言い訳がましいかもしれませんが、仕事で忙しいのと中々アイデアが浮かばずに筆が進みませんでした。
しばらくは休みに入りそうなので、コードギアスは一期までは今年中に書きたいなと考えています。
長々となりましたが本編をどうぞ!
ユーフェミアが宣言した『行政特区日本』。
この宣言は大きな反響を呼び、多くの日本人たちが参加を希望していた。
以外にもブリタニア行政府の対応は早く、この動きから以前より計画していたことがわかる。
そんな中、黒の騎士団ではこの行政特区の議論が交わされていた。
「サフィール、私達どうすればいいの?」
議論が交わされる中、サフィールにカレンが話しかかてきた。
「正直に言えば、どうしようもないですね」
何せ特区に参加する日本人の中には団員もいるのだ。
「ここで私たちが反対しても特区に参加する日本人達から裏切り者と呼ばれるはずです」
「裏切り者って私達は日本のために!」
日本のために戦ってきたのに裏切り者と呼ばれるいわれはない。
「今のは私の言い方が悪かったかもしれませんが、近いことを言われるのは確実です」
「どうして?私達は、日本を取り戻すために戦ってきたのに」
落ち着いたカレンは顔を俯かせる。
「途中で入った私がこんなことを言うのはおこがましいですが、カレン達がこれまで戦ってきたことを無駄にしないためにどうするべきか考えましょう」
「サフィール……」
顔をあげたカレンの顔には少しだけ元気が戻っていた。
「それに、私は落ち込んでいるよりも元気なカレンの姿が好きですよ」
「な、何言ってるのよ!?」
サフィールの言葉にカレンは顔を赤くし、言った本人はどうして顔を赤くするのかと首をかしげる。
「(でも、考えるとは言ったけども手の打ちようがない)」
参加しなければ黒の騎士団を支持してきた日本人達から敵扱いされ、ブリタニアは賛同しない反乱分子として討伐の大義名分を与える。
しかし、参加してしまえば黒の騎士団はブリタニア取り込まれてしまう。
どう転んでもブリタニアが得するだけである。
議論が今も続く中、サフィールは一人ラウンジを出る。
そして、携帯を取り出してルルーシュに電話をかける。
『どうした、サフィール?』
「兄様、兄様はユフィ姉さまの特区をどう考えていますか?』
『………ユフィはただ……俺やナナリー、このエリア11に住む日本人達が平和に暮らしてほしいと願ってやったと思う』
何故ルルーシュやナナリーの名前が出たことに疑問があがる。
「もしかしてユフィ姉さまは兄様がゼロだと知っているんですか?」
『……ああ。河口湖ホテルでゼロが俺ではないかと考えていたそうだ。正体を明かしたのは神根島で遭遇した時だ』
ルルーシュらしくないミスにサフィールは意外だと思った。
「黒の騎士団は、兄様は特区に参加するんですか?」
ここでサフィールは団員の誰もが気にかけていることを尋ねる。
『………ああ、参加するつもりだ」
「本当……なんですね…?」
『本当だ。ただし、ユーフェミアの真意を聞くまではだ』
「ほかの団員の皆さんに伝えましょうか?」
『いや、団員には俺から説明する』
「わかりました。……兄様」
『どうしたんだ、サフィール?』
「いえ、何でもありません。それでは…」
ユーフェミアと手を取り合うことはできないのか。
そんな思いを胸の内に秘めながら電話を切り、サフィールはそのまま本部にへ戻るのであった。
そして、ゼロは団員達に特区でユーフェミアと二人だけで話し合い真意を探ることを伝え、団員達は会場の周辺に待機するよう指示された。
遂に特区が始まり黒の騎士団は海上の周辺に待機していた。
皆が不安な気持ちを持ったまま待機していると、ゼロからの通信が入ってきた。
『黒の騎士団総員に告ぐ!ユーフェミアは敵となった!』
「え……?」
ゼロから告げられた言葉をサフィールは理解できなかった。
『行政特区日本は我々や日本人達を誘き出す卑劣な罠だったのだ!』
「罠?そんなことはない、あのユフィ姉さまがそんなこと……」
『自在戦闘装甲騎騎部隊は会場に突入し、ブリタニア軍を壊滅し日本人を救い出すのだ!急げ!』
