姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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はい。古都内乱編に入りました。そこで今回主人公は原作で起きること全てを達也と共にということはあまりありません。


京の都にはご注意を
夏休み、論文コンペへの過程


 

 

水無月家別邸で一夜を過ごした私とレナーテは朝食を水無瀬 結那さん、侑弥さん、唯衣花さん、柊優さん、侑那さん、詩季さん、水無月 紗綺さん、沙耶さん、白羽・アルベルタ・紗那さん、レオン・アルベルタさんと共に頂きそれから少しした後には沙耶

さんと共に京都へ戻りそこからは弥海砂さんと共に五輪家へと戻っていった。それからというもの特に何かある訳ではなく彩海奈とレナーテ、愛彩は普通の夏休みを過ごしていた。ある日は第五研で彩海奈とレナーテの戦略級魔法の測定及び実験、愛彩と彩海奈の2人は新しいCAD(主に澪やレナーテの専用の特化型)の作成、3人で近くにある五輪家が所有するプライベートビーチに行ったりと何処か普通の魔法科高校の生徒のように過ごしていった。

 

そして9月になり魔法科高校も二学期が始まりまた校舎の中が騒めきだし始めたこの頃一高に新しい先生がやってきた。私達の学年には関係無いが魔法幾何学と魔法医学を1年生と3年生に教えるみたいで何故2年生を外したのかは謎だった。新任の先生は研修期間として在籍という形をとるため直接授業する訳ではなく間接的に教えるということになるという。それだけなら私達は驚かなかったかもしれないがそのやってくる先生の名前に驚かされた。先生の名前は白羽 紗那さん、つまりレナーテの母親だ。白羽 紗那さんはヨーロッパで活躍する魔法医学のスペシャリストだがその名声は世界中に届いており一高でも知らないという人はほぼいなかった。今現時点でレナーテと白羽 紗那さんが親子関係だと知っている人は私達を除いて誰も知らないはずだ。それから数週間後に行われた今年の生徒会長選挙は言うまでもなく一強独占状態だったため順調に決まり生徒会役員も昨年から引き続きということになったため生徒会は特に何も今年の発表者は中条先輩、五十里先輩、三七上先輩で、去年の発表者の達也は今年はメンバーから外れている。それは横浜と京都がそれぞれの開催地で横浜は技術、京都は純理論が上位に入りやすく達也はどちらかというと純理論よりかは技術的なテーマが得意分野であるため今回は不参加となっていた。筆記が学年2位の私にも今年から新設された魔工科のジェニファー・スミス教諭から書かないのかと聞かれたが断った。そして毎年の事だが今年も警備の割り当てで問題が起こった。今年は京都で行われるため現地の下見が必要であり去年以上に人員は必要だった。今年も風紀委員だけではなく色んな生徒に護衛の要請が出されていた。私はメンバーの護衛では無く会場内での警備や現地での警備の一高内での責任者を任された。責任者といっても服部先輩が不在の間の代理という事だ。

 

ある日の夜、私はレナーテと共に出された課題について取り組んでいた時来客を告げるベルが鳴らされた。私はモニターを見てみるとそこには紗那さんと侑那さんがそこにはいた。

 

「突然、お邪魔してごめんなさいね」

 

「いえ、それでこんな夜更けに何の御用でしょうか?」

 

「ここ最近、一高周辺に古式魔法師の人が多いって紗那ちゃんから教えてもらって私しか今水無瀬の中で動けなかったからね。それに今は論文コンペの準備をしてるでしょう?だからあまり人員は割けないからね」

 

「そうでしたか……実は私には直接被害は無かったのですが一高の生徒で既に古式魔法師から直接的な被害を受けた生徒がいまして」

 

「それって司波 達也君のこと?」

 

「ご存知なのですか……」

 

「その時私直接見てたからね」

 

「そういえばお母さんって何処に住んでるの?」

 

「私?えっとここからすぐの所に住んでるのよ。だから何時でも遊びに来ていいわよ」

 

「侑那さん、貴女程の人が東京にいるということは今度の論文コンペ去年みたいなことが起こるということですか?」

 

「いいえ、去年以上のことは起きないと踏んでいるわ。ただ今年は古式魔法師に関することで何か起きるって見てるの」

 

「私にできることはありますか?」

 

