姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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お待たせしました。最近おてんとさまの機嫌が悪いのか日本各地(主に関東)で色んなことがありましたが大丈夫でしたかね?

自分はというとこうゆう季節の変わり目体調崩しやすいんで後2.3週間は大変です。何を着たら過ごしやすいのか選ぶのにも一苦労です。




春休みの間に物語は加速する

2096年3月26日場所は東京湾上国際空港、ここには国際線を初め国内線の飛行機が沢山飛び交っている日本の空港の要となっている空港だ。今日も多くの客が日本各地や海外の旅へと出ている。そんな中あるチャーター機が一際目立っていた。そのチャーター機は国産であることを示す模様が入っているのだがそれ以上に他の飛行機は異彩を放ちながら駐機していた。このチャーター機は合計で10人が限界であり、それ以上は絶対に乗れない仕様になっている。今回このチャーター機を利用するのは彩海奈にとっては初めてであり搭乗する人は五輪 真唯、五輪 彩海奈の2人の他に明智 英美、里美 スバル、十三束 鋼、レナーテ・ジルヴィア、如月 芽愛、如月 弥海砂の計8人である。彼女達は東京湾上国際空港に着くとVIP会員限定のラウンジで一休みしてからチャーター機に搭乗した。

 

「それにしても皆、ほんとありがとうね。予定合わせてくれて」

 

「いいって、いいって。それでこんなチャーター機に私達乗っても大丈夫なの?」

 

「あ、うん大丈夫だよ。今回は家で用意したからね。それと私達の他にもう1人だけ保護者として」

 

「じゃああともう1人誰が来るの?」

 

「え?ああ、それならもう乗ってるよ1番前に」

 

「初めまして、皆さん。いつも彩海奈がお世話になってます。彩海奈の母親の五輪 真唯です。これから数日間よろしくね」

 

「よ、よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

 

「それで彩海奈、そのレナーテさんって……」

 

「レナーテは私の小学校の時からの友人で一昨日帰国したばかりなの。そして来年度から一高の2年生に転校してくるのよ」

 

「皆さん、初めましてレナーテ・ジルヴィアと言います。見た目ドイツ人に見えますがドイツと日本のハーフです。日本語はまだ難しいですがこれからよろしくお願いしますね」

 

「こちらこそ!私は英美=ゴールディ=アメリア=明智。気軽にエイミィって呼んで!私は日英のクォーターだよ」

 

「僕は里美 スバルという。来年度からもよろしく頼むが今回のこの旅行もよろしく頼むよ」

 

「僕は十三束 鋼。僕だけ男子だけどよろしく」

 

「エイミィ、スバル、鋼ねこちらこそよろしくお願いするわ。まだ高校のこととかよく分からないから色々教えてね」

 

「もちろんさ。レナーテが一高に慣れるように一緒に楽しもう」

 

「ありがとう、スバル」

 

「それじゃあ、そろそろ離陸するから座ってね」

 

こうして私達8人は水無瀬家が所有する別荘へと向かっていった。(真唯、彩海奈、芽愛、弥海砂以外は全員五輪家が所有する別荘へ行くと思っている)

 

ところ変わって時は3日前そして場所は四葉本邸。達也は自身の叔母である真夜からの命令を受けやってきていた。何時もなら深雪も一緒に来るのだが今回は命令で達也1人だけと書いてあったのでやってきたのだがそれにしてもタイミングがおかしかった。今月上旬に深雪のガーディアンとして水波がやってきてまだ1ヶ月も経っていないのに呼び出しというのは達也にとっても自分を本邸に来させる真夜の意図が分からなかった。

 

本邸に着き真夜直属の執事である葉山の後を歩き、ハロウィンの1件で呼び出された時と同じ部屋に通されるとそこには真夜だけではなく彼にとって親戚の再従兄弟にあたる黒羽 亜夜子・文弥姉弟もいた。黒羽にも関することなのだろうかと思ったが真夜が既に目の前に待機していたため彼は文弥の隣に並び真夜からの言葉を待っていた。

