姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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はい。今回で夏休み編は最後です。

LOSTZEROやってると文弥と亜夜子を集めたくなるし水波、九亜が可愛すぎます。

作者的に魔法科は九校戦編、横浜騒乱編、来訪者、スティープルチェイス・クロスカントリー、四葉継承編、エスケープ編が好きです


意外な人がいるCAD展示会

私は五輪本邸に帰省してから5日後である8月21日に東京に帰るため準備をしていた。帰るといってもそんなに持ってきてはいないため用意自体はすぐに終わった。

 

「はぁーー……もうちょっとゆっくりしたかったな」ボソッ

 

「仕方ありませんね。あの「FLT」の展示会なんて滅多に行けませんしこれからのことについて学べるのでは?」

 

「うーんそうなんだけど…愛彩ちゃんとまた会えなくなるのがなーってね」

 

「それは……「ガチャン」」

 

「失礼するぞ、彩海奈」

 

「あれ?愛彩ちゃんどうしてここに?」

 

「ふむ、今度「FLT」の展示会行くんじゃろ?彩海奈のお父さんに聞いたら私も行っていいことになったから25日にそっちに行くから泊めてね?」

 

「え!!ほんとに!?絶対に来てね!たのしみにしてるから!!」

 

「う、うん……えーっと芽愛さんでしたっけ?彩海奈ってこんな感じでしたっけ?」ボソボソ

 

「私は初めて見ましたが……弥海砂はどうです?」ボソボソ

 

「私も初めてです……しかしあれほど喜ぶとは…澪様が見ていたら…」ボソボソ

 

「ポカーン…………」

 

「「「あっ……」」」

 

「うん?みんなどうしたの?……ね、姉さん?」

 

「彩海奈ちゃん……私まだ紹介されてないんだけど?」ニコニコ

 

「え?紹介?え?どういうこと?」

 

「はぁーー……大丈夫ですよ澪さん彩海奈は取らないので」

 

「それなら良いわ…まったく隙もあったもんじゃない。私はこれからも彩海奈ちゃんと一緒にいるって決めたのに」ブツブツ

 

「え?なんか言った?姉さん」

 

「何も無いわよ……この朴念仁」ブツブツ

 

「変な姉さん…」

 

「(この家では彩海奈に手を出すことは禁止されてるんですか!?)」

 

「(そんなことは無いのですが…澪様があれですので…)」

 

「(彩海奈って絶対結婚とかそういうの出来なさそう……)」

 

「(ははは……私達はちゃんと結婚してほしいんですけどね)」

 

こうして私は何故姉さんと芽愛さんと弥海砂さんと愛彩が微妙な顔や不満そうな顔をしていたのかが分からずに帰る時が近づいていった。

 

そして私が東京に戻るという時になってまた姉さんが「まだ帰らないで!」みたいな顔をしながら私を見てきたが私はその対応を兄さんに任せて私は五輪本邸を後にして東京にある自宅へと向かった。

 

4時間後私と芽愛さんと弥海砂さんは東京にある自宅へと帰ってきた。まずホームサーバーに届いているメールのチェックや着信履歴を確認すると2日前に深雪から連絡が来ていた。私はそれを見ると深雪に折り返しの電話をかけた。

 

『はい。司波ですが』

 

「あ、達也。えっと深雪はいるかしら」

 

『彩海奈か。深雪だな。呼んでくる』

 

ーーーーーーー

 

『待たせたわね、彩海奈』

 

「突然ごめんなさいね。それで何か用だったかしら」

 

『ええ、ほんとはもっと早く来れれば良かったけど』

 

「それはごめんなさい。さっきまで愛媛にいたから」

 

『帰省してたのね。なら仕方ないわ。それで本題だけど23日から25日まで私達は雫の別荘に行く予定なのだけれど来るかしら?』

 

「ごめんなさい。24日に来客があるから行けないわ」

 

『それなら仕方ないわね……また2学期に学校で会いましょう』

 

「ええ、ほんとごめんなさい。お土産話楽しみにしてるわ」

 

