姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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1ヶ月ぶりくらいでしようか?お久しぶりです。これまでこの小説は電車に乗っている時間に書いていてそれが減少したので遅くなりました……

やっぱりオンラインって慣れない……


年明けの衝撃と師族会議

 

 

年が明けて1月2日、四葉家が発表した出来事は彩海奈達もすぐ知ることになった。真唯、澪、洋史は驚いていたが、彩海奈は驚きはしたものの特段普通に装っていた。何故なら彩海奈は元々深雪と達也は四葉の血縁でそれも当主に近い人なんじゃないかと思っていたくらいだから。ただ彩海奈が気になったのは四葉家からの発表の二文目にあった「司波 達也を四葉 真夜の息子として認知すること」という一文だ。確かに達也と深雪は実の兄妹として彩海奈達には認知されている。それなら法的に達也と深雪は結婚は出来ずに達也か深雪、どちらかが四葉家を離れなければならず深雪が次期当主として擁立されたならば達也に四葉家としての居場所は無い。しかしここで四葉 真夜が取った手が達也を真夜の息子として認知することで従兄妹として世間に示し、婚約させ2人とも四葉家に留まらせるという手法を取ったのだ。

 

「達也と深雪が従兄妹ねぇ……ま、驚いたけどそんな大したことじゃないか。達也と深雪が四葉家の一員ってことは何となくは分かってたし、そしたらあの双子姉弟もあの時見せてくれたのも実力のひと握りよね……そう考えたらほんとに四葉家って恐ろしいわね」

 

「どうしたの?」

 

「うん?あ、四葉家が発表したことについて少しね」

 

「ああ、深雪と達也が四葉家の人だったってこと?」

 

「案外驚かないのね」

 

「だって、私四葉家について何も知らないもの。表向き私は五輪家に居候しているただの転校生だと思われてるもの」

 

「そうね……でもおそらく四葉家は既に貴女の身元と水無瀬家のことくらいは割れてるでしょうけどね」

 

「四葉家ってそんなに情報網すごいの?」

 

「まぁ……アルベルタ家には遠く及ばないでしょうけど。国内では水無瀬と並んでるでしょうね」

 

「そっか……」

 

「別に貴女にどうこうあるわけじゃあるまいし、気楽に過ごしましょう」

 

「それで?深雪と達也にはどう接するの?」

 

「何も変えないわよ。深雪と達也が四葉家の人であろうとも私とあの2人は友達だもの。その関係が変わらない限り私はあの2人に対しては同じ反応をするだけ。レナーテもあまりよそよそしくしないでいつも通り接してあげて」

 

「……分かった」

 

それから彩海奈は五輪家に来た来客のお出迎え等をするために着替えてから準備室へと足を運んだ。レナーテは1人になり、することも特に無いため魔法研究所に行き、愛彩と邪魔にならない程度の音量でお喋りをしていた。

 

1月7日、この日は3学期の始まりの日で彩海奈とレナーテも3日前から既に東京にいた。今年はエイミィ、スバル、十三束とレナーテ、芽愛、弥海砂を加えた7人で近くにある神社へ初詣に行った。

 

「おはよう、彩海奈、レナーテ」

 

「おはよう、エイミィ。朝から元気ね」

「おはよう、エイミィ」

 

「いやー、それ程でもないよ。まぁでも今年は新年からいきなりなビックニュースがあったからね」

 

「私も少し驚いたわ。達也と深雪はせめてナンバーズの師補十八家の中の傍流とかなのかと思ってはいたけどまさかよね」

 

「だよね!それと彩海奈のお家も色々あったじゃん」

 

「ああ、兄さんのこと?まぁこれで良かったんじゃないかしら。父さんも後継者問題ということは無くなったんだし私も当主っていう柄じゃないから兄さんがなるっていうのは良かったんじゃないかしら」

 

「そんなものなの?」

 

「え?まぁそうだけど……何か聞きたい事でもあるの?」

 

「彩海奈は高校卒業したらどうするのかなって」

 

