姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!? 作:KIRAMERO
姉さんを生まれたての姿から着替えさせてから食事の場所まで行くと既に水無瀬 唯衣花さんと侑那さんそして唯衣花さんの夫の柊優さん、侑那さんの夫の詩季さんが座っていた。最初は一瞬一緒にいる男の人は誰だろうと思ったが隣に座っていたためそう結論づけた。
「おはようございます、私のために待っていただき申し訳ありません」
「おはよう、いいのよ私達は姓は違えど家族なのですから」
「そうですね、さぁ、食べよう」
「その前に私達のことを紹介した方がよろしい方が」
「そうだな、私は水無瀬 柊優。唯衣花の夫で今は主に水無瀬の対外的な会談の代表をやっている。まぁ今後は徐々に詩季の方に移行していくがな。まぁそのなんだ何かあったらわしに言ってくれ。少しくらいはお主らの役にたつであろうよ」
「次は私ですね。初めまして、水無月いやもう水無瀬か。水無瀬 詩季と言います。私はムーン・ザ・ノベンバー社で主に研究施設の調整やモニター、そして少しだけだけど調整もやっているよ。この中だとえーっと彩海奈ちゃんだっけ?なら良いお話が出来そうだから今度また機会があったら是非に」
「ぜ、是非!ムーン・ザ・ノベンバー社の人との方とお話出来るなんて光栄です」
「あら?詩季さんは私の妹に何かする気かしら?」
「そ、そんなことないよ!ただ彩海奈ちゃんが魔法工学系のこと詳しいって侑那から聞いて…その…」
「姉さん、私お母さんのお姉さんの夫を娶るようなことは絶対にしないわよ。それに私まだそういうことに関して関心がないから」
「はいはい、これ以上詩季さんを困らせないの。ごめんなさいね、私の娘達が」
「いえ、大丈夫ですよ。私の実家でもこういう光景がありましたから。やっぱり姉とか兄は心配するものですよ。実際私も同じでしたから」
「まぁあの水無瀬だからね…古式の人達にとっては畏れ多いもの」
「それって四葉と同じくらいに?」
「そこまでじゃないわよ。私達だけじゃ一国を滅ぼしたりなんて出来ない」
「でも、私が聞いた話だと四葉より死傷数は増えると思うけど今でも4人だけで大漢は行けるんじゃないかって戦々恐々としてたわよ?」
「はぁ…全く厄介な連中だ…」
「朝からこんな物騒なことを話さないでくれますか?お母様、お父様、姉さん?」
「「「は、はい」」」
お母さんの言葉に水無瀬の現当主夫妻、次期当主が沈黙した今後一切見られないであろうことを目撃してしまった。これを見ていた姉さん、兄さん、私、芽愛さん、弥海砂さんは見て見ぬふりを決め込んでこれは私に限ったことだがあの口調からして出来ないと言っていたが本気を出せば出来なくもないと解釈してそれを考えたら戦々恐々と唯衣花さん、柊優さん、侑那さん、詩季さん、お母さんのことを見ていた。
波乱(?)の朝食も終わり私と芽愛さん、弥海砂さんは唯衣花さんの許可をもらって水無瀬の敷地内を散策していた。
「随分と気持ちいいところですね」
「そうですね、とても東京とは比べられない空気の綺麗さです」
「ほんとですね、東京と比べると全然違います。ですが寒いですねやはり」
「あら?ここが気に入った?」
「え?貴女は?」
「私は水無月家当主の水無月 紗綺。これからよろしくね?」
「あ、貴女が水無月 紗綺さんでしたか…私は五輪 彩海奈と言います。こちらが」
「如月 芽愛と言います」
「如月 弥海砂と言います」
「それで、ここ気に入ったかしら?」
「ええ、とても」
「今度は夏にいらっしゃい。今日とはまた違った気になることがあるから、それにしてもやっぱり唯衣が言っていた通り良い子ね」
「ゆい?お母さんのことですか?」
「いいえ、唯衣花のことよ。この正月何かある度に貴女の名前を聞いたもの」
「私のことを?」
「ええ、やれ九校戦やら第一高校のことやらありとあらゆることを調べてたみたいだからね。それで来年度から私がたまに傍にいても大丈夫かい?」
「そ、それはもちろん。私如きに付いてくださること何故したいと?」
「1つはさっきも言ったけどあの唯衣花が貴女を侑那の次にしようとしてるということ、2つ目は結那叔母様も貴女のことを気にかけていること、3つ目は貴女のその技術力を私と神無月さんがかっているというところね」