私は電話を切るとリビングに置いてあるソファーに寝転がるように腰掛けた。そこに芽愛さんと弥海砂さんの2人が入ってきた。

 

「彩海奈様。これから如何なさいますか?」

 

「そうね……近くまで買い物に行かなければなりませんね。あちらに行く前にほぼ全て使ってしまいましたし」

 

「でしたら出かけましょうか。そうしないと日が暮れてしまいますしね」

 

「じゃあ、用意したら行きましょうか」

 

私達は近くのお店でここ3日くらいの食べ物を調達して今日は3人で一緒に過ごした。私は疲れて寝てしまったので覚えていないのだが芽愛さんと弥海砂さんにとっては"また"大切な思い出の1つが出来たそうなのだが私にとってはまた芽愛さんと弥海砂さんに適うことが遠くなっていったのは間違いないだろう。

 

翌朝私は朝から自宅の地下にあるCADの調整室へと向かい調整を始めた。明日には愛彩が来るから見てもらうことにするようにしているので出来るだけ詰めておくことにしていた。集中していたのかやっと終わり時間を見てみると既に14時を回っていた。毎週の休みの日いつもこんな生活をしていたので久しぶりだったが数週間経ってもそんなに影響は少なかったらしい。ちなみに芽愛さんと弥海砂さんは戻ってきた翌日なのに早速トーラス・シルバーのことについてと達也のことについてを調べてくれているらしい…というのは朝起きたらリビングのテーブルに置き手紙が置いてあったからだ。

 

それからというもの私はお昼ご飯を食べてからは街へ出かけるとそこではまた新たな発見や明日愛彩が泊まりに来るから少しだけ準備をしてから家に帰っていった。家に帰ると既に芽愛さんか弥海砂さんかが帰っていたのだろうと思いドアを開けると予想通り芽愛さんがいた。

 

「お帰りなさい。彩海奈様」

 

「ただいまです。今日は芽愛さんなんですね」

 

「ええ、弥海砂はまだ調べることがあるってまだ私が来るまでは調べているようです」

 

「そうですか…芽愛さんもですけど無理はしないでくださいね…」

 

「はい。それはもちろん、何といっても可愛い彩海奈様の命令ですから」

 

「か、可愛いは余計なのでいらないですよ…芽愛さんの方が可愛いですし」ブツブツ

 

「私よりは断然彩海奈様の方が可愛いと思うのですけどそういうことにしておきます」

 

どうやら何を言っても無駄なようだ。何故こう芽愛さんと弥海砂さんに私達姉妹は何を言っても勝てないのだろうか……こうして私はいつもの日常に戻っていった。

 

明けて翌日朝やっと日が昇り始めた時刻に来客を告げるベルが家の中に鳴り響いた。私はその音に気づいて起きて最低限の身支度をしてから出るとそこには何と愛彩がいた。

 

『やっほー、彩海奈ー来たよー』

 

「うん……ってええぇぇぇぇ!?なんでこの時間に来たの……」

 

『え?いやぁどうせなら寝る時間を移動時間にしてしまおうって思って日付け変わるくらいにあっち出たから今着いたの』

 

「それにしても早すぎよ……とりあえず入っていいよ」ガチャリ

 

「おじゃましまーす」

 

「今は誰もいないからゆっくりしてていいよ。ふあーあ私はもう少し寝るね……おやすみ」

 

「え?うん。おやすみ……って私どうしたらいいの……まぁ折角だから家探しでもしようかね。彩海奈のことだから地下辺りに調整するための部屋とかあるだろうしね」

 

こうして愛彩による彩海奈の家の家探しが始まった。

結果を言うとあまりにも簡単に調整室は見つかりなんだかあまり面白くないと感じた愛彩は彩海奈の部屋に突撃していった。

 

「あーみーなーーー」ドガッ

 

「う、ううん……ってきゃぁぁぁ」ドサッ

 

「ねえーーなんか無いの?」

 

「何かって……何も無いわよ?あるって言っても調整室とかがあるくらいだし…」

 

