他の作品を書いていてこちらの投稿が遅くなって申し訳ありません。
「兄様・・・カレン・・・スザク・・・」
航空戦艦の下部ハッチから降り注い赤黒いが窪地に降り注ぎ、着弾した衝撃によって爆煙が発生したため窪地の状況が確認できなかった。
大切な家族と仲間と友達を失ってしまったことに対し、サフィールはただ呆然としていた。
「何をしている!早く退避しろ!?」
藤堂の声にサフィールは今は戦闘中であることを思い出した。
「ゼロとカレンは!?」
「不明だ。しかし我々はここで全滅するわけにはいかない。ここは撤退する!」
「ですがゼロとカレンが!?」
「尚のこと今は撤退するべきだ。ここで全滅しては二人の捜索は出来ん」
藤堂の言う通り、ここで全滅してしまえば二人を捜すことは出来ない。
「・・・・・・わかりました。紅蓮は私が運びます!」
サフィールは主がいない紅蓮を運び、藤堂達と共に撤退する。
守備隊が壊滅していたお陰で、追撃されることなく撤退することは出来た。
潜水艇へと帰還したゼロとカレンを除いた黒の騎士団は急いで式根島から離れた。
式根島から離れた黒の騎士団は今後の行動をどうするかで割れていた。
一方はディートハルトのここに残ってゼロの捜索をすること。
もう一方は藤堂の一度エリア11に戻って態勢を立て直すこと。
この二つの案に黒の騎士団は割れていた。
そんな中、サフィールはただ一人格納庫で主なき紅蓮を見上げていた。
「心配か?ルルーシュとカレンが?」
そこへC.C.が声をかけてきた。
「そんなの当然ですよ。兄様もカレンも大切な家族で親友なんです」
「そうか・・・もし私が二人の居場所を知ってると言ったら、お前は信じるか?」
「信じます」
サフィールの即答にC.C.は少し驚いていた。
「まったく、私が嘘をついているとは思わないのか?」
「思いませんよ。C.C.さんは人を揶揄うときは嘘をついたりしますけど、こういう時はそんな嘘をつかないて信じてますから」
当然のようにいうさサフィールにC.C.はくすりと笑っていた。
「こんな魔女を信じるなんて、馬鹿なのかただ変わってるのかわからないな」
「ば、馬鹿って酷いですよC.C.さん!」
「ふふ、さて二人は神根島にいる」
「神根島?」
聞いたことのない島の名前にサフィールは首を傾げる。
「式根島の近くにある島だ」
「そうですか。なら急いで扇さん達にこの事を伝えないと」
「無駄だと思うぞ」
「どうしてですか?」
ゼロとカレンがそこにいるなら急いで向かうべきだろう。
「情報元が私では信じて貰えるか分からないからな」
「そ、それは・・・」
黒の騎士団内でのC.C.の立場はあまり良いとはいえない。
ゼロが連れてきた謎の少女。
素性も一切わからないため、団員達はゼロとの関係を訝しんでいる。
中には愛人だという者もいるほどだ。
「だったら私一人でも助けに向かいます!」
「そうか。・・・何をしている早く助けにいくんだろう」
「え?でもどうやって神根島まで?」
「ラクシャータが回収したポートマンがある。それで行くぞ」
確かに研究用としてポートマンを回収していたのを思い出す。
「・・・もしかしてC.C.も一緒に来てくれるんですか?」
「ああ。お前一人で行かせたら何処ぞのブラコンがうるさいからな。それとも何だ、私は邪魔だと言いたいのか?」
「いえ、C.C.さんも一緒なら心強いです!」
「ふっ、本当に変わったやつだよ」
そして、サフィールとC.C.はポートマンに乗り込み神根島に向かうのであった。
潜水艇から発艦したポートマンはブリタニアの哨戒部隊やあの飛行戦艦に見つかることなく、無事に神根島に到着した。
「さて、探すとするか」
「ええ、でもブリタニア軍がいるかもしれないので気をつけて探しましょう」
二人は森の中に入ってルルーシュとカレンの捜索を始める。
しかし、二人だけのためそう簡単には見つからなかった。
「二人はどこにいるんだろう?」
ルルーシュとカレンがこの島にいることがわかっていても、二人が何処にいるかわからないため捜索は中々進まなかった。
「あれ?誰かいる?」
その時、サフィールは歳は自分と変わらない幼さ残る少年を見つけた。
「C.C.さんあそこみ人が・・・」
「サフィール!」
C.C.に少年のことを知らせようとしたサフィールは、気づけばC.C.に手を引かれていた。
「え?これは一体?」
「話は後だ。今は逃げるぞ」
手を引かれたサフィールは一体何が起きたのかわからなかった。
そうして少年から逃げる二人は少し開かれた場所で探していた人物を見つけた。
「ゼ・・・!?」
しかし、そこにいたルルーシュとカレンだけでなく、スザクとユーフェミアもいたのだ。
「(どうしてスザクとユフィ姉様が!?」
まさかの二人にサフィールはC.C.と共に身を隠す。
この時、予想外の出来事が起きた。
ルルーシュ達のいる場所が赤く輝きだすと四人の姿が消えたのだ。
「これは一体!?」
あまりの出来事に呆けていると、C.C.がサフィールの腕を引く。
「・・・この島を出るぞ」
「え!?ですが兄様達が!」
「あいつなら大丈夫だ。それよりも私たちは潜水艇に戻っていた方がいい」
「ですが・・・」
見つけたはずの二人が何処かに消え、ここで戻ることにサフィールは納得できなかった。
「それに・・・私達も安全というわけではない」
「え?」
後ろを見ると、先程の少年がこちらに向かってきていた。
「・・・・・・わかりました」
「いくぞ」
そして、サフィールは再びC.C.に手を引かれ、ポートマンを隠してある岩場まで走り出す。
途中後ろを振りかえると、少年は依然と近づいてくる。
「(一体彼は何者なんだ?)」
明かに軍人ではない少年にサフィールは走りながら考える。
そうして走っていると、何処かから大きな爆発音が聞こえた。
爆発音に少し驚くもサフィール達は急いで走り出す。
「あれ?いない・・・?」
もう一度後ろを振り返ったサフィールはあの少年がいないことに気づいた。
「おい!ポートマンを見つけた。私達は急いでここを出るぞ」
「は、はい!」
こうしてサフィール達は潜水艇に戻った。
サフィール達が戻った後、ゼロからの通信が来た。
奪取したKMFでカレンと共に移動しているそうだ。
ゼロ達が戻ったことに団員達は大いに喜んでいた。
一方でサフィールは無断で出撃したことを厳しく叱られるのであった。
本作と関係ありませんが、活動報告でアンケートをとってますのでどうか御協力をお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237869&uid=225751
サフィールのブラックリベリオンの分岐点
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カレン達と共に国外に逃亡
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V.V.にナナリーと共に連れ去られる