姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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はい。ということでこのお話では前回のお話で途中存在だけ明記した2人との初邂逅と彩海奈と達也(さらには深雪)との初邂逅のシーンと達也sideの話を少ししたいと思います。

今回から○○sideと視点の切り替えを入れていきます。



2人の素性と警戒心

☆彩海奈side☆

 

高校生になって最初の休みの日に私は父さんから教えてもらった連絡先に電話をかけていた。

 

『『お初にお目にかかります。彩海奈様』』

 

「こちらこそお初にお目にかかります。 貴方方が父さんが言ってた方ですか?」

 

『はい、その通りです。貴女のお父上である当主様より彩海奈様の身辺の世話を任されております。ついでにお姉様であられる澪様にはこのことは内密になっておりますのでご安心を』

 

「(ね、姉さん…周りの人にも認識されてるよ…)わかりました。ありがとうございます。明日私の家に来てくださいませんか?これからのことでちょっと相談が…それとあなた達の名前を教えてくださいませんか?」

 

『それは構いませんが。私は『如月 芽愛(めい)』と申しましてこちらが『如月 弥海砂(あまね)』と申します。

私たちは貴女のお姉様に助けていただいてそれから五輪家にお世話になっていたのですが昨日当主様より彩海奈様のお世話及び護衛の任を承りました。

こちらも彩海奈様に一度お会いになった方が良いのかと思っていましたがこの機会を作ってくださりありがとうございます』

 

「『如月 芽愛』さんと『如月 弥海砂』さんですね。了解しました。では明日お待ちしております」

 

ふぅこれで明日は芽愛さんと弥海砂さんと会って色々お話したら終わりかな?いやでもお買い物しないとダメかな…仕方ない2人が帰られたら出かけよう…いやあの2人と行けばいいんだ。

そうだ姉さんと母さんと使用人以外の女の子とあまり喋る機会が無かったから仲良くなりたいしね!そして思った彼女たち何歳なんだろう…見た目高校生では無さそうだし…まぁ明日会えばわかるか…

 

そして明けて翌日午前11時私が住んでいる家にチャイムが鳴った。どうやら来たようだ。

 

「はーい、今行きますから少し待っててください」ドタドタ

 

「お、お待たせしました。どうぞお上がりください」

 

「「失礼します、彩海奈様」」

 

「あ、あのもっと寛いでも大丈夫ですよ?これからこの家に来る機会が増えてくるだろうし何時までもこうだと私としてもちょっとあれですし…」

 

「わかりました彩海奈様」(芽愛)

 

「あ、それと本邸と姉さんの家では様付けでもいいですけどこの家の中や外出歩いてる時はさんや下の名前で呼んでくれないかしら?私としてもそういう方が今後のためにもいいかなって…」

 

「そういうことであれば了解しました。それで今後のご相談とは何でしょうか?」(芽愛)

 

「あぁ、私は今夜は1人でこの家にいるのですが隔日でいいですからこの家に来ていただけませんか?まだこの土地にも慣れていないので芽愛さんか弥海砂さんがいてくれるとその心強いんですが…」

 

「ふふっ彩海奈様も澪様と同じで可愛らしいところがあるんですね、わかりました。一日置きに私か弥海砂がお邪魔致しますね」(芽愛)

 

「か、可愛らしいっ!?私がですか!?いえいえそんなことありませんよ。それと姉さんにもそんなところがあるんですか?」

 

「はいございましたよ。詳細は澪様が彩海奈様だけには言わないでと仰られてましたのでお教え出来ませんがそれはまぁ随分と可愛らしかったですよ」(弥海砂)

 

「姉さんにもそんなところがあったなんて…そうだ失礼ですけど芽愛さんと弥海砂さんは今何歳であられるんでしょうか?」

 

「私たちは今年24歳になりました。既に魔法大学は卒業していますので日中は主にこの関東近郊で起きていることの情報収集、夕方〜夜にかけては彩海奈様の護衛をしていました。もちろん護衛は目に見えないところで行っていますのでどうかご安心を」(弥海砂)

 

「わかりましたといっても私はあなた達が行うことに対しては指図はしないので無理をしないように行ってください。

何かわかればその都度私に教えてくれると嬉しいです。それと今日この後ご予定ってありますか?」

 

「わかりました。今日この後ですか?特に予定はありませんがどうかしましたか?」(芽愛)

 

「あの…その…私この辺のことあまり知らないので…も、もしよろしければ一緒に買い物に手伝ってくださいませんか?」

 

「ふふっ彩海奈様も澪様に負けず劣らず可愛いですね。ええ是非お供させていただきます」(弥海砂)

 

「うぅ…もう行きましょう!」

 

その後私たちは私の自宅の近くにあるショッピングモールで今後のことに必要なものを買いそれを私の自宅に送りそして私たちは遅めの夕食を食べそれから自宅に帰りその日は解散となった。

 

☆彩海奈side終わり☆

 

☆芽愛(偶に弥海砂)side☆

 