「結那叔母様?私のお母さんのお祖母様ということですか?」
「ええ、水無瀬家が秘密主義なのは知ってるわよね?その始まりは結那叔母様からなのよ。水無瀬は昔は古式の大家として名を馳せてたんだけど結那叔母様は古式はもちろんの如く現代魔法においても今の十師族と比較しても遜色ない才能の持ち主だったの。今は分からないけれどそれでも世界を見ても優秀な魔法師の1人よ」
「今の十師族と比較しても引けを取らない……」
「ええ、私が今話せるのはこれくらいかしらね。これ以上は正式に水無瀬家の人間になった時にでも話してあげる。その間に私が逝っちゃうかもしれないけどね」
「貴重なお話ありがとうございました」
「ええ、また会いましょう次は東京で」
「東京で、ですか?」
「ええ、それじゃまたね。芽愛さんも弥海砂さんも」
そう言い残して水無月 紗綺さんは水無月家別邸の中に入っていた。そこに水無瀬本邸から出てきた兄さんにな
「おーい、彩海奈ー、芽愛さん、弥海砂さんそろそろ帰る用意してくれない?」
「それじゃあ行きましょうか、芽愛さん、弥海砂さん」
私と芽愛さん、弥海砂さんは水無瀬本邸の中にある私達に割り当てられた部屋に戻り、今回持ってきた荷物をまとめて乗ってきた車に載せると迎えに唯衣花さん、柊優さん、侑那さん、詩季さんが来てくれた。
「それじゃあ母さん、父さん、姉さん、詩季さん私達は帰るわね」
「ええ、また何時でもいらっしゃい。真唯に限らず澪ちゃんも洋史君も彩海奈ちゃん、芽愛ちゃん、弥海砂ちゃんも来てくれていいから」
「え?あ、はい。予定が合えば」
「私、楽しみにしてるから今度はまゆとじゃなくても個人的に遊びに来てもいいからね!」
「うむ、わしもまた会えることを楽しみにしている」
「はい。僕も楽しみにしているよ。今度はCADのことについて色々話せると嬉しいかな」
「え、えっと……その……」
「はいはい、みんな一気に喋らないの。それともまたやられたいの?」
「「「………………」」」
「えっと……それじゃあ私の連絡先教えるので何かあればここにでも」
「ちょっと、いいの?十師族のお嬢様の連絡先なんて
そう簡単には教えられないんじゃないの?」
「い、いえその私は高校の同級生とかには教えていますし……」
「そっか……じゃあ私達のこともし聞かれても五輪の関係者っていうことにしておいてね。色々聞かれると面倒だから」
「は、はい。わかりました」
「そろそろいいかしら?」
「え、あ、うん。またねまゆちゃん」
「ええ、またね侑姉さん」
「それじゃあ、また機会があればまた来てね」
こうして私達は来た時同様に水無月 沙耶さんと一緒に車に乗り、京都の魔法協会本部へと向かっていった。その道中唯衣花さん、柊優さん、侑那さん、詩季さんから色々なメッセージが来ていた。
水無瀬 唯衣花
「私は貴女を次の次期当主にするということは決まっていないからまだ気楽でいなさい。また会える機会を楽しみにしてるわ。今度は1人でもお姉さんと一緒でも何時でもいらっしゃい」
水無瀬 柊優
「今回は来てくれてありがとう。孫の顔を見れたことはわしにとってはこれ以上ない幸せだ。これからも真唯のことよろしく頼む」
水無瀬 侑那
「まゆちゃんの子供見れて私は幸せだったよー、次会う時もよろしくね!」
水無瀬 詩季
「今回は来てくれてありがとうね。今度来た時はCADのことについて色々と話してみたいな。あの九校戦の時の魔法も気になるしね」
日も暮れて17時頃私達は魔法協会本部に着いていた。私と芽愛さん、弥海砂さんは明後日から私が学校があるため、東京に帰ることになっている。母さんと姉さん、兄さんは宇和島にある五輪本邸へと帰ることになっている。ここでまた姉さんがぐずりだしたのだがそれは母さんと兄さんの努力によってそれは穏便に済んだ。私達はその後22時を過ぎた頃に東京にある自宅へと戻ってきた。
今回はいつもより短いですがここでおしまいです。やっとというかいや早すぎと思うのかは読者の皆さん毎に違うかもしれませんが約1年が約4ヶ月でまとまりました。次からあのポンコツリーナが出てきます。
今回もご読了ありがとうございました。感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。