姉は戦略級魔法師、その妹も戦略級魔法師!?   作:KIRAMERO

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お久しぶりです。といっても覚えてる人はいるでしょうか?もしいたらいたで心の中で言ってください。

魔法科も完結しちゃいましたね。と思ったらのまさかの続編!キグナスのはWebサイトにあったから知ってましたがメイジアン・カンパニー編が出てくるのは予想外でした。

その間にこの話のセーブデータが吹き飛んだのは懐かしい思い出です。


師族会議襲撃、見えない敵

師族会議が行われている場所で襲撃があった。私はその事を緊急通信を知らせるアラームで知った。授業中に鳴り響いたその警告音、だが私はそれを切ると先生に続きを促した。しかし先生はそれでも私の事をずっと見つめていた。仕方なく私は立ち上がり、先生に事情を説明するとすぐさま授業の続きに入っていった。

 

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その一方で達也や深雪、水波を始めとした十師族関係者は授業を早退し、一路箱根郊外にあるホテルへと向かっていた。そこで香澄はある違和感に気付いた。

 

「そういえば…五輪先輩は来てない…ですね」

 

「確かに。あの人の性格上来てもおかしくはないように見えるから……」

 

「彩海奈か……確かにそうだな。彩海奈は何処か1人で何でもやってしまうということが見受けられるがそれなりに家族思いの所もあるからな……それに彩海奈のことは香澄や泉美の方が詳しいと思うんだが……」

 

「私達姉妹が初めて五輪先輩に会ったのは確かに10年以上前のパーティーでお見かけした程度でそれ以降は高校に入るまではお話すら聞かなかったですよね、香澄ちゃん」

 

「はい。確かに五輪先輩とは10年以上前のパーティーでお見かけしたのが最後です。だから去年五輪家の令嬢が一高に来ることを聞いてびっくりしました」

 

「つまり、七草達はあまり五輪先輩について知らないのか」

 

「あんたねぇ……ま、その通りなんだけど」

 

「司波先輩、私は1度だけお父様が話をしているのを聞いただけなので正確な情報とは言えないのですが五輪家には五輪家とは別にある組織が当主や当主夫人を始めとした上層部の護衛がいるみたいなのです」

 

「どういうことだ?」

 

「あくまで噂です。ですから何処まで信ぴょう性があるかは分かりません。そしてその護衛は当代において最高と言われる魔法師が関わっているそうです」

 

「当代において最高……か。少なくとも十師族では無いことを前提とすると古式魔法師或いは俺達十師族でさえ把握出来ていない隠れた名家があるということか」

 

「達也様……」

 

「心配するな、それよりも今は母上や香澄、泉美、七宝の親御さんの方が心配だ。」

 

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達也達が箱根郊外のホテルに向かっている時、十師族の当主達は現場に駆けつけた警察官によって囲まれていた。達也はその姿に何も不思議には思わなかったが泉美と七宝琢磨は親の元に駆け寄っていった。達也はそれを見て泉美立ちを引き止めた。その様子を真夜、勇海以外の十師族当主達は興味深そうに見ていた。特に七草 弘一、一条 剛毅の眼差しは特に強い関心を達也に宿していた。

 

その後、すぐに駆けつけたのであろう一条 将輝と言葉を交わし入れ替わりに十文字 克人が達也達のところへやってきた。

 

「司波」

 

「警察の事情聴取は一段落ですか、十文字先輩」

 

「いや、お前達にもこの状況を説明する必要があると思ってな……君はもしや、七宝殿の?」

 

「はい。七宝 琢磨です。はじめまして」

 

「十文字 克人だ。よろしく頼む」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

「この子は桜井 水波といって、家で預かっている1年生です」

 

タイミングを見つけ、達也は克人に水波を紹介した。水波は克人に丁寧にお辞儀をするとそれだけで克人は水波が四葉家の使用人の1人であるところまで察したようだった。水波に対して目礼で返すと克人は話を戻した。

 

「お前達は緊急通信を受け取ってここに来たのだろう?見ての通り、四葉殿、七草殿、七宝殿はご無事だ。小さな怪我もされていない。……そういえば五輪はどうした?」

 

「彩海奈ならまだ学校にいると思います。自分達が通信を受け取った時には一緒に来ていませんから」

 

「なるほどな……その件に関しては後で俺から五輪殿に聞いておくとしよう」

 

「ところで、何が起こったか教えていただいても構いませんか?」

 

「うむ、他の方々への説明もあるので簡単になるのだが……実は我々にも詳しいことは分かっていないのだ」

 

その後、克人は達也、深雪、香澄、泉美、琢磨、水波に起こったことを説明した。その説明が終わると香澄が七草家の長男の智一を見つけ、そこで達也と深雪と水波、香澄と泉美と琢磨に分かれ行動することになった。達也は真夜の無事を確認したので深雪、水波を伴って帰ろうとしたところ一条 将輝の姿を見つけ、少しだけ話をした後東京へ舞い戻った。

 

その後、十師族当主達は一条 将輝が箱根に来るまでに使ったヘリに搭乗し横浜ベイヒルズタワー内にある魔法協会関東支部へ向かいそこで緊急の師族会議を行った。そこでは十師族としてテロを非難する声明を出し、捜査に全面的に協力することにした。それ以外に十文字家を責任者とし、七草家を主力とする臨時的な義勇軍を編成した。そこで遣わす人選に議論が起こった。四葉家は達也、一条家は将輝、五輪家は従者2名を遣わすことになったのだがここで問題が行った。

 