♢芽愛と弥海砂の過去回想シーン♢

 

今日は初めて尽くしと昔を懐かしむ1日となった。

私たちは決して恵まれているとは言えない状況で育ってきた。その生活に変化が生まれたのは2学年上の先輩で今では国家公認戦略級魔法師になられた五輪 澪様に出会ってからだ。

私たちと澪様が初めて会ったのは学校だった。当時澪様は今のような虚弱体質ではなくちゃんと学校に来ていて、身体も動かしていた。新年度になるとよくある新入生と在校生の交流会をきっかけに私たちは学校の中でもよくしゃべる間柄になった。

数ヶ月経つと私たちの両親が旅行中に新ソ連の侵攻を受け亡くなってしまった。それがわかると私たちは学校に行きづらくなってしまい行かなくなってしまった。行かなくなってから数週間経ったある日来客を知らせるチャイムが鳴った。出てみたらなんとそこには澪様がいた。正直わけがわからなかった。何故ここに先輩がいるのかそしたら先輩が「ウチに来ない?」と言いさらに分からなくなった。そこで泣き崩れた。その後のことは覚えていないけれど澪様からは良いものを見せてもらったと言われとてつもなく恥ずかしくなった。

それからというものあれよあれよと進んでいき私と弥海砂は五輪家にお世話になり始めた。私と弥海砂は澪様のお父上で五輪家現当主のお声も有り澪様のお世話をしたりしていた。

こうして澪様は私たちと友達のような関係になり喜怒哀楽様々なことを楽しんだ。彩海奈様はその当時まだ小さいこともあり私たちのことを今ではお忘れになっていたが今でも可愛らしい姿を見せてくれた。それでもその時はまだ使用人みたいな関係だったため彩海奈様のあんな姿は初めて見て新鮮だなと思いながら見ていた。

 

(あんな彩海奈様きっと澪様もご覧になったことは無いでしょう貴重なお姿だったと思う。これは澪様には知られたらとんでもないことになるわ…内緒にしないとね)<芽愛>

 

(あんな彩海奈様初めて見た…今まで澪様や洋史様など五輪家に関係している人達のお世話をしてきたけれど彩海奈様はお母様に似ているこんな彩海奈様は決して澪様には見せないでしょう。決して澪様には知られないように注意しないと…)<弥海砂>

 

こうして彩海奈とそのお世話をしてくれる芽愛と弥海砂の初邂逅はお互いに懐かしさや初めてが交じり合うそんな1日になった。彩海奈にとっては絶対に知られてはいけないと思うそんな日になったり、どこか懐かしいそんな日になった。

 

☆芽愛(偶に弥海砂)side終わり☆

 

☆達也(偶に深雪)side☆

 

俺は今年魔法大学付属第一高校に入学した。

この学校には日本魔法師界の最高峰である『十師族』のうち三家のご息女、御曹司が在籍している。第三学年に2人そして俺たちと同じ第一学年に1人在籍だ。生徒会長であり長距離精密射撃のスペシャリスト七草真由美、次期当主であり部活連会頭でもあり鉄壁の異名を持つ十文字克人この2人は日本魔法師界に於いても超有名人である。

もう1人同学年である五輪彩海奈とは全くと言っていいほど知られてはいない。もちろん五輪家は国家公認戦略級魔法師の五輪澪がいることで有名だが五輪家のご令嬢がこちらの高校に来るのは意外だった。

聞くところによると彼女は1年B組に在籍しているらしい。これは妹の深雪やその友達である光井ほのかと北山雫からの情報であった。これには達也も納得感はあった。首席と次席(らしい)を同じクラスにはしないと思ったためであり納得した。

達也は彼女のことを特尉として在籍している国防陸軍101旅団独立魔装大隊(響子)、体術の師匠である九重八雲にも調査を依頼した。(ただ八雲に関しては達也が依頼する前から調査済みだった)ただ何処からも特に異常性無しという解答だった。この解答は達也をさらに困惑させた。その理由は九重八雲からの解答にある。彼は

 

『五輪家の彩海奈君についてだが正直何処にも特異なところは見られない。これだけなら十師族なら普通なんだろうけどあまりに綺麗な情報だったまるで君たちみたいにね。だからこそ気を付けた方がいい』

 

とこんな風に忍びである八雲でさえも五輪家のご令嬢のことについて正確な情報が得られなかったのである。これは達也にとっても予想外であり警戒心を高める要因にもなった。

 

数日後達也は深雪と共に昼食をとるために生徒会室に向かった。入室の許可を貰い入るとそこには彼女がテーブルに七草先輩と向かい合わせに座っていた。

 

「それでね彩海奈ちゃんにも生徒会に入ってほしいのよ。もちろん無理にとは言わないけどね」

 

「よろしいのですか?私は首席ではありませんでしたし首席の方を差し置いてまで入るのはちょっと…」

 

「大丈夫よ首席のあっ今来たわねそこにいる深雪さんも入ることが決まってるの」

 