「そうねぇ……今の貴女の立場上出来ることは限られてくるからね。もし貴女の力が必要になったらまた来るわ」

 

「……分かりました」

 

「さて、紗那さん帰りましょうか。あまり長居して私達とレナーテさん達のことを勘ぐられても困りますから」

 

「そうですね、じゃあレナーテ、彩海奈ちゃんまた学校でね。おやすみ」

 

「おやすみ、お母さん、侑那さん」

「おやすみなさい、紗那さん、侑那さん」

 

紗那さんと侑那さんは護衛の人と共に私の家を出ていった。その後はレナーテと共に再び課題に取り組んでレナーテの分が終わったところで私達は眠りについた。

 

それから日々は過ぎていき論文コンペまで後半月となった時に私と新風紀委員長に就任した幹比古君と一緒に生徒会室やってきた。目的は論文コンペにおける現地の警備に関する下調べだ。

 

「当日の警備に関しては服部前部活連会頭が他校との打ち合わせも含めてやってくださっています」

 

「そこで問題なのが今年の会場です。場所はこの少し外れたところにある国際新会議場ね」

 

「随分中心から外れているのね……」

 

「街の真ん中で会議なんてやって欲しくない、って地元の意見が強かったらしいんだ。それで、去年と違って周囲の交通量もそれほど多くない。犯罪者や破壊工作員が潜伏出来る場所も多くないように見える。でも周りに自然が多いということは、それ用の準備をすれば隠れるところはいくらでもある。そして近くに隠れるところが無ければ、少し離れたところに拠点を作る可能性があるという事だと、僕と五輪さんは思ってるんだけど」

 

彩海奈はそれに頷いた。すると深雪は打ち合わせ通りに合いの手をいれた。

 

「つまり、会場の周辺だけじゃなくてもっと広い範囲を調べておくべきだと?」

 

「去年の二の舞は二度と御免だからね」

 

「それで下見には誰が行く?」

 

間もなく閉門時間ということもあり、達也は会議を終わらせるために動いた。

 

「それは僕が行くよ。学校の方は警備メンバーの北山さん、五輪さんそれにレナーテさんも手伝ってもらえるから。それと達也にも来て欲しい」

 

「構わないぞ。だが彩海奈はそれでいいのか?」

 

「構わないわ。風紀委員長の言うことだもの。一風紀委員はそれに従うまでよ」

 

「それならいいんだが……」

 

「あ、あはは……」

 

「お兄様、よろしければ私も同行したいのですが」

 

「そ、それだったら私が!」

 

深雪が同行を申し出るとそれに呼応するようにほのかが手を上げた。

 

「ほのかには移動の事とか予算の事とか、個別にお願いしてる件があるでしょう? 私には特定の仕事が無いから、応援の皆さんが泊るホテルの方にご挨拶と、万が一の事が起こった場合に避難出来るシェルターの確認をしてきますので。泉美ちゃんには、私が京都に言っている間、副会長として代わりをお願いしたいのだけど」

 

「任せてください!精一杯務めさせていただきます」

 

「それで日程はどうするんだ?」

 

「ギリギリだけど、コンペ前の土日にしようと思ってるんだけど、大丈夫かな?」

 

「妥当なところだろう、それで宿は抑えてあるのか?」

 

「いや、それは決まってからって思ってたから」

 

幹比古は苦笑い気味に達也に答えると、達也は水波に声をかけた。

 

「水波、すまないがホテルに予約を入れてくれないか。できればコンペの前日に泊るホテルが良い。メンバーは俺、深雪、幹比古、そして水波の四人だ」

 

「私も、ですか?」

 

「ああ、向こうで深雪を助けてやってくれ」

 

達也のその言葉に泉美は悔しそうに水波のことを見ていた。だが先程深雪からのお願いを受け入れたばかりであり今更やらないとは言えないため悔しそうにしていたのだろうと彩海奈は見ていた感じに思っていた。

 

やがて打ち合わせも終わり、達也とほのかは先に生徒会室を後にして雫がいる場所へと向かった。雫は今回中条先輩の護衛を務めている。私と幹比古君も途中で2人に合流した

 

「雫!」

 

ほのかが声をかけると雫が駆け足で側に近寄ってきた。

 

「何?」

 

「雫にお願いしたいことがあってね」

 