「私?そうだなぁ……兄さんが次期当主になって、父さんからは好きなことしていいって言われてるから特に何か無ければ大学に行こうかなとは思ってるよ。将来は愛彩のお手伝いでもいいからそのための知識でも身に付けておこうかなっていうのもありだしね」

 

「レナーテさんは?」

 

「私はお母さんみたいな人になりたい。今はドイツにいるけど私は日本で出来ることをしたいかな」

 

「レナーテのお母さんって何してるの?」

 

「お医者さん。本当にドイツの郊外にある小さな病院なんだけどいつも楽しそうにしてたから」

 

「そっか、じゃ目標に到達出来るように頑張ろうね」

 

「うん!彩海奈も頑張ろう」

 

「もちろんよ」

 

その日は特に何かがあった訳じゃないが何処か空気が重かった。その原因はおそらくというかほぼ達也と深雪が"あの" 四葉家の人でしかも当主クラスだったということだろうと彩海奈は思っていた。彩海奈は予想としてエリカやレオくんは平気だろうけどその他、特にほのかにとっては夢にも思ってなかった出来事だと思っていただろう。私だってほのかと同じ立場だったら現実逃避したくなるような出来事だったに違いない。そのような事を考えながら彩海奈はレナーテ、エイミィとスバルといつもの通学路を歩いていた。

 

「(家に灯り?ああ、そういえばお母さんがこっちに来る日だったっけ芽愛さん達と一緒に)」

 

「ただいま」

「ただいま、です」

 

「お帰りなさいませ、彩海奈様、レナーテ様」

 

「ただいま芽愛さん。お母さんもいるの?」

 

「はい。現在はリビングにてお寛ぎになられております。お呼びしますか?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

彩海奈とレナーテが自宅に戻るとそこには母親である真唯の他に姉である澪、兄の洋史もそこにはいた。

 

「お帰りなさい、彩海奈ちゃん、レナーテさん」

「お帰り、彩海奈、レナーテさん」

 

「ただいま、何でここにいるの?」

 

「今日、東京に帰ってきたから。お母さんと一緒に来たから」

 

「そう、それで今日はどうするのかしら?泊まっていくのなら準備しないといけないのだけれど」

 

「すぐ帰るわよ。ついでに寄っただけだから」

 

「またね。彩海奈、体調には気をつけてね」

 

「うん、兄さんこそ気をつけて」

 

澪と洋史、弥海砂が家から出ていくと部屋の中には彩海奈とレナーテ、真唯、芽愛の4人が残っていてそれぞれが席に座った。

 

「さて、澪もいなくなった事だし貴女に伝えておくけど今度、師族会議があるのは知ってるわよね?」

 

「もちろん。今年は今後の十師族を決める選定会議も含まれていることも」

 

「そこでとある外国勢力によっての無差別テロが起きるわ。これは水無瀬家からの情報よ。だからほぼ100%起きる」

 

「で?それがどうしたの?」

 

「あら、冷静ね。そこにはお父さんが出席するけどもし襲撃されたら貴女のところに緊急通信が行くけどそれは無視なさい。「白日の夜」の方達がお父さんのところに向かう算段になってるから」

 

「分かりました」

 

「物わかりもいいのね」

 

「私は五輪家の一員だから。五輪家の上層部がそう判断したのなら私が出る幕じゃないと思うし。それに十師族の当主が集まる師族会議の場所にその子息が集まったら格好の餌食にもなる。そして達也や深雪、七草さん達が学校から居なくなったら誰が纏めるのよ……」

 

「さすがは水無瀬の血を受け継いでるわね……」

 

「私がもし、水無瀬の血を受け継いでなくてもそうしてたよ。それに私の隣にはレナーテもいるから」

 

「それもそうね……話はそれだけ私も疲れたから少し休むわ」

 

「かしこまりました、真唯様。こちらになります」

 

「ありがとう、芽愛。それじゃおやすみ、彩海奈そしてレナーテさん」

 