「初めまして1年A組の司波深雪といいます。貴女が五輪彩海奈さんですね?これからよろしくお願いします」

 

「こちらこそ初めまして1年B組の五輪彩海奈と申します。呼び方は彩海奈でも何でもいいですよ。そちらの貴方は生徒会の先輩ですか? 」

 

「いや、俺は深雪の兄で司波達也と言います。俺のことは達也でいい。妹共々よろしく頼む」

 

「それは失礼しました。ところで七草先輩私の生徒会入りですが今日1日考えさせてください。明日のこの時間にまた生徒会に来ます」

 

「えっえぇわかりました。では明日楽しみにお待ちしております」

 

「はい、それでは失礼します」

 

「それでは深雪さんと呼んでよろしいでしょうか?また会えることを楽しみにしていますもちろん達也さんも」

 

「ええ、もちろん。私も会えるのを楽しみにしてます」

 

こうして彩海奈は生徒会室を出ていった。

 

「会長、彼女をどの役職に置くつもり何ですか?」

 

「彩海奈ちゃんはねリンちゃんと同じ書記にするつもりよ。リンちゃん今年は論文コンペに出るらしくて抜けた時の穴埋めを出来るようにってね」

 

「市原先輩の論文テーマは何ですか?」

 

「私は重力制御魔法式熱核融合炉の技術的可能性です」

 

「っ!?それって加重系魔法の技術的三大難問の1つじゃないですか?」

 

「奇遇ですね。自分も同じ研究テーマ何ですよ」

 

「司波君もですか?では論文コンペの際は少しでもこのテーマに関する人がいてくれるのは助かります。論文コンペに出ることが決まればまたお知らせしますね」

 

「はい、その際はよろしくお願いします」

 

「ところで会長は彼女について何かご存知なんですか?」

 

「えぇといってもそこまで詳しいことは知らないけどね」

 

これ以降は彼女のことや会長のことで盛り上がり1日が過ぎていった。

そして場所が変わり司波家では今日の昼休みに話された話題が再び上がっていた。

 

「ところでお兄様今日生徒会室にいらっしゃった五輪彩海奈さんですがどんな方何でしょうか?」

 

「あぁ、彼女だが響子さんや師匠に調査をしてもらったんだが何かを隠しているようだ。師匠曰く俺たちのように情報が綺麗すぎるようだ」

 

「情報が綺麗すぎる?それでは彼女はもしかしたらお兄様のような方かもしれないと?」

 

「確かに五輪家には軍とは少なからず関わりがあるだろうからそういう可能性はなくはない。だがそれならばもっと情報はあるはずだがそれがないということは内々に秘めたことなんだろう」

 

「それでは彼女は色々と情報が無いということですか?」

 

「あぁ、そういうことだ。深雪もし彼女が生徒会に入ったら積極的にとは言わないが出来るだけ彼女と関わりを持つんだ。それが深雪の成長にも繋がるからな」

 

「はい、お兄様」

 

一体彼女は何者だ…もしかしたら俺と同じでも軍に組み込まれていない戦略級魔法師なのか…でも彼女はそんな感じはしなかった。

それにしても何故彼女は五輪の本拠の近くの七高ではなく一高に来たんだ…達也はさらに警戒心を上げた。

 

翌日お昼休み場所は生徒会室今日は達也と深雪の方が先に来ていた。ちょうどお昼を食べ終わり談笑していたところに彩海奈がやってきた。

 

「失礼します。会長昨日の生徒会入りの件ですがありがたく末席に加わさせていただきます」

 

「そう、彩海奈ちゃんありがとう。普段は私たちの他に副会長のはんぞー君がいるからよろしくね!あなたにはリンちゃんと同じ書記を務めていただきます」

 

「わかりました。ではまた放課後お邪魔します」

 

「うん。じゃあ放課後待ってるわね」

 

彩海奈は生徒会室を後にした。

 

「良かったですね会長」

 

「えぇ本当よこれで生徒会のメンバーも揃ったし今日から本格始動よ!」

 

これで何とか彼女との接触手段が出来たなっと少なくない安堵感を持った達也であった。

 

その日の夜達也は四葉家に五輪 彩海奈について調査を依頼した。

 

☆達也(偶に深雪)side終了☆

 

 




はい、ということでここでこの話は終了となります。

時系列がめちゃくちゃになってる気は自分だけじゃないと思いたいです←

ちなみに個人的にブランシュのお話についてはあまり好きじゃないので所々カットしながら話を進めていきたいと思ってます(もう既に色んなところをカットしている)

これからの流れとしては

所々カットしながらブランシュ編→九校戦→夏休み→横浜騒乱→冬休み

という流れでやっていきます。夏休みと冬休みは完全オリジナルでやっていきたいと思ってます

このお話で出てきた『如月 芽愛』『如月 弥海砂』『司波達也』『司波深雪』『七草真由美』を設定集に追加するので次回は少々間が空くと思います

今回もご読了ありがとうございます。次回もまたよろしくお願いします。
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