ちなみにここの提督の容姿は神同人作家朝○先生のレーべ・マックス本に出てくる提督を想像してくれると助かります。
あとはアークロイヤルなどの名前の長い子はセリフの時省略します。
その男の印象はなんと言うやら、例えるなら「エロ同人の竿役」
NTR系、輪姦系、レイプ物、援交、調教、etc…あらゆる作品に登場してきそうな程のギラリとした生々しい目つきと分厚い面、190はあるその高い背丈とぼってりとした体つき…しかしただのエロ親父ではない。男はどんなメスでも手篭めにしてしまいそうなその風貌はアークロイヤルの欲望を発動させるには十分であった…
アー子「くっ…そのふてぶてしい面にいやらしい眼光…まるでハイエナが死にかけの草食動物がじわじわと死んでいくのをヨダレを垂らしながら眺めてるようね!」
執務室でアークロイヤルは内股で、衣服を徐々にはだけさせながら対面の男を睨んでいた。これが2人の初対面での出来事である。
提督「…」
アー子「そしてそのむっちりとした体…中年男性を象徴するドスケb…いや、汚らわしいFormだわ!」
提督「アークロイヤル…」
アー子「あなたの雰囲気に似合わないその純白の軍服の下にはオスのフェロモンムンムンのbodyが隠されてるのね…だが、私は由緒正しき『アークロイヤル』の名を引き継ぐ艦娘…どんな陵辱を受けようと心までは屈しないわ!さぁ来なさい!くぅっ!」
自分が「陵辱したい艦娘ランキング」のトップに入ることをいつも誇りに思い、その妄想で毎夜枕と太ももを濡らす生活を送っていた彼女にとって、今はまさに正念場。なんとしてでも成功させたいのだ。
提督「…」
男はいやらしい笑みを浮かべ、目の前の女の体を隅々まで品評するように眺めている。アークロイヤルの妄想をはるかに上回ること不快さ、流石HENTAI中にJAPANと思わせるほどのドスケベ中年にしか見えなかった。
アー子「っ〜〜!!(さぁ来い!)」プルプル
ところが返ってきた反応は的外れなものだった。
提督「ふふっ…」
アー子「!?…なぜ笑うのだ!」
提督は軍帽を深くかぶって、ニタァ…とふてぶてしい笑みを浮かべる。
提督「いやぁ…悪い。私のところに着任する艦娘達は挨拶すると大体怯えるか、後ずさりするものだから…君みたいなパターンは初めてだよ。不思議な子だなぁ…ふふっ…」
アー子「…」
興ざめであった。なぜかというと、日本に友軍支援として停泊することになったこの鎮守府は他の提督たちの間で悪い噂が溢れていた。それは艦娘に対する提督によるセクハラ、性的暴行、奴隷化などが行われている、というものである。普通、このような噂を聞いたら常人であれば貧乏くじを引いてしまったと悲しむだろう。しかしこのアークロイヤルは違った…
アー子「(なんだこの男は!せっかく目の前に陵辱準備万端のメスがいるっていうのに手も出さずただ視姦してるだけとは…期待はずれではないか!クソッ!早くそのいやらしいゴツい手で私を汚して欲しいのに!)」
アークロイヤルはただただギリッと男を睨みつける。それに気づかないまま彼は話を続けた。
提督「あと、君は英国出身の割には日本語が上手だな。感心してるよ。」
アー子「…」
徐々に鋭い目線が弱くなっていき、目頭が熱くなっていった。
提督「…困ったな…さっきまであんなに話してたのに、いきなりだんまりか。」
アー子「(そりゃそうよ!全部丸暗記してきたんだから!さっきまで暗唱を繰り返してイントネーションも頑張って覚えたんだぞ!これ以上話せる事はない!それなのに…クゥ!)」
提督「それなら…」
男はアークロイヤルの方へ歩み寄っていった。その大きい図体とギラギラとした表情、目つきは流石のアークロイヤルでも脚を硬直させるほどであった。
アー子「(き、来た!どどどどど、どうしようこっから!)」
提督「少し怯えているのかい?大丈夫、酷い事はしないさ。右手を出してくれ。」
アー子「えっ…こ、こうか?」
スラリと細く長い指先。まるで真珠を施したような美しい手を男は両手で優しく手に取り、その手の甲へ触れるようにキスをした。
アー子「えっ…」
そのまま跪き、軽く頭を下げる。彼の口から彼女の祖国の言葉が、低く高貴に発せられた。
提督【お会いできて光栄です。アークロイヤル貴婦人。】
その風貌からは想像できない流暢な発音、滑らかな動作は、まるで上流階級の紳士そのものであった。
ただただ女は唖然としていた。
提督「すまない。少し驚かせたかっただけなんだ。不快に思ったなら悪かった。ほらこのハンカチで拭い取ってくれ。」
綺麗に折りたたまれたハンカチを、彼女は何も考えず受け取る。先程までは彼女自身が聞いた噂、そしてその本人の風貌はまさしくイメージにマッチしていた。噂が10割真実であると確信していたのだ。ところが今の彼の行動はどうだろうか。それらを一瞬で覆してしまった。この男はいったい何を考えてるのだ--混乱、そう正に混乱状態である。
提督「叢雲。彼女の寝室まで案内してくれ。」
叢雲「はいはい。分かったわよ…ってか、相変わらず顔に似合わずキザなことをするわね。引かれるわよ?」
提督「ハハッ、つい気持ちが舞い上がってしまうんだよ。美しいレディーが現れるとね。本当悪い癖だよ。」
叢雲と言う名のこの女性に連れられ、アークロイヤルはなすがまま執務室を後にした。
長い廊下を歩く二人。無言の静寂が辛くなってきた中、最初に口を開いたのはアークロイヤルであった。
アー子「he's so interesting…」
叢雲「…そうね…あの人ね…誤解されやすい人だけど、まぁ…いい人なのよ。あぁ、見えて結局はね。」
銀髪の女性はそっぽを向いて、まるで彼に無関心であるかのように話す。しかし、その声と表情は寂しそうであり嬉しそうな顔をしていた。
続きます。