「えーー何も無いの?」

 

「何も無いわよ?愛彩が楽しめそうなところって思いつかないもの……」

 

「むっ失敬な……ってそうなんだけどさ……」

 

「じゃあどうするの?私はまだ寝たいんだけど」

 

「じゃあ私も寝る!」

 

「そう、じゃあ用意するから」

 

「ごめんね、彩海奈…」

 

「ううん、いいよ。私もそろそろ起きようとは思ってたからね……よいしょっと」

 

「じゃあ、おやすみ。正直まだ眠かったから良かったよ」

 

「うん、さて何か起きちゃったからもう眠らなくていいや。外に散歩しに行きたいけど1人にするのはちょっとね…仕方ない起こさないように地下の実験室で運動しますか……」

 

ーー3時間後ーー

 

「ふあーあ、おはよう彩海奈」

 

「あ、おはよう愛彩。朝ごはんもう少しで出来るからもうちょっと待っててね」

 

「うん……」

 

「はい、お待たせ」

 

「ありがとう、彩海奈。今時の戦略級魔法師は料理も戦略級なんだね〜」ニヤニヤ

 

「なっ、そんなことないわよ…深雪のと比べたら大したことないわよ」

 

「深雪って九校戦の時にお主とダブルエースになっていた司波深雪嬢か?彼女はすごいな、まるで世界が彼女に魅了されているかのようだったし、飛行魔法を使える点から相当な腕前の持ち主だろうね。潜在能力とあの容姿からして十師族の何処かの家と言われてもおかしくはない」

 

「ええ、深雪はすごいわ…何せ新入生総代でもあるし「ニブルヘイム」や「氷炎地獄」とか高等魔法を繰り出しちゃうしね。問題点はブラコン度がすごすぎるってことね。私も十師族の何処かかとは思ってるけど1番疑ってるのは四葉ね。先日当主である四葉真夜さんと会ったのだけれど似ているのよ目や髪そして表情がね」

 

「何?四葉の当主に似ている?もし仮にそれが本当なら一大事だぞ。本当に四葉で彼女が次期当主なら十師族という枠組みを超える存在になり得る。対抗出来るとしたら七草か五輪くらいだぞ」

 

「ええ、本当に深雪も達也もすごいわ」

 

「達也…ははあ彩海奈も隅に置けないなぁ」

 

「え?どういうこと?」

 

「そう隠さんでいい、彩海奈お前その達也とやらが好きなんだろう」

 

「あぁ…達也を好きなのは深雪とほのかね。私は違うから」

 

「なんだ違うのか……それでほのかというのはお前とバトル・ボードで争った娘か?」

 

「ええ、周りにはバレてないって思ってるみたいだけどバレバレよ」

 

「その娘も面白そうだな。今度会ってみたいものだ」

 

「やめなよ、ほら朝ごはん冷めちゃうわよ?」

 

「う、うんじゃあ」

 

「「いただきます!」」

 

私達は朝ごはんを食べると食器を洗い今日は2人で一緒に私のCADの調整と姉さんがこの前の実験で使ったCADの問題点の改善など色々なことをしながら今日という1日を過ごした。

 

翌日は私と愛彩と芽愛さんで東京の郊外にある公園へやってきた。そこではたくさんのお花や目の前に広がった広大な海を見ながら過ごした。

 

そして8月26日今日はFLT主催で行われる「シルバー・シリーズ」の購入者限定でさらにそこからランダムで招待される展示会に私と愛彩、芽愛さん、弥海砂さんの4人で会場である東京海浜地域にある約1世紀前からある施設へと来ていた。

 

「わあぁぁ、本当にあの「FLT」の展示会だ。夢のようだよ」

 

「そうね。私もCADの展示会は初めてだから楽しみだわ」

 

「あら?貴女…彩海奈じゃない?」

 

「え?深雪!?なんでここに?」

 

「それはこっちのセリフよ…貴女こそどうしてここに?」

 

「私は抽選に当たったからだけど深雪は?」

 