 

「今日はよく来てくれました、達也さん、亜夜子さん、文弥さん。貴方達に来てもらったのはある人を探して欲しいからです。見つけるだけで結構です、それ以上のことをする必要はありません」

 

「見つけるだけでいいのですか?」

 

「ええ、見つけることが出来ればそれ以上何もせずに私に報告してください。探して欲しいのはこちらの方です」

 

「綺麗……」

 

「彼女の名前はレナーテ・アルベルタ。彼女はドイツの国家公認戦略級魔法師ナフィーナ・アルベルタの妹でナフィーナ・アルベルタが国家公認戦略級魔法師になる前までこの日本に滞在していました。ナフィーナが登録された後にドイツに戻りました。ですがレナーテは最近パリ経由でカーディフに入ったところまでは追えていますがそれ以降の足取りが追えていません。その後最近日本に入国したという情報が入りました。そこで貴方達にはこのレナーテ・アルベルタさんを探してもらいます」

 

「ドイツの国家公認戦略級魔法師……」

 

「分かりました。叔母上」

 

「この捜索に関しては期限は設けません。既に捜索は始めていますが貴方達にもしてもらいます。達也さんこのことは深雪さんには伝えてもらって構いませんが国家公認戦略級魔法師という点だけは省いてください」

 

「しかし、叔母上ドイツの国家公認戦略級魔法師ナフィーナ・アルベルタは14使徒の中でもアンジー・シリウス以上に存在が秘匿されている上にアルベルタという名は深雪にとってもインパクトがあると思うのですが」

 

「……分かりました。深雪さんにも全部伝えてもらって構いません。ただ深雪さん自身が達也さんと共に探すといっても断りなさい。これは命令です」

 

「……分かりました。では自分はこれで」

 

「ええ、水波ちゃんにもよろしくね」

 

達也がお話をしていた部屋から出ると葉山に水波のことを尋ねられ答えた後に四葉本邸を後にし一高近辺にある自宅へと帰っていった。

 

話は戻り彩海奈、真唯、エイミィ、スバル、鋼、芽愛、弥海砂、レナーテの8人は東京湾上国際空港から八丈島空港に降り立ちそこから海路で小笠原諸島に名を連ねる1つの島の詩夢島にある水無瀬家の別荘へとやってきていた。詩夢島は2060年初頭に国防軍の捕虜収容施設として人工的に作られた人工島であり2070年に同じ小笠原諸島にある巳焼島に新しい防犯システムが組み込まれた捕虜収容施設が完成したためそちらに移送が全て完了してから水無瀬家が神無月家のムーン・ザ・ノベンバー社を通して国から島の売却手続きを進め今は水無瀬家が私有地として使っていた。詩夢島には水無瀬の別荘の他にムーン・ザ・ノベンバー社の特殊CAD実験センター等のムーン・ザ・ノベンバー社の主要実験施設が揃っていたり観光客向けの施設が立っている。

ちなみにムーン・ザ・ノベンバー社の本社は京都にある魔法協会本部の近くに構えている。

 

「すごいねぇ、この島。ここにあのムーン・ザ・ノベンバー社の実験施設とかあるんでしょ?」

 

「エイミィ、そのムーン・ザ・ノベンバー社って何の会社なの?」

 

「スバル知らないの!?ムーン・ザ・ノベンバー社はあまり知られてないけどFLTと同じくらいのシェア率を誇る日本有数の超有名企業の1つで国内最高クラスの品質と技術はほんとにすごいの。それでいてハイスペック、求めやすい価格帯なんだよ!?私の家はムーン・ザ・ノベンバー社のものは無いんだけど噂ではオーダーメイドの客がひっきりなしに来るにも関わらずカタログに載ってる商品もすごいっていわれているんだよ」

 

「へ、へぇそれはすごいね」

 

「ムーン・ザ・ノベンバー社ってそんなに有名なの?」

 

「多分知ってる人は知ってるって会社じゃないかな?FLTにトーラス・シルバーがいるようにムーン・ザ・ノベンバー社にこの人がいるっていうことは無いからね。それでさ彩海奈1つ気になってることがあるんだけど」

 

「私が使ってるCADでしょ?確かに私が普段から使ってる汎用型はムーン・ザ・ノベンバー社のオーダーメイド品よ」

 

「やっぱりそうだったんだ。この前雫がそのムーン・ザ・ノベンバー社のカタログ見てた時に彩海奈が使ってるのに似てるなって思ったんだよね」

 

「なるほど……それにしても雫もムーン・ザ・ノベンバー社の使ってるの?」

 

「いや、雫は確かFLT製だったはずだ。でもほのかが言うには雫は九校戦のピラーズ・ブレイクのときに使ったフォノン・メーザー用のCADが必要だということで買ったみたいだよ」

 

「なるほどね。ほら、着いたわよ別荘に」

 

東京湾上国際空港から八丈島空港まで約50分、八丈島港から詩夢島まで約2時間、港から水無瀬の別荘まで車で約20分合計3時間超の移動も終わりやっと水無瀬の別荘に着いた。水無瀬家の別荘といっても私はあの本家のような感じを想定していたが実際には何処にでもあるような別荘な感じで私は逆に驚いた。

 

でも中には尋常ではない広さのリビングダイニング、何部屋あるんだっていいたいくらいある寝室など常識では考えられないくらいの広さを誇っていた。これには私だけでなくエイミィをはじめお母さん以外全員が驚いていた。

 

「あ、彩海奈…ほんとにここに私達来てもよかったの?」

 

「私もここに来るのは初めてなの……でも大丈夫よ」

 

「ごめんなさいね。ここ以外は失礼にあたるって言われてここになったのだけどやっぱり8人にしては大きすぎたわよね…」

 

「い、いえほんとにお構いなく…」

 

「そ、それじゃあ荷物置いて一段落したら買い物にでも行こっか」

 

「う、うん」

 

初日はこの後はお母さんとレナーテ、十三束君以外の全員で街まで買い物にいきお母さんと芽愛さんと弥海砂さんの3人が料理を振る舞うなかなかに珍しい機会が生まれた。

 

そして2日目の3月27日今日は詩夢島の近くにある南楯島に行く予定だった。しかしそれは予定を変更せざるを得なかった事態が発生したため仕方なく予定を変更した。その日は近くにあるビーチで全員で海水浴を楽しんだ。水着はさすがに用意していなかったから服を着てしていたがそれはそれで楽しかったし私達の中で唯一の男の子の十三束君が顔を赤くしていたということは分かった。

 

最終日である3月28日は詩夢島にある観光施設を回ってそれで夕方になる頃にチャーター便とチャーター機を使い東京湾上国際空港へ帰る予定だった。観光施設にはこの島にあるムーン・ザ・ノベンバー社の実験施設の説明やこの島ができた経緯等が書かれた資料館や展望台、ビーチが併設されている。ここにあるビーチと昨日のビーチは違い、昨日のビーチは水無瀬家が所有するプライベートビーチである。そして夕方になり詩夢島から八丈島へとチャーター便でいき、八丈島空港から東京湾上国際空港へと乗り継いでいった。今日は全員で私の家に泊まる予定になっている。一応地下へ続く階段や見られてはいけないものの類は25日までに全て隠しておいた。その日の夜は皆で大宴会だった。そして翌日起きると私達が帰った後に南楯島において色々なことがあったと報道されているのを見て、私達は被害に巻き込まれずに良かったと思う反面被害にあった人のことを思うと私達が近くまでいたことで助かることもあったんじゃないかと思うところがあった。

 

そして次の日エイミィ、スバル、十三束君が帰った後に私とお母さんとレナーテの3人は魔法大学附属第一高校へと足を運んでいた。レナーテが来ると決まった時点で既にこの日に行くということを決めていたらしい。校門で警備員の人に証明書を見せ学校内部へと入っていく。校内を歩くと誰もいない校舎というのは初めてで校舎はこんなにも広いんだということを感じた。校長室に着き、入出許可を得て中に入ると中には百山校長とドイツの国家公認戦略級魔法師で14使徒のナフィーナ・アルベルタつまりレナーテのお姉さんが護衛と共にそこにはいた。

 

「Warum ist deine Schwester hier?(どうして姉さんがここに?)」

 

「Warum ... Weil ich dich gebeten habe, hierher zu gehen(どうしてって……貴女がここに通うって真唯さんに聞いたからよ)」

 

「こほん……そろそろいいかね…」

 

「し、失礼しました」

 

「レナーテ・アルベルタいや今はレナーテ・ジルヴィアか君の転入手続きはこの書面の通り適切に処理された。よって本日をもってレナーテ・ジルヴィアを本校の1年生来年度から2学年に転入することを承認する。なお、君の保護者だが本来なら父母方に頼むところだが今はドイツにいるという点を考慮し五輪 真唯殿貴女に帰属するがよろしいかな?」

 

「もちろんです、百山先生。今回はありがとうございました」

 

「いやはや、私とて最初は疑問を抱いたがその後の出来事で承認せざるを得ないと思いましてな」

 

「Herzlichen glückwunsch Du kannst ein großartiger Magier sein(おめでとう、貴女ならきっと素晴らしい魔法師になれるわ)」

 

「ありがとう、ございます。校長先生。そして姉さんにはNatürlich war ich die Schwester meiner Schwester. Ich bin sicher, Sie werden genauso ein Zauberer wie Ihre Schwester(もちろんよ、なんてったって私は姉さんの妹だもの。きっと姉さんと同じくらいいやそれ以上の魔法師になってみせるわ)」

 

「五輪さん、貴女には彼女の高校生活をサポートしてあげなさい」

 

「もちろん、そのつもりです」

 

「用件は以上だが皆様方は如何なされますかな」

 

「Ja, ich bin hier in Japan, also lass mich stören, wenn ich in Renate lebe.(そうね、折角日本に来られたのだしレナーテの居住先でもお邪魔しましょうか)」

 

「彩海奈、今から自宅に行ってもいい?だって姉さんが」

 

「ええ、是非おもてなししますよ」

 

「それでは、百山先生今日は時間を割いていただきありがとうございました」

 

私、お母さん、レナーテ、ナフィーナさんとその護衛の人達は私の家にやってきた。

 

「初めまして、私は五輪 真唯。これからよろしくね。ナフィーナさん」

 

「私は五輪 彩海奈。これからよろしくお願いします」

 

「初めまして、お二人とも。真唯さんと彩海奈さんね。私はナフィーナ・アルベルタって言わなくても分かるかな?」

 

「ええ、最初レナーテさんが貴女の妹だったことを知った時は卒倒するかと思ったわよ」

 

「それはごめんなさい。私だけはドイツ政府から厳重に秘匿されてましたから。妹のことの大部分はもう聞いています。真唯さん、彩海奈さんどうかレナーテのことをよろしくお願いします」

 

「ええ、もちろん。貴女のお母様には大変お世話になりましたしまた会う時でいいのでよろしくお伝えください」

 

「分かりました」

 

この後4人でのお茶会が始まり、日が暮れるまで話に花を咲かせていた。ナフィーナはこの後ドイツの政府専用機の1つであるベンソレパーでバイエルン州にあるノイブルク・アン・デア・ドナウ航空基地へと帰国していった。

 

そして彩海奈は2年生になる。それについづいするかのように彼女の周辺の物語は加速していく。





如何でしたでしょうか?お姉さんのナフィーナ・アルベルタ、妹のレナーテ・アルベルタの詳細なプロフィールは設定集2を出す時(近日公開予定)にでも書きます。(予定は未定ということを覚えておいてください)

ドイツ語の部分はGoogle翻訳、ドイツ政府専用機の名前は架空、航空基地はリアルのものになってます。ややこしいですけどそんなポンポン名前思いつかないのでこれで

今回もご読了ありがとうございました。感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。
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