は霧島 愛彩という。彩海奈とは同い年だから愛彩でいい。五輪家でCADの研究、作成、調整を主にやっている」
「えっとじゃあ僕から五輪 洋史です。ここにいる彩海奈の兄で今は東京に住んでいるよ」
「私は如月 芽愛と申します。今は澪様と彩海奈様のお世話係をしています。隣にいる弥海砂とは双子の姉妹です」
「最後に私は如月 弥海砂と申します。芽愛姉さんと同じく澪様と彩海奈様のお世話係をしています」
「よろしゅうな!私は高校には行っておらんからここに来れば会えると思うから」
「え?愛彩さんは高校に通っておられないんですか?」
「そうだよ。高校の勉強なんてたかが知れてるから、でも今は少し通ってみたいとは思ってるんだよね。あれを見たら話してみたくて」
「えっとあれって九校戦の時のやつですか?」
「そうだよ。1年前じゃ実践に耐えられなかったのを一高校生が実現させちゃったからね。私も作ってはいたんだけどね。それで本題だけどみんなにこれを試してもらいたいんだ」
「えっと…これって汎用型ですよね?」
「いや、それは特化型だよ」
「「「え!?」」」
「昨日のお昼には出来たんだけど何せ3日寝てなかったから今日になっちゃったんだ」
「はぁーー……まったくあれほどちゃんと寝なさいって言ったのに」
「あはは……でもこれお姉さんとお兄さんと自分とその2人のために提案してくれたんでしょ?」
「そうだけど…まずはちゃんと作成者がちゃんとしないとね」
「うっ…以後気をつけます…」
「じゃあ早速やろうよ。地下には実験室あるみたいだし」
「そうですね。行きましょうか」
私達はこの研究施設の地下にあるという実験室へと足を運んだ。そこには賢所島にある第五研の研究施設にある実験室と負けず劣らないレベルの実験室があった。
「それにしてもすごいですね……賢所島の研究施設にも匹敵するレベルですけど」
「それじゃあ始めようか」
私達は愛彩から渡されたCADを受け取り各々魔法を放つと私も含めて全員がびっくりしていた。それを見ていた愛彩はしてやったりという顔をしていた。
「ちょっとこれ、すごいじゃない。これなら有事の時でも使えるわ」
「ああ、これはすごい」
「ありがとうね。これでまたトーラス・シルバーに近づけたかな」
「そうね…今はもう飛行魔法で持ちっきりだけどこれはこれですごいわよ」
「でもこれも発表する気は無いからね。私はここにいて自由に研究出来るのが好きだから」
「勿体ないと思うけどそれもわかるわ。私も九校戦の時ほど自由になりたいって思ったことないから」
「彩海奈も大変だね…早くお姉さんにあげられるCAD作れるといいね。私も手伝うからさ」
「うん。ありがとう「ブーー」と噂をすれば…どうしたの?姉さん」
『どうしたもこうしたもないわよ!一体どこにいるのかしら』
「え?あーえっと"あの人"のとこかな」
『え!?そこにいるの!?ちょっと私も連れてってよ!』
「姉さん寝てたじゃない…それで兄さんとか呼びに行った時もまだ寝てたから起こさないでいたのに…」
『うっ…私も行くからそこで待ってて…プツン』
「切れた…というわけで姉さんも来るからよろしく」
「お姉さん来るの?ラッキー国家公認戦略級魔法師と会えるなんて滅多に出来ないから嬉しいよありがとう彩海奈」
「私があのCADの開発に携わったことだけは言わないでね…」
「おっけーおっけーわかったよ彩海奈」
「はぁーー……大丈夫かしら」
シュイーン
「彩海奈ちゃーーん」ダキッ
「わっ、姉さん…いきなり抱きついてこないでって言ってるじゃん」
「そんなこと言ってもそんなに会えないんだからいいじゃん」
「えーっと…これどうするんです」コソコソ
「私達が何とかするのでここで待っててもらえますか?」コソコソ
「澪様、ここは本邸ではないのでやるのなら本邸でお願いします」
「うっ…わかったわよ…」
「では、お願いします」
「えっと私は霧島 愛彩と言います。ここでCADの作成、調整、研究を行ってます。昨日澪様が第五研で使われたCADは私が作成したもので、今日は新しいCADが出来たため妹様をお借りしていました」
「私は五輪 澪と言います。愛彩さんと呼んでもいいかな?見る限り彩海奈と同じくらいだと思うのだけど」
「如何にも…私は妹様と同い年です」
「もっと軽くていいよ、私これでも身内にはなんだかんだ甘いからさ」