「私はお兄様が当ててその付き添いで…」

 

「あら、達也って「シルバー・シリーズ」を使ってるのね。あれだけの調整スキルが出来るわけだわ」

 

「ええ、それで彩海奈、後ろの方達は?」

 

「え?あぁ、こちらが霧島 愛彩さん、如月 芽愛さんと弥海砂さんよ」

 

「そうなのね、初めまして司波深雪と申します。これからよろしくお願いしますね?」

 

「こちらこそ初めまして、霧島 愛彩と言います。あの、その九校戦アイス・ピラーズ・ブレイクとミラージ・バット優勝おめでとうございます!」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「それじゃあ一緒にまわらないかしら?達也は何処にいるの?」

 

「呼んだか?」

 

「え?ああ、達也久しぶりね」

 

「あぁ、久しぶりだな。深雪の側にいてくれて悪かったな」

 

「まったく…お兄様私はもう子供じゃありません」

 

「いや……まだ年齢的には子供でしょ」ブツブツ

 

「何かいったかしら?」ゴゴゴゴ

 

「いえ、何も……」

 

「それじゃ行くか」

 

私達は思いがけず達也と深雪と会ったので一緒に周ることになった。途中から達也がこれまでにトーラス・シルバーが作ってきた「シルバー・シリーズ」の解説をしてくれたのだが正直私には何が何だかという感じだったのだが愛彩にとってはとても興味深いものだったらしくここに付いてきてほんとに良かったと思った。そして今回の目玉である「FLT」の最新作で最新技術の結晶である飛行魔法専用のデバイスの目の前に来た。

 

「これが飛行魔法専用のデバイス……」

 

「ああ、こう見るとなかなかすごい代物だ。販売されたら一体どれくらいの価格で出すんだか…」

 

「ええ、世界に同じものが無いというだけで莫大な金額になりそうね…それも国や軍でしか買えなそうな金額になりそうね」

 

「国や軍……」

 

「ああ、それくらいでもおかしくないな」

 

私達はこの飛行魔法専用のデバイスを見てその仕組みと性能を見てそんな会話をしていた。それを見ていたのであろう他のお客さん達が「なるほど……」や「そんな仕組みなのか」と私達の言葉を聞きそれぞれコメントしていた。

 

「さて、俺達はもうこれで帰るが、彩海奈達はどうする?」

 

「私達も帰りましょう。それじゃ達也、深雪また学校でね」

 

「ええ、また学校でね彩海奈」

「ああ」

 

「それじゃ、またね」

 

「あ、あの司波達也さんわ、私と連絡先交換してくれませんか!!」

 

「それは構わないが……」

 

「今日、CADのお話聞いてて私もCADの調整してるんですけどその……その事について良いお話が出来るんじゃないかって思って……」

 

「貴女……本当に愛彩?」

 

「し、失敬な正真正銘本物だよ!」

 

「こうして見てると貴女達姉妹に見えてくるわね。彩海奈が妹だけど」

 

「それはどういう意味かしら深雪」

 

「彩海奈って人をあやすのが上手でしょう?だからよ」

 

「むっ……」

 

「何時でも出れるわけじゃないがそれでも大丈夫か?」

 

「え、ええ!」

 

「それじゃあこれでまたね」

 

「ええ、じゃあ私達も帰りましょうか」

 

こうして私達はある施設を後にして自宅へと帰った。私達にとってはまたとない機会であり、愛彩にとってもとても有意義な時間になったようだ。

 

 

あと数日で始まる新学期。新学期の目玉は何といっても10月に行われる全国高校生魔法学論文コンペティションだ。横浜と京都で交互に開催されるが今年は横浜で開催されるみたいだ。そこでは後世にも語り継がれる大きな事件が起きるがそれはまだ誰も知らない、魔法師に対する関心が集まったと言えるそんな大事件が起こるとは思ってもいなかった。




如何でしたでしょうか?夏休み編は最後になり次回の話から横浜騒乱編に入ります。

個人的にリーナを早く出したい……

今回もご読了ありがとうございました。感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。
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