「五輪殿、なぜ従者2名をこの捜査に遣わすのでしょう?」

 

「今、東京には彩海奈がいるのは皆様ご存知かと思いますが以前から関東のことについて色々な独自の視点から調べていたので。その観点から見ても自由に動けることや四葉家の達也殿、七草家の真由美殿や十文字殿にも面識はあると報告を受けておりますので」

 

「確かに、如月 芽愛、如月 弥海砂両名に関して面識はあります」

 

「そしてもう1つ、私から報告したいことがあります。先日、五輪家は代替わりすると報告しましたが本日の事を受け、無期限で延期することにしました。このような情勢の中、代替わりすることは望ましくないと考えました」

 

「確かに、この状態が何時まで続くか分からないままなのは好ましくはありませんな」

 

「三矢殿の仰る通りです。この不安定な情勢が続く以上十文字家のような理由が無い以上当主を交代するというのは確かに望ましくないですね」

 

「ありがとうございます」

 

そこで臨時師族会議は終わり、各当主達は本邸へと足を急いだ。

 

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その日の夜、彩海奈とレナーテは途中で早退した達也、深雪、泉美の分の生徒会業務を行い帰宅した。当然3人がいない分分量は多かったがそこはレナーテもさすがに手伝った。家に帰ると家には光がついておらず中に入っても何処の部屋も電気はついていなかった。

 

「真唯さんはともかく、芽愛さんも弥海砂さんもこの時間になってもいないって」

 

「確かに、母さんはともかく芽愛さんも弥海砂さんも紗綺さんもいないのはおかしいわね」

 

「どうする?箱根のこと調べる?」

 

「いいわ。母さんが「白日の夜」が動くって言っている以上私達が出る幕ではないわ。私は五輪家から魔法の使用を禁止されているから、それに貴女は仮にも戦略級魔法師よ。貴女が動けば四葉はそれに勘づくわ。八雲さんもある程度は気にかけてくれるでしょうけど信用たる相手では無い。国防軍にバレた日には五輪家の信用は地に落ちるでしょうね」

 

「そっか……じゃあこの件はノータッチだね」

 

「そうよ。例え、今後は達也達が協力を求めてきても幾ばくかの後方支援に留めましょう。これまで達也達は一般の家系ということで個人的に協力をしてきたけど今は四葉家の一員よ。達也がこの件に関わるならば私達が協力するには師族会議の了承が必要になる。でも貴女ならこの件に関われるから間接的に私への協力依頼は出来るけどどうするのかしらね」

 

「もし、私に協力依頼してきて私が彩海奈に協力依頼したらしてくれる?」

 

「もちろんよ。実戦に立つことは不可能だけれど貴女のためなら幾らでもしてあげる」

 

「そっか、その時はよろしくね」

 

「もちろんよ。それじゃ、着替えて夜ご飯にでもしましょうか。さっき芽愛さんから冷蔵庫に作ってあるのが置いてあるって連絡来たから」

 

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『それじゃ、今日からしばらく3人でということになるからよろしくね』

 

「分かったわ」

 

『この件に関して私達は何もしなくていいわ。伊吹、明日葉からも連絡があったから。それで問題なのはレナーテさんを介してのことだけど……』

 

「それに関しては協力することで私達の中で話がついてるわ」

 

『あら、そう。それじゃそこに関して問題が無いなら何も言うことはないわ』

 

「協力してもいいの?」

 

『私からは特に何も無いわ。あくまでレナーテさんを介してだから間接的には五輪と四葉が協力しているでしょうけど間にレナーテさんという一般人が入っている以上師族会議の了承は必要ないわ。これはお父さんも同じ意見よ』

 

「そうですか」

 

『彩海奈、もしレナーテさんや一高が襲われることがあったら貴女が対処しなさい』

 

「魔法、使っていいの?」

 

『そこに関してはとやかく言うつもりは無いわ。レナーテさんや一高のことを考えたら貴女が使っても何かを言うつもりは無い』

 

「分かった」

 

『ただ、1つだけ約束して。辛くなったら決して無理しないこと。もし辛くなったらレナーテさんや紗綺さんに連絡すること。これだけは守って』

 

「わかった。絶対に連絡する」

「私も彩海奈が無理してるように見えたら止めさせます」

 

『お願いね。それじゃあ今日はもうこれでね。私と芽愛と弥海砂は本邸にいるから帰るのは明日以降になるわ』

 

「分かったわ」

 

『それじゃあ、おやすみなさい。寒いのだから暖かくして寝るのよ』

 

「おやすみ」

 

彩海奈は真唯との通話を終えると近くにあったソファにもたれかかった。そこにレナーテが話しかけた。

 

「師族会議?ってそんなに大きな集まりなの?」

 

「ええ、十師族の当主が一同に会する会議だからね。それに今年はこれから8年の十師族を決める選定会議だから、そこでテロを起こさせられたら日本の魔法師界にとっては大打撃でしょうね」

 

「へぇー、そんな大きなことなんだ」

 

「まぁ、余程のことが無い限り師族会議と縁が出来ることは無いでしょうから……」




如何でしたでしょうか?前から変わった部分はないでしょうか?

既に始まってますがTVアニメで来訪者編やってますね!自分はまだ見る時間が取れなくて溜まってますがボリューム的にワンクールで終わらせるのか続けてやるのか気になってます。あれだけ話も長いですしね。

ご読了ありがとうございました。もし少しでも良かったって思ってくれたら感想、評価登録よろしくお願いします。この話の次の話もできるだけ早く更新したいと思います。
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