ゼロの指示に団員達は会場に向かう中、サフィールの無頼改は一人呆然と立ちつくしていた。
「嘘だ嘘だ。あのユフィ姉さまがそんなことするはずがない……するはずがないんだ」
「何してるのサフィール!急いで会場に突入するよ!」
「は、はい……」
カレンの声に少し落ち着くも、サフィールは未だに信じることができなかった。
「とにかく今は会場に行かないと!」
真相を知るためにサフィールも会場に急ぐのであった。
会場に突入したサフィールが見たのは阿鼻叫喚の地獄といっても過言でなかった。
無抵抗の日本人達がブリタニア軍によって殺されていた。
「ほ、本当にこれをユフィ姉さまが…?」
目の前で起こる虐殺を本当にユーフェミアが命令したというというのか。
『黒の騎士団か!』
こちらに気づいたサザーランドがアサルトライフルの銃口をこちらに向けてきた。
「っ!今はお前に構っている暇はないんだ!」
サザーランドが撃つよりも早く接近し、廻転刃刀でアサルトライフルを弾き飛ばしてそのままサザーランドを振り下ろす。
「何処に、何処にいるんだユフィ姉さま……!」
サザーランドを撃破したサフィールはユーフェミアを探し出す。
そうして混戦する会場を探す中、サフィールはガウェインと紅蓮を見つけた。
その2機の傍には戦闘不能にされたグロースターとコックピットから出てきたユーフェミアを見つけた。
「いた!」
すぐに向かおうとしたサフィールだったが、次の瞬間を信じられない光景を目にする。
ガウェインから降りたゼロの手には拳銃が握られており、その銃口はユーフェミアにを向けられた。
「待って、待って兄様!」
兄が何をしようとしているのか理解し、サフィールは止めようと機体を加速させる。
しかし、間に合うことはなく一発の銃弾がユーフェミアを貫いた。
「あああ…うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
大切な
空から白い影が急接近するが、サフィールは先程の光景によってただ呆然と白い影を見ていた。
白い影はスザクの駆るランスロットだった。
ランスロットはガウェインのハドロン砲をブレイズルミナスで防ぎながら接近し、ガウェインを蹴り飛ばした。
「邪魔をするな!」
そのままユーフェミアを手に乗せて、紅蓮を殴り飛ばして離脱していった。
その様子をサフィールはただ呆然と眺めるだけだった。
黒の騎士団によって制圧された会場にはあの虐殺から生き残った日本人達が集まっていた。
会場にゼロが姿を現すと、その姿を見た日本人達は歓声をあげる。
「日本人よ!ブリタニアに虐げられた民たちよ!私はこれまで待っていた、ブリタニアの不正を影から正しつつ、彼らが自らの行いを省みることを!しかし、私達の期待は虐殺という愚かな行為によって裏切られた!」
日本人達は次々とユーフェミアやブリタニアに対して罵詈雑言を浴びせる。
「そう!ユーフェミアこそブリタニアの偽善の象徴!国家という体裁を保つために虐殺を行った人殺しだ!」
ゼロの演説を聞くサフィールはこれ以上聞きたくないといわんばかりに耳をふさぐが、日本人達は今もユーフェミアとブリタニアに対して罵詈雑言を浴びせる。
「私は今ここにブリタニアからの独立を宣言する。だがそれはかつての日本の復活を意味しない。歴史の針を戻す愚を私は犯しはしない!私達が作る新しい日本はあらゆる人種、主義、歴史を受け入れる広さと強者が弱者を虐げない矜持を持つ国家だ!」
ゼロの語る新しい国に日本人達は今か今かと待ち望んでいた。
「その名は……合衆国日本!!」
ゼロが作る合衆国日本に日本人達はさらに大きな歓声をあげた。
「兄様……」
静かにゼロの演説を聞いていたサフィールは虚ろな瞳で仮面をかぶる兄を見る。
サフィールのブラックリベリオンの分岐点
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カレン達と共に国外に逃亡
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V.V.にナナリーと共に連れ去られる