「おやすみなさい、お母さん「真唯さん」」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

月日は経ち、今日は2月4日師族会議当日、十師族の当主は箱根の郊外にあるホテルに集結していた。会議の出席者は一条 剛毅・一条家当主、二木 舞衣・二木家当主、三矢 元・三矢家当主、四葉 真夜・四葉家当主、五輪 勇海・五輪家当主、六塚 温子・六塚家当主、七草 弘一・七草家当主、八代 雷蔵・八代家当主、九島 真言・九島家当主、十文字 和樹・十文字家当主、十文字 克人・十文字家当主代行。この会議が開かれている場所を知っているのはこの11人のみであり、それ以外は知らない。会議開始冒頭、十文字 和樹から十文字 克人への世代交代が行われ同時に次の師族会議ではお目にかかれない五輪 勇海・五輪家当主へのこれまでの労いを称えた。

 

その後、一条家と四葉家、七草家を巻き込んだ四葉家次期当主の決定及び婚約に対しての騒動、四葉 真夜からの色々な報告や九島家が十師族を降りることや七宝家が明日の選定会議において臨時の十師族として入ることが決められた。そこで1日目の会議は終了した。勇海は会議が終わり宿泊する部屋に帰ると今日起きた出来事を振り返っていた。

 

「(先日、四葉殿から言われたこととほぼ同じような結果になるとは……まるで未来予知をしているかのようだ……。そして一条殿が四葉家の婚約について異議を唱えていたのは知っていたがまさか将輝殿を四葉家に差し出す勇気さえ持っていたとはな)」

 

師族会議が始まる1週間前、五輪 勇海の元には四葉家当主四葉 真夜から電話が来ていた。内容は次の週にある師族会議において。当該会議において一条家が四葉家次期当主の深雪に対し婚約を申し込み、もしかしたら将輝殿を四葉家に婿入りさせるかもしれないとまで話していた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

同日、何時もと同じように登校した彩海奈とレナーテは不思議そうな眼で周りから見られていた。その視線を感じ取ったのか彼ら彼女らの意を汲み取ったエイミィが話しかけた。

 

 

「おはよう、彩海奈、レナーテさん」

 

「おはよう、エイミィ」

「おはようございます!エイミィ」

 

「それでどうしたの?私が今ここにいる理由が気になってるんでしょ?」

 

「う、うん……」

 

「今日は師族会議だから十師族の私がどうしてここにいるのかってことでしょう?残念だけど私は師族会議に呼ばれたことなんて無いわよ?そもそも師族会議は当主だけしか出れないし開催場所に至っては当主だけしか知り得てないの。だから今日何処にいるかさえ知らないもの。達也や深雪、それに七草先輩も出たことは無いはずよ。十文字先輩は当主代行だからあるでしょうけど」

 

「へぇ、そうなんだ」

 

「そういうものよ。ま、私にはもう縁もない出来事だけどね」

 

「あ、そっか……」

 

「ま、あんな当主の人達と面と面向かって話し合うなんてそれだけでも気が滅入るからそれは良かったんだけど」

 

「そうなの?」

 

「だって、2日間も一緒に居てお話するなんて精神削られまくりよ……私には無理」

 

「あはは……」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

翌日、今年の師族会議の開催場所である箱根のホテルには九島家を除く師補十八家当主が顔を揃えていた。会議は順調に進み、次の十師族を決める選定会議も特に問題なく進んだ。そして次の議題に移ろうとしたその時、出来事は起こった。何処かで爆破したような衝動、それに追随するように建物が縦横に揺れ動くそのような衝動が起こった。

 

同時刻、彩海奈を始めたとした師族会議に出席している人達の子息に緊急通信を告げるアラームが鳴り響いた。





如何でしたでしょうか?師族会議編は少しオリジナルも含ませます。

最近はこのハーメルンだけじゃなくて色々な小説サイトでも色々な小説を見る機会が多くなり色々な小説の書き方があるんだと勉強になってます。

今回もご読了ありがとうございました。お気に入り登録、評価、感想よろしくお願いします
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