「じゃあ、澪さんって呼んでもいいですか?」
「うん!私も愛彩ちゃんって呼ぶね。これからも私のCADよろしくね」
「は、はい。澪さんが全力を出せるようにが、がんばります」
「あはは愛彩ちゃん可愛いね。でも彩海奈だけはあげないよ」
「なんで私が姉さんのものになってるの…」
「姉妹っていいなぁ…」
「えーっと…愛彩ちゃんはご兄妹とかは?」
「うちは私の一人っ子なんで」
「そっか…じゃあ私はお姉ちゃんだね」
「え?」
「私って立場的に容易には結婚出来ないからさ家族だけが頼りなの。だから家族が何よりも大切だから家族が増えるのはすごい嬉しいことなの」
「家族…」
「だからさ愛彩ちゃんも気にせずにうちに遊びに来てよ。もちろん無理にとは言わないからさ。私達はいつでも歓迎するからさ。と言っても私も洋史も彩海奈ちゃんも東京にいるからあまりこっちには帰って来れないからあれなんだけどさ」
「あ、ありがと、ありがとうございます」
「あはは、後でお父さんにも話しておくね」
「ねえ姉さん、五輪の研究拠点って東京にも作れないかな?」
「え?うーんどうだろうさすがにデータまでは東京に移すには相当リスクがあるからね」
「そう……だよね…」
「うーんそうねちょっとあとでお父さんのところに行こう?このことも相談してみよ?」
「ありがとう姉さん」
「え?え?一体どうなってるの?」
「愛彩様…あの状態のあの姉妹は誰にも止められません。その流れに身を任せた方がよろしいかと」
「そ、そうですか……」
その後私たちは五輪本邸に帰ってから父さんの執務室に行き愛彩ちゃんの東京移住と五輪の研究拠点を東京にも置くことを言ったがそれは今後五輪の研究施設幹部とお話し合いをしないといけないということなのでひとまずは保留という形になった。私たちはその後また研究施設に戻り今まで愛彩が作ってきたCADを見せてもらいながら今日という日を過ごしていった。
翌日私は実家にいるということもあり学校生活の時とはかけ離れた生活を送っていた。普段東京にある自宅にいる時はCADをいじったりはしているがここは五輪本邸であるため個人の調整機やホームサーバーのデータがこちらに無いため何もすることが無いのだ。深雪やエイミィ、達也達は一体何をしてるのだろうか気になったりもしている。何ともない話し合いはするけどそこまで踏み入ったことは何も話していないために早くエイミィやスバルに会いたいという気持ちも少なからず持っていた。そうこうしていると父さんが私と芽愛さんと弥海砂さんを呼び出した。何事かと思い父さんの執務室へ入るとある手紙を渡された。それは日本最大のCADメーカーである「FLT」からだった。一体何故「FLT」からの手紙と私達が何の関係があるのか見てみるとそこには「FLT」のこれまでのCADの展示会への招待状だった。開催期間は8月24日〜8月31日の1週間の間に行われるようで何故私達のところに来たかというとこの招待状はこれまでに「シルバー・シリーズ」の購入者にランダムで展示会へ招待しているらしい。そして今回の目玉は先日発表された飛行魔法に適したデバイスの試作機だろう。
「澪がそこに行けば、少なからず大騒ぎになるし、洋史は澪の身の回りをしていて澪を1人にはさせられないし代わりに芽愛と弥海砂がそばにいたら今度は彩海奈が1人になってしまうからだったら彩海奈と共に芽愛、弥海砂両名ともついて行くという感じになった」
私達は21日に帰京して26日に『FLT』の展示会の会場に行くということに私と芽愛さんと弥海砂さんの3人で決めた。そこには思いがけない人や意外な人物がいることは私はまだ知らない。
如何でしたでしょうか?夏休み編あれだけ長いっているのにもう1話あります。次で最後です。
今回はオリキャラを出しました。そのオリキャラのプロフィールはこの話を投稿してから1日後に更新する予定です。プラスで五輪家側の使用CADの種類を追加していきます。これは次の話の後に追加するので横浜騒乱編の1話はもしかしたら個人的都合も含めて遅くなりそうです
今回もご読了ありがとうございました。感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。誤字脱字もありましたらご報告よろしくお願いします。