「私に?」

 

「実は、論文コンペの前に現地に下見に行こうってなってね」

 

「……去年の出来事に備えて?」

 

「そう。二十日と二十一日の1泊2日で色々と確かめる予定なんだ。それでその2日間、委員長の仕事を代行してくれないか?」

 

「もちろんその2日間は私とレナーテも手伝うわ。一応私だって風紀委員だし」

 

「彩海奈は行かないの?」

 

「行かないよ。私が行ったらレナーテも付いてくるでしょう?京都に連れていったらどういう目で見られるか分からないし。論文コンペの時は一緒に行くけど」

 

「なるほど。達也さんは?」

 

「俺は行くぞ」

 

「ほのかは?」

 

「私はお留守番」

 

「……分かった。良いよ」

 

「ありがとう、助かるよ」

 

「どういたしまして」

 

雫が了承すると私はまだ服部先輩は学校にいるだろうと思い、部活連の部屋へと向かった。途中でレナーテと合流し、部活連の部屋へと行くと服部先輩の他に風紀委員の沢木先輩がそこにはいた。

 

「どうした?もうそろそろ閉門時刻だが……」

 

「まだ訓練をやっているなら混ざりたいと思っていたのですが……」

 

「ああ、それなら先程終わったと連絡があったから。それにしてもレナーテさんもさすがスティープルチェイス・クロスカントリー優勝者だな。現地の警備メンバーとして期待してるよ」

 

「ありがとう、ございます。」

 

「本当に貴女身体能力高いわよね……」

 

「ふふん、それだけは彩海奈には負けないよ」

 

「はぁ……それじゃあ、服部先輩失礼します」

 

「ああ、五輪さんもレナーテさんも気をつけて帰れよ」

 

「はい、また明日です。服部先輩」

 

そう言うと私達は部活連の部屋を出ると自宅へ戻るために学校を出ようとしたところに丁度今日の勤務を終えた紗那さんと偶然出会った。それからは3人で彩海奈の自宅まで一緒に帰り、また明日と挨拶してから家の中へ入っていった。

 

私は一緒に帰っている中で気になる事件を見つけた。それは京都で名倉 三郎さんという方が他殺体として発見されたという事件だ。記事によると名倉さんの死体は通常では考えられない状態らしい。私はこの時期に京都で起きた事件というのはあらかた気にかけてはいたがこれだけは明らかに異質であった。私はこの事件のことを頭の片隅に置いておくことにした。

 

次の日曜日、彩海奈とレナーテの姿は京都にあった。元々彩海奈達はこの日に京都に来る予定等無かったが昨日の夜、突然やってきた侑那さんから京都に付いてきてくれない?と言われ侑那さんに付いてきていた。

当初、私達は京都に来たとしてもあまりすることが無いと思っていた。しかし今現在のこの状況下ではそんなことは微塵も考えていなかった。今私とレナーテの目の前にいるのは4人の男女でその脇には水無瀬 詩季さんと侑那さんがそこにはいた。

 

「さて、2人とも東京からわざわざごめんなさいね」

 

「い、いえ」

 

「彼らのこと貴女達には紹介しておかないとね。多分これから京都で色々あるでしょうから彼らのこと教えてあげなさいってお母さんに言われたから」

 

「それは論文コンペ関連で何か起こるということでしょうか?」

 

「もうって言った方がいいかしらね。この前のこと何だけど……」

 

「侑那、そろそろ……」

 

「ああ、ごめんなさい。彼らは私達水無瀬家の裏の事を主にしてくれている人達よ」

 

「初めまして、五輪のお姫様にアルベルタのお姫様。俺達は『白日の夜』っていう組織名として動いている。そんでそこのリーダーが俺で名前は睡蓮、そんで左から順に伊吹、明日葉、蓮華だ。呼び方はまぁ好きなふうに呼んでくれ」

 

「……初めまして、五輪 彩海奈です」

「…レナーテ・アルベルタです」

 

「彩海奈ちゃんとレナーテさん、貴女達の安全は水無瀬家が保障するわ。だから貴女達は何もしないでただ学校の役目に従っていて欲しいの」

 

「……分かりました。私は今回の現地での警備では一高内での責任者ですし何かと他の出来事には構っていられないのも事実ですし」

「私は彩海奈と違って何もしてないです。だから私は内容によってはお手伝いくらいは出来ると思いますが……」

 

「なるほど。それじゃ五輪のお姫様はそのまま一高のことに注力してくれ。問題はアルベルタのお姫様だが…一体どうしたもんかね」

 

「レナーテが問題になるのでしたら一高の現地の警備に加えますが」

 

「そうした方が俺達的には集中出来ていいがどうだ?」

 

「俺らは別に1人くらい増えたところでそんなに影響は無いけどな」

「そうね。1人増えたところで私達が出来なくなることなんて無いもの」

「でも、アルベルタのお姫様は何かと目立ちそうだけどそれは大丈夫か?」

 

「お前らの意見は分かった。五輪のお姫様、アルベルタのお姫様のことはお前に任せる。だから俺達のことは頭の片隅にでも置いて論文コンペ楽しんでくれ」

 

それから少しした後彩海奈とレナーテは侑那と共に東京にある自宅へと帰ってきた。時刻は既に日付けが変わっており侑那が作ったという夕食を食べてから眠りについた。

 

翌日、レナーテが体調を崩したため私は学校に休みの連絡と芽愛さんと弥海砂さんに救援の要請を頼んだ。

学校の方は私から一報いれればどんな職員であろうが納得はしてくれるがレナーテの体調不良に関しては私がやるよりかは私が小さい頃からお世話をしてくれてたらしい芽愛さんと弥海砂さんを頼るのが最善だろうと私は思っていた。

 

それから数時間後芽愛さんと弥海砂さんが家に到着し、テキパキと色々なことをしてくれた。芽愛さんも弥海砂さんもどうやら暇ではないらしく私に色々なことを教えてくれて来てから数時間後には何処かにいってしまった。

 

夕方、レナーテの体調も少しずつではあるが回復してきて明日の体調次第では学校に行けるだろうと思っていた。そこに学校から私の家に寄ってくれたのはレナーテのお母さんの紗那さんだった。

 

「ごめんね、レナーテのこと任せちゃって」

 

「いえ、レナーテと紗那さんの関係は明かせませんしそれにこの家に1人で居させるには無理がありますから」

 

「はい、これ。今日レナーテを見てくれたお礼」

 

「わざわざ、すいません」

 

「それとは別に1つ話しておいた方がいいかと思って」

 

「学校で何かあったのですか?」

 

「七草 真由美さんが司波 達也君に十師族・七草家の長女として面会に来たの。それでこれがその時に使った会議室での記録よ」

 

「……一体、何故こんなものを私に?」

 

「私には必要ないし活用も出来ないからね。だから彩海奈ちゃんに預けておくわ」

 

「私には活用できると?」

 

「だって彩海奈ちゃんのバックには五輪家、水無瀬家、アルベルタ家がいるんですもの。何処の家もこれを活用しないということはありえないからね」

 

「そうですか、それでしたらこちらは五輪家で預からせていただきます」

 

「あら、意外。水無瀬家に渡さなくてよかったの?」

 

「あちらはあちらで動いているそうなので。その邪魔はしたくありませんしね」

 

「なるほどね。それじゃあ私は帰るわ」

 

「レナーテには会わなくていいんですか?」

 

「いいの。寝ているのに起こすのは悪いし彩海奈ちゃんが大丈夫だって思ったならそれだけで安心だから。それにレナーテのことは私が1番よく分かってるから」

 

「…そうですか。それではまた明日学校で会えたら会いましょう」

 

紗那さんは手を振ると私の家から出ていき紗那さんの自宅へと帰っていった。私は玄関まで見送ると自宅の中に入っていった。

 

「だってさ、よかったねお母さん貴女のこと1番分かってるって」

 

そこには顔を真っ赤にして俯いて座っていたレナーテがそこにはいた。

 

 






如何でしたでしょうか?スティープルチェイス編で出した水無瀬家お抱えの魔法師集団を出しました。今話ではあまり出しませんでしたが次回からは出番は増えてくると思います。

今この作品と同時進行で「四葉 真夜の娘のおしごと」という作品も投稿しております。この作品とは違い主人公は真夜の娘で原作的には四葉継承編辺りから話が進んでいます。よろしければ是非お読みください。

今回もご読了ありがとうございました。お気に入り登録、感想、評価よろしくお